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番外編
公爵家の双子~カルロ
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俺の名前はカルロ。
バルディス公爵家三兄弟の真ん中。
といっても弟のニコロは双子で同い年。
残念ながら弟の方がおとなしい割に勉強は得意だ。まあ九歳離れた兄のリュークには、俺達二人がかりでも敵わないけれど。
兄は父によく似た完璧人間。
この国最難関の『王立カルディアーノ学園高等部』もあっさり飛び級で卒業した。公爵家の後継ぎで美形。成績優秀で運動も得意。そんな兄を女性達が放っておくはずはなく、父の所には当時山ほどの縁談が持ち込まれていたのだという。
そんな兄にも弱点はある。
それが幼なじみで現在の奥さんである『ブランカ』だ。
俺達双子が生まれたのは、ブランカがちょうど病気の療養に行っていた頃。兄がまだ学園の中等部に入る前の事だ。完璧人間の兄は、赤ん坊である俺達の面倒も嫌がらずに見てくれていたそうだ。まあ、父に引っ張り回されてよく旅に出ていたから、当時既に家にいない方が多かったらしいけれど。
中等部に入ってからも学園の休みには時々家に帰ってきていた。その頃に外でたくさん遊んでもらった記憶がある。水の魔法は便利だ。わざわざ遠くの川や湖なんかに行かなくても、自宅の庭で思い切り遊べる。
そういえば当時の彼は、自分の部屋の机の引き出しから手紙のようなものを引っ張り出してはニヤニヤしていた。あの時はよくわからなかったけれど、あれはもしかして今の奥さんのブランカからの手紙だったのではないだろうか?
クールな外見とは裏腹に兄は一途だった。
弟のニコロには教えていないが、二人が留学中密かに婚約の申請をしていたのを知っている。大事な花瓶を割った後、母に怒られるのが怖くて逃げた先の父の書斎でその書類を見つけた。兄の名前ともう一人、相手の欄にブランカ=シェリル=バレリーと記入されていた。
あの兄が婚約したいと思う程の相手だ。
完璧女性かすこぶる強い女か、天使のように可愛いか。
時々我が家を訪ねてくるカッコいいバレリーおじさんの娘、という事だったから俺は興味津々だった。
俺が初めてブランカに会ったのは、高等部の兄が帰国途中に怪我をして、家で安静にしていた時。
すごく綺麗な人だけど、思っていたのとは違った。
完璧ではなく意外にドジだ。
強いと思ったけれど、記憶を失くした兄に無視をされると陰でよく泣いていた。天使のように可愛い外見の『マリエッタ』という女の子も見舞いに来てくれた。あの子の方がよっぽど強くてたくましく、兄には合っているような気がした。ブランカは確かに美人だけれど、兄は彼女のどこを好きになったんだろう?
ニコロはブランカにすぐ懐き、嬉しそうに自分の絵を見せていた。だけど俺は彼女を認めなかった。だって、兄がすぐに忘れてしまえる程度の存在なら、きっとたいした事はない。そう思って反抗していた。
彼女がリュークの部屋に入ろうとする度に、兄に用事があるフリをして邪魔をした。なぜかメイドの真似事をする彼女をバカにして、わざと部屋を汚してみた。母とお茶を飲む彼女に構わず、近くのソファに寝っ転がった。もちろんこれは、後から母にこっぴどく怒られる事となった。
兄がブランカの事を嫌がっていると信じていた俺は、そんな感じで思いつく限りの嫌がらせをした。
婚約の書類はきっと間違いで、兄と一緒になりたいブランカが無理やり書かせたものに違いない。ケガに付け込んで今度こそ、と迫っているのかも。
そんな彼女が兄の相手だなんて絶対に認めない!
今考えれば子供っぽく、バレたらリュークに殺されかねない。けれど当時の俺は真剣だった。兄が彼女の事だけを思い出せないと言うから、二人の間を壊そうと必死に頑張っていた。
ある日の朝。
地下の貯蔵庫に向かうブランカの後をつけて中に入るのを確認し、外側からカギを閉めた。この扉は、鉄の取っ手を留め金に下ろすだけで簡単に施錠できる。内側にカギはないから、もちろんすぐに開ける予定だった。
いつものちょっとした嫌がらせ。けれど俺を探しに来たニコロと一緒に戻る途中で、その事をすっかり忘れてしまった。父に出された課題がまだだったし、家庭教師も待たせている。大嫌いな勉強と格闘しているうちに、あっという間に時間が経っていた。
「今日はブランカちゃん来ないわね~」
夕刻、そう言った母の言葉で彼女を閉じ込めていた事を思い出した。兄もホッとした顔をしているかと思いきや、どこか残念そうな表情をしている。
俺は慌てて地下の貯蔵庫に向かった。
見ると彼女はちょうど料理長に助け出された後だった。食材を取りに来た彼と何か話をしている。もしかして言いつけられた? ずっと一人で怖かったと訴えている?
犯人捜しをされてしまったら、すぐに俺だとわかってしまう。今までの嫌がらせが全てバレてしまって、両親からこっぴどく怒られ、罰を与えられてしまうだろう。当然、兄や使用人達の信用も無くし嫌われてしまう。
彼女は怯えた表情の俺と目が合うと、ニッコリ微笑んだ。次いで予想もしなかった事を言い出した。
「あら、カルロ。今日は私が来ていないと思ってわざわざ探しに来てくれたの? それとも助けに来てくれたのかしら? 小さな騎士は頼もしいわね。どうもありがとう」
そう言って頭を撫でてくれた。
嘘だ!
ブランカとは今朝既に言葉を交わしている。
それに、今会った事で俺が閉じ込めたのだと気づいたはず。なのに彼女は俺を責めない。全て無かった事にしようとしている!
「ああ、坊ちゃん。坊ちゃんからも言ってやって下さい。本当に使用人の真似事はほどほどにして下さいよ? 貴族のお嬢様が慣れない事をするから、中途半端な開け方で取っ手が下りてうっかり閉じ込められてしまうんです。たまたま私が来たからいいようなものの、貴女のせいで私達が責められる事になったらどうするんです?」
「本当に申し訳ありません。もうご迷惑をおかけしないように気を付けますので、見逃して下さい」
ブランカは恐縮したように使用人に対して何度も頭を下げた。
違う! 彼女は何も悪くない。それに、いくら腕が良いからと言って我が家の客人に対してその態度は何なんだ? 偉そうにしていいと思っているのか!
「まったくもう! 今後一切ここには近付かないで下さいよ」
「何をっ……もが」
「わかりました。あなたのおかげで本当に助かりました。ありがとうございました」
ブランカは文句を言おうとする俺を抱え込み、もう一度料理長に頭を下げた。彼は言うだけ言うと気が済んだのか、食材を持ったままさっさと持ち場へ帰って行った。
「どうして……?」
「私がうっかり閉じ込められてしまったの。きっとリュークの事を考えてボーっとしていたのね。あなたはそんな私を助けに来てくれた。それでいいんじゃない?」
彼女はそう言って笑った。
たった一人で心細かっただろうに……
彼女は俺を責めなかった。
以前、兄から聞いた事がある。
人間には二種類のタイプがいる――強い人と弱い人と。
『人は自分の強さを誇りがちだが、本当に強い者は表には出さない。真の強さとは力や肉体では無く、心の強さだ』
その時は難しくってよくわからなかったので、適当に聞き流していた。でも今なら少しだけ、わかるような気がした。
何度嫌がらせを受けてもブランカがここに通った理由。リュークに冷たくされて陰で泣きながら、それでも諦めなかった理由。彼女はただ優しいだけでなく、芯の強い女性だったのだ。
「ごめ……ごめんなさい……」
俺は初めて心から悪いと思った。
今までの事も全部含めて謝った。
到底許してはもらえないだろうけれど。
そんな俺に彼女はたった一言。
「あなたは良い子よ」
それ以来、俺は悪さを止めた。リューク程では無くても、公爵家の名に恥じぬよう勉強だって頑張った。彼女は俺を比べない。一生懸命努力すれば、いつかきっと!
二人の結婚式で俺は人知れず泣いていた。
あのままリュークがブランカを思い出さなかったら、いつかは俺にもチャンスが巡って来たのだろうか?
晴れやかな日に満面の笑みを浮かべて片時も彼女を離さない兄を見ながら、そんな実現不可能な事を考えていた。
彼女を閉じ込めたあの日に気が付いてしまった。なぜあんなに兄との仲を邪魔してしまったのか。なぜ頑なに彼女を認めようとしなかったのか。素直になれなかったけれど、俺はきっとこう言いたかったのだ。
リュークが思い出さないのなら、彼を想う事なんて諦めてしまえばいい。兄にこだわらなくても、他にも君を想う人はいっぱいいるはずだから。陰で泣くくらいなら、そんなに辛いなら、止めてしまえばいいのに――
結局、全てを思い出した兄とブランカは元に戻った。
その後も少し危なかったみたいだけど、リュークは「いざとなったら家を頼む」と俺に言い残して彼女を追いかけて行った。兄も一途だったけれど彼女はもっと兄を想っていたようだ。怪我をさせた自分を責めて王都を離れたのだ、と後から聞いた。
それからのリュークは、バカみたいにブランカを溺愛している。
今日久々に会った兄は、やっぱり彼女を離さなかった。
「リューク、変わったよな……」
双子の弟のニコロにはそう言ったけれど。
完璧人間のリュークが奥さんのブランカにだけは頭が上がらない。彼女と目が合えば喜び、声を聞けば嬉しそう。
そんな人間臭い兄を、俺は案外気に入っている。
バルディス公爵家三兄弟の真ん中。
といっても弟のニコロは双子で同い年。
残念ながら弟の方がおとなしい割に勉強は得意だ。まあ九歳離れた兄のリュークには、俺達二人がかりでも敵わないけれど。
兄は父によく似た完璧人間。
この国最難関の『王立カルディアーノ学園高等部』もあっさり飛び級で卒業した。公爵家の後継ぎで美形。成績優秀で運動も得意。そんな兄を女性達が放っておくはずはなく、父の所には当時山ほどの縁談が持ち込まれていたのだという。
そんな兄にも弱点はある。
それが幼なじみで現在の奥さんである『ブランカ』だ。
俺達双子が生まれたのは、ブランカがちょうど病気の療養に行っていた頃。兄がまだ学園の中等部に入る前の事だ。完璧人間の兄は、赤ん坊である俺達の面倒も嫌がらずに見てくれていたそうだ。まあ、父に引っ張り回されてよく旅に出ていたから、当時既に家にいない方が多かったらしいけれど。
中等部に入ってからも学園の休みには時々家に帰ってきていた。その頃に外でたくさん遊んでもらった記憶がある。水の魔法は便利だ。わざわざ遠くの川や湖なんかに行かなくても、自宅の庭で思い切り遊べる。
そういえば当時の彼は、自分の部屋の机の引き出しから手紙のようなものを引っ張り出してはニヤニヤしていた。あの時はよくわからなかったけれど、あれはもしかして今の奥さんのブランカからの手紙だったのではないだろうか?
クールな外見とは裏腹に兄は一途だった。
弟のニコロには教えていないが、二人が留学中密かに婚約の申請をしていたのを知っている。大事な花瓶を割った後、母に怒られるのが怖くて逃げた先の父の書斎でその書類を見つけた。兄の名前ともう一人、相手の欄にブランカ=シェリル=バレリーと記入されていた。
あの兄が婚約したいと思う程の相手だ。
完璧女性かすこぶる強い女か、天使のように可愛いか。
時々我が家を訪ねてくるカッコいいバレリーおじさんの娘、という事だったから俺は興味津々だった。
俺が初めてブランカに会ったのは、高等部の兄が帰国途中に怪我をして、家で安静にしていた時。
すごく綺麗な人だけど、思っていたのとは違った。
完璧ではなく意外にドジだ。
強いと思ったけれど、記憶を失くした兄に無視をされると陰でよく泣いていた。天使のように可愛い外見の『マリエッタ』という女の子も見舞いに来てくれた。あの子の方がよっぽど強くてたくましく、兄には合っているような気がした。ブランカは確かに美人だけれど、兄は彼女のどこを好きになったんだろう?
ニコロはブランカにすぐ懐き、嬉しそうに自分の絵を見せていた。だけど俺は彼女を認めなかった。だって、兄がすぐに忘れてしまえる程度の存在なら、きっとたいした事はない。そう思って反抗していた。
彼女がリュークの部屋に入ろうとする度に、兄に用事があるフリをして邪魔をした。なぜかメイドの真似事をする彼女をバカにして、わざと部屋を汚してみた。母とお茶を飲む彼女に構わず、近くのソファに寝っ転がった。もちろんこれは、後から母にこっぴどく怒られる事となった。
兄がブランカの事を嫌がっていると信じていた俺は、そんな感じで思いつく限りの嫌がらせをした。
婚約の書類はきっと間違いで、兄と一緒になりたいブランカが無理やり書かせたものに違いない。ケガに付け込んで今度こそ、と迫っているのかも。
そんな彼女が兄の相手だなんて絶対に認めない!
今考えれば子供っぽく、バレたらリュークに殺されかねない。けれど当時の俺は真剣だった。兄が彼女の事だけを思い出せないと言うから、二人の間を壊そうと必死に頑張っていた。
ある日の朝。
地下の貯蔵庫に向かうブランカの後をつけて中に入るのを確認し、外側からカギを閉めた。この扉は、鉄の取っ手を留め金に下ろすだけで簡単に施錠できる。内側にカギはないから、もちろんすぐに開ける予定だった。
いつものちょっとした嫌がらせ。けれど俺を探しに来たニコロと一緒に戻る途中で、その事をすっかり忘れてしまった。父に出された課題がまだだったし、家庭教師も待たせている。大嫌いな勉強と格闘しているうちに、あっという間に時間が経っていた。
「今日はブランカちゃん来ないわね~」
夕刻、そう言った母の言葉で彼女を閉じ込めていた事を思い出した。兄もホッとした顔をしているかと思いきや、どこか残念そうな表情をしている。
俺は慌てて地下の貯蔵庫に向かった。
見ると彼女はちょうど料理長に助け出された後だった。食材を取りに来た彼と何か話をしている。もしかして言いつけられた? ずっと一人で怖かったと訴えている?
犯人捜しをされてしまったら、すぐに俺だとわかってしまう。今までの嫌がらせが全てバレてしまって、両親からこっぴどく怒られ、罰を与えられてしまうだろう。当然、兄や使用人達の信用も無くし嫌われてしまう。
彼女は怯えた表情の俺と目が合うと、ニッコリ微笑んだ。次いで予想もしなかった事を言い出した。
「あら、カルロ。今日は私が来ていないと思ってわざわざ探しに来てくれたの? それとも助けに来てくれたのかしら? 小さな騎士は頼もしいわね。どうもありがとう」
そう言って頭を撫でてくれた。
嘘だ!
ブランカとは今朝既に言葉を交わしている。
それに、今会った事で俺が閉じ込めたのだと気づいたはず。なのに彼女は俺を責めない。全て無かった事にしようとしている!
「ああ、坊ちゃん。坊ちゃんからも言ってやって下さい。本当に使用人の真似事はほどほどにして下さいよ? 貴族のお嬢様が慣れない事をするから、中途半端な開け方で取っ手が下りてうっかり閉じ込められてしまうんです。たまたま私が来たからいいようなものの、貴女のせいで私達が責められる事になったらどうするんです?」
「本当に申し訳ありません。もうご迷惑をおかけしないように気を付けますので、見逃して下さい」
ブランカは恐縮したように使用人に対して何度も頭を下げた。
違う! 彼女は何も悪くない。それに、いくら腕が良いからと言って我が家の客人に対してその態度は何なんだ? 偉そうにしていいと思っているのか!
「まったくもう! 今後一切ここには近付かないで下さいよ」
「何をっ……もが」
「わかりました。あなたのおかげで本当に助かりました。ありがとうございました」
ブランカは文句を言おうとする俺を抱え込み、もう一度料理長に頭を下げた。彼は言うだけ言うと気が済んだのか、食材を持ったままさっさと持ち場へ帰って行った。
「どうして……?」
「私がうっかり閉じ込められてしまったの。きっとリュークの事を考えてボーっとしていたのね。あなたはそんな私を助けに来てくれた。それでいいんじゃない?」
彼女はそう言って笑った。
たった一人で心細かっただろうに……
彼女は俺を責めなかった。
以前、兄から聞いた事がある。
人間には二種類のタイプがいる――強い人と弱い人と。
『人は自分の強さを誇りがちだが、本当に強い者は表には出さない。真の強さとは力や肉体では無く、心の強さだ』
その時は難しくってよくわからなかったので、適当に聞き流していた。でも今なら少しだけ、わかるような気がした。
何度嫌がらせを受けてもブランカがここに通った理由。リュークに冷たくされて陰で泣きながら、それでも諦めなかった理由。彼女はただ優しいだけでなく、芯の強い女性だったのだ。
「ごめ……ごめんなさい……」
俺は初めて心から悪いと思った。
今までの事も全部含めて謝った。
到底許してはもらえないだろうけれど。
そんな俺に彼女はたった一言。
「あなたは良い子よ」
それ以来、俺は悪さを止めた。リューク程では無くても、公爵家の名に恥じぬよう勉強だって頑張った。彼女は俺を比べない。一生懸命努力すれば、いつかきっと!
二人の結婚式で俺は人知れず泣いていた。
あのままリュークがブランカを思い出さなかったら、いつかは俺にもチャンスが巡って来たのだろうか?
晴れやかな日に満面の笑みを浮かべて片時も彼女を離さない兄を見ながら、そんな実現不可能な事を考えていた。
彼女を閉じ込めたあの日に気が付いてしまった。なぜあんなに兄との仲を邪魔してしまったのか。なぜ頑なに彼女を認めようとしなかったのか。素直になれなかったけれど、俺はきっとこう言いたかったのだ。
リュークが思い出さないのなら、彼を想う事なんて諦めてしまえばいい。兄にこだわらなくても、他にも君を想う人はいっぱいいるはずだから。陰で泣くくらいなら、そんなに辛いなら、止めてしまえばいいのに――
結局、全てを思い出した兄とブランカは元に戻った。
その後も少し危なかったみたいだけど、リュークは「いざとなったら家を頼む」と俺に言い残して彼女を追いかけて行った。兄も一途だったけれど彼女はもっと兄を想っていたようだ。怪我をさせた自分を責めて王都を離れたのだ、と後から聞いた。
それからのリュークは、バカみたいにブランカを溺愛している。
今日久々に会った兄は、やっぱり彼女を離さなかった。
「リューク、変わったよな……」
双子の弟のニコロにはそう言ったけれど。
完璧人間のリュークが奥さんのブランカにだけは頭が上がらない。彼女と目が合えば喜び、声を聞けば嬉しそう。
そんな人間臭い兄を、俺は案外気に入っている。
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