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プレイ、そして招集
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「じゃあ俺が『東京』って言ったらプレイ……命令を止めること。いいな?」
「わかった。トウキョウ、トウキョウ……」
ヨウスケがサブドロップを起こし目覚めた後、二人の間でセーフワードが決められた。
今までは簡単な命令のやりとりだけだったが、エダールも成長してきた。ひょっとしたら今後は複雑なプレイに発展する可能性もある。基本的にはヨウスケの欲求ベースで命令して貰っていたが、それが今のエダールの欲求に即しているとは限らないからだ。
「これからはちゃんと事前に同意さえ取ってくれれば、お前も俺に自由に命令してくれていい。本当に従えねぇ時は、俺もセーフワードを使うし。……でも、その。二人きりの時だけにしてくれ」
Subが聞きたくない命令を拒否できるのが、このセーフワードだ。ヨウスケが起こしたサブドロップになりにくく、DomもSubの意見として欲求を抑えやすいと言われている。
本来なら最初に設定するべきだったが、言葉も少なかった幼いエダールには不必要だとヨウスケが判断していた。
だが今回サブドロップを起こした事で幸か不幸か、ヨウスケが計りかねていた二人の関係が進展することとなった訳だ。
養い親とその子供。欲求を解消するだけのDomとSub。
だけどその関係がほんの少し変化してることに、ヨウスケ自身も気がついていた。
「いつでも命令していいのか、ヨウスケ」
まるで蜂蜜のように、とろりと甘い声がヨウスケの耳に滑り込む。
「ん……いいけど。その、あんま変なのはやめてくれよ」
「本当に嫌な時はセーフワードを使ってくれ」
「わかった」
Subは基本的にDomに従いたい。Domの望みを叶えたいと思っている。ヨウスケも口は悪いながらもDom性として、やはりエダールの要求に応えたいと胸を高鳴らせていた。
「今からでも、いいかヨウスケ」
「いい、けど」
まっすぐにそう聞かれてしまえば、唇を尖らせながらも頷くしかない。やれやれ、仕方ない、そんなポーズを取ってしまうのはまだ年上としてのプライドがあるからだ。
みっともない所は見せたくない格好つけたい、全てを明け渡して従いたい、そんな相反する感情がまだ、ヨウスケの中に存在している。素直になるには拗らせ過ぎていて、伸ばされる腕に縋り付くのは容易ではない。
「ヨウスケ『座って』くれ」
ここ、としめされたのは、ベッドに座るエダールの足元だった。
ヨウスケの心臓は活動を早めた。今まではいかにもDomだと感じさせる命令をされたことが無かった。プレイで一番基本的なコマンドである、Kneel(ニール)に該当するその言葉を、エダールは教えずともやってのけている。
やはり世界が変わろうともDomはDomなのかもしれない。
そしてヨウスケ自身も。
「えだー、る」
男の足元に、ぺたりと座り込む。見上げたエダールの瞳が柔らかい。
「ん。上手にできている。ありがとう」
エダールはそう言いながら、ヨウスケの頬を指先で撫でた。たったそれだけで、今までにない心地よさがヨウスケの身体を包み込んだ。今までのヨウスケが許可した範囲での単発の命令ではなく、エダールの望むプレイ。
『おいで。ここに座って』
「こうか……?」
両腕を広げたエダールに、抱きつく形で腰を下ろした。腕を首に回して、まるで恋人のような近い距離感だ。お互いの視線が絡む。
「そうだよ。よくできてる」
「そっ、かぁ」
エダールの腕が腰に周り、ヨウスケの身体はビクリと震えた。
それを目敏く見つけたエダールは、少し首を傾げた。
「嫌だったか?」
「いやじゃ、ねぇよ。これくらいなら平気だし……むしろ」
気持ちいい。
そう伝える事は恥ずかしかったが、プレイで何が良いのか悪いのか、言葉にしなければ伝わらない。ヨウスケは恥ずかしさのあまりエダールの首筋に顔を埋めて呻いた。
「……はぁ……ヨウスケは……」
エダールもまた別の理由でため息をつくが、ヨウスケはそれを自分がおかしいせいだと受け取る。今まで年上風を吹かせていたヨウスケが、こんな風に甘えて従ってもおかしいと言いたいのだろう、と。
「なんだよ……くそ、らしくねぇとか言うんだろ」
ヨウスケは言わなきゃ良かったと後悔した。エダールに幻滅されたかも、と不安にもなった。プレイの最中、Subのメンタルは酷く脆い。Domの行動一つで地獄にも落とされるし天国にも昇る。双方のプレイには信頼関係が必要だと言われる所以だ。
「そうじゃない。ヨウスケが可愛すぎて、困る」
「……は」
頭に乗った三角の耳はぺたりと下がってピクピクと揺れている。顔を背けるエダールの頬もほんのり赤く、それが嘘では無い事を現している。
「な、ばっかじゃねえの……こんな、年上のおっさんに……!」
つられてヨウスケも顔を赤くしてしまった。思わず身を捩ろうとする身体を、エダールの腕が抱き留め、より深く抱きしめられた。
「可愛いよ。ヨウスケは。昔から可愛い」
「め、目ぇ悪いんじゃねぇのか」
「悪くない。ほら『こっちを見て』、目をそらさないで」
「う……」
エダールの赤い瞳がヨウスケを射貫く。宝石のような強い煌めきを持ったこの目が、ヨウスケは苦手だった。自分の弱さや頼りなさ、覆い隠そうと努力していた全てを見透かされていそうで。
そしてその紅玉の裏に見え隠れする欲望に、ずっと気付かないふりをしていた。
「すごい。ちゃんと応えられてる。ヨウスケ、恥ずかしい?『言って』、今どう感じてる? 言ってくれないとわからない」
「……っ、嬉しい……お前に可愛がって貰えて、うれ、しい……」
「俺も。ヨウスケを可愛がれて嬉しい」
背中をさするエダールの手のひらが、よく出来たと褒めてくれているのが分かる。
簡単な命令では得られない幸福感、これが本当のプレイなのかもしれない。
だがSubであるヨウスケの感覚は、エダールにも伝わっているのか不安になった。自分一人が欲求を解消してもらっているのでは――そんな心配が鎌首をもたげる。
「エダールも、気持ちいい、か?」
思い切って聞いてみると、エダールは珍しく分かりやすい笑顔を見せた。ヨウスケはその柔らかい表情に思わず引き込まれる。
「ああ凄く。こんなに精神が安定すると思わなかった」
「安定……うん、わかるわそれ」
満たされる。それはまるで空腹が満ちるように、心の欠けた部分が埋まっていく。温かいお湯の中に身体が浸されるような、そんな心地よさ。
実際今までのヨウスケのやっていたことは、欲求が枯渇したら命令を与えて貰うというマイナスをゼロに戻すだけの簡易的なプレイだった。ゼロである状態に積み立てていく今の状況は、生れて初めての感覚だろう。
「すげぇな……こんなに幸せな気持ちになれるんだな」
多幸感に蕩けたヨウスケは、知らず口から本音が零れた。目の前の男の身体に体重を預け、包まれる。与えられた命令に従って、褒めて貰う。
「ん、ん……これ、サブスペースってやつかな……。すっげぇ……幸せかも」
「なんだそれは」
「Domの支配下でめちゃくちゃ幸せな気持ちになれるってやつ。俺も保体で習っただけだけど……はあ、すげぇ……きもちい……」
ぬるま湯に浸りながら、ヨウスケはうっとりと呟いた。いつになく甘えた様子のヨウスケを抱きかかえるエダールにとってそれはなかなかの拷問だった。
身体に擦りつけられ、濡れた吐息が吹き付けられる。布越しに感じる体温がもどかしい。
「それになんだか……魔力が。溜まってる?」
開いた手のひらからは、魔力が光の粒子となり溢れている。
元々この世界に召喚された時、異世界で類を見ない魔力を持っていた。だがそれも瘴気の封印で殆ど失い、微量な魔力の増減だけで長年暮らしてきたのだ。並の魔法使い程度か、それ以下の魔力しか持っていなかったはずだ。
だが今はどうだろうか。
みぞおちの辺りに魔力が徐々に溜まっていく。全盛期ほどとはいかなくても、その辺の魔法使いなら二三人分はあるだろう魔力量が、ヨウスケの身体を満たしていった。
「今ならもう一度――いや」
ヨウスケはあることに思い至り、そして首を振った。今はただ、自分だけのDomが与えてくれる幸せに浸っていたい。
だがそこに、突然光の塊が出現した。それは徐々に凝縮され、鳥のような形を作る。
「……あ?」
「ヨウスケ」
「はあ、わかってる。ヴィーからの手紙だろ」
ヨウスケがしぶしぶ指を差し出すと、そこに光の鳥が着地した。その瞬間光はパッと霧散して、手紙が一通現われた。対象者が触れると本来の姿に戻る魔法。差出人はこの国の王であるヴィー、そして実行者はあの双子のどちからだろう。
封筒を持ったまま、ヨウスケはため息をつく。もう少し浸っていたかったのに。エダールに預けていた身体を起こし、ベッドに座り直し封蝋を開けた。
「……まじかよ」
「どうした、ヨウスケ」
厚手の紙の上に、美しく流れるヴィーの文字。
――すまないが、至急登城してくれ
エダールとヨウスケ、二人で来いと綴られたその言葉に、ヨウスケは嫌な予感がした。
「わかった。トウキョウ、トウキョウ……」
ヨウスケがサブドロップを起こし目覚めた後、二人の間でセーフワードが決められた。
今までは簡単な命令のやりとりだけだったが、エダールも成長してきた。ひょっとしたら今後は複雑なプレイに発展する可能性もある。基本的にはヨウスケの欲求ベースで命令して貰っていたが、それが今のエダールの欲求に即しているとは限らないからだ。
「これからはちゃんと事前に同意さえ取ってくれれば、お前も俺に自由に命令してくれていい。本当に従えねぇ時は、俺もセーフワードを使うし。……でも、その。二人きりの時だけにしてくれ」
Subが聞きたくない命令を拒否できるのが、このセーフワードだ。ヨウスケが起こしたサブドロップになりにくく、DomもSubの意見として欲求を抑えやすいと言われている。
本来なら最初に設定するべきだったが、言葉も少なかった幼いエダールには不必要だとヨウスケが判断していた。
だが今回サブドロップを起こした事で幸か不幸か、ヨウスケが計りかねていた二人の関係が進展することとなった訳だ。
養い親とその子供。欲求を解消するだけのDomとSub。
だけどその関係がほんの少し変化してることに、ヨウスケ自身も気がついていた。
「いつでも命令していいのか、ヨウスケ」
まるで蜂蜜のように、とろりと甘い声がヨウスケの耳に滑り込む。
「ん……いいけど。その、あんま変なのはやめてくれよ」
「本当に嫌な時はセーフワードを使ってくれ」
「わかった」
Subは基本的にDomに従いたい。Domの望みを叶えたいと思っている。ヨウスケも口は悪いながらもDom性として、やはりエダールの要求に応えたいと胸を高鳴らせていた。
「今からでも、いいかヨウスケ」
「いい、けど」
まっすぐにそう聞かれてしまえば、唇を尖らせながらも頷くしかない。やれやれ、仕方ない、そんなポーズを取ってしまうのはまだ年上としてのプライドがあるからだ。
みっともない所は見せたくない格好つけたい、全てを明け渡して従いたい、そんな相反する感情がまだ、ヨウスケの中に存在している。素直になるには拗らせ過ぎていて、伸ばされる腕に縋り付くのは容易ではない。
「ヨウスケ『座って』くれ」
ここ、としめされたのは、ベッドに座るエダールの足元だった。
ヨウスケの心臓は活動を早めた。今まではいかにもDomだと感じさせる命令をされたことが無かった。プレイで一番基本的なコマンドである、Kneel(ニール)に該当するその言葉を、エダールは教えずともやってのけている。
やはり世界が変わろうともDomはDomなのかもしれない。
そしてヨウスケ自身も。
「えだー、る」
男の足元に、ぺたりと座り込む。見上げたエダールの瞳が柔らかい。
「ん。上手にできている。ありがとう」
エダールはそう言いながら、ヨウスケの頬を指先で撫でた。たったそれだけで、今までにない心地よさがヨウスケの身体を包み込んだ。今までのヨウスケが許可した範囲での単発の命令ではなく、エダールの望むプレイ。
『おいで。ここに座って』
「こうか……?」
両腕を広げたエダールに、抱きつく形で腰を下ろした。腕を首に回して、まるで恋人のような近い距離感だ。お互いの視線が絡む。
「そうだよ。よくできてる」
「そっ、かぁ」
エダールの腕が腰に周り、ヨウスケの身体はビクリと震えた。
それを目敏く見つけたエダールは、少し首を傾げた。
「嫌だったか?」
「いやじゃ、ねぇよ。これくらいなら平気だし……むしろ」
気持ちいい。
そう伝える事は恥ずかしかったが、プレイで何が良いのか悪いのか、言葉にしなければ伝わらない。ヨウスケは恥ずかしさのあまりエダールの首筋に顔を埋めて呻いた。
「……はぁ……ヨウスケは……」
エダールもまた別の理由でため息をつくが、ヨウスケはそれを自分がおかしいせいだと受け取る。今まで年上風を吹かせていたヨウスケが、こんな風に甘えて従ってもおかしいと言いたいのだろう、と。
「なんだよ……くそ、らしくねぇとか言うんだろ」
ヨウスケは言わなきゃ良かったと後悔した。エダールに幻滅されたかも、と不安にもなった。プレイの最中、Subのメンタルは酷く脆い。Domの行動一つで地獄にも落とされるし天国にも昇る。双方のプレイには信頼関係が必要だと言われる所以だ。
「そうじゃない。ヨウスケが可愛すぎて、困る」
「……は」
頭に乗った三角の耳はぺたりと下がってピクピクと揺れている。顔を背けるエダールの頬もほんのり赤く、それが嘘では無い事を現している。
「な、ばっかじゃねえの……こんな、年上のおっさんに……!」
つられてヨウスケも顔を赤くしてしまった。思わず身を捩ろうとする身体を、エダールの腕が抱き留め、より深く抱きしめられた。
「可愛いよ。ヨウスケは。昔から可愛い」
「め、目ぇ悪いんじゃねぇのか」
「悪くない。ほら『こっちを見て』、目をそらさないで」
「う……」
エダールの赤い瞳がヨウスケを射貫く。宝石のような強い煌めきを持ったこの目が、ヨウスケは苦手だった。自分の弱さや頼りなさ、覆い隠そうと努力していた全てを見透かされていそうで。
そしてその紅玉の裏に見え隠れする欲望に、ずっと気付かないふりをしていた。
「すごい。ちゃんと応えられてる。ヨウスケ、恥ずかしい?『言って』、今どう感じてる? 言ってくれないとわからない」
「……っ、嬉しい……お前に可愛がって貰えて、うれ、しい……」
「俺も。ヨウスケを可愛がれて嬉しい」
背中をさするエダールの手のひらが、よく出来たと褒めてくれているのが分かる。
簡単な命令では得られない幸福感、これが本当のプレイなのかもしれない。
だがSubであるヨウスケの感覚は、エダールにも伝わっているのか不安になった。自分一人が欲求を解消してもらっているのでは――そんな心配が鎌首をもたげる。
「エダールも、気持ちいい、か?」
思い切って聞いてみると、エダールは珍しく分かりやすい笑顔を見せた。ヨウスケはその柔らかい表情に思わず引き込まれる。
「ああ凄く。こんなに精神が安定すると思わなかった」
「安定……うん、わかるわそれ」
満たされる。それはまるで空腹が満ちるように、心の欠けた部分が埋まっていく。温かいお湯の中に身体が浸されるような、そんな心地よさ。
実際今までのヨウスケのやっていたことは、欲求が枯渇したら命令を与えて貰うというマイナスをゼロに戻すだけの簡易的なプレイだった。ゼロである状態に積み立てていく今の状況は、生れて初めての感覚だろう。
「すげぇな……こんなに幸せな気持ちになれるんだな」
多幸感に蕩けたヨウスケは、知らず口から本音が零れた。目の前の男の身体に体重を預け、包まれる。与えられた命令に従って、褒めて貰う。
「ん、ん……これ、サブスペースってやつかな……。すっげぇ……幸せかも」
「なんだそれは」
「Domの支配下でめちゃくちゃ幸せな気持ちになれるってやつ。俺も保体で習っただけだけど……はあ、すげぇ……きもちい……」
ぬるま湯に浸りながら、ヨウスケはうっとりと呟いた。いつになく甘えた様子のヨウスケを抱きかかえるエダールにとってそれはなかなかの拷問だった。
身体に擦りつけられ、濡れた吐息が吹き付けられる。布越しに感じる体温がもどかしい。
「それになんだか……魔力が。溜まってる?」
開いた手のひらからは、魔力が光の粒子となり溢れている。
元々この世界に召喚された時、異世界で類を見ない魔力を持っていた。だがそれも瘴気の封印で殆ど失い、微量な魔力の増減だけで長年暮らしてきたのだ。並の魔法使い程度か、それ以下の魔力しか持っていなかったはずだ。
だが今はどうだろうか。
みぞおちの辺りに魔力が徐々に溜まっていく。全盛期ほどとはいかなくても、その辺の魔法使いなら二三人分はあるだろう魔力量が、ヨウスケの身体を満たしていった。
「今ならもう一度――いや」
ヨウスケはあることに思い至り、そして首を振った。今はただ、自分だけのDomが与えてくれる幸せに浸っていたい。
だがそこに、突然光の塊が出現した。それは徐々に凝縮され、鳥のような形を作る。
「……あ?」
「ヨウスケ」
「はあ、わかってる。ヴィーからの手紙だろ」
ヨウスケがしぶしぶ指を差し出すと、そこに光の鳥が着地した。その瞬間光はパッと霧散して、手紙が一通現われた。対象者が触れると本来の姿に戻る魔法。差出人はこの国の王であるヴィー、そして実行者はあの双子のどちからだろう。
封筒を持ったまま、ヨウスケはため息をつく。もう少し浸っていたかったのに。エダールに預けていた身体を起こし、ベッドに座り直し封蝋を開けた。
「……まじかよ」
「どうした、ヨウスケ」
厚手の紙の上に、美しく流れるヴィーの文字。
――すまないが、至急登城してくれ
エダールとヨウスケ、二人で来いと綴られたその言葉に、ヨウスケは嫌な予感がした。
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