『帰還勇者のRe:スクール(学園無双)』~リエナIf~異世界を救って帰還したら聖女がついてきたのでイチャコラ同棲して面倒をみようと思います。
マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫
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エピローグとか用語集とか
第85話 エピローグ(2)「知っているのかリエナ?」
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たしかにそういう約束はした。
約束はしたんだが。
さすがに早すぎないか?
少しは俺をゆっくりさせてくれたってバチは当たらないんだぞ?
「むふふ、安心するのじゃ。妾は強くなるための努力は惜しまぬ勤勉な性格ゆえ、ちゃんと愛というものの基礎くらいは学んできたからのぅ」
「愛の基礎……?」
なんじゃそりゃ??
意味が分からん。
「愛とはつまり端的に言えばセックs――むぐっ」
「ああはいはい、分かった分かった! でもここは公共の場だからそういうセンシティブな発言は控えような!」
俺は最後まで言い切る前にマッハでドラグレリアの口を手でふさいだ。
うっすらと身体を覆う白銀のオーラは、俺が勇者の力を解放したことを示している。
ふう、やれやれ。
おかげで事なきを得たよ。
まったく。
ハレンチな会話をするエロ高校生と思われたら、これから先このケーキカフェに来づらくなるだろうが。
せっかく無料券がいっぱいあるっていうのに。
「なるほどのぅ。たしかに夜の営みは他人においそれと見せるものではないとのことだったのじゃ。つまり愛とはこっそり隠れて愛の巣で行うべしというわけじゃな。なるほど勉強になったのじゃ。さすがは勇者殿じゃ」
「なんか色々とズレてる気がするけど、お前が納得してるならもうそれでいいよ……はぁ……」
なんかもう色々と疲れてきた俺は、再び深々と溜息をついた。
そんなやりとりをしていると、ドラグレリアの分のケーキセットが運ばれてくる。
ドラゴンがどうやってケーキを食べるのか少し興味があったので見ていたんだけど、普通にフォークで切り分けて食べていた。
こういうところでは意外性ないんだな、お前。
期待して損したよ。
っていうかドラグレリアの奴、えらく人間の生活に馴染んでるような?
「なぁドラグレリア。今さらなんだけどさ」
「なんなのじゃ?」
「お前ってこの世界でどうやって生活してるんだ? お金は持ってないよな?」
こいつが真っ当に働いて金を稼いでいるはずがない。
当然この世界のお金を持ってもいないはずだ。
まさかこいつ、無銭飲食を繰り返してるんじゃないだろうな?
「我ら偉大なるドラゴン族が、金に困ることなぞないのじゃよ」
パチン。
唐突に、ドラグレリアがフォークを持っていない左手で指パッチンをした。
すると突然、何もないところから机の上に500円玉がジャラジャラと現れたのだ。
「……は? お前今何したんだ?」
「古来より伝わるコイン精製の術じゃよ」
「コイン精製の術だと……?」
「はっ!? そう言えば聞いたことがあります!」
「知っているのかリエナ?」
「はい。ドラゴン族は人間のお金を無から生み出す『無形錬金』の秘術を持っていると言われているんです。なるほど、これがそれなんですね。すごいです、私初めて見ました!」
「むふふ、じゃろう? ほれ、ほれほれ」
ドラグレリアが指パッチンするたびに、500円玉がジャラジャラと生み出されていく。
「いやいや、明らかに通貨偽造だよなこれ!? ちゃんと機械のセンサーをすり抜けられるのかよ? っていうか公共の場でなんつーヤバい術を使ってんだ! そもそもなんでドラゴンがこんな術を使えるんだよ?」
俺は慌てて周囲を見渡すが、観葉植物の陰にある奥の角席だったこともあって、店員さんも客も誰もこちらを気にしてはいなかった。
やれやれ、今のシーンを見られたら大変なことになるところだった。
約束はしたんだが。
さすがに早すぎないか?
少しは俺をゆっくりさせてくれたってバチは当たらないんだぞ?
「むふふ、安心するのじゃ。妾は強くなるための努力は惜しまぬ勤勉な性格ゆえ、ちゃんと愛というものの基礎くらいは学んできたからのぅ」
「愛の基礎……?」
なんじゃそりゃ??
意味が分からん。
「愛とはつまり端的に言えばセックs――むぐっ」
「ああはいはい、分かった分かった! でもここは公共の場だからそういうセンシティブな発言は控えような!」
俺は最後まで言い切る前にマッハでドラグレリアの口を手でふさいだ。
うっすらと身体を覆う白銀のオーラは、俺が勇者の力を解放したことを示している。
ふう、やれやれ。
おかげで事なきを得たよ。
まったく。
ハレンチな会話をするエロ高校生と思われたら、これから先このケーキカフェに来づらくなるだろうが。
せっかく無料券がいっぱいあるっていうのに。
「なるほどのぅ。たしかに夜の営みは他人においそれと見せるものではないとのことだったのじゃ。つまり愛とはこっそり隠れて愛の巣で行うべしというわけじゃな。なるほど勉強になったのじゃ。さすがは勇者殿じゃ」
「なんか色々とズレてる気がするけど、お前が納得してるならもうそれでいいよ……はぁ……」
なんかもう色々と疲れてきた俺は、再び深々と溜息をついた。
そんなやりとりをしていると、ドラグレリアの分のケーキセットが運ばれてくる。
ドラゴンがどうやってケーキを食べるのか少し興味があったので見ていたんだけど、普通にフォークで切り分けて食べていた。
こういうところでは意外性ないんだな、お前。
期待して損したよ。
っていうかドラグレリアの奴、えらく人間の生活に馴染んでるような?
「なぁドラグレリア。今さらなんだけどさ」
「なんなのじゃ?」
「お前ってこの世界でどうやって生活してるんだ? お金は持ってないよな?」
こいつが真っ当に働いて金を稼いでいるはずがない。
当然この世界のお金を持ってもいないはずだ。
まさかこいつ、無銭飲食を繰り返してるんじゃないだろうな?
「我ら偉大なるドラゴン族が、金に困ることなぞないのじゃよ」
パチン。
唐突に、ドラグレリアがフォークを持っていない左手で指パッチンをした。
すると突然、何もないところから机の上に500円玉がジャラジャラと現れたのだ。
「……は? お前今何したんだ?」
「古来より伝わるコイン精製の術じゃよ」
「コイン精製の術だと……?」
「はっ!? そう言えば聞いたことがあります!」
「知っているのかリエナ?」
「はい。ドラゴン族は人間のお金を無から生み出す『無形錬金』の秘術を持っていると言われているんです。なるほど、これがそれなんですね。すごいです、私初めて見ました!」
「むふふ、じゃろう? ほれ、ほれほれ」
ドラグレリアが指パッチンするたびに、500円玉がジャラジャラと生み出されていく。
「いやいや、明らかに通貨偽造だよなこれ!? ちゃんと機械のセンサーをすり抜けられるのかよ? っていうか公共の場でなんつーヤバい術を使ってんだ! そもそもなんでドラゴンがこんな術を使えるんだよ?」
俺は慌てて周囲を見渡すが、観葉植物の陰にある奥の角席だったこともあって、店員さんも客も誰もこちらを気にしてはいなかった。
やれやれ、今のシーンを見られたら大変なことになるところだった。
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