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フィンランドに行ってオーロラを見た話。
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今日はフィンランドに行って、綺麗なオーロラを見ることに成功した話をする。
事の始まりは、友達が「今年はオーロラが一番見れる年らしいから、スウェーデンにオーロラを見に行く」という話を聞いてからだ。
確かに、太陽フレアの影響で2024年から2025年はオーロラが見えやすいとは聞いていた。だが、北欧はお金がかかるし遠いからいいやと思っていた。
でも、その子が犬ぞりなど他にもアクティビティができることを教えてくれた。確かにそれなら楽しそうかもと思い、どこの国がいいか探すことにした。
アイスランドやノルウェー、スウェーデンも検討したが、食事、アクティビティ、オーロラの見えやすさを比較して選んだ場所こそが、フィンランドであった。
結果、ここを選んで大正解だった。
まず、飛行機を予約した。往復で五万円。普段フランスやスペインなど他の国は、往復で6000円ほどで行くこともできる。だいぶ高く感じた。だが、ここでお金に対しての踏ん切りがついた。
どうせ高いお金を払うならば、絶対にオーロラを見たい。ならば、ツアーや宿は惜しみなく出そうと思った。
オーロラツアーも色々比較した。結局、ブログを読んで楽しそうだな、ワクワクするなと感じるところを選んだ。それが大正解だったのかもしれない。
旅行当日。
飛行機が早朝の6時半発だったので、私も友人も起きれないと思い、空港に前泊した。
普通の椅子に腰掛けて寝たので、今日は眠れないなとあきらめかけていたが、全然寝れたのでびっくりした。むしろ気持ちよく朝を迎えることができた。
ヴェネツィアの空港から、まずはアムステルダムの空港で乗り継ぎをする。この乗り継ぎが四時間あり、ギリギリ観光できる。
外に出るか迷ったが、急いで回ってアムステルダムを観光することにした。
アムステルダムの街並みは絵本のように可愛くて、お土産も全部可愛かった。
マグネット、ポストカード、ブレスレットを購入した。特にブレスレットを買ったお店が、白と青を基調としていてとっても可愛かった。
花市場にも行って、ワッフルを食べて、無事観光を終えた。
とても満足感のあるアムステルダム観光だった。
飛行機に再び乗り、フィンランドのロヴァニエミ空港を目指す。
普通はヘルシンキだろう。日本から発着するのもヘルシンキが多いはず。でもなぜかヘルシンキが頭になくて、運命なのかただ純粋にバカなのか、ロヴァニエミを選んだ。でもこれも結果大正解だったと思う。
飛行機では飲み物と軽食が出た。ヨーロッパ間の移動は大体格安航空なので、久しぶりに食べ物が出てきて嬉しかった。
そんなこんなであっという間にロヴァニエミ空港に到着。
コンパクトな空港で、飛行機の本数も少ない。空港を出ると、バスが待っていた。
運転手が結構遠くから話しかけてきて、「どこまで行くの?どこでも連れて行けるよ!」と話しかけてきた。まるで友達かのように話しかけてきたので、一緒にいた友人は知り合いかと思ったらしい(笑)。
でも事前に調べててちゃんとしたバスだとわかっていたので、しっかり宿の近くまで連れて行ってもらった。
ロヴァニエミではエアビに宿泊した。海外のエアビって安いのにめっっっっちゃ綺麗だし広くてお洒落でお菓子とか置いてあったりして、控えめに言ってめっちゃ好き。
マップで位置情報確認したらすごく北の方にいて、ここまで来てしまったんだと感じた。
服を何枚も着込んでいたのもあるかもしれないが、意外とそこまで寒くなかった。
宿に荷物を置いたら、夕食を食べに外に出た。フィンランドで一番有名なレストランを予約していたので、そこに向かう。
フィンランドっていう感じのあたたかい雰囲気で、店内はお客さんがたくさんいた。人気店ということもあって、予約なしでは入れなかった。実際、その後何組ものお客さんが入ろうとしていたけど、今日は予約がいっぱいで断られていた。
友人と相談して、サーモンスープと、トナカイ肉、クマ肉、あともう一つが何の肉かわからなかったが、色々な肉と魚の盛り合わせプレートを注文した。近くにいたお客さんの飲み物がおいしそうで、どれかわからなくてなんとなくこれかなって注文したら全然違うのが来た。けどこっちの方が安いしめっちゃおいしかったので大正解。
料理は全部おいしかった。身も心もあたたまった。トナカイとクマの肉食べるのちょっと怖かったけど、意外とおいしかった。
レストランを出ると、あたり一面雪景色。本当に全部雪なのか。
しかも雪はふわっふわで、サラッサラ。雪玉を作るのも大変なぐらい。
友人と雪遊びをする。足で踏んでみたり、手で掴んでみたり。
その後、最北端のマックに向かった。
道中で氷のアート作品みたいなのがあった。
最北端のマックは、サンタさん公認のマックらしくて、店内もサンタさんの巨大な写真があった。
ブルーベリーマックシェイクがあるらしくて、それを飲みたくて来たけど、どうやら期間限定だったらしく、その時限定だったバナナマックシェイクを飲んだ。めっちゃおいしかった。
あとポストカードも貰えて、最北端のマック記念にもらった。
マックで一休みした後は、宿の方へと戻る。
途中でスーパーに寄って買い物をした。私の大好物の一つ、スーパー。安いし、その国でしか買えないものとかあるから見ていて楽しい。
ブルーベリージュース、レンジで作れるポップコーン、朝食用のヨーグルトを購入して帰宅。
ブルーベリージュースをワイングラスに入れて、お洒落な晩酌をした。ポップコーンも作ったけど、ちょっとコツが必要で、友達が作ってくれて結構な量のポップコーンを作れて、無限ポップコーン状態だった。幸せ。
翌朝。
とても綺麗な朝焼けが見れた。
この日はサンタ村とハスキー犬トナカイソリのツアーがあった。頑張って早起きをして集合場所へと向かう。
ネットでは遅れたら保証できませんと書いてあって、ギリギリ遅れそうな時間だった。雪だから滑らないように気をつけて早歩きする。5分ほど遅れたけど、全然間に合った。意外となんとかなってしまうのが人生。かといってなめすぎるのはいけないが。
バスに乗って、まずはハスキー犬のところへと向かう。バスの中からもピンク色の美しい朝焼けが見れた。フィンランドは日が短いのもあるのか、まるで夕焼けのようだった。
ハスキー犬のいるファームに到着。まずはハスキー犬の赤ちゃんがお出迎え。もふもふしていて、とってもかわいい。この子たちはまだ走れないので、ケージの中でお留守番。すくすく育ってほしい。ケージの外からなでることができて、黒いハスキー犬が気に入ってくれてよくこっちに来てくれて嬉しかった。
そしていよいよハスキー犬ぞり体験の時が来た。
走るのが大好きな、とてつもなくかわいいハスキー犬が10匹、ワクワクしながら待っている。
ファームの人が、この子達はずっと走りたくてウズウズしてるんだ、と言っていた。
友人と二人でソリに乗る。写真を撮ってもらって、出発だ。
ファームの人の合図でハスキー犬たちが一気に走り出した。
その後ろ姿がとんでもなく愛おしい。
ずっと夢見ていた景色が広がっていた。真っ白な雪化粧の中を、元気に駆け回るハスキーたち。
風は冷たいが、とっても気持ちいい。
友人とキャーキャー叫んでいて、終わったあと、そんなに楽しかったのね、と微笑まれた。
多分私たちが一番楽しんでいたし、一番騒がしかった。
あっという間に楽しい時間は終わり、焚き火の前で冷えた体をあたためる。
ツアー参加者が全員体験を終え、次はなんとあのかわいいハスキー犬たちと触れ合うことができる。
ハスキー犬たちは人懐っこくて、近づいてなでると、もっとなでてほしそうにしたり、ペロペロなめてきたりした。
ハスキー犬たちとのふれあいが終わったら、バスへと戻る。
10分ほどバスに揺られ、着いたのはトナカイファーム。
なんとトナカイのソリにも乗れるそうだ。二人乗りで、運よく先頭のソリに乗れた。
ハスキー犬のソリはスピードが早かったが、トナカイのソリは歩くスピードでとてもゆっくりだ。
広がる景色はまるで、アナ雪の世界のよう。まるで自分がアナになった気分だ。
トナカイのソリの体験の後は、待ちに待ったお昼の時間。
あたたかいコテージの中で、地元料理であるサーモンスープやブルーベリーチーズケーキなどをいただいた。サーモンは身がふわふわでホクホクしていた。ブルーベリーチーズケーキも、流石本場と言わざるを得ないようなおいしさだった。
ここでも運が良くて、ちょうど出来立てほかほかのスープをいただけた。
テーブルの上にはベリージュースも置いてあって、これもフィンランドで有名。すごくおいしかった。
トナカイについての説明を聞いたり、あとはトナカイの免許証のようなものを記念にもらった。
トナカイのツノの模型も触ることができて、想像以上に大きかった。メスとオスで大きさが全然違って、オスの方が格段に大きかった。
お昼を食べたら、再びバスでサンタ村へと向かう。
小さい頃からある種の憧れのようなものがあったサンタさんについに会えるのだ。本物のサンタさんに会えるなんて、夢のようだ。
サンタ村は絵本にでてきそうで、とてもかわいい。赤を基調としている。
まずはお土産用のポストカードやマグネットを探した。サンタ村ではお手紙を送れるので、日本にいる家族にポストカードを送りたかったのだ。
少しお高めだったが、無事、ゲットすることができた。
その後、ついにサンタさんとのご対面の時がきた。
サンタさんのいる建物の前には大きな大きな雪だるまがあった。今思えば、よく溶けずに残っていたなと思う。
建物の中に入り、案内に沿って入場する。意外とそんなに人は多くなくて、スムーズに入れた。ネットでは二時間ぐらい並ぶとか書いてあったが、十分ほどでサンタさんに会うことができた。
サンタさんはなんと日本語が話せた。
「こんにちは。どこから来たんですか?」
と、とても流暢に話していて驚いた。
友人は京都出身だったので、サンタさんは京都弁で話していた。凄すぎる。
サンタさんと肩を組んで写真を撮り、握手をした。
「今年もいい子にしてくださいね。」
と言われたので、友人と二人で
「待ってます!」
と答えて、サンタさんのいる部屋をあとにした。
その後、写真を買う場所へと向かった。やっぱりサンタさんとの写真はお値段が高くて、デジタルでも一万円以上だった。でも、せっかくここまで来たので、友人と相談してデジタルの方を買うことにした。それなら、半分の値段でゲットできる。
サンタさんとの写真に加えて動画もついていた。とても面白かった。
いい経験をした。
ここでもお土産を買った。
家族に出すポストカードを書いて、ポストに投函した。
サンタ村から出すと、トナカイのスタンプがつくらしい。後日、親に写真で見せてもらったら、可愛かった。
一週間弱で届いていたので、意外と早いなと思った。
サンタさんのいる建物を出ると、雪が降っていた。
「雪だー!やったー!」
と友人とはしゃいだ。
だが、バスはツアーだったので、時間制限があった。
私たちは北極圏のボーダーに行きたかったので、急いで探すことにした。
しかしなかなか見つからない。
近くにいる作業員のような格好をした人に北極圏のラインはどこか聞いたが、どうやらその人たちも観光客だったらしく、僕たちも探してるけど見つからないんだ、と言っていた。
お土産屋さんの店員さんに聞くと、出て右に曲がったところだよ、と言われた。
ずっとその近辺を歩いていたのだが、見つからないのだ。
だが、実はずっと北極圏のボーダーを通っていたらしく、上を見上げたら書いてあった。
なんと間抜けなんだ、と自分に呆れた。
無事、北極圏のボーダーで写真や動画を撮った。
念願の北極圏到達スタンプももらうことができた。
バスの時間は間に合わなさそうだったので、自分たちでバスを探して帰ることにして諦めかけていた。
だけど、ギリギリ間に合いそうなのだ。
急いで写真を撮り、バスの集合場所へと走った。
バスの時刻は三時半。
現在の時刻は既に三時三十一分だった。
友人は頑張って走っていたが、私はもうほぼ諦めていた。
雪が降っていてとても寒いし、もう全部どうでもいいや。
集合場所へ着いたがバスは見当たらない。
「あーもう行っちゃったかな。」
と思った。
だが、あたりを見回すと、一緒にツアーに来ていた人がたくさんいた。
「まだ来てないっぽい!バスも遅れてるんだ!」
友人と二人で喜んだ。
「意外となんとかなるもんだね~!」
と、またもなんとかなってしまった。
バスの中は暖かくて、とても安心した。
ポストカードが雪で濡れてないか心配だったが、意外と大丈夫だった。
よかった。
このあとは、バスで三時間移動して、サーリセルカというさらに北の方へ行く。
雪がシンシンと降っている。静かに降っている。
とても寒い。凍りそうだ。
凍えながら、バス停を探す。
なんとか見つけたが、バスがなかなか来ない。海外あるあるだが、バスはだいたい遅れる。
五分ほど遅れてバスが到着した。
あとちょっと遅れていたら凍死していた。そう思うぐらいに寒かった。
暖かいバスの中で、ゆっくりと寝る。
寝ていたらあっという間にサーリセルカに到着した。
ここもあたり一面雪景色で、雪もふわふわしている。
田舎で人が全然いない。おかげで、雪もとても白くて綺麗だ。誰も踏んでいない雪を踏むのは楽しい。
雪遊びをしながら宿へと向かう。
到着したのは夜二十一時半過ぎ。近くのスーパーももう閉まっている。というか、そもそもスーパーが一つしかない。
友人が調べて見つけてくれたホットドッグ屋さんへと向かった。そこで食べたホットドッグは絶品だった。
アイスも買って、雪の中で冷やした。その間に、雪だるまを作った。
ホットドッグ屋さんへ向かう道中で暇だったので雪玉を作りながら歩いていたら、いつの間に大きくなっていた。それを使って、雪だるまを作る。コロコロ雪の中を転がすだけであっという間に巨大雪だるまができた。
雪だるま作りに満足したら、宿へと戻る。宿はエアビで、なんとサウナがついていた。フィンランドのエアビは大体サウナがついていて、驚いた。
少しゴロゴロしてからサウナに入ろうと思い、温めておいた。
その間に友人は疲れ果てて寝てしまった。
サウナがあたたまったので、入ってみる。
温度はちょうどよくて、ロウリュをしても日本のようにものすごく暑くはならない。
服を着たままでもちょうどいいぐらいの心地よさだ。
サウナを出たら、冷やしておいたアイスを食べた。
なんて幸せだ。
フィンランドが幸福度ランキング1位なのも納得だ。
余談だが、フィンランドの水は日本と同じで軟水だ。しかも、めちゃめちゃおいしい。水道水も飲める。
大体のヨーロッパの国は硬水なので、久しぶりの軟水に私も友人も大喜びだった。
翌朝、綺麗な朝焼けを見ることができた。
日が昇るのは11時ごろ、日が沈むのは14時ごろ。日がとても短い。
一週間ここに滞在するのならまだいいが、ここに住むのは大変そうだと感じた。
この日は夜、オーロラツアーに参加する予定だ。
日中はゆっくりできる。
旅行といえば、早起きしてたくさん観光スポットに色々行くのが大体であると思う。だが、こういう風にゆっくりのんびり過ごせる旅行が私は大好物だ。
友人と外に出て、昨日はもう閉まっていたスーパーに向かった。
フィンランドはムーミンが人気らしい。お菓子もマグカップもムーミンがデザインされてるものが多い。
夜のパーティーで食べる食料を調達した。
ガーリック味のポテトチップス、白とピンクのかわいいマシュマロ、有名らしいフィンランドのチョコレート、チョコチップクッキー。
あとは、辛ラーメンも買った。安くて嬉しかった。やっぱり冬はラーメン。
アイスも安かったので、二本ずつ買った。
スーパーを出ると、綺麗な虹色の雲が出ていた。これは、真珠母雲というらしい。英語で言うとpolar cloud。
スウェーデンに留学している友達が、これはすごくレアだから朝焼けの時間と夕焼けの時間空を見て探したほうがいいよと言っていたものだ。
噂どおり、とても綺麗だった。まるで異世界。地球じゃないみたい。地球にこんな世界が存在していたんだ。
しかも、どんどん色が濃くなって、虹色になっていく。なんて美しさ。
私も友人も思わず足を止めて見入ってしまった。
せっかくだから、アイスを食べながら鑑賞することにした。
ふわふわの雪の上に腰掛け、チョコがコーティングされたブルーベリー味のアイスを取り出す。ちなみにこのアイスが一番好きかもしれない。フィンランドで食べるアイスはとても美味しかった。人生一かもしれない。
一緒にアイスを食べて、綺麗な真珠母雲とピンク色の夕焼けを眺めた。一生忘れられないひとときだ。
正直言えば、この雲を見ることができた瞬間、今日、オーロラを観れる気がする。そう、感じた。
ピンク色の夕焼けがあまりにも綺麗で、ちょっと寄り道しながら散歩をして宿に戻った。
雪が意外と深くて、ズボズボと沈みながらも頑張って歩いた。冒険みたいですごく楽しかった。
ピンク色の夕焼けの後の空は、綺麗な群青色だった。
宿に戻り、サウナに入る。
幸せすぎる生活。
オーロラツアーのエネルギーを蓄えるために、さっき買った食料を食べることにした。
宿には暖炉があったので、そこでマシュマロを焼くことにした。
まあまあだったので、結局オーブンで焼いた。
そのあと、スーパーで買っていたみかんを雪の中に埋めて冷凍みかんを作ることにした。我ながら発想が面白すぎる。
いよいよオーロラツアーの時間になった。
なんと宿までバスで迎えに来てくれるそうで、ラッキーと思った。
何せ寒いのでできるだけ外を歩きたくないのだ。
ツアーには私と友人、それからもう一人日本人の年配の女性、あとは韓国人の男性二人、外国のカップルがいた。
バスで一時間ほど何もない道を走り、何もない道路で一度降ろされた。
ツアーガイドの方が、
「あそこにカメラを向けてみて。」
と言っていたので、言われたとおり、カメラを向けて写真を撮ってみる。
すると、なんと、緑の光が写っていた。
「え!!これオーロラじゃん!!もう見れるの確定じゃん!!」
そう言って大喜びした。
この時はまだうっすらとした光だったが、これからどんどん光が大きく、濃くなるらしい。
もうちょっとバスで走れば、ちょうどいい時間にいいスポットで見れるらしい。
再びバスに乗り、また何もない道を走る。
着いたところは、さらに真っ暗だった。
真っ暗すぎて、内カメで自分の顔を見ても何も写らないぐらいだ。こんなに暗い場所にいたのかとびっくりした。
ツアーガイドの方にオーロラを綺麗に撮れる方法を教えてもらった。
ナイトモードを最大の10秒に設定するのがいいらしい。
言われたとおりにして撮ると、すごく綺麗に撮れた。
初めて見るオーロラ。ずっとずっと夢見て、憧れてきたオーロラ。とっても綺麗で感動した。
しかも、見るのは難しくて、一回も見れなかった人もいるらしい。ツアーにいた年配の日本人女性も、このツアーが二回目で、前回来たときは見れなかったらしい。
なんてラッキーなのだろうか。
緑色の光は、さらに濃くなっていく。
友人と記念写真を撮る。雪の上で寝っ転がった。これ、憧れていたやつ。すごく嬉しい。
しばらく眺めていると、何やら光がうねり出した。
「え!動いてる!!」
ツアーガイドの方も、これはすごいやつだよ!!と言っていた。
オーロラダンシングというらしい。オーロラ爆発ともいうらしい。まさか、オーロラ爆発を見れるとは思っていなかった。なんとなく、綺麗なオーロラをイメージして、見れたらいいな、いや、絶対見るぞ、と思っていた。
でも、オーロラ爆発が見れるとは。幸せすぎる。
光はどんどん動き出して、下の方がピンクになっていた。
一生忘れることのない美しい景色。
世界には、こんな景色を見れる場所があるのか。
フィンランドに来て、本当に良かった。ここに来れて、本当に良かった。
留学をして良かった。たくさん勉強して、良い大学に入って良かった。
私の選択は、間違っていなかったのだと感じた。
そのあとのツアーでは、湖の方にも行った。そこでは、ほんのり光が見えた。
ガイドさんが、温かいベリージュースをくれた。オーロラを見れた幸せも相まって、めちゃめちゃおいしかった。
ベリージュースは飲み放題だったので、ありがたく二杯もらった。
寒かったので、体に沁みた。
そのあとは、時間なので再びバスで宿に戻った。
宿に戻ったら、楽しい楽しい宴のはじまりだ。
スーパーで実は買っていたビールと辛ラーメンを用意する。ビールは、ラップランド地方で有名なLapin Kultaというビールだ。
オーロラ鑑賞後に飲むビールと辛ラーメンは最高だった。これが人生の醍醐味。生きていてよかった。一年前は、こんな人生想像していなかった。
フィンランドのチョコも食べた。ミルキーでどこか懐かしさを感じた。
行く前に埋めていたみかんを救出しに行った。
寒いので、外にバッと出て、みかんを取って、サウナに駆け込む。
サウナで食べる冷凍みかんは大変美味であった。
幸せな1日の幕が閉じた。
------ 次の日の朝もまた、綺麗な朝焼けを見れた。
今日は、さらに北上してイナリへと向かう。
バスの時間まで五時間ほどあった。時間をつぶすために一昨日作った雪だるまに会いに行った。
ここでもアイスを食べた。
すでに夕日の時間が近づいていて、日の位置はだいぶ低かった。
近くの施設で時間を過ごして、バスに乗る。
バスで三時間ほど揺られた。気づいたら眠りに落ちていて、目を覚ますとイナリについていた。
イナリではホテルに宿泊した。ちょっと良いホテル。まさか一日でオーロラを見れると思っていなかったから、一応ここでも見れるようにイナリ湖の目の前のホテルにしていた。
ホテルの目の前にはスーパーが二つもある。なんていい立地。
スーパーに食料を調達しに行った。せっかくだから、二つとも回った。
フィンランドのスーパーは比較的安かった。購入したのは、フィンランド名物のブルーベリー、ガーリックポテトのお惣菜とソーセージ、パン、みかん、ポテチ、またまたアイス。
これまたなぜ寒いのにこんなにアイスを食べたくなるのか。フィンランド滞在期間は、毎日アイスを食べていた。
それくらいおいしいのだ。
ホテルに戻ってあることに気づく。冷蔵庫がない。ましてや冷凍庫などない。
そこで、私たちはあることを思いつく。
それは、雪に埋めてしまおう。ここはフィンランド。郷に入りては郷に従え。ということで、フィンランド式(自称)生活をしようと、バケツの中に雪を入れ、そこにアイスとみかんを入れる。
「意外となんとかなるもんだね」
と、友人と笑い合う。
電子レンジもついていなかったので、お惣菜を温められないことにも気づいた。
でも、問題ない。なぜなら、この部屋にはサウナがついているからだ。
レンジがないならサウナを使えばいい。
サウナの熱で、見事、お惣菜を温めることに成功した。少し時間はかかったが。
スーパーで適当に買ったお惣菜だけど、意外と豪華な食事になった。
一番おいしかったのは、ガーリックポテトのお惣菜。罪深い味がした。
ブルーベリーは甘かった。今まで食べた中で一番だと思う。
雪の中で冷やしていたアイスは、なんと若干溶けてしまっていた。
雪が溶けてしまっていた。氷点下じゃないとおそらく溶けてしまうのだろう。
フィンランドでは普段はマイナス二十度行くらしい。この週は、運よく寒くてもマイナス八度と、そこまで下回ることはなかった。
溶けてもアイスはおいしかった。
-------翌朝
このホテルは朝食付きなので、朝食を食べに向かう。
ホテルの朝食ビュッフェは私の大好物だ。
ウキウキしながら会場に向かう。
日本と違うのは、部屋番号も名前も確認せずに、誰でもすんなり入れてしまうことだ。これなら、このホテルに宿泊していなくても近くに住んでいる人なら毎朝食べに来れそうだ。
ビュッフェには、サーモンやチーズ、フィンランド料理、パン、ヨーグルトなどがあった。
サーモンサンドイッチを作ったり、種類豊富なジュースを飲んだりして楽しんだ。
この日は、ホテルでゆっくりしてから、目の前にあるイナリ湖で遊んだ。
イナリ湖は、冬なので凍っていた。
人が誰もいなくて本当に歩けるか心配だったが、歩けた。
部屋がイナリ湖ビューなので、そこにカメラを置いて、私たちの散歩の様子をタイムラプスで撮った。
イナリ湖は、異世界のようだった。行ったことはないが、ウユニ塩湖はこんな感じなのかな、と感じる美しさだった。
藤井風の満ちてゆくが流れてくるようなイメージ。
レアだと言われていた真珠母雲、なんとこの日も見れました。というか、滞在中毎日見れました。しかも毎日どんどん美しくなっていく。レアなのに毎日見れると少し価値が下がってしまう気もしたが、気にしないことにした。
朝は曇っていたのに、夕方になるに連れて空が明るくなり、晴れてきた。
綺麗な青空。私がこれまでに住んできた場所では見たことのない感じの青空。少し色は薄いけど、幻想的。
真珠母雲は虹色で、空をどんどん虹色にしていった。なんて美しさ。
イナリ湖の奥の方に行き、湖の上に寝っ転がった。貴重な体験。
謎に、ラジオ体操第一も踊った。
多分、イナリ湖の上でラジオ体操第一を踊った人間、人類で初めてだと思う。
結局、日が暮れるまで何時間もいた。楽しすぎて時間も忘れていた。
またまた雪だるまも作った。
雪がたくさんあるから、大きい雪だるまも転がすだけで簡単に作れる。
近くにあった氷を使って、手と足、目と口もつけた。
ちょっとだけ、愛着が湧いた。
湖がちょっと溶けて雪解け水がブーツの中に入ってきた。冷たい。足がとっても冷たい。
ホテルの部屋に戻り、サウナに駆け込む。
フィンランドに来てから毎日ティーを飲んでいる。
何せ寒いので、外から戻ってくるなりお湯を沸かしてサウナに駆け込むのが私たちの癖になっていた。
いつも通り急いでお湯を沸かしてサウナに駆け込む。
「はぁ」
一息つく。でも、幸せなため息。
サウナの一番好きなところは、服を乾かせることだ。雪で濡れた靴下も服も、全部ここで一瞬で乾いた。
お湯が沸いたので、ティーを飲む。ポテチとマシュマロも食べた。
スマホでリアルタイムで外の映像が見れるライブカメラがあって、それを見ていたら何やらオーロラっぽい雲が現れた。
「ねえ、これオーロラかな?」
判断しかねなかったので、フル装備をして外に出る。
「やっぱりそうだ!」
肉眼だとただの雲だったが、スマホを通すとしっかりと緑に光っていた。
イナリ湖の上を歩いて、奥の方へと進む。
「せっかくだから、もうちょっと暗いところに行って見よう!」
ホテルの周辺は光があったので、真っ暗な場所を目指すことにした。
友人はタオルを凍らせたくて、濡れたタオルを持ってきていた。
振り回してみたけど、結局凍らなかった。
空を眺めていると、オーロラが出てきた。
色々な場所で出たり消えたり。
イナリ湖で見るオーロラも綺麗だった。結構大きくて綺麗なオーロラを見れた。
でもやっぱり、昨日見たオーロラが世界一だった。
北に行けば行くほどいいってわけでもないのか、と感じた。やっぱり運だな。持ってる。
気づくとイナリ湖のだいぶ奥の方まで来ていて、足跡が全然なかった。雪が氷になっている部分が多かった。
氷は綺麗で、アナ雪に出てきそうな感じだ。思わず触りたくなったので、素手だったが触った。
もはや寒さに慣れて素手でも雪や氷を触れるようになっていた。
だが、二時間ぐらい外にいて、寒さの限界なので、部屋に戻る。
部屋に戻って、プルダックを食べた。めっちゃ辛かった。少ししかソースを入れてないのに。
食後のアイスを目標に、頑張って食べ切った。
-----------翌朝
今日も幸せなホテル朝食。
昨日と同じように、サーモンチーズサンドイッチなどを頬張った。
今日は、南の方に下る。Visatupa Farmというおじいちゃんが経営してるファームに行く。
ある方のブログを読んで、ここのファームはアクティビティも体験できてすごく楽しそうだったからだ。見ていてとてもワクワクした。ある種この感覚も正解だったかもしれない。
バスで三時間かけて下る。バス停まで、ファームのおじいちゃんが車で迎えにきてくれる。おじいちゃんは気さくでいい人そうだ。そして、かわいい。
ファームにはおじいちゃんの家もあって、そこでご飯をいただく。ホームステイみたいで楽しい。
日本人のお客さんが多いらしく、日本のものがちらほら。実際、泊まった時も日本人の人がいた。しかも、面識はないが、同じ大学の人だった。世界は狭いのかもしれない。
16時ごろファームに到着して、すぐ夜ご飯。結構びっくりした。え、もう夜ごはん!?
持ち前の順応能力で普通に夕食を味わったが。
おじいちゃんの家はフィンランドっていう感じで、インテリアもお洒落で可愛かった。
夕食は、おじいちゃん特製のお肉ゴロゴロ野菜ゴロゴロスープと、自家製パンと自家製バター、自家製チーズなどが並んでいた。ここでもベリージュースがあって、おいしすぎて友人とたくさん飲んだ。スープも美味しすぎておかわりした。
デザートに食べた、お粥のようなものもとても美味しかった。上に砂糖を乗せてベリージャムを乗せた。すごく美味しかった。フィンランド大好き。
夕食の後、部屋に案内してもらった。これまた綺麗で広くてびっくりした。値段も普通のホテルよりも安いぐらいなのに、ご飯やアクティビティ体験もついて部屋まで綺麗で…いいんですか!?
コテージのような感じで、二人では広すぎるぐらい。
広いソファが二つ並んでいて、一人ずつ寝っ転がれる。
少し休憩をした後、外に出た。
空を見上げると、無数の星が輝いていた。
こんなに綺麗な星、見たことがない。
サハラ砂漠に行った星がもちろんこれまでもこれからも人生で一番綺麗だが、同じぐらい美しかった。
真っ暗だから多くの星が見えて、感動した。オーロラも見れて綺麗な星まで見れるなんて幸せすぎる。
これは幸福度一位も納得すぎる。
習得したナイトモード10秒を使って、綺麗な星を写真におさめる。
雪の上に寝っ転がって、星を鑑賞した。
サハラ砂漠の上でも、砂の上に寝っ転がって同じことをした。たくさんの流れ星を見れたのを思い出した。
我ながら私の人生経験豊富すぎる。
ここのファームにも近くに湖があって、そこに向かった。
今までにないぐらい寒かった。風が冷たくて、手が凍りそう。というか凍った。手袋がないと手が痛かった。
一旦部屋に戻ることにした。ここにもサウナがあったので、急いでサウナに駆け込む。
そういえば夕食のときに、おじいちゃんが二十時からスナックタイムがあると言っていた。
好きな響き。スナック大好き。
もうすぐスナックタイムだったので、外に出る。
すると、なんと、オーロラが出ていた。
「やばい!!これすごい!!」
今までに見たことのないぐらい大きくて綺麗なオーロラが出ていた。
急いで、湖の方へと向かう。
湖に着くと、緑色の巨大な光が一面に広がっていた。
湖は本当に真っ暗で、美しいオーロラを一層強調させた。
私と友人は毎日オーロラを見れている状況が面白くなって、笑っていた。
幸せだった。
「やばい幸せすぎる!うちらラッキーすぎ!オーロラがうちらについてきてるよ!」
そう言って笑い合う。
オーロラはどんどん形を変え、より美しくなっていく。
上の方が赤くなっていた。
そして、ついに動き出した。
またまた見れたオーロラダンシング。
本当に世界一運のいいラッキーガールだと思う。全てに感謝。
しかも、星まで見える。
星とオーロラの幻想的な世界。
生きていてよかった。
その後も、別のオーロラが出てきた。今度は濃い緑。
しかもものすごく動いている。
オーロラ爆発。
この景色は一生忘れない。
というか忘れてはいけないと思う。神様がプレゼントしてくれたから。
スナックタイムなんて忘れて、オーロラに夢中になっていた。
結局、一時間遅れてスナックタイムに参加した。
サンドイッチトーストと、ティーをいただいた。
今までで一番幸せなティータイム。
そのあと外に出ても、綺麗なオーロラがずっと見えて。
スマホの充電と戦いながら、写真をたくさん撮った。寒いと充電の減りも早いから大変だったけど。
ファームのおじいちゃんも
「今日のオーロラは格段に綺麗だね。」
と言って写真を撮っていた。
後日、インスタにその写真が載っていて、嬉しかった。
フィンランドで見慣れているはずのおじいちゃんも美しいと思うぐらいに綺麗なオーロラを見れたのだから。
この日も幸せに満ち溢れた気持ちで、眠りについた。
--------翌朝
朝食を食べにおじいちゃんの家の方へと向かう。
朝食には自家製版と自家製ジャム、自家製バターと自家製チーズ、フルーツなどがあった。どれもとっても美味しくて、こだわりを感じた。素材の味を味わうってこういうことなのかな?
今日はアクティビティをする日。まずはスノーモービルに乗せてくれるらしい。
おじいちゃんが手袋を持っているか聞いてきた。つけた方がいいよと言っていた。最初は、一応つけておくかと思っていたけど、後々付けていてよかったと心から感じた。とても寒いのだ。手が痛くなるぐらい。
スノーモービルは早くて爽快感があった。
私と友人は楽しくて、またキャーキャー叫んでいた。
途中で綺麗な朝日も見れた。
気づくと、髪が凍っていた。そんなに寒いのか。凍っている部分が白くなっていて、アナになった気分だった。それしか例えがないのか。でも、フィンランドが舞台だからどうしても思い浮かんでしまう。
スマホで写真を撮るために手袋を少し外したら、手が痛くて痛くて、手袋を慌ててつけた後もヒリヒリしていた。
昨晩オーロラを見た湖に到着した。昼間も印象が違って、とても綺麗。同じ湖だと最初気がつかなかった。
ここでどうやら釣りをするらしい。
氷の中に小さな穴を掘って、魚を釣る。
釣れるまで待つのだが、まあ寒い寒い。
なかなか釣れないし、寒すぎて、途中から早く帰りたい…しか思っていなかった。
もちろん髪もカチコチで、ようやく帰れるときは嬉しかった。結局一人も釣れなかったが。
まあそれは気にしない気にしない。
私たちはこの日の夜にロヴァニエミに戻るので、すでに部屋は出なきゃいけなかった。でもおじいちゃんが優しくて、ホステルの方のリビングを使わせてくれた。ここもホステル!?ってぐらい綺麗だった。
その後、みんなでクレープを作った。小屋の中でおじいちゃんが焚き火に火をつけた。焚き火のパチパチという音、結構好き。
みんな静かで、まったりした空間が心地よかった。
焚き火でクレープを作り、ルバーブのジャムを乗せて食べた。とても美味しかった。
ソーセージも焼かせてくれた。今までで一番美味しいソーセージだった。焚き火で焼くとこんなに美味しくなるのか。
そして、この後の体験が最も面白かった。なんと、サウナに入って、池の水風呂に入るのだ。
池はオーロラを見たり、釣りをした池。そこに四角く穴を掘って入る。聞いただけで寒そう…。
でも、せっかくなので挑戦をする。
まず、サウナに入る。今回は、結構高音にした。何せ池に入るのだから。
十分ほどサウナに入ると暑くなってきたので、そろそろ行けるのではないか。意を決して外に出た。めちゃめちゃ寒い。
池に足を入れると、さっき穴を掘ったばかりなのにすでに少し凍っている。勇気を出して入り、肩より下までのところで限界ですぐに出る。
おじいちゃんによると、一回目は地獄で、二回目からは慣れて、三回目は気持ちいいぐらいと言っていた。
「寒い寒い寒い寒い」
叫びながらあわててサウナへと戻る。本当は走るのは良くないのだが、忘れてしまうぐらいに寒かった。
しかも足が雪に引っ付いて、余計に冷たいのだ。やめてほしい。
あたたかいサウナに戻って一安心する。
サウナに戻ると、じわじわとあたたかくなって気持ちよく感じた。これが本場のととのう、か。
それからまた五分ほど温まって暑くなってきた。
再び池へと向かう。
今度は、顎下まで浸かることができた。
一度目よりは、意外と大丈夫と感じた。
急いでサウナに戻る。
あれ、意外と大丈夫かもしれない。
しかも気持ちがいい。
ととのっているのを感じた。
これは楽しい。
最高の体験。
その後、三回目、四回目と挑戦して顔まで浸かることができた。
いい体験だった。
ホステルにあるシャワーを使わせてくれて、無事、さっぱりすることができた。
ホステルのリビングでしばらくくつろぎ、残りの時間を過ごした。
私たちはおじいちゃんがすごく気に入って、写真をお願いすることにした。
快くオッケーしてくれて、しかもノリノリで撮ってくれてとてもかわいかった。愛おしい。人気なのもわかる。
そんなこんなでファームでの楽しいひとときを終えた。また、あのおじいちゃんに会いに行きたい。そう思った。
事の始まりは、友達が「今年はオーロラが一番見れる年らしいから、スウェーデンにオーロラを見に行く」という話を聞いてからだ。
確かに、太陽フレアの影響で2024年から2025年はオーロラが見えやすいとは聞いていた。だが、北欧はお金がかかるし遠いからいいやと思っていた。
でも、その子が犬ぞりなど他にもアクティビティができることを教えてくれた。確かにそれなら楽しそうかもと思い、どこの国がいいか探すことにした。
アイスランドやノルウェー、スウェーデンも検討したが、食事、アクティビティ、オーロラの見えやすさを比較して選んだ場所こそが、フィンランドであった。
結果、ここを選んで大正解だった。
まず、飛行機を予約した。往復で五万円。普段フランスやスペインなど他の国は、往復で6000円ほどで行くこともできる。だいぶ高く感じた。だが、ここでお金に対しての踏ん切りがついた。
どうせ高いお金を払うならば、絶対にオーロラを見たい。ならば、ツアーや宿は惜しみなく出そうと思った。
オーロラツアーも色々比較した。結局、ブログを読んで楽しそうだな、ワクワクするなと感じるところを選んだ。それが大正解だったのかもしれない。
旅行当日。
飛行機が早朝の6時半発だったので、私も友人も起きれないと思い、空港に前泊した。
普通の椅子に腰掛けて寝たので、今日は眠れないなとあきらめかけていたが、全然寝れたのでびっくりした。むしろ気持ちよく朝を迎えることができた。
ヴェネツィアの空港から、まずはアムステルダムの空港で乗り継ぎをする。この乗り継ぎが四時間あり、ギリギリ観光できる。
外に出るか迷ったが、急いで回ってアムステルダムを観光することにした。
アムステルダムの街並みは絵本のように可愛くて、お土産も全部可愛かった。
マグネット、ポストカード、ブレスレットを購入した。特にブレスレットを買ったお店が、白と青を基調としていてとっても可愛かった。
花市場にも行って、ワッフルを食べて、無事観光を終えた。
とても満足感のあるアムステルダム観光だった。
飛行機に再び乗り、フィンランドのロヴァニエミ空港を目指す。
普通はヘルシンキだろう。日本から発着するのもヘルシンキが多いはず。でもなぜかヘルシンキが頭になくて、運命なのかただ純粋にバカなのか、ロヴァニエミを選んだ。でもこれも結果大正解だったと思う。
飛行機では飲み物と軽食が出た。ヨーロッパ間の移動は大体格安航空なので、久しぶりに食べ物が出てきて嬉しかった。
そんなこんなであっという間にロヴァニエミ空港に到着。
コンパクトな空港で、飛行機の本数も少ない。空港を出ると、バスが待っていた。
運転手が結構遠くから話しかけてきて、「どこまで行くの?どこでも連れて行けるよ!」と話しかけてきた。まるで友達かのように話しかけてきたので、一緒にいた友人は知り合いかと思ったらしい(笑)。
でも事前に調べててちゃんとしたバスだとわかっていたので、しっかり宿の近くまで連れて行ってもらった。
ロヴァニエミではエアビに宿泊した。海外のエアビって安いのにめっっっっちゃ綺麗だし広くてお洒落でお菓子とか置いてあったりして、控えめに言ってめっちゃ好き。
マップで位置情報確認したらすごく北の方にいて、ここまで来てしまったんだと感じた。
服を何枚も着込んでいたのもあるかもしれないが、意外とそこまで寒くなかった。
宿に荷物を置いたら、夕食を食べに外に出た。フィンランドで一番有名なレストランを予約していたので、そこに向かう。
フィンランドっていう感じのあたたかい雰囲気で、店内はお客さんがたくさんいた。人気店ということもあって、予約なしでは入れなかった。実際、その後何組ものお客さんが入ろうとしていたけど、今日は予約がいっぱいで断られていた。
友人と相談して、サーモンスープと、トナカイ肉、クマ肉、あともう一つが何の肉かわからなかったが、色々な肉と魚の盛り合わせプレートを注文した。近くにいたお客さんの飲み物がおいしそうで、どれかわからなくてなんとなくこれかなって注文したら全然違うのが来た。けどこっちの方が安いしめっちゃおいしかったので大正解。
料理は全部おいしかった。身も心もあたたまった。トナカイとクマの肉食べるのちょっと怖かったけど、意外とおいしかった。
レストランを出ると、あたり一面雪景色。本当に全部雪なのか。
しかも雪はふわっふわで、サラッサラ。雪玉を作るのも大変なぐらい。
友人と雪遊びをする。足で踏んでみたり、手で掴んでみたり。
その後、最北端のマックに向かった。
道中で氷のアート作品みたいなのがあった。
最北端のマックは、サンタさん公認のマックらしくて、店内もサンタさんの巨大な写真があった。
ブルーベリーマックシェイクがあるらしくて、それを飲みたくて来たけど、どうやら期間限定だったらしく、その時限定だったバナナマックシェイクを飲んだ。めっちゃおいしかった。
あとポストカードも貰えて、最北端のマック記念にもらった。
マックで一休みした後は、宿の方へと戻る。
途中でスーパーに寄って買い物をした。私の大好物の一つ、スーパー。安いし、その国でしか買えないものとかあるから見ていて楽しい。
ブルーベリージュース、レンジで作れるポップコーン、朝食用のヨーグルトを購入して帰宅。
ブルーベリージュースをワイングラスに入れて、お洒落な晩酌をした。ポップコーンも作ったけど、ちょっとコツが必要で、友達が作ってくれて結構な量のポップコーンを作れて、無限ポップコーン状態だった。幸せ。
翌朝。
とても綺麗な朝焼けが見れた。
この日はサンタ村とハスキー犬トナカイソリのツアーがあった。頑張って早起きをして集合場所へと向かう。
ネットでは遅れたら保証できませんと書いてあって、ギリギリ遅れそうな時間だった。雪だから滑らないように気をつけて早歩きする。5分ほど遅れたけど、全然間に合った。意外となんとかなってしまうのが人生。かといってなめすぎるのはいけないが。
バスに乗って、まずはハスキー犬のところへと向かう。バスの中からもピンク色の美しい朝焼けが見れた。フィンランドは日が短いのもあるのか、まるで夕焼けのようだった。
ハスキー犬のいるファームに到着。まずはハスキー犬の赤ちゃんがお出迎え。もふもふしていて、とってもかわいい。この子たちはまだ走れないので、ケージの中でお留守番。すくすく育ってほしい。ケージの外からなでることができて、黒いハスキー犬が気に入ってくれてよくこっちに来てくれて嬉しかった。
そしていよいよハスキー犬ぞり体験の時が来た。
走るのが大好きな、とてつもなくかわいいハスキー犬が10匹、ワクワクしながら待っている。
ファームの人が、この子達はずっと走りたくてウズウズしてるんだ、と言っていた。
友人と二人でソリに乗る。写真を撮ってもらって、出発だ。
ファームの人の合図でハスキー犬たちが一気に走り出した。
その後ろ姿がとんでもなく愛おしい。
ずっと夢見ていた景色が広がっていた。真っ白な雪化粧の中を、元気に駆け回るハスキーたち。
風は冷たいが、とっても気持ちいい。
友人とキャーキャー叫んでいて、終わったあと、そんなに楽しかったのね、と微笑まれた。
多分私たちが一番楽しんでいたし、一番騒がしかった。
あっという間に楽しい時間は終わり、焚き火の前で冷えた体をあたためる。
ツアー参加者が全員体験を終え、次はなんとあのかわいいハスキー犬たちと触れ合うことができる。
ハスキー犬たちは人懐っこくて、近づいてなでると、もっとなでてほしそうにしたり、ペロペロなめてきたりした。
ハスキー犬たちとのふれあいが終わったら、バスへと戻る。
10分ほどバスに揺られ、着いたのはトナカイファーム。
なんとトナカイのソリにも乗れるそうだ。二人乗りで、運よく先頭のソリに乗れた。
ハスキー犬のソリはスピードが早かったが、トナカイのソリは歩くスピードでとてもゆっくりだ。
広がる景色はまるで、アナ雪の世界のよう。まるで自分がアナになった気分だ。
トナカイのソリの体験の後は、待ちに待ったお昼の時間。
あたたかいコテージの中で、地元料理であるサーモンスープやブルーベリーチーズケーキなどをいただいた。サーモンは身がふわふわでホクホクしていた。ブルーベリーチーズケーキも、流石本場と言わざるを得ないようなおいしさだった。
ここでも運が良くて、ちょうど出来立てほかほかのスープをいただけた。
テーブルの上にはベリージュースも置いてあって、これもフィンランドで有名。すごくおいしかった。
トナカイについての説明を聞いたり、あとはトナカイの免許証のようなものを記念にもらった。
トナカイのツノの模型も触ることができて、想像以上に大きかった。メスとオスで大きさが全然違って、オスの方が格段に大きかった。
お昼を食べたら、再びバスでサンタ村へと向かう。
小さい頃からある種の憧れのようなものがあったサンタさんについに会えるのだ。本物のサンタさんに会えるなんて、夢のようだ。
サンタ村は絵本にでてきそうで、とてもかわいい。赤を基調としている。
まずはお土産用のポストカードやマグネットを探した。サンタ村ではお手紙を送れるので、日本にいる家族にポストカードを送りたかったのだ。
少しお高めだったが、無事、ゲットすることができた。
その後、ついにサンタさんとのご対面の時がきた。
サンタさんのいる建物の前には大きな大きな雪だるまがあった。今思えば、よく溶けずに残っていたなと思う。
建物の中に入り、案内に沿って入場する。意外とそんなに人は多くなくて、スムーズに入れた。ネットでは二時間ぐらい並ぶとか書いてあったが、十分ほどでサンタさんに会うことができた。
サンタさんはなんと日本語が話せた。
「こんにちは。どこから来たんですか?」
と、とても流暢に話していて驚いた。
友人は京都出身だったので、サンタさんは京都弁で話していた。凄すぎる。
サンタさんと肩を組んで写真を撮り、握手をした。
「今年もいい子にしてくださいね。」
と言われたので、友人と二人で
「待ってます!」
と答えて、サンタさんのいる部屋をあとにした。
その後、写真を買う場所へと向かった。やっぱりサンタさんとの写真はお値段が高くて、デジタルでも一万円以上だった。でも、せっかくここまで来たので、友人と相談してデジタルの方を買うことにした。それなら、半分の値段でゲットできる。
サンタさんとの写真に加えて動画もついていた。とても面白かった。
いい経験をした。
ここでもお土産を買った。
家族に出すポストカードを書いて、ポストに投函した。
サンタ村から出すと、トナカイのスタンプがつくらしい。後日、親に写真で見せてもらったら、可愛かった。
一週間弱で届いていたので、意外と早いなと思った。
サンタさんのいる建物を出ると、雪が降っていた。
「雪だー!やったー!」
と友人とはしゃいだ。
だが、バスはツアーだったので、時間制限があった。
私たちは北極圏のボーダーに行きたかったので、急いで探すことにした。
しかしなかなか見つからない。
近くにいる作業員のような格好をした人に北極圏のラインはどこか聞いたが、どうやらその人たちも観光客だったらしく、僕たちも探してるけど見つからないんだ、と言っていた。
お土産屋さんの店員さんに聞くと、出て右に曲がったところだよ、と言われた。
ずっとその近辺を歩いていたのだが、見つからないのだ。
だが、実はずっと北極圏のボーダーを通っていたらしく、上を見上げたら書いてあった。
なんと間抜けなんだ、と自分に呆れた。
無事、北極圏のボーダーで写真や動画を撮った。
念願の北極圏到達スタンプももらうことができた。
バスの時間は間に合わなさそうだったので、自分たちでバスを探して帰ることにして諦めかけていた。
だけど、ギリギリ間に合いそうなのだ。
急いで写真を撮り、バスの集合場所へと走った。
バスの時刻は三時半。
現在の時刻は既に三時三十一分だった。
友人は頑張って走っていたが、私はもうほぼ諦めていた。
雪が降っていてとても寒いし、もう全部どうでもいいや。
集合場所へ着いたがバスは見当たらない。
「あーもう行っちゃったかな。」
と思った。
だが、あたりを見回すと、一緒にツアーに来ていた人がたくさんいた。
「まだ来てないっぽい!バスも遅れてるんだ!」
友人と二人で喜んだ。
「意外となんとかなるもんだね~!」
と、またもなんとかなってしまった。
バスの中は暖かくて、とても安心した。
ポストカードが雪で濡れてないか心配だったが、意外と大丈夫だった。
よかった。
このあとは、バスで三時間移動して、サーリセルカというさらに北の方へ行く。
雪がシンシンと降っている。静かに降っている。
とても寒い。凍りそうだ。
凍えながら、バス停を探す。
なんとか見つけたが、バスがなかなか来ない。海外あるあるだが、バスはだいたい遅れる。
五分ほど遅れてバスが到着した。
あとちょっと遅れていたら凍死していた。そう思うぐらいに寒かった。
暖かいバスの中で、ゆっくりと寝る。
寝ていたらあっという間にサーリセルカに到着した。
ここもあたり一面雪景色で、雪もふわふわしている。
田舎で人が全然いない。おかげで、雪もとても白くて綺麗だ。誰も踏んでいない雪を踏むのは楽しい。
雪遊びをしながら宿へと向かう。
到着したのは夜二十一時半過ぎ。近くのスーパーももう閉まっている。というか、そもそもスーパーが一つしかない。
友人が調べて見つけてくれたホットドッグ屋さんへと向かった。そこで食べたホットドッグは絶品だった。
アイスも買って、雪の中で冷やした。その間に、雪だるまを作った。
ホットドッグ屋さんへ向かう道中で暇だったので雪玉を作りながら歩いていたら、いつの間に大きくなっていた。それを使って、雪だるまを作る。コロコロ雪の中を転がすだけであっという間に巨大雪だるまができた。
雪だるま作りに満足したら、宿へと戻る。宿はエアビで、なんとサウナがついていた。フィンランドのエアビは大体サウナがついていて、驚いた。
少しゴロゴロしてからサウナに入ろうと思い、温めておいた。
その間に友人は疲れ果てて寝てしまった。
サウナがあたたまったので、入ってみる。
温度はちょうどよくて、ロウリュをしても日本のようにものすごく暑くはならない。
服を着たままでもちょうどいいぐらいの心地よさだ。
サウナを出たら、冷やしておいたアイスを食べた。
なんて幸せだ。
フィンランドが幸福度ランキング1位なのも納得だ。
余談だが、フィンランドの水は日本と同じで軟水だ。しかも、めちゃめちゃおいしい。水道水も飲める。
大体のヨーロッパの国は硬水なので、久しぶりの軟水に私も友人も大喜びだった。
翌朝、綺麗な朝焼けを見ることができた。
日が昇るのは11時ごろ、日が沈むのは14時ごろ。日がとても短い。
一週間ここに滞在するのならまだいいが、ここに住むのは大変そうだと感じた。
この日は夜、オーロラツアーに参加する予定だ。
日中はゆっくりできる。
旅行といえば、早起きしてたくさん観光スポットに色々行くのが大体であると思う。だが、こういう風にゆっくりのんびり過ごせる旅行が私は大好物だ。
友人と外に出て、昨日はもう閉まっていたスーパーに向かった。
フィンランドはムーミンが人気らしい。お菓子もマグカップもムーミンがデザインされてるものが多い。
夜のパーティーで食べる食料を調達した。
ガーリック味のポテトチップス、白とピンクのかわいいマシュマロ、有名らしいフィンランドのチョコレート、チョコチップクッキー。
あとは、辛ラーメンも買った。安くて嬉しかった。やっぱり冬はラーメン。
アイスも安かったので、二本ずつ買った。
スーパーを出ると、綺麗な虹色の雲が出ていた。これは、真珠母雲というらしい。英語で言うとpolar cloud。
スウェーデンに留学している友達が、これはすごくレアだから朝焼けの時間と夕焼けの時間空を見て探したほうがいいよと言っていたものだ。
噂どおり、とても綺麗だった。まるで異世界。地球じゃないみたい。地球にこんな世界が存在していたんだ。
しかも、どんどん色が濃くなって、虹色になっていく。なんて美しさ。
私も友人も思わず足を止めて見入ってしまった。
せっかくだから、アイスを食べながら鑑賞することにした。
ふわふわの雪の上に腰掛け、チョコがコーティングされたブルーベリー味のアイスを取り出す。ちなみにこのアイスが一番好きかもしれない。フィンランドで食べるアイスはとても美味しかった。人生一かもしれない。
一緒にアイスを食べて、綺麗な真珠母雲とピンク色の夕焼けを眺めた。一生忘れられないひとときだ。
正直言えば、この雲を見ることができた瞬間、今日、オーロラを観れる気がする。そう、感じた。
ピンク色の夕焼けがあまりにも綺麗で、ちょっと寄り道しながら散歩をして宿に戻った。
雪が意外と深くて、ズボズボと沈みながらも頑張って歩いた。冒険みたいですごく楽しかった。
ピンク色の夕焼けの後の空は、綺麗な群青色だった。
宿に戻り、サウナに入る。
幸せすぎる生活。
オーロラツアーのエネルギーを蓄えるために、さっき買った食料を食べることにした。
宿には暖炉があったので、そこでマシュマロを焼くことにした。
まあまあだったので、結局オーブンで焼いた。
そのあと、スーパーで買っていたみかんを雪の中に埋めて冷凍みかんを作ることにした。我ながら発想が面白すぎる。
いよいよオーロラツアーの時間になった。
なんと宿までバスで迎えに来てくれるそうで、ラッキーと思った。
何せ寒いのでできるだけ外を歩きたくないのだ。
ツアーには私と友人、それからもう一人日本人の年配の女性、あとは韓国人の男性二人、外国のカップルがいた。
バスで一時間ほど何もない道を走り、何もない道路で一度降ろされた。
ツアーガイドの方が、
「あそこにカメラを向けてみて。」
と言っていたので、言われたとおり、カメラを向けて写真を撮ってみる。
すると、なんと、緑の光が写っていた。
「え!!これオーロラじゃん!!もう見れるの確定じゃん!!」
そう言って大喜びした。
この時はまだうっすらとした光だったが、これからどんどん光が大きく、濃くなるらしい。
もうちょっとバスで走れば、ちょうどいい時間にいいスポットで見れるらしい。
再びバスに乗り、また何もない道を走る。
着いたところは、さらに真っ暗だった。
真っ暗すぎて、内カメで自分の顔を見ても何も写らないぐらいだ。こんなに暗い場所にいたのかとびっくりした。
ツアーガイドの方にオーロラを綺麗に撮れる方法を教えてもらった。
ナイトモードを最大の10秒に設定するのがいいらしい。
言われたとおりにして撮ると、すごく綺麗に撮れた。
初めて見るオーロラ。ずっとずっと夢見て、憧れてきたオーロラ。とっても綺麗で感動した。
しかも、見るのは難しくて、一回も見れなかった人もいるらしい。ツアーにいた年配の日本人女性も、このツアーが二回目で、前回来たときは見れなかったらしい。
なんてラッキーなのだろうか。
緑色の光は、さらに濃くなっていく。
友人と記念写真を撮る。雪の上で寝っ転がった。これ、憧れていたやつ。すごく嬉しい。
しばらく眺めていると、何やら光がうねり出した。
「え!動いてる!!」
ツアーガイドの方も、これはすごいやつだよ!!と言っていた。
オーロラダンシングというらしい。オーロラ爆発ともいうらしい。まさか、オーロラ爆発を見れるとは思っていなかった。なんとなく、綺麗なオーロラをイメージして、見れたらいいな、いや、絶対見るぞ、と思っていた。
でも、オーロラ爆発が見れるとは。幸せすぎる。
光はどんどん動き出して、下の方がピンクになっていた。
一生忘れることのない美しい景色。
世界には、こんな景色を見れる場所があるのか。
フィンランドに来て、本当に良かった。ここに来れて、本当に良かった。
留学をして良かった。たくさん勉強して、良い大学に入って良かった。
私の選択は、間違っていなかったのだと感じた。
そのあとのツアーでは、湖の方にも行った。そこでは、ほんのり光が見えた。
ガイドさんが、温かいベリージュースをくれた。オーロラを見れた幸せも相まって、めちゃめちゃおいしかった。
ベリージュースは飲み放題だったので、ありがたく二杯もらった。
寒かったので、体に沁みた。
そのあとは、時間なので再びバスで宿に戻った。
宿に戻ったら、楽しい楽しい宴のはじまりだ。
スーパーで実は買っていたビールと辛ラーメンを用意する。ビールは、ラップランド地方で有名なLapin Kultaというビールだ。
オーロラ鑑賞後に飲むビールと辛ラーメンは最高だった。これが人生の醍醐味。生きていてよかった。一年前は、こんな人生想像していなかった。
フィンランドのチョコも食べた。ミルキーでどこか懐かしさを感じた。
行く前に埋めていたみかんを救出しに行った。
寒いので、外にバッと出て、みかんを取って、サウナに駆け込む。
サウナで食べる冷凍みかんは大変美味であった。
幸せな1日の幕が閉じた。
------ 次の日の朝もまた、綺麗な朝焼けを見れた。
今日は、さらに北上してイナリへと向かう。
バスの時間まで五時間ほどあった。時間をつぶすために一昨日作った雪だるまに会いに行った。
ここでもアイスを食べた。
すでに夕日の時間が近づいていて、日の位置はだいぶ低かった。
近くの施設で時間を過ごして、バスに乗る。
バスで三時間ほど揺られた。気づいたら眠りに落ちていて、目を覚ますとイナリについていた。
イナリではホテルに宿泊した。ちょっと良いホテル。まさか一日でオーロラを見れると思っていなかったから、一応ここでも見れるようにイナリ湖の目の前のホテルにしていた。
ホテルの目の前にはスーパーが二つもある。なんていい立地。
スーパーに食料を調達しに行った。せっかくだから、二つとも回った。
フィンランドのスーパーは比較的安かった。購入したのは、フィンランド名物のブルーベリー、ガーリックポテトのお惣菜とソーセージ、パン、みかん、ポテチ、またまたアイス。
これまたなぜ寒いのにこんなにアイスを食べたくなるのか。フィンランド滞在期間は、毎日アイスを食べていた。
それくらいおいしいのだ。
ホテルに戻ってあることに気づく。冷蔵庫がない。ましてや冷凍庫などない。
そこで、私たちはあることを思いつく。
それは、雪に埋めてしまおう。ここはフィンランド。郷に入りては郷に従え。ということで、フィンランド式(自称)生活をしようと、バケツの中に雪を入れ、そこにアイスとみかんを入れる。
「意外となんとかなるもんだね」
と、友人と笑い合う。
電子レンジもついていなかったので、お惣菜を温められないことにも気づいた。
でも、問題ない。なぜなら、この部屋にはサウナがついているからだ。
レンジがないならサウナを使えばいい。
サウナの熱で、見事、お惣菜を温めることに成功した。少し時間はかかったが。
スーパーで適当に買ったお惣菜だけど、意外と豪華な食事になった。
一番おいしかったのは、ガーリックポテトのお惣菜。罪深い味がした。
ブルーベリーは甘かった。今まで食べた中で一番だと思う。
雪の中で冷やしていたアイスは、なんと若干溶けてしまっていた。
雪が溶けてしまっていた。氷点下じゃないとおそらく溶けてしまうのだろう。
フィンランドでは普段はマイナス二十度行くらしい。この週は、運よく寒くてもマイナス八度と、そこまで下回ることはなかった。
溶けてもアイスはおいしかった。
-------翌朝
このホテルは朝食付きなので、朝食を食べに向かう。
ホテルの朝食ビュッフェは私の大好物だ。
ウキウキしながら会場に向かう。
日本と違うのは、部屋番号も名前も確認せずに、誰でもすんなり入れてしまうことだ。これなら、このホテルに宿泊していなくても近くに住んでいる人なら毎朝食べに来れそうだ。
ビュッフェには、サーモンやチーズ、フィンランド料理、パン、ヨーグルトなどがあった。
サーモンサンドイッチを作ったり、種類豊富なジュースを飲んだりして楽しんだ。
この日は、ホテルでゆっくりしてから、目の前にあるイナリ湖で遊んだ。
イナリ湖は、冬なので凍っていた。
人が誰もいなくて本当に歩けるか心配だったが、歩けた。
部屋がイナリ湖ビューなので、そこにカメラを置いて、私たちの散歩の様子をタイムラプスで撮った。
イナリ湖は、異世界のようだった。行ったことはないが、ウユニ塩湖はこんな感じなのかな、と感じる美しさだった。
藤井風の満ちてゆくが流れてくるようなイメージ。
レアだと言われていた真珠母雲、なんとこの日も見れました。というか、滞在中毎日見れました。しかも毎日どんどん美しくなっていく。レアなのに毎日見れると少し価値が下がってしまう気もしたが、気にしないことにした。
朝は曇っていたのに、夕方になるに連れて空が明るくなり、晴れてきた。
綺麗な青空。私がこれまでに住んできた場所では見たことのない感じの青空。少し色は薄いけど、幻想的。
真珠母雲は虹色で、空をどんどん虹色にしていった。なんて美しさ。
イナリ湖の奥の方に行き、湖の上に寝っ転がった。貴重な体験。
謎に、ラジオ体操第一も踊った。
多分、イナリ湖の上でラジオ体操第一を踊った人間、人類で初めてだと思う。
結局、日が暮れるまで何時間もいた。楽しすぎて時間も忘れていた。
またまた雪だるまも作った。
雪がたくさんあるから、大きい雪だるまも転がすだけで簡単に作れる。
近くにあった氷を使って、手と足、目と口もつけた。
ちょっとだけ、愛着が湧いた。
湖がちょっと溶けて雪解け水がブーツの中に入ってきた。冷たい。足がとっても冷たい。
ホテルの部屋に戻り、サウナに駆け込む。
フィンランドに来てから毎日ティーを飲んでいる。
何せ寒いので、外から戻ってくるなりお湯を沸かしてサウナに駆け込むのが私たちの癖になっていた。
いつも通り急いでお湯を沸かしてサウナに駆け込む。
「はぁ」
一息つく。でも、幸せなため息。
サウナの一番好きなところは、服を乾かせることだ。雪で濡れた靴下も服も、全部ここで一瞬で乾いた。
お湯が沸いたので、ティーを飲む。ポテチとマシュマロも食べた。
スマホでリアルタイムで外の映像が見れるライブカメラがあって、それを見ていたら何やらオーロラっぽい雲が現れた。
「ねえ、これオーロラかな?」
判断しかねなかったので、フル装備をして外に出る。
「やっぱりそうだ!」
肉眼だとただの雲だったが、スマホを通すとしっかりと緑に光っていた。
イナリ湖の上を歩いて、奥の方へと進む。
「せっかくだから、もうちょっと暗いところに行って見よう!」
ホテルの周辺は光があったので、真っ暗な場所を目指すことにした。
友人はタオルを凍らせたくて、濡れたタオルを持ってきていた。
振り回してみたけど、結局凍らなかった。
空を眺めていると、オーロラが出てきた。
色々な場所で出たり消えたり。
イナリ湖で見るオーロラも綺麗だった。結構大きくて綺麗なオーロラを見れた。
でもやっぱり、昨日見たオーロラが世界一だった。
北に行けば行くほどいいってわけでもないのか、と感じた。やっぱり運だな。持ってる。
気づくとイナリ湖のだいぶ奥の方まで来ていて、足跡が全然なかった。雪が氷になっている部分が多かった。
氷は綺麗で、アナ雪に出てきそうな感じだ。思わず触りたくなったので、素手だったが触った。
もはや寒さに慣れて素手でも雪や氷を触れるようになっていた。
だが、二時間ぐらい外にいて、寒さの限界なので、部屋に戻る。
部屋に戻って、プルダックを食べた。めっちゃ辛かった。少ししかソースを入れてないのに。
食後のアイスを目標に、頑張って食べ切った。
-----------翌朝
今日も幸せなホテル朝食。
昨日と同じように、サーモンチーズサンドイッチなどを頬張った。
今日は、南の方に下る。Visatupa Farmというおじいちゃんが経営してるファームに行く。
ある方のブログを読んで、ここのファームはアクティビティも体験できてすごく楽しそうだったからだ。見ていてとてもワクワクした。ある種この感覚も正解だったかもしれない。
バスで三時間かけて下る。バス停まで、ファームのおじいちゃんが車で迎えにきてくれる。おじいちゃんは気さくでいい人そうだ。そして、かわいい。
ファームにはおじいちゃんの家もあって、そこでご飯をいただく。ホームステイみたいで楽しい。
日本人のお客さんが多いらしく、日本のものがちらほら。実際、泊まった時も日本人の人がいた。しかも、面識はないが、同じ大学の人だった。世界は狭いのかもしれない。
16時ごろファームに到着して、すぐ夜ご飯。結構びっくりした。え、もう夜ごはん!?
持ち前の順応能力で普通に夕食を味わったが。
おじいちゃんの家はフィンランドっていう感じで、インテリアもお洒落で可愛かった。
夕食は、おじいちゃん特製のお肉ゴロゴロ野菜ゴロゴロスープと、自家製パンと自家製バター、自家製チーズなどが並んでいた。ここでもベリージュースがあって、おいしすぎて友人とたくさん飲んだ。スープも美味しすぎておかわりした。
デザートに食べた、お粥のようなものもとても美味しかった。上に砂糖を乗せてベリージャムを乗せた。すごく美味しかった。フィンランド大好き。
夕食の後、部屋に案内してもらった。これまた綺麗で広くてびっくりした。値段も普通のホテルよりも安いぐらいなのに、ご飯やアクティビティ体験もついて部屋まで綺麗で…いいんですか!?
コテージのような感じで、二人では広すぎるぐらい。
広いソファが二つ並んでいて、一人ずつ寝っ転がれる。
少し休憩をした後、外に出た。
空を見上げると、無数の星が輝いていた。
こんなに綺麗な星、見たことがない。
サハラ砂漠に行った星がもちろんこれまでもこれからも人生で一番綺麗だが、同じぐらい美しかった。
真っ暗だから多くの星が見えて、感動した。オーロラも見れて綺麗な星まで見れるなんて幸せすぎる。
これは幸福度一位も納得すぎる。
習得したナイトモード10秒を使って、綺麗な星を写真におさめる。
雪の上に寝っ転がって、星を鑑賞した。
サハラ砂漠の上でも、砂の上に寝っ転がって同じことをした。たくさんの流れ星を見れたのを思い出した。
我ながら私の人生経験豊富すぎる。
ここのファームにも近くに湖があって、そこに向かった。
今までにないぐらい寒かった。風が冷たくて、手が凍りそう。というか凍った。手袋がないと手が痛かった。
一旦部屋に戻ることにした。ここにもサウナがあったので、急いでサウナに駆け込む。
そういえば夕食のときに、おじいちゃんが二十時からスナックタイムがあると言っていた。
好きな響き。スナック大好き。
もうすぐスナックタイムだったので、外に出る。
すると、なんと、オーロラが出ていた。
「やばい!!これすごい!!」
今までに見たことのないぐらい大きくて綺麗なオーロラが出ていた。
急いで、湖の方へと向かう。
湖に着くと、緑色の巨大な光が一面に広がっていた。
湖は本当に真っ暗で、美しいオーロラを一層強調させた。
私と友人は毎日オーロラを見れている状況が面白くなって、笑っていた。
幸せだった。
「やばい幸せすぎる!うちらラッキーすぎ!オーロラがうちらについてきてるよ!」
そう言って笑い合う。
オーロラはどんどん形を変え、より美しくなっていく。
上の方が赤くなっていた。
そして、ついに動き出した。
またまた見れたオーロラダンシング。
本当に世界一運のいいラッキーガールだと思う。全てに感謝。
しかも、星まで見える。
星とオーロラの幻想的な世界。
生きていてよかった。
その後も、別のオーロラが出てきた。今度は濃い緑。
しかもものすごく動いている。
オーロラ爆発。
この景色は一生忘れない。
というか忘れてはいけないと思う。神様がプレゼントしてくれたから。
スナックタイムなんて忘れて、オーロラに夢中になっていた。
結局、一時間遅れてスナックタイムに参加した。
サンドイッチトーストと、ティーをいただいた。
今までで一番幸せなティータイム。
そのあと外に出ても、綺麗なオーロラがずっと見えて。
スマホの充電と戦いながら、写真をたくさん撮った。寒いと充電の減りも早いから大変だったけど。
ファームのおじいちゃんも
「今日のオーロラは格段に綺麗だね。」
と言って写真を撮っていた。
後日、インスタにその写真が載っていて、嬉しかった。
フィンランドで見慣れているはずのおじいちゃんも美しいと思うぐらいに綺麗なオーロラを見れたのだから。
この日も幸せに満ち溢れた気持ちで、眠りについた。
--------翌朝
朝食を食べにおじいちゃんの家の方へと向かう。
朝食には自家製版と自家製ジャム、自家製バターと自家製チーズ、フルーツなどがあった。どれもとっても美味しくて、こだわりを感じた。素材の味を味わうってこういうことなのかな?
今日はアクティビティをする日。まずはスノーモービルに乗せてくれるらしい。
おじいちゃんが手袋を持っているか聞いてきた。つけた方がいいよと言っていた。最初は、一応つけておくかと思っていたけど、後々付けていてよかったと心から感じた。とても寒いのだ。手が痛くなるぐらい。
スノーモービルは早くて爽快感があった。
私と友人は楽しくて、またキャーキャー叫んでいた。
途中で綺麗な朝日も見れた。
気づくと、髪が凍っていた。そんなに寒いのか。凍っている部分が白くなっていて、アナになった気分だった。それしか例えがないのか。でも、フィンランドが舞台だからどうしても思い浮かんでしまう。
スマホで写真を撮るために手袋を少し外したら、手が痛くて痛くて、手袋を慌ててつけた後もヒリヒリしていた。
昨晩オーロラを見た湖に到着した。昼間も印象が違って、とても綺麗。同じ湖だと最初気がつかなかった。
ここでどうやら釣りをするらしい。
氷の中に小さな穴を掘って、魚を釣る。
釣れるまで待つのだが、まあ寒い寒い。
なかなか釣れないし、寒すぎて、途中から早く帰りたい…しか思っていなかった。
もちろん髪もカチコチで、ようやく帰れるときは嬉しかった。結局一人も釣れなかったが。
まあそれは気にしない気にしない。
私たちはこの日の夜にロヴァニエミに戻るので、すでに部屋は出なきゃいけなかった。でもおじいちゃんが優しくて、ホステルの方のリビングを使わせてくれた。ここもホステル!?ってぐらい綺麗だった。
その後、みんなでクレープを作った。小屋の中でおじいちゃんが焚き火に火をつけた。焚き火のパチパチという音、結構好き。
みんな静かで、まったりした空間が心地よかった。
焚き火でクレープを作り、ルバーブのジャムを乗せて食べた。とても美味しかった。
ソーセージも焼かせてくれた。今までで一番美味しいソーセージだった。焚き火で焼くとこんなに美味しくなるのか。
そして、この後の体験が最も面白かった。なんと、サウナに入って、池の水風呂に入るのだ。
池はオーロラを見たり、釣りをした池。そこに四角く穴を掘って入る。聞いただけで寒そう…。
でも、せっかくなので挑戦をする。
まず、サウナに入る。今回は、結構高音にした。何せ池に入るのだから。
十分ほどサウナに入ると暑くなってきたので、そろそろ行けるのではないか。意を決して外に出た。めちゃめちゃ寒い。
池に足を入れると、さっき穴を掘ったばかりなのにすでに少し凍っている。勇気を出して入り、肩より下までのところで限界ですぐに出る。
おじいちゃんによると、一回目は地獄で、二回目からは慣れて、三回目は気持ちいいぐらいと言っていた。
「寒い寒い寒い寒い」
叫びながらあわててサウナへと戻る。本当は走るのは良くないのだが、忘れてしまうぐらいに寒かった。
しかも足が雪に引っ付いて、余計に冷たいのだ。やめてほしい。
あたたかいサウナに戻って一安心する。
サウナに戻ると、じわじわとあたたかくなって気持ちよく感じた。これが本場のととのう、か。
それからまた五分ほど温まって暑くなってきた。
再び池へと向かう。
今度は、顎下まで浸かることができた。
一度目よりは、意外と大丈夫と感じた。
急いでサウナに戻る。
あれ、意外と大丈夫かもしれない。
しかも気持ちがいい。
ととのっているのを感じた。
これは楽しい。
最高の体験。
その後、三回目、四回目と挑戦して顔まで浸かることができた。
いい体験だった。
ホステルにあるシャワーを使わせてくれて、無事、さっぱりすることができた。
ホステルのリビングでしばらくくつろぎ、残りの時間を過ごした。
私たちはおじいちゃんがすごく気に入って、写真をお願いすることにした。
快くオッケーしてくれて、しかもノリノリで撮ってくれてとてもかわいかった。愛おしい。人気なのもわかる。
そんなこんなでファームでの楽しいひとときを終えた。また、あのおじいちゃんに会いに行きたい。そう思った。
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