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妖精たちと一緒に暮らし始めました3
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「私、答えが出たよ。エリザ、聞いてくれる?」
静かな森の中で、私の声が響いた。
「うん、ユリア。話してみて。」
エリザが私に寄り添うように近づいてくる。
「私ね、もう一度ローラに会おうと思うの。ローラに会って、なぜそんなことをするのかきちんと話してみたい。」
いつもの私だったら、このまま何も気にせず生きていけばいいと思うだろう。
だけど、さっきのエリザの話を聞いて、純粋にローラに興味がわいた。
それにいくら本当は他人とはいえ、知ってしまったからにはユリアの家族関係をこのまま放置と言うのもなんだか後味が悪い。
エリザは私の話を真剣に聞いてくれた。
そして、私の方を見つめた。
「分かったわ。ローラに会うにはお城に行くしかないわね。
皇太子殿下と婚約したのだし、近々婚約パーティーでも開くはずだわ。
会いに行くなら、その時ね。」
そこでならローラに会えるかもしれないけど、でも・・・恐らく正式に招待されない限り城には入れないはずだ。
「その婚約パーティーでなら確かにローラに会えるかもしれないけど、お城に入れないんじゃ意味ないよ?」
「大丈夫。私たちの方で招待状を何とか手に入れてみるわ。」
エリザは自信満々にそう言ってのけた。
「でも妖精なのにどうやって・・・。」
私が思わずそう零すと、エリザが後ろにいたルクスとイグニスに目配せした。
ルクスとイグニスはお互いにうなずき、すっと目を閉じた。
そして二人の体が光に包まれ、気がつけばあっという間に小さな身体が成人男性の身体へと変わった。
「ふ、ふたりとも、その姿・・・!」
突然変わった二人に驚きが隠せない私を見て、エリザは得意げに笑った。
「さっき言ったでしょう?ローレライほどじゃないけど、私たちも人に変身できるのよ。」
エリザの言葉通り、どこからどう見ても人間の男にしか見えないルクスとイグニスが私の前に立っている。
それも、ただ人間になっただけじゃない。
二人とも、かなり整った顔をしている。
妖精の時はただ可愛い顔、としか思っていなかったが、こうして人間サイズになってみるととても美形だ。
ルクスは甘い王子様系の顔立ちで、イグニスは勇ましく騎士といったところか。
二人に見惚れていると、二人が私に近寄ってきた。
ルクスが私の肩にそっと手を置き、顔を覗き込んできこんでくる。
「ユリア、安心して。僕が招待状を手に入れる方法を探してみるから。」
それに続いてイグニスもポンっと自分の胸を叩いて言った。
「俺も一緒に探すよ。あと、ついでにユリアの食料も調達してくる。」
「みんな・・・ありがとう。」
妖精の優しさに、じんわりと胸が暖かくなった。
この世界に来てから腹の立つこともたくさんあったけど、唯一妖精たちだけがどんな時でも私を癒してくれている。
「わ、わたしも!!私も手伝う!」
妖精たちに奮い立たせられた私は、勢い良く立ち上がる。
しかしエリザはそんな私に向かって首を横に振った。
「ううん、ユリアが街に行くのは危険だと思う。」
「どうして?」
「ユリアは今、ローラのせいで良くない噂も出回っているでしょう?だから貴女が街に出ると面倒なことになるかもしれないわ。」
そう言われて返す言葉がなくなる。
自分の事なのに、何もすることが無いなんて。
「ユリアは今まで通り絵を描いていて?絵だって売ればお金になるしね。
それに、パーティーに出るならユリアにもドレスが必要でしょう?」
エリザにそう言われてから気付く。
家を一文無しで出てしまったが、ドレスや食料を調達するにはお金がいる。
「だから、とびっきりの絵を描いて??」
エリザにそう諭されて、大人しくうなずいた。
そうだ、今は自分にできることをしないと。
数少ない荷物の中からペンを取り出しぎゅっと握りしめた。
静かな森の中で、私の声が響いた。
「うん、ユリア。話してみて。」
エリザが私に寄り添うように近づいてくる。
「私ね、もう一度ローラに会おうと思うの。ローラに会って、なぜそんなことをするのかきちんと話してみたい。」
いつもの私だったら、このまま何も気にせず生きていけばいいと思うだろう。
だけど、さっきのエリザの話を聞いて、純粋にローラに興味がわいた。
それにいくら本当は他人とはいえ、知ってしまったからにはユリアの家族関係をこのまま放置と言うのもなんだか後味が悪い。
エリザは私の話を真剣に聞いてくれた。
そして、私の方を見つめた。
「分かったわ。ローラに会うにはお城に行くしかないわね。
皇太子殿下と婚約したのだし、近々婚約パーティーでも開くはずだわ。
会いに行くなら、その時ね。」
そこでならローラに会えるかもしれないけど、でも・・・恐らく正式に招待されない限り城には入れないはずだ。
「その婚約パーティーでなら確かにローラに会えるかもしれないけど、お城に入れないんじゃ意味ないよ?」
「大丈夫。私たちの方で招待状を何とか手に入れてみるわ。」
エリザは自信満々にそう言ってのけた。
「でも妖精なのにどうやって・・・。」
私が思わずそう零すと、エリザが後ろにいたルクスとイグニスに目配せした。
ルクスとイグニスはお互いにうなずき、すっと目を閉じた。
そして二人の体が光に包まれ、気がつけばあっという間に小さな身体が成人男性の身体へと変わった。
「ふ、ふたりとも、その姿・・・!」
突然変わった二人に驚きが隠せない私を見て、エリザは得意げに笑った。
「さっき言ったでしょう?ローレライほどじゃないけど、私たちも人に変身できるのよ。」
エリザの言葉通り、どこからどう見ても人間の男にしか見えないルクスとイグニスが私の前に立っている。
それも、ただ人間になっただけじゃない。
二人とも、かなり整った顔をしている。
妖精の時はただ可愛い顔、としか思っていなかったが、こうして人間サイズになってみるととても美形だ。
ルクスは甘い王子様系の顔立ちで、イグニスは勇ましく騎士といったところか。
二人に見惚れていると、二人が私に近寄ってきた。
ルクスが私の肩にそっと手を置き、顔を覗き込んできこんでくる。
「ユリア、安心して。僕が招待状を手に入れる方法を探してみるから。」
それに続いてイグニスもポンっと自分の胸を叩いて言った。
「俺も一緒に探すよ。あと、ついでにユリアの食料も調達してくる。」
「みんな・・・ありがとう。」
妖精の優しさに、じんわりと胸が暖かくなった。
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「わ、わたしも!!私も手伝う!」
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しかしエリザはそんな私に向かって首を横に振った。
「ううん、ユリアが街に行くのは危険だと思う。」
「どうして?」
「ユリアは今、ローラのせいで良くない噂も出回っているでしょう?だから貴女が街に出ると面倒なことになるかもしれないわ。」
そう言われて返す言葉がなくなる。
自分の事なのに、何もすることが無いなんて。
「ユリアは今まで通り絵を描いていて?絵だって売ればお金になるしね。
それに、パーティーに出るならユリアにもドレスが必要でしょう?」
エリザにそう言われてから気付く。
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「だから、とびっきりの絵を描いて??」
エリザにそう諭されて、大人しくうなずいた。
そうだ、今は自分にできることをしないと。
数少ない荷物の中からペンを取り出しぎゅっと握りしめた。
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