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第十二話 竜騎士と魔法使い①
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リウがコラディルに渡した魔石を使い、結界が張られている屋敷へ第二王子と共にやってきた。
第二王子はコラディルの相棒であった竜・ショアを死に至らしめた。
なおかつ死に際にショアが呪いを向けた人物であり、リウが第二王子を庇ったため代わりに呪いを受けた過去がある。
その際、父である国王は息子を呪いから庇った褒章にと、リウを竜騎士団の副団長へ押し上げてくれた。
しかし、叙勲の際に第二王子が恨みがましい目を向けてきたことから、傍若無人なふるまいを窘められたのだろうことは想像に易い。
第二王子に敵意を向けられる理由としては十分とは言い難いものの、逆恨みならばそこまでだ。
メメルは窓の外を警戒したままジャケットの内側を探ると、中から短剣といくつかの魔石を取り出した。
「魔法使い相手じゃメメルも分が悪いとです。リウ様はさっさと逃げて」
まさかリウを庇って、一人であの人数と戦うつもりなのか。
「ま、待ってくれメメル。そもそもただ話をしに来ただけかもしれないだろう。戦闘が始まると判断するのは早計だ」
確かに門を壊して勝手に侵入してきたことは褒められたことではないが、それでも相手は一国の王子だ。
王族に弓を引くような行為は、竜騎士として許容できることではない。
だがメメルはリウをギロリと睨むと、大きく舌打ちをする。
「この屋敷の結界は、主様が認めた人間以外は誰も入れません。特に王族なんか入れないようにしてあるんす。その理由は――聞かされてないですよね、そうじゃなきゃ、そんな呑気な対応できねーです」
「なっ……」
挑発的なメメルの言葉に、リウもカッとなる。
だがメメルはリウがなにか言うよりも先に、胸元にズイと人差し指を突きつけた。
「なにも知らないお姫サマなんですよ。いや、知る気がないんですかねえ? こんな腰抜け野郎なら、やっぱりメメルの方がラーゴ様にふさわしいんじゃないですか」
「そんな、こと」
強い目力でリウを睨みつけるメメルに、一瞬気圧される。
知る気がないと言われ、そんなことはないと反論したかった。
だが反論できなかったのだ。
実際リウは気持ち一つラーゴに伝えることができずに、ただ与えられる愛情を貪るだけになっている。自分から動かず、ラーゴの気持ちに乗っかるだけ。
そんなリウが、主のためならば気に入らない自分をも守ろうとするメメルに反論などできるわけがない。
口ごもるリウに、メメルは大きなため息をつく。
「でも、メメルじゃ駄目なんですよ。アンタじゃないと、駄目なんです。だからメメルはアンタを守ります。勘違いしないでくださいね、ラーゴ様のためです」
「メメル」
「さっさと布団の中にでも隠れといてください。アンタになにかあったら、ラーゴ様が悲しむ」
窓の外を警戒しつつ、メメルはそんなことを言う。
だが女性に守られて身を隠すような、そんな人間でいられるわけがない。
なにかあれば自分も応戦する、そう告げようとした瞬間、屋敷の外から大きな声が響く。
「おい! 出てこい! アイツが不在なのは分かってるんだ!」
尊大な声は第二王子のものだ。言葉はまっすぐ室内に響き、メメルは再び舌打ちをしている。
「主様の不在を狙って来たクズだ」
さすがのリウも、メメルの不敬を窘める気にならなかった。
息を大きく吸い、それからゆっくりと吐く。
今、呪いによる痛みはない。
身体を動かせば分からないが、しばらく大丈夫だろう。
ラーゴが戻ってくるまであと数時間ある。その間、複数の騎士と魔法使いを相手にメメルを守り切る自信は、ない。
「やはり狙いは俺だろう。王子としての面子を潰されたことに腹を立てているんだ。俺が行く」
「ちょ……っ」
メメルの制止を聞かず、リウは扉へと向かった。そのまま廊下を抜け階段を降り、ホールから門扉へと繋がる正面扉を開け放つ。
目の前に立っていたのは腕を組んだ姿勢の第二王子と、気まずそうな女性魔法使い、それから腰の鞘に手をかける騎士たち。
それから――リウの元同僚であったコラディルだ。
コラディルは一行の一番後ろで俯いたまま、リウと目を合わせようともしない。よく見ればその両腕は後ろ手に拘束されて、その手首には光る輪がかけられている。魔法だろう。
それでもリウは王子へ近づきひざを折ると、騎士の礼を取る。
招かざる客だろうが、この国の王族であり有力な王太子候補だ。
この屋敷の持ち主であり今後も活躍を続けるだろうラーゴに、リウのふるまい一つで良くない噂を付けるわけにはいかない。
「……ミッシャラ王子。突然の来訪ですがあいにくラーゴは不在です。なにか約束をされていたのでしょうか」
「ふん、平民の分際でなれなれしい。アイツの婚約者になったんだと? 一体どこまで馬鹿にするつもりだ」
「俺がラーゴの婚約者になったことが、なぜミッシャラ王子の不興を買う理由になるんですか」
「うるさい、うるさい! よくも騙してくれたな! 一生隠居していたらよかったんだ! お前たちが表舞台に出てきたせいで、ボクの人生は滅茶苦茶だ!」
ここに押しかけて来た理由を聞き出そうにも、ミッシャラ第二王子は興奮状態で要領を得ない。
騎士たちは微動だにしないものの、癇癪を起こしたような第二王子のふるまいに戸惑っている様子が伝わってくる。
「王子、落ち着いてください、落ち着いて――」
立ち上がったリウの喉元に剣先が付きつけられた。
反射する光の先には、目をギラつかせる王子の顔がある。
「だがそれも全て終わりだ。お前の同僚がこちらに魔石を流してくれたおかげで、こうして殺せる機会ができたのだからな」
王子の目は本気だ。
本気でリウを殺すつもりなのだ。
視線を向けると、コラディルは両手を拘束されたままガタガタと震えている。
「すまねえ、すまねえリウ……! 俺がこの魔石を持ってるって話を貴族に漏らしちまったせいだ! そのせいで反竜派に妻と娘たちが捕まっちまって、俺は……ッ」
悲壮感の混じるコラディルの叫びで、リウは全てを理解してしまった。
相棒であるショアを亡くしコラディルは竜騎士ではなくただの平民となった。彼の妻は元々名家の娘で、平民となったコラディルには任せられないと実家へ帰ってしまったのだ。
どうしたら妻子を呼び戻せるか、コラディルは躍起になっていた。
コラディルはリウの渡した魔石の価値を知り、売れるかもしくは交渉できるかと藁にも縋る思いでどこかの貴族を頼ってしまったのだろう。
認定魔法使いの結界を突破できる魔石を持っている者がいる――その情報は巡り巡って、第二王子派の耳に入ったということだ。
そしてコラディルに爵位など与えられるはずもなく、妻子まで盾にされ今この場に引きずり出されている。
「コラディル……お前」
コラディルに渡した魔石を、まさかこんな形で悪用されるとは思わなかった。だがコラディルに対する怒りよりも、コラディル自身の執着を利用した王子への強い怒りが湧いた。
正常な判断ができなくなるほど妻子を愛していたのだと思えば、一方的に責めることもできない。
なによりコラディルの異常に気付くことなく、遊びに来いと屋敷に誘って魔石を渡したのはリウ自身なのだ。
もっと彼の話を聞いてやるなり、やりようがあったのではないかと自責の念に駆られる。
しかし、らゆる手を回してラーゴ邸に入り込んだことはさすが王族と言えるものの、そこまでリウに恨みを抱く理由は分からないままだ。
「竜も竜騎士も、第一王子もみんな、いなくなっちゃえばいいんだ……!」
第二王子の振りかざした剣が、酷くゆっくりと見えた。
「すまねぇ、リウ……ッ、すまねえ」
震えながら謝罪を口にするコラディルの声を聞きながら、リウはこのまま殺されることを覚悟した。
竜騎士として多少の剣術は学んでいるが、あくまで竜騎士は騎乗が主な仕事だ。本職である騎士たちに囲まれ、さらには魔法使いまでいる状況は絶体絶命といえよう。
なにより王族が向けた刃を振り落としてしまえば、すぐにでも反逆罪だと投獄されるだろう。そうすればその責任はラーゴや竜騎士団にも及んでしまう。
ただでさえ第二王子は反竜派だと名高いのだ。
大切な竜たちを、リウを見出してくれたガジャラを、自分のせいで窮地に立たせるわけにはいかない。
それだけ王族の血は尊く、貴族と平民でさえ身分差があるのだ。
竜騎士であろうとも、呪われた平民一人を切り捨てたところで王子にはなんの咎もないだろう。
(ラーゴは、違ったな)
リウは目を瞑り、訪れるだろう痛みを覚悟する。
だが第二王子の刃は、リウの首筋でピタリと止まる。いや、止められた。
「なんだ、これは……! 魔法か!? くそ、あの男……!」
力で押し切ろうとする第二王子の剣は、リウの首筋ギリギリの部分で全く動かない。
普通であればこれだけ剣に力を込められていれば、とっくにリウの首は胴から離れていただろう。
目を凝らせば薄い膜のようなものが、わずかにリウの身体を覆っている。
「ラーゴ……」
たとえこの場にいなくとも、ラーゴはリウを守ってくれているのだ。
そうだ。
リウは一人ではない。
少なくとも自分を信じ、共にいたいと願うラーゴがいる。
第二王子はコラディルの相棒であった竜・ショアを死に至らしめた。
なおかつ死に際にショアが呪いを向けた人物であり、リウが第二王子を庇ったため代わりに呪いを受けた過去がある。
その際、父である国王は息子を呪いから庇った褒章にと、リウを竜騎士団の副団長へ押し上げてくれた。
しかし、叙勲の際に第二王子が恨みがましい目を向けてきたことから、傍若無人なふるまいを窘められたのだろうことは想像に易い。
第二王子に敵意を向けられる理由としては十分とは言い難いものの、逆恨みならばそこまでだ。
メメルは窓の外を警戒したままジャケットの内側を探ると、中から短剣といくつかの魔石を取り出した。
「魔法使い相手じゃメメルも分が悪いとです。リウ様はさっさと逃げて」
まさかリウを庇って、一人であの人数と戦うつもりなのか。
「ま、待ってくれメメル。そもそもただ話をしに来ただけかもしれないだろう。戦闘が始まると判断するのは早計だ」
確かに門を壊して勝手に侵入してきたことは褒められたことではないが、それでも相手は一国の王子だ。
王族に弓を引くような行為は、竜騎士として許容できることではない。
だがメメルはリウをギロリと睨むと、大きく舌打ちをする。
「この屋敷の結界は、主様が認めた人間以外は誰も入れません。特に王族なんか入れないようにしてあるんす。その理由は――聞かされてないですよね、そうじゃなきゃ、そんな呑気な対応できねーです」
「なっ……」
挑発的なメメルの言葉に、リウもカッとなる。
だがメメルはリウがなにか言うよりも先に、胸元にズイと人差し指を突きつけた。
「なにも知らないお姫サマなんですよ。いや、知る気がないんですかねえ? こんな腰抜け野郎なら、やっぱりメメルの方がラーゴ様にふさわしいんじゃないですか」
「そんな、こと」
強い目力でリウを睨みつけるメメルに、一瞬気圧される。
知る気がないと言われ、そんなことはないと反論したかった。
だが反論できなかったのだ。
実際リウは気持ち一つラーゴに伝えることができずに、ただ与えられる愛情を貪るだけになっている。自分から動かず、ラーゴの気持ちに乗っかるだけ。
そんなリウが、主のためならば気に入らない自分をも守ろうとするメメルに反論などできるわけがない。
口ごもるリウに、メメルは大きなため息をつく。
「でも、メメルじゃ駄目なんですよ。アンタじゃないと、駄目なんです。だからメメルはアンタを守ります。勘違いしないでくださいね、ラーゴ様のためです」
「メメル」
「さっさと布団の中にでも隠れといてください。アンタになにかあったら、ラーゴ様が悲しむ」
窓の外を警戒しつつ、メメルはそんなことを言う。
だが女性に守られて身を隠すような、そんな人間でいられるわけがない。
なにかあれば自分も応戦する、そう告げようとした瞬間、屋敷の外から大きな声が響く。
「おい! 出てこい! アイツが不在なのは分かってるんだ!」
尊大な声は第二王子のものだ。言葉はまっすぐ室内に響き、メメルは再び舌打ちをしている。
「主様の不在を狙って来たクズだ」
さすがのリウも、メメルの不敬を窘める気にならなかった。
息を大きく吸い、それからゆっくりと吐く。
今、呪いによる痛みはない。
身体を動かせば分からないが、しばらく大丈夫だろう。
ラーゴが戻ってくるまであと数時間ある。その間、複数の騎士と魔法使いを相手にメメルを守り切る自信は、ない。
「やはり狙いは俺だろう。王子としての面子を潰されたことに腹を立てているんだ。俺が行く」
「ちょ……っ」
メメルの制止を聞かず、リウは扉へと向かった。そのまま廊下を抜け階段を降り、ホールから門扉へと繋がる正面扉を開け放つ。
目の前に立っていたのは腕を組んだ姿勢の第二王子と、気まずそうな女性魔法使い、それから腰の鞘に手をかける騎士たち。
それから――リウの元同僚であったコラディルだ。
コラディルは一行の一番後ろで俯いたまま、リウと目を合わせようともしない。よく見ればその両腕は後ろ手に拘束されて、その手首には光る輪がかけられている。魔法だろう。
それでもリウは王子へ近づきひざを折ると、騎士の礼を取る。
招かざる客だろうが、この国の王族であり有力な王太子候補だ。
この屋敷の持ち主であり今後も活躍を続けるだろうラーゴに、リウのふるまい一つで良くない噂を付けるわけにはいかない。
「……ミッシャラ王子。突然の来訪ですがあいにくラーゴは不在です。なにか約束をされていたのでしょうか」
「ふん、平民の分際でなれなれしい。アイツの婚約者になったんだと? 一体どこまで馬鹿にするつもりだ」
「俺がラーゴの婚約者になったことが、なぜミッシャラ王子の不興を買う理由になるんですか」
「うるさい、うるさい! よくも騙してくれたな! 一生隠居していたらよかったんだ! お前たちが表舞台に出てきたせいで、ボクの人生は滅茶苦茶だ!」
ここに押しかけて来た理由を聞き出そうにも、ミッシャラ第二王子は興奮状態で要領を得ない。
騎士たちは微動だにしないものの、癇癪を起こしたような第二王子のふるまいに戸惑っている様子が伝わってくる。
「王子、落ち着いてください、落ち着いて――」
立ち上がったリウの喉元に剣先が付きつけられた。
反射する光の先には、目をギラつかせる王子の顔がある。
「だがそれも全て終わりだ。お前の同僚がこちらに魔石を流してくれたおかげで、こうして殺せる機会ができたのだからな」
王子の目は本気だ。
本気でリウを殺すつもりなのだ。
視線を向けると、コラディルは両手を拘束されたままガタガタと震えている。
「すまねえ、すまねえリウ……! 俺がこの魔石を持ってるって話を貴族に漏らしちまったせいだ! そのせいで反竜派に妻と娘たちが捕まっちまって、俺は……ッ」
悲壮感の混じるコラディルの叫びで、リウは全てを理解してしまった。
相棒であるショアを亡くしコラディルは竜騎士ではなくただの平民となった。彼の妻は元々名家の娘で、平民となったコラディルには任せられないと実家へ帰ってしまったのだ。
どうしたら妻子を呼び戻せるか、コラディルは躍起になっていた。
コラディルはリウの渡した魔石の価値を知り、売れるかもしくは交渉できるかと藁にも縋る思いでどこかの貴族を頼ってしまったのだろう。
認定魔法使いの結界を突破できる魔石を持っている者がいる――その情報は巡り巡って、第二王子派の耳に入ったということだ。
そしてコラディルに爵位など与えられるはずもなく、妻子まで盾にされ今この場に引きずり出されている。
「コラディル……お前」
コラディルに渡した魔石を、まさかこんな形で悪用されるとは思わなかった。だがコラディルに対する怒りよりも、コラディル自身の執着を利用した王子への強い怒りが湧いた。
正常な判断ができなくなるほど妻子を愛していたのだと思えば、一方的に責めることもできない。
なによりコラディルの異常に気付くことなく、遊びに来いと屋敷に誘って魔石を渡したのはリウ自身なのだ。
もっと彼の話を聞いてやるなり、やりようがあったのではないかと自責の念に駆られる。
しかし、らゆる手を回してラーゴ邸に入り込んだことはさすが王族と言えるものの、そこまでリウに恨みを抱く理由は分からないままだ。
「竜も竜騎士も、第一王子もみんな、いなくなっちゃえばいいんだ……!」
第二王子の振りかざした剣が、酷くゆっくりと見えた。
「すまねぇ、リウ……ッ、すまねえ」
震えながら謝罪を口にするコラディルの声を聞きながら、リウはこのまま殺されることを覚悟した。
竜騎士として多少の剣術は学んでいるが、あくまで竜騎士は騎乗が主な仕事だ。本職である騎士たちに囲まれ、さらには魔法使いまでいる状況は絶体絶命といえよう。
なにより王族が向けた刃を振り落としてしまえば、すぐにでも反逆罪だと投獄されるだろう。そうすればその責任はラーゴや竜騎士団にも及んでしまう。
ただでさえ第二王子は反竜派だと名高いのだ。
大切な竜たちを、リウを見出してくれたガジャラを、自分のせいで窮地に立たせるわけにはいかない。
それだけ王族の血は尊く、貴族と平民でさえ身分差があるのだ。
竜騎士であろうとも、呪われた平民一人を切り捨てたところで王子にはなんの咎もないだろう。
(ラーゴは、違ったな)
リウは目を瞑り、訪れるだろう痛みを覚悟する。
だが第二王子の刃は、リウの首筋でピタリと止まる。いや、止められた。
「なんだ、これは……! 魔法か!? くそ、あの男……!」
力で押し切ろうとする第二王子の剣は、リウの首筋ギリギリの部分で全く動かない。
普通であればこれだけ剣に力を込められていれば、とっくにリウの首は胴から離れていただろう。
目を凝らせば薄い膜のようなものが、わずかにリウの身体を覆っている。
「ラーゴ……」
たとえこの場にいなくとも、ラーゴはリウを守ってくれているのだ。
そうだ。
リウは一人ではない。
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