2 / 9
吸血鬼認定
しおりを挟む
とある日、病院の待合室。
「小夜さん、どこ行ってたんですか?」
「ごめんごめん、スーパー行ってた」
そう答えると小夜さんは、2リットルのペットボトルのお茶をラッパ飲みした。
「だって自販機、安くないし」
「わざと聞こえる声!」
「…で、本当は何してたんですか?」
「私を監視してた全員の急所を愛でてきた」
「今だに監視対象!?」
「警察が警察官を監視してどうするんだか」
「今だに人間の目は厳しい」
「だから今日も、腰が抜けるまで飲み干してあげた」
「…なんとなく悪循環」
「おかげで、お腹がタプタプ」
そうボヤくと小夜さんは、お茶を更に流し込んだ。
「…それはさておき、吸血鬼化認定の診断書は発行してもらえた?」
「もらえましたけど…なにゆえ死亡診断書と二枚セット?」
「人間としての優夜さんは死亡したから」
「直接死因が『急性心筋梗塞』!」
「生理の度に経血を舐めてもらったのが、やっと報われた~」
そう言うと小夜さんは、安堵の吐息を漏らした。
「まさかの月イチ六か月チャレンジ!」
「一回で吸血鬼化できたら、世の中吸血鬼だらけよ。吸血鬼化させる方法も、法律で規制されてるし」
「ところで素朴な疑問ですけど」
「なあに、優夜さん?」
「何で、はるばる美福県まで来たんですか?」
「ここの院長、吸血鬼だから」
「…で今日は、いろいろ検査したのよね?」
「検査中、なぜかCFNMでしたけど」
「看護師さ~ん!優夜さんの検尿、余ってます~?」
「後で新鮮なの出しますから!」
「小夜さん、どこ行ってたんですか?」
「ごめんごめん、スーパー行ってた」
そう答えると小夜さんは、2リットルのペットボトルのお茶をラッパ飲みした。
「だって自販機、安くないし」
「わざと聞こえる声!」
「…で、本当は何してたんですか?」
「私を監視してた全員の急所を愛でてきた」
「今だに監視対象!?」
「警察が警察官を監視してどうするんだか」
「今だに人間の目は厳しい」
「だから今日も、腰が抜けるまで飲み干してあげた」
「…なんとなく悪循環」
「おかげで、お腹がタプタプ」
そうボヤくと小夜さんは、お茶を更に流し込んだ。
「…それはさておき、吸血鬼化認定の診断書は発行してもらえた?」
「もらえましたけど…なにゆえ死亡診断書と二枚セット?」
「人間としての優夜さんは死亡したから」
「直接死因が『急性心筋梗塞』!」
「生理の度に経血を舐めてもらったのが、やっと報われた~」
そう言うと小夜さんは、安堵の吐息を漏らした。
「まさかの月イチ六か月チャレンジ!」
「一回で吸血鬼化できたら、世の中吸血鬼だらけよ。吸血鬼化させる方法も、法律で規制されてるし」
「ところで素朴な疑問ですけど」
「なあに、優夜さん?」
「何で、はるばる美福県まで来たんですか?」
「ここの院長、吸血鬼だから」
「…で今日は、いろいろ検査したのよね?」
「検査中、なぜかCFNMでしたけど」
「看護師さ~ん!優夜さんの検尿、余ってます~?」
「後で新鮮なの出しますから!」
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
会社員の青年と清掃員の老婆の超越した愛
MisakiNonagase
恋愛
二十六歳のレンが働くオフィスビルには、清掃員として七十歳のカズコも従事している。カズコは愛嬌のある笑顔と真面目な仕事ぶりで誰からも好かれていた。ある日の仕事帰りにレンがよく行く立ち飲み屋に入ると、カズコもいた。清掃員の青い作業服姿しか見たことのなかったレンは、ごく普通の装いだったがカズコの姿が輝いて見えた。それから少しづつ話すようになり、二人は年の差を越えて恋を育んでいくストーリーです。不倫は情事かもしれないが、この二人には情状という言葉がふさわしい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる