23 / 74
第3章 新1年生の親睦バスケットボール大会
第23話 躍動するひまりちゃんと、激動するひまりちゃんの胸。イラっとする僕。
しおりを挟む
クラス会議を終えてから初となる体育の時間。
場所は体育館で、種目はもちろん新入生球技大会で行われるバスケットボールだ。
体育館を半分にして小さめのコートを2面作り、男女別れてそれぞれ練習をする。
幸か不幸か、このクラスには4人のバスケ部員と3人の経験者がいる。
彼らは僕たちズブの素人軍団に、初心者向けのコツやテクニックを惜しげもなく教えてくれた。
それもあってか、体育の先生はこれ幸いと早々に椅子に座って何らかの事務仕事を始めている。
時々、顔を上げて視線を向けてきているので、まったく見ていないってことはないんだろうけど、一応授業なのにいいのだろうか?
そんな懸念を感じなくもない中で行われるバスケットボールの練習、その主役は運動部の生徒たち──ではなく。
もちろん僕なわけでもなく──可愛い可愛い義妹たるひまりちゃんだった。
休憩がてら、女子のバスケ練習を眺めていると、ちょうどひまりちゃんがオフェンスに入るところだった。
「雪希ちゃん、こっちパス!」
「ひまりさん、お願いします!」
白地に袖・首元にだけ赤ラインが入った学校指定のシンプルな半そで体操服&ハーフパンツ姿のひまりちゃんが、同じく体操服&ハーフパンツの雪希から、中央のスリーポイントラインあたりでパスを受けた。
ボールをキャッチしたひまりちゃんは、軽くシュートフェイントをしてディフェンスを牽制してから、ドリブルで鋭くゴール下へと切り込むと、急停止。
マーカーのデイフェンスが止まりきれずに離れたところを見逃さず、跳びあがる。
そのまま左手を添えただけの美しいフォームで、あっさりとシュートを決めてみせた。
体操服の裾がはだけて色白でスレンダーなお腹と、可愛らしいおへそがチラリとするのが目に眩しい。
「やりっ!」
「ひまりさん、ナイシューです!」
ひまりちゃんが躍動するたびに、スポーツ用に高めのセンターでまとめたポニーテールが、ポンポンと軽やかに跳ねて揺れた。
と、同時に、体操服の中に収められた胸も盛大に揺れていた。
ひまりちゃんがジャンプをするたびに、ひまりちゃんの胸が、それはもう盛大にたゆんたゆんと波打ってしまう。
休憩中に雑談しながら試合を眺めていた男子たちが、ひまりちゃんがジャンプするたびに、一斉に静かになった。
若干、イラっとする僕。
まったく、これだから男子は。
ひまりちゃんは最近、成長著しい。
特に胸のあたりが。
ついこの間も、
『ねぇねぇアキトくん。またブラのカップが大きくなっちゃった♪ だから買い替えないといけないの♪ 今度はGカップだよ? お気に入りのブラも入らなくなっちゃうし、もうやんなっちゃうよねー♪』
『ひまりちゃん、そういうことはイチイチ僕に言わなくていいからね』
『ちゃんと報告しておかないと、何かあった時に大変だしー♪』
『僕がひまりちゃんのブラサイズが変わったことを知らなかったからって、何があるって言うのさ……』
妙に嬉しそうに報告をされたばかりだ。
でもこれはあれだな。
運動をする時は、胸が揺れにくいスポーツブラをするように、後でひまりちゃんに言っておかないと。
これは兄である僕の責務なのであって、ひまりちゃんへの独占欲とかじゃないからね。
って、なんで自分の心に言い訳しているんだ、僕は。
そんな風に、ひまりちゃんのプレーに女子が沸き、男子が静かになり、僕が誇らしい気持ちの中にわずかなイラツキを覚える中。
味方にピースをしてすぐに守備につくひまりちゃんは、女子チームのエースになるであろうことを既に予感させてくれた。
その後もひまりちゃんは元気いっぱいのプレーで次々と得点を重ねていく。
と、
「妹さん、センスいいね。なにより相手の動きをよく見てるよ。観察眼って言うのかな。すごいもんだ」
バスケ部員の1人が話しかけてきた。
場所は体育館で、種目はもちろん新入生球技大会で行われるバスケットボールだ。
体育館を半分にして小さめのコートを2面作り、男女別れてそれぞれ練習をする。
幸か不幸か、このクラスには4人のバスケ部員と3人の経験者がいる。
彼らは僕たちズブの素人軍団に、初心者向けのコツやテクニックを惜しげもなく教えてくれた。
それもあってか、体育の先生はこれ幸いと早々に椅子に座って何らかの事務仕事を始めている。
時々、顔を上げて視線を向けてきているので、まったく見ていないってことはないんだろうけど、一応授業なのにいいのだろうか?
そんな懸念を感じなくもない中で行われるバスケットボールの練習、その主役は運動部の生徒たち──ではなく。
もちろん僕なわけでもなく──可愛い可愛い義妹たるひまりちゃんだった。
休憩がてら、女子のバスケ練習を眺めていると、ちょうどひまりちゃんがオフェンスに入るところだった。
「雪希ちゃん、こっちパス!」
「ひまりさん、お願いします!」
白地に袖・首元にだけ赤ラインが入った学校指定のシンプルな半そで体操服&ハーフパンツ姿のひまりちゃんが、同じく体操服&ハーフパンツの雪希から、中央のスリーポイントラインあたりでパスを受けた。
ボールをキャッチしたひまりちゃんは、軽くシュートフェイントをしてディフェンスを牽制してから、ドリブルで鋭くゴール下へと切り込むと、急停止。
マーカーのデイフェンスが止まりきれずに離れたところを見逃さず、跳びあがる。
そのまま左手を添えただけの美しいフォームで、あっさりとシュートを決めてみせた。
体操服の裾がはだけて色白でスレンダーなお腹と、可愛らしいおへそがチラリとするのが目に眩しい。
「やりっ!」
「ひまりさん、ナイシューです!」
ひまりちゃんが躍動するたびに、スポーツ用に高めのセンターでまとめたポニーテールが、ポンポンと軽やかに跳ねて揺れた。
と、同時に、体操服の中に収められた胸も盛大に揺れていた。
ひまりちゃんがジャンプをするたびに、ひまりちゃんの胸が、それはもう盛大にたゆんたゆんと波打ってしまう。
休憩中に雑談しながら試合を眺めていた男子たちが、ひまりちゃんがジャンプするたびに、一斉に静かになった。
若干、イラっとする僕。
まったく、これだから男子は。
ひまりちゃんは最近、成長著しい。
特に胸のあたりが。
ついこの間も、
『ねぇねぇアキトくん。またブラのカップが大きくなっちゃった♪ だから買い替えないといけないの♪ 今度はGカップだよ? お気に入りのブラも入らなくなっちゃうし、もうやんなっちゃうよねー♪』
『ひまりちゃん、そういうことはイチイチ僕に言わなくていいからね』
『ちゃんと報告しておかないと、何かあった時に大変だしー♪』
『僕がひまりちゃんのブラサイズが変わったことを知らなかったからって、何があるって言うのさ……』
妙に嬉しそうに報告をされたばかりだ。
でもこれはあれだな。
運動をする時は、胸が揺れにくいスポーツブラをするように、後でひまりちゃんに言っておかないと。
これは兄である僕の責務なのであって、ひまりちゃんへの独占欲とかじゃないからね。
って、なんで自分の心に言い訳しているんだ、僕は。
そんな風に、ひまりちゃんのプレーに女子が沸き、男子が静かになり、僕が誇らしい気持ちの中にわずかなイラツキを覚える中。
味方にピースをしてすぐに守備につくひまりちゃんは、女子チームのエースになるであろうことを既に予感させてくれた。
その後もひまりちゃんは元気いっぱいのプレーで次々と得点を重ねていく。
と、
「妹さん、センスいいね。なにより相手の動きをよく見てるよ。観察眼って言うのかな。すごいもんだ」
バスケ部員の1人が話しかけてきた。
0
あなたにおすすめの小説
『お兄ちゃんのオタクを卒業させてみせるんだからね❤ ~ブラコン妹と幼馴染オタク姫の果てしなき戦い~』
本能寺から始める常陸之介寛浩
青春
「大好きなはずなのに……! 兄の『推し活』が止まらない!?」
かつて、私は信じていた。
優しくて、頼もしくて、ちょっと恥ずかしがり屋な──
そんな普通のお兄ちゃんを。
でも──
中学卒業の春、
帰ってきた幼馴染みの“オタク姫”に染められて、
私のお兄ちゃんは**「推し活命」**な存在になってしまった!
家では「戦利品だー!」と絶叫し、
年末には「聖戦(コミケ)」に旅立ち、
さらには幼馴染みと「同人誌合宿」まで!?
……ちがう。
こんなの、私の知ってるお兄ちゃんじゃない!
たとえ、世界中がオタクを称えたって、
私は、絶対に──
お兄ちゃんを“元に戻して”みせる!
これは、
ブラコン妹と
中二病オタク姫が、
一人の「兄」をめぐって
全力でぶつかり合う、果てしなき戦いの物語──!
そしていつしか、
誰も予想できなかった
本当の「大好き」のカタチを探す、
壮大な青春ストーリーへと変わっていく──。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
昔義妹だった女の子が通い妻になって矯正してくる件
マサタカ
青春
俺には昔、義妹がいた。仲が良くて、目に入れても痛くないくらいのかわいい女の子だった。
あれから数年経って大学生になった俺は友人・先輩と楽しく過ごし、それなりに充実した日々を送ってる。
そんなある日、偶然元義妹と再会してしまう。
「久しぶりですね、兄さん」
義妹は見た目や性格、何より俺への態度。全てが変わってしまっていた。そして、俺の生活が爛れてるって言って押しかけて来るようになってしまい・・・・・・。
ただでさえ再会したことと変わってしまったこと、そして過去にあったことで接し方に困っているのに成長した元義妹にドギマギさせられてるのに。
「矯正します」
「それがなにか関係あります? 今のあなたと」
冷たい視線は俺の過去を思い出させて、罪悪感を募らせていく。それでも、義妹とまた会えて嬉しくて。
今の俺たちの関係って義兄弟? それとも元家族? 赤の他人?
ノベルアッププラスでも公開。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる