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第二章 悪女復活!?
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夜になり帰宅したヨルクに、私は今までの嫌がらせを全て報告した。愛を告白されてもいないのに、死ぬなんて冗談じゃない! 兄は私の話を聞き終えると、驚くべき言葉を口にする。
「まさか、公爵令嬢のエルゼ様が? いや、彼女はクラウス王子を諦めて、今はアウロス王子を追いかけているという噂だぞ?」
「は? お兄様、いったい何を言い出すの? だって先日聞いた時には、お二人ともエルゼ様のことがお好きだって……」
「おかしいな、そんなことを話した覚えはないけど?」
「いいえ、絶対に言ったわ」
思い出してみよう。こんな感じだったはず。
『ミレディアは可愛いから、王子達に隙を見せてはダメだよ?』
『大丈夫よ。お二人には公爵令嬢がいらっしゃるでしょう? 確かエルゼ様』
『あ……う……』
まあ、口にしてはいない。でも、この流れだと普通そう考えるわよね?
けれどヨルクは、全く別のことを言い出した。
「可愛いミレディアが、エルゼ嬢のおかげで王子達の毒牙にかからなくていいな、とは思ったが」
「どういう意味?」
「聞くところによると、公爵令嬢がお二人に近づく者を片っ端から牽制するとか」
牽制してきたのは、エルゼ本人ではなく彼女の取り巻き達だ。
「だから王子達と会っても用件だけで済むし、安心かと。でも、お前に危険が及ぶとなると話は別だ」
不安そうに眼鏡を触るヨルクは、嘘を言っているようには見えない。
「でも、彼女はいつでも優しかったわ。だから王子達もエルゼに夢中で……」
「夢中? そんな話は初耳だ。誰から聞いた?」
私はハッとした。
王子達がエルゼに夢中だと言っていたのは、取り巻きのフィリスと呼ばれた令嬢だ! 当初疑ったように、わざと私に聞かせたのだとしたら? 考えたくないけれど、エルゼの笑みも嘘かもしれない。彼女が犯人なら、違和感も解消されていくような。
待って、それなら双子の王子の想い人は彼女ではないの? 二人にはまだ好きな人がいないということ? だったら、クラウス王子のあの態度って……
「なんてこと!」
私は気づき、愕然とした。そんなはずはないと思いたい。私は今生でも、悪女になるしかないのだろうか?
いやいや、今一度冷静になって考えてみよう。いくら王子達が優しくしてくれたからといって、私に好意があるとは限らない。特にクラウス王子はリーゼがお気に入り。以前彼女を利用するのをやめてほしいと訴えた時も、こう答えた。
『利用? 利用せず、できれば直接……』
直接、何だろう? 直接リーゼと仲良くなりたいと、そういうことかしら? けれど王子は、リーゼを置いてくると言う私に同意した。その上で、変なことを聞いてきたのだ。
『ディアがそれでいいのなら、もちろん喜んで。ところで、男性が苦手で好意を受けられないというのは、未だに変わらないのか?』
興味がない相手のことを気にするはずがない。私が男性恐怖症だと思い込んでいて、リハビリしようとしているのなら別だけど。時々手を握るのは、無意識でなく慣れさせるため? だけどやっぱり、関心のない者にそんなことをするとは思えない。
「好意までではないにしろ、少なくとも興味はあるってことよね? それならクラウス様から離れないと、取り返しのつかないことになるわ」
クラウス王子と過ごす時間は楽しく、お茶やお菓子にも癒された。真面目な顔もいいけれど、微笑むと急に目元が和らぎ、青い瞳が煌く。しなやかな動きに目を奪われて、深い知識には驚かされた。リーゼに向ける眼差しは、いつでも穏やかで温かくて。その優しさに私は――……私は、何なの?
私を護ったたくましい腕も、包み込む身体の温かさも……深く考えるのはやめておこう。だって、アウロス王子の時には何ともないでしょう?
どちらにしろ私は、男性と親しくなる気はないのだ。愛より老後を望むため、異性は要らない。契約も間近だし、ここらが潮時だろう。それに、エルゼのことも気になるし……
「嫌だわ、普通はそっちを先に気にするものよね?」
水差しが頭上に落ちていたら、私は大怪我をして今頃寝たきりだった。
「お嬢、何か言ったか?」
「リーゼ! 貴女はその……平気なの?」
「何が? ああ、この前のこと? びっくりしたけど、お嬢に怪我がなくて良かった」
「私も同じことを言いたいわ。貴女に何かあれば、生きた心地がしないもの」
「えっと……」
金色の髪をかきながら、照れて笑う可愛いリーゼ。この子のためにも私はまだ、死ぬわけにはいかない。
「決めたわ。お城に行くのは、次で最後にする」
「え? あんなことがあってもまだ行くのかよ」
「だって、けじめだもの。途中で放り出すなんて、私にはできない。あと、エルゼ様のことも兄から聞いただけで、本当かどうかわからないし」
「うわ、命知らずだな。お嬢、男前もほどほどにしないと」
「そうですよ~。私もあの方、なんかちょっと嫌いです」
ハンナまで! 過保護な兄は私のことを心配したらしく、あの後付き添っていたハンナとリーゼに根掘り葉掘り城でのことを聞き出したのだ。兄も当然二人に、公爵令嬢のエルゼが疑わしいと告げた。
兄の言う通りなら、アウロス王子に相手がいないと喜ぶハンナと、今後が不安だと眉根を寄せるリーゼ。二人はこんな時でも対照的だけど、姉妹のように仲が良く、最近はいつも一緒にいる。
「大丈夫よ。次は兄を連れて行くし」
「ヨルク様と一緒かあ。ますます心配なんだけど」
「いいえ。本契約だから、兄の方が安心よ?」
「そうじゃなくて……。まあいいか、いざとなれば王子が守ってくれるだろうし?」
いえ、そっちの方が危ないんだけど? リーゼの言葉に私は苦笑する。何があっても王子と心を通わせるわけにはいかない。
商談を始めてからちょうど二ヶ月目の今日、私は兄のヨルクとともに王城を訪れていた。豪華な造りのここともお別れだと思うと、胸に迫るものがある。
控えめな水色のドレスで前髪を下ろしている私は、今回もあまり目立たない。考えてみれば今までも、エルゼか取り巻き達にしか声をかけられなかったような。
「いつもなら、そろそろだけど」
「可愛いミレディア、もしかして誰かを待っている?」
「いえ、待つっていうか勝手に出て来るっていうか……」
ヨルクに答えようとした時だった。
廊下の向こう側から、見計らったようにエルゼ達が登場する。
「あら、ミリディア様。ごきげんよう」
「ごきげんよう、エルゼ様」
こんな挨拶もいつものことだ。そしてここから、令嬢達の嫌味が続く。
「今日はいつもの侍女はどうなさったの? 殿方をお連れになるなんて……」
「本当ね。王子達に会いに行くのに綺麗な男性を? お盛んですこと」
「はっきり言ったらダメよ。それでなくても……あら、もしかしてヨルク様?」
私は思わず隣の兄を見上げる。意外に顔を知られているみたい。兄はこの人達を相手に、どんな挨拶をするのだろう?
「こんにちは、魅力的なお嬢様方。うちのミレディアがいつもお世話になっているそうで」
兄は胸に手を当て、眼鏡をかけた端整な顔に邪気のない笑みを浮かべる。本当にそう思っているかのような表情で。城との取引が成立すれば、父が引退すると言い出した。間もなく伯爵となる兄は、こう見えてお買い得な優良物件だ。
「そんな!」
「まあ」
「うちの?」
以前ベルツと名乗ったはずなのに、ヨルクが私の兄だとわかっていなかったようだ。でも、エルゼはさすがに知っていたらしく、上品に挨拶を返す。
「ごきげんよう、ベルツ様。わたくしはデリウス公爵家のエルゼ。舞踏会では何度もお見かけしたけれど、こうして直接お話するのは初めてですわね」
はにかんだ笑みを浮かべると、さりげなく片手を差し出した。
何かしら? まさか王子が自分に夢中であると言いながら、跪いて手の甲にキスをしろと? 断ることはできないし、もしかして罠かもしれない。唇が触れた瞬間「何をするの」と叫ばれれば、こちらが悪くなってしまう……そこまでは、考え過ぎだろうか?
ハラハラしながらヨルクを見守る。兄が手を取った途端、エルゼの小さな唇が微かに弧を描いた。
「まさか、公爵令嬢のエルゼ様が? いや、彼女はクラウス王子を諦めて、今はアウロス王子を追いかけているという噂だぞ?」
「は? お兄様、いったい何を言い出すの? だって先日聞いた時には、お二人ともエルゼ様のことがお好きだって……」
「おかしいな、そんなことを話した覚えはないけど?」
「いいえ、絶対に言ったわ」
思い出してみよう。こんな感じだったはず。
『ミレディアは可愛いから、王子達に隙を見せてはダメだよ?』
『大丈夫よ。お二人には公爵令嬢がいらっしゃるでしょう? 確かエルゼ様』
『あ……う……』
まあ、口にしてはいない。でも、この流れだと普通そう考えるわよね?
けれどヨルクは、全く別のことを言い出した。
「可愛いミレディアが、エルゼ嬢のおかげで王子達の毒牙にかからなくていいな、とは思ったが」
「どういう意味?」
「聞くところによると、公爵令嬢がお二人に近づく者を片っ端から牽制するとか」
牽制してきたのは、エルゼ本人ではなく彼女の取り巻き達だ。
「だから王子達と会っても用件だけで済むし、安心かと。でも、お前に危険が及ぶとなると話は別だ」
不安そうに眼鏡を触るヨルクは、嘘を言っているようには見えない。
「でも、彼女はいつでも優しかったわ。だから王子達もエルゼに夢中で……」
「夢中? そんな話は初耳だ。誰から聞いた?」
私はハッとした。
王子達がエルゼに夢中だと言っていたのは、取り巻きのフィリスと呼ばれた令嬢だ! 当初疑ったように、わざと私に聞かせたのだとしたら? 考えたくないけれど、エルゼの笑みも嘘かもしれない。彼女が犯人なら、違和感も解消されていくような。
待って、それなら双子の王子の想い人は彼女ではないの? 二人にはまだ好きな人がいないということ? だったら、クラウス王子のあの態度って……
「なんてこと!」
私は気づき、愕然とした。そんなはずはないと思いたい。私は今生でも、悪女になるしかないのだろうか?
いやいや、今一度冷静になって考えてみよう。いくら王子達が優しくしてくれたからといって、私に好意があるとは限らない。特にクラウス王子はリーゼがお気に入り。以前彼女を利用するのをやめてほしいと訴えた時も、こう答えた。
『利用? 利用せず、できれば直接……』
直接、何だろう? 直接リーゼと仲良くなりたいと、そういうことかしら? けれど王子は、リーゼを置いてくると言う私に同意した。その上で、変なことを聞いてきたのだ。
『ディアがそれでいいのなら、もちろん喜んで。ところで、男性が苦手で好意を受けられないというのは、未だに変わらないのか?』
興味がない相手のことを気にするはずがない。私が男性恐怖症だと思い込んでいて、リハビリしようとしているのなら別だけど。時々手を握るのは、無意識でなく慣れさせるため? だけどやっぱり、関心のない者にそんなことをするとは思えない。
「好意までではないにしろ、少なくとも興味はあるってことよね? それならクラウス様から離れないと、取り返しのつかないことになるわ」
クラウス王子と過ごす時間は楽しく、お茶やお菓子にも癒された。真面目な顔もいいけれど、微笑むと急に目元が和らぎ、青い瞳が煌く。しなやかな動きに目を奪われて、深い知識には驚かされた。リーゼに向ける眼差しは、いつでも穏やかで温かくて。その優しさに私は――……私は、何なの?
私を護ったたくましい腕も、包み込む身体の温かさも……深く考えるのはやめておこう。だって、アウロス王子の時には何ともないでしょう?
どちらにしろ私は、男性と親しくなる気はないのだ。愛より老後を望むため、異性は要らない。契約も間近だし、ここらが潮時だろう。それに、エルゼのことも気になるし……
「嫌だわ、普通はそっちを先に気にするものよね?」
水差しが頭上に落ちていたら、私は大怪我をして今頃寝たきりだった。
「お嬢、何か言ったか?」
「リーゼ! 貴女はその……平気なの?」
「何が? ああ、この前のこと? びっくりしたけど、お嬢に怪我がなくて良かった」
「私も同じことを言いたいわ。貴女に何かあれば、生きた心地がしないもの」
「えっと……」
金色の髪をかきながら、照れて笑う可愛いリーゼ。この子のためにも私はまだ、死ぬわけにはいかない。
「決めたわ。お城に行くのは、次で最後にする」
「え? あんなことがあってもまだ行くのかよ」
「だって、けじめだもの。途中で放り出すなんて、私にはできない。あと、エルゼ様のことも兄から聞いただけで、本当かどうかわからないし」
「うわ、命知らずだな。お嬢、男前もほどほどにしないと」
「そうですよ~。私もあの方、なんかちょっと嫌いです」
ハンナまで! 過保護な兄は私のことを心配したらしく、あの後付き添っていたハンナとリーゼに根掘り葉掘り城でのことを聞き出したのだ。兄も当然二人に、公爵令嬢のエルゼが疑わしいと告げた。
兄の言う通りなら、アウロス王子に相手がいないと喜ぶハンナと、今後が不安だと眉根を寄せるリーゼ。二人はこんな時でも対照的だけど、姉妹のように仲が良く、最近はいつも一緒にいる。
「大丈夫よ。次は兄を連れて行くし」
「ヨルク様と一緒かあ。ますます心配なんだけど」
「いいえ。本契約だから、兄の方が安心よ?」
「そうじゃなくて……。まあいいか、いざとなれば王子が守ってくれるだろうし?」
いえ、そっちの方が危ないんだけど? リーゼの言葉に私は苦笑する。何があっても王子と心を通わせるわけにはいかない。
商談を始めてからちょうど二ヶ月目の今日、私は兄のヨルクとともに王城を訪れていた。豪華な造りのここともお別れだと思うと、胸に迫るものがある。
控えめな水色のドレスで前髪を下ろしている私は、今回もあまり目立たない。考えてみれば今までも、エルゼか取り巻き達にしか声をかけられなかったような。
「いつもなら、そろそろだけど」
「可愛いミレディア、もしかして誰かを待っている?」
「いえ、待つっていうか勝手に出て来るっていうか……」
ヨルクに答えようとした時だった。
廊下の向こう側から、見計らったようにエルゼ達が登場する。
「あら、ミリディア様。ごきげんよう」
「ごきげんよう、エルゼ様」
こんな挨拶もいつものことだ。そしてここから、令嬢達の嫌味が続く。
「今日はいつもの侍女はどうなさったの? 殿方をお連れになるなんて……」
「本当ね。王子達に会いに行くのに綺麗な男性を? お盛んですこと」
「はっきり言ったらダメよ。それでなくても……あら、もしかしてヨルク様?」
私は思わず隣の兄を見上げる。意外に顔を知られているみたい。兄はこの人達を相手に、どんな挨拶をするのだろう?
「こんにちは、魅力的なお嬢様方。うちのミレディアがいつもお世話になっているそうで」
兄は胸に手を当て、眼鏡をかけた端整な顔に邪気のない笑みを浮かべる。本当にそう思っているかのような表情で。城との取引が成立すれば、父が引退すると言い出した。間もなく伯爵となる兄は、こう見えてお買い得な優良物件だ。
「そんな!」
「まあ」
「うちの?」
以前ベルツと名乗ったはずなのに、ヨルクが私の兄だとわかっていなかったようだ。でも、エルゼはさすがに知っていたらしく、上品に挨拶を返す。
「ごきげんよう、ベルツ様。わたくしはデリウス公爵家のエルゼ。舞踏会では何度もお見かけしたけれど、こうして直接お話するのは初めてですわね」
はにかんだ笑みを浮かべると、さりげなく片手を差し出した。
何かしら? まさか王子が自分に夢中であると言いながら、跪いて手の甲にキスをしろと? 断ることはできないし、もしかして罠かもしれない。唇が触れた瞬間「何をするの」と叫ばれれば、こちらが悪くなってしまう……そこまでは、考え過ぎだろうか?
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