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第4章 ヒロインズ・バトル
第71話 新たなるお世話係(?) ユリーナ
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「あなたには聞いておりませんわ、アリエッタ・ローゼンベルク。わたくしはユウタ様とお話しているのですわ。ねぇそうですわよね、ユウタ様?」
美人顔で最高に素敵な笑顔を作りながら、計算し尽くしたかのような蠱惑的な上目づかいをするユリーナ。
声もどこか媚びたような甘い声色だ。
か、可愛いじゃん。
さすが学園で1,2を争う美人じゃん。
あまりのエレガントな可愛さに、胸がドキドキして、思わず見とれちゃったじゃん。
童貞特有のチョロイング・マイハートにダイレクトアタックしてくるのはズルいぞ!
「ユータ、何見とれてるのよ」
「み、みみみ見とれてないし!? いやほんとマジで見とれてなんかないし!? 全然ちっともこれっぽっちも見とれてないし!?」
アリエッタに冷え冷えの口調で指摘されて激しく焦る俺に、
「ユウタくんってば、声が裏返ってる上にちょー早口だし。ま、ユリーナは美人だもんねぇ」
ルナが苦笑交じりにつぶやいた。
と、ここでアリエッタがこれ以上の無法は許さないとばかりに、
「あのねユリーナ。言っておくけど私はユータのお世話係なの。ユータに話があるならまずは私に話を通すべきでしょ」
俺とユリーナの間にズイっと身体を割り込ませてくる。
そしてここから、またもや2人のかしましトークが幕を開けた。
「何をおっしゃているのですか? お世話係なら黙ってユウタ様のお世話だけしていればよろしいでしょう? ユウタ様の交友関係に口を挟むのは、お門違いというものですわ」
「ユータの全てをお世話するのが私の役目だから。交友関係も含めてね」
「そんな妙ちくりんなお世話係がどこにおりますのよ?」
「今まさにここにいるでしょ、ここに。目の前に」
「あなた以外にという意味に決まっているでしょう!」
「あらあら? 栄えあるリリィホワイト家の姫騎士ともあろうユリーナさんが、まさか『他人がそうだからそうするべき』なんて、主体性の欠片もない主張をなされるのかしら?」
「このっ! あなたという人は、ああ言えばこう言いいやがりますわね!」
「あらあらユリーナさん、お言葉がお乱れ遊ばしておりますわよ?」
「くっ……!」
「そういうわけだから、ユリーナはノーサンキューよ」
「ふっ、ふふ……」
と、そこでユリーナが小さく呟くように笑った。
「急に笑いだして、どうしたのよ?」
「でしたら、わたくしにも考えがありますわ」
ユリーナがそれはもう満面のドヤ顔で言った。
「考えって、なによ?」
「わたくしも今日からユウタ様のお世話係になりますわ」
「…………は?」
ユリーナの突然のお世話係立候補宣言に、アリエッタが数秒固まってから当惑の声を上げた。
「わたくしもユウタ様のお世話係になれば、わたくしとあなたは対等ということですわよね、アリエッタ・ローゼンベルク?」
「わわっ、ユリーナ様、ナイスアイディアだね! やるぅ!」
「なに勝手にお世話係になろうとしてるのよ。後にも先にもユータのお世話係は私だけよ」
「『だけ』だなんて、いったい誰がお決めになられたのかしら?」
「え? そ、それは――」
おおっ!?
珍しくアリエッタが劣勢になったぞ?
「それにわたくしなら、ユータ様に最高の環境を提供することができますわ。お金に糸目は付けません。例えば食事は全てリリィホワイトの誇る専属シェフに提供させますし、体調管理などもユウタ様専属のスタッフをつけますわ。やはり最強の姫騎士は、最高の環境で過ごされるべきだと思いますので」
「それは否定できないけど……」
「どうやらご納得いただけた様子です。では今日からはわたくしと共にユウタ様のお世話係として精進してまいりましょう」
「だからなに勝手に話を進めているのよ! それとこれとは話が別でしょ!」
しかしユリーナはアリエッタの抗議の声を、得意のガンスルーで右から左に聞き流すと、俺に向き直って素敵な笑顔を向けながら言った。
「それではユウタ様。まずはお世話係のわたくしと、軽く手合わせ願えますでしょうか?」
「はーい残念でしたー! ユータは今から私と模擬戦するんですー!」
それを即座に拒否するアリエッタ。
鋭くにらみ合う2人の間にバチバチと火花が散った――気がした。
美人顔で最高に素敵な笑顔を作りながら、計算し尽くしたかのような蠱惑的な上目づかいをするユリーナ。
声もどこか媚びたような甘い声色だ。
か、可愛いじゃん。
さすが学園で1,2を争う美人じゃん。
あまりのエレガントな可愛さに、胸がドキドキして、思わず見とれちゃったじゃん。
童貞特有のチョロイング・マイハートにダイレクトアタックしてくるのはズルいぞ!
「ユータ、何見とれてるのよ」
「み、みみみ見とれてないし!? いやほんとマジで見とれてなんかないし!? 全然ちっともこれっぽっちも見とれてないし!?」
アリエッタに冷え冷えの口調で指摘されて激しく焦る俺に、
「ユウタくんってば、声が裏返ってる上にちょー早口だし。ま、ユリーナは美人だもんねぇ」
ルナが苦笑交じりにつぶやいた。
と、ここでアリエッタがこれ以上の無法は許さないとばかりに、
「あのねユリーナ。言っておくけど私はユータのお世話係なの。ユータに話があるならまずは私に話を通すべきでしょ」
俺とユリーナの間にズイっと身体を割り込ませてくる。
そしてここから、またもや2人のかしましトークが幕を開けた。
「何をおっしゃているのですか? お世話係なら黙ってユウタ様のお世話だけしていればよろしいでしょう? ユウタ様の交友関係に口を挟むのは、お門違いというものですわ」
「ユータの全てをお世話するのが私の役目だから。交友関係も含めてね」
「そんな妙ちくりんなお世話係がどこにおりますのよ?」
「今まさにここにいるでしょ、ここに。目の前に」
「あなた以外にという意味に決まっているでしょう!」
「あらあら? 栄えあるリリィホワイト家の姫騎士ともあろうユリーナさんが、まさか『他人がそうだからそうするべき』なんて、主体性の欠片もない主張をなされるのかしら?」
「このっ! あなたという人は、ああ言えばこう言いいやがりますわね!」
「あらあらユリーナさん、お言葉がお乱れ遊ばしておりますわよ?」
「くっ……!」
「そういうわけだから、ユリーナはノーサンキューよ」
「ふっ、ふふ……」
と、そこでユリーナが小さく呟くように笑った。
「急に笑いだして、どうしたのよ?」
「でしたら、わたくしにも考えがありますわ」
ユリーナがそれはもう満面のドヤ顔で言った。
「考えって、なによ?」
「わたくしも今日からユウタ様のお世話係になりますわ」
「…………は?」
ユリーナの突然のお世話係立候補宣言に、アリエッタが数秒固まってから当惑の声を上げた。
「わたくしもユウタ様のお世話係になれば、わたくしとあなたは対等ということですわよね、アリエッタ・ローゼンベルク?」
「わわっ、ユリーナ様、ナイスアイディアだね! やるぅ!」
「なに勝手にお世話係になろうとしてるのよ。後にも先にもユータのお世話係は私だけよ」
「『だけ』だなんて、いったい誰がお決めになられたのかしら?」
「え? そ、それは――」
おおっ!?
珍しくアリエッタが劣勢になったぞ?
「それにわたくしなら、ユータ様に最高の環境を提供することができますわ。お金に糸目は付けません。例えば食事は全てリリィホワイトの誇る専属シェフに提供させますし、体調管理などもユウタ様専属のスタッフをつけますわ。やはり最強の姫騎士は、最高の環境で過ごされるべきだと思いますので」
「それは否定できないけど……」
「どうやらご納得いただけた様子です。では今日からはわたくしと共にユウタ様のお世話係として精進してまいりましょう」
「だからなに勝手に話を進めているのよ! それとこれとは話が別でしょ!」
しかしユリーナはアリエッタの抗議の声を、得意のガンスルーで右から左に聞き流すと、俺に向き直って素敵な笑顔を向けながら言った。
「それではユウタ様。まずはお世話係のわたくしと、軽く手合わせ願えますでしょうか?」
「はーい残念でしたー! ユータは今から私と模擬戦するんですー!」
それを即座に拒否するアリエッタ。
鋭くにらみ合う2人の間にバチバチと火花が散った――気がした。
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