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異世界転生 12日目(後編)
第264話 S級チート『竜騎士』
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「さぁ、行こうか――!」
俺が意気揚々と《神焉竜》の背中へと乗りこむと、
「行くのじゃ! 初めての共同作業なのじゃ!」
《神焉竜》もウッキウキでそれに答えた。
俺をのせたまま、すぐに《精霊神竜》の待つ空の上へとぐんぐんとスピードを上げて飛び上がっていく。
それに振り落とされないように、なにより《神焉竜》と共に戦うために――、
「S級チート『竜騎士』発動!」
俺はドラゴンと心を通わせ、ドラゴンと絆を結び、そしてドラゴンとともに戦うための騎乗系S級チートを発動した――!
発動と同時に、まるでドラゴンに騎乗することが当たり前であるかのように、竜の乗り手としての熟練の感覚が、俺の身体中に広がってゆく――!
「正直、このチートを使うことになるとは思ってもみなかったんだけど――いいな、これ!」
そもそもこのチートはドラゴンと出会わないと、使う機会すらないわけで。
そして異世界転生で可愛い女の子たちがいっぱいのモテモテハーレムの主になりたかっただけの俺に、ドラゴンと進んでドンパチするようなモチベーションはなかったわけで。
「それが何の因果か最強のドラゴンと、こうして一緒に空を飛んでいるんだから……」
人生ほんと分からないもんだな……。
なんとも感慨深い俺だった。
「では主様、戦闘機動を行うのじゃ。少々荒っぽく飛ぶのじゃが、もちろんこれくらいで振り落とされては困るのじゃぞ――?」
言って右に左に上に下にと、急激に軌道を変えることで俺の騎乗スキルを確かめはじめた《神焉竜》。
しかし当の俺はというと、
「おいおい、手加減しすぎじゃないか? まだまだもっといけるぜ? ま、こうやって気を使ってくれる優しい女の子は嫌いじゃないけどさ」
振り落とされるどころか――余裕綽々で《神焉竜》に更なる高機動を要求していた――!
さすが『竜騎士』はS級チート、その性能は伊達じゃない!
「ほんに凄いのじゃ主様は! 圧倒的な強さに加えて、ドラゴンを乗りこなす才覚までも持ち合わせているとは! 主様と出会ってから妾は驚かされてばかりなのじゃ――!」
「だからさっきいい案があるって言っただろ? 納得したか?」
「いい案すぎるのじゃ! 納得も納得、大納得なのじゃ! 初めての共同作業というだけでなく、主様《ぬしさま》の凄さを誰よりも間近で見られて……妾は天にも昇る思いなのじゃ!」
「まさに天に向かって昇ってる最中だけどな」
「全くなのじゃ!」
俺の騎竜スキルの高さを理解した《神焉竜》は――、
「それ! なのじゃ!」
ジェットコースターのループのように、スピードを落とさずにぐるっと縦に一回転。
さらに途中で2度、3度の捻りを入れてくるものの、
「たーのしーっ!」
俺が振り落とされる――なんてことは微粒子レベルですら存在しない。
「「「「わぁーーーーっ!」」」」
地上でずっと成り行きを見守っていたウヅキ、ハヅキ、トワ、巫女エルフちゃんからも、大きな歓声が上がった。
それに俺は軽く手を振ることで応える。
竜に乗って空を飛び、女の子たちから口々に賞賛される――。
間違いない、今の俺は最っ高に輝いているぞ!
この圧倒的モテ感……やっぱり、異世界転生は最高だな!
こうして――。
ついに《神滅覇王》が戦場へと――《精霊神竜》の待つ天空の闘技場へと降り立ったのだった――。
俺が意気揚々と《神焉竜》の背中へと乗りこむと、
「行くのじゃ! 初めての共同作業なのじゃ!」
《神焉竜》もウッキウキでそれに答えた。
俺をのせたまま、すぐに《精霊神竜》の待つ空の上へとぐんぐんとスピードを上げて飛び上がっていく。
それに振り落とされないように、なにより《神焉竜》と共に戦うために――、
「S級チート『竜騎士』発動!」
俺はドラゴンと心を通わせ、ドラゴンと絆を結び、そしてドラゴンとともに戦うための騎乗系S級チートを発動した――!
発動と同時に、まるでドラゴンに騎乗することが当たり前であるかのように、竜の乗り手としての熟練の感覚が、俺の身体中に広がってゆく――!
「正直、このチートを使うことになるとは思ってもみなかったんだけど――いいな、これ!」
そもそもこのチートはドラゴンと出会わないと、使う機会すらないわけで。
そして異世界転生で可愛い女の子たちがいっぱいのモテモテハーレムの主になりたかっただけの俺に、ドラゴンと進んでドンパチするようなモチベーションはなかったわけで。
「それが何の因果か最強のドラゴンと、こうして一緒に空を飛んでいるんだから……」
人生ほんと分からないもんだな……。
なんとも感慨深い俺だった。
「では主様、戦闘機動を行うのじゃ。少々荒っぽく飛ぶのじゃが、もちろんこれくらいで振り落とされては困るのじゃぞ――?」
言って右に左に上に下にと、急激に軌道を変えることで俺の騎乗スキルを確かめはじめた《神焉竜》。
しかし当の俺はというと、
「おいおい、手加減しすぎじゃないか? まだまだもっといけるぜ? ま、こうやって気を使ってくれる優しい女の子は嫌いじゃないけどさ」
振り落とされるどころか――余裕綽々で《神焉竜》に更なる高機動を要求していた――!
さすが『竜騎士』はS級チート、その性能は伊達じゃない!
「ほんに凄いのじゃ主様は! 圧倒的な強さに加えて、ドラゴンを乗りこなす才覚までも持ち合わせているとは! 主様と出会ってから妾は驚かされてばかりなのじゃ――!」
「だからさっきいい案があるって言っただろ? 納得したか?」
「いい案すぎるのじゃ! 納得も納得、大納得なのじゃ! 初めての共同作業というだけでなく、主様《ぬしさま》の凄さを誰よりも間近で見られて……妾は天にも昇る思いなのじゃ!」
「まさに天に向かって昇ってる最中だけどな」
「全くなのじゃ!」
俺の騎竜スキルの高さを理解した《神焉竜》は――、
「それ! なのじゃ!」
ジェットコースターのループのように、スピードを落とさずにぐるっと縦に一回転。
さらに途中で2度、3度の捻りを入れてくるものの、
「たーのしーっ!」
俺が振り落とされる――なんてことは微粒子レベルですら存在しない。
「「「「わぁーーーーっ!」」」」
地上でずっと成り行きを見守っていたウヅキ、ハヅキ、トワ、巫女エルフちゃんからも、大きな歓声が上がった。
それに俺は軽く手を振ることで応える。
竜に乗って空を飛び、女の子たちから口々に賞賛される――。
間違いない、今の俺は最っ高に輝いているぞ!
この圧倒的モテ感……やっぱり、異世界転生は最高だな!
こうして――。
ついに《神滅覇王》が戦場へと――《精霊神竜》の待つ天空の闘技場へと降り立ったのだった――。
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