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辛子明太子のようにホットな駅(2)
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夜のJR小倉駅。
相も変わらず改札口からは、旅行先から帰って来るひとが途絶えない。
自動改札機がICカードを読み込む音が、定期的に鳴り続ける。
改札前の広場では、何かイベントがあったのだろうか。
テントや机、イスを片付けるひとたちが忙しく動いている。
そんな祭りの後の片隅。自動切符販売機の前に、3人の女性が集まっていた。
★★★
「指定席にしないんだ」
「うん。すぐだからね」
亜美ちゃんの言葉に私は答える。
本当は、指定席にしたい。したいけど、正直出費が厳しい。
名古屋から博多までの指定席2枚買って、途中下車は相当辛い。
そして、小倉から博多までの切符を買っている私。バカみたい。
お金については、バイトで貯めたものがあるので、余裕があったはずなのに。
残りが心もとない。
本来は、ケイくんに返してもらうつもりだった。
一緒に帰ることになれば、そのまま切符を使えただろうし、使わなくてもキャンセルできたはず。
私だって、それくらいはわかっていたから、こんな計画を立てた。
それがこんなことになるなんて・・・ホントに自分をイヤになる。
だったら普通列車に乗ればいいのでは、と、これも亜美ちゃんに言われたけど。
新幹線よりあきらかに時間がかかる。ケイくんをこれ以上待たせたくない。
2110円か。
機械の案内に従って、お札を入れていく。あーあ、私、何やってるんだろ。
自暴自棄に陥りそうなところを堪えて、切符を受け取る。
そっと財布に切符を入れて、2人の大切な友人たちに駆け寄る。
早苗ちゃんはニヤニヤしてる。亜美ちゃんも同じように笑顔。
私の方を見て、2人とも笑っている。私、何か変かな?
「お待たせ」
2人と合流する。
早苗ちゃんは腕を組んでいる。亜美ちゃんは私の後ろに回り込み、抱き着いてくる。
「えーっ?亜美ちゃん!何よー!」
わけがわからないんだけど。早苗ちゃんは相変わらずニヤニヤしてる。
「ねーリミちゃん。幸せそうな顔してー!羨ましいわ!」
「彼からのメールに、どても嬉しいことが書いてあったようですね」
2人とも口々に、私が幸せそうな顔をしていると言ってくる。
そうかな、そうなのかな、私自身はわからないんだけど。
「2人とも、何でそう思うのよ」
「だって、リミちゃんってさ、彼とメールをやり取りした後、ずっと、にこーってしてたから」
「駅に着くまでのしゃべり方が、どんどんはしゃぐ感じになりましたので」
2人の指摘を受けて、ようやく気付く。
そこまで、表情に出てたのかー、実際嬉しかったから、間違ってはないんだけどね。
「で、どんなメールのやり取りがあったの?あったの?」
「私も気になります」
亜美ちゃんが後ろから攻めてくる。普段は気にして来ない早苗ちゃんまでも・・・。
「えーっ!普通だよー。普通」
ウソだ。確かに嬉しいことが書いてあった。
「普通と言うなら、見せてもらってもいいよね!」
亜美ちゃんが食い下がる。しつこいなーもう。
「・・・プライバシー・・・」
「いやいや、リミちゃんにプライバシーなんてないから」
「・・・そんなこと言っても、見せないから」
「えーっ!リミちゃん、冷たい。クスン」
「泣きマネしても、ダーメ」
本当にしつこい。後ろに抱き着いている亜美を引きはがす。
「まあまあ、亜美。あきらめましょう、残念ですが」
「残念って・・・早苗ちゃんまでー。もう!」
早苗ちゃんが止めてくれて助かった。亜美ちゃんが本気で来ると断れないから。
「そろそろ行った方がいいでしょう、時間がありません」
早苗ちゃんが電光掲示板を指す。
21時18分発のさくら。あと8分くらいか。
「では、そろそろ行くね。そして今日はありがとう」
時刻を確認した私は、友人たちに別れとお礼を告げる。
「こちらこそ、久しぶりに里美に会えて嬉しかったので、良しとします」
早苗ちゃんは、笑顔でそう答えてくれる。
「ねー、今度、博多に遊びに行っていーい?」
「うん、今度一緒に遊ぼうねー!」
亜美ちゃんの問いかけに、私は元気にそう答える。
あれ?亜美ちゃんがガッツポーズをしているのは何でなんだろう・・・
そう疑問に思いながら、改札口に向かう。切符を通す。
私は、名探偵アニメをモチーフにした喫茶店を横に、エスカレーターを上っていく。
スマホを取り出し、ケイくんから届いたメール画面を見る。
From:恵吾
Sub:Re:ごめんね
むかついた。許さん。
俺の家に来てくれるなら許す。
いつ名古屋に帰るつもりなんだ?
俺としては、ずっといてくれてもかまわない。
それは無理だろうな、ごめん、無理言った。
今、小倉?
今日、こっちにくるのか?
うん、うん。
会ったら、怒られるかもしれないけど。
「ずっといてくれてもかまわない」だって。
この言葉が凄く嬉しい。何度見ても、顔が火照ってくる。
2人には、その様子を見られたのかもしれない。
やはり、誤魔化しは利かないか・・・
そう思いながら、ホームに到着する。12番ホーム。
自由席は1号車から3号車。表示を見て歩く。
そんな中、新幹線が滑り込んできた。それでも歩く。が、間に合いそうにない。
仕方ないので、4号車辺りのドアから乗り込む。そこから1号車方面に向けて歩く。
疲れは感じない。いくらでも歩けるのかもしれない、今のこの気持ちなら。
★★★
JR小倉駅を出発した、さくら573号、鹿児島中央行き。
3号車の窓側席を確保した茶髪のセミロングの女性・斉藤里美。
ずっと、スマホの画面を見て、ニコニコしている。
周りから見ると、不気味であるが、周りのひとは気にしない。
たった16分の新幹線の旅。
彼女は、スマホを見つめたまま、博多駅に到着しそうである。
どうか、九州新幹線は博多が終点ではないので、降り忘れがないように、切に祈りたい。
恵吾のことだから、乗り遅れても、会社の同僚の車でも借りて、迎えに行くだろうけれども。
★★★
JR博多駅
東口にあたる筑紫口、西口にあたる博多口。
その2つの出入口を結ぶように太い通路があり、通路の両脇に改札口が点在している。
さらに九州新幹線開業に合わせて駅ビルを改修して、今では百貨店や映画館なども入居している。
駅の地下には地下鉄があり、福岡市最大の商業地区・天神、福岡空港、福岡県西部各地にもつながっている。
お土産、名産を販売している店を充実している。
辛子明太子を始め、ひよこ饅頭、通りもん、めんべいなど。
駅ビル周辺には、食事処から居酒屋まで、食も充実している。
豚骨ラーメン、かしわ飯、もつ鍋、水たき、ごまサバなどなど。
中には、福岡市の名産ではないものもあるが、博多周辺には九州中の名産、料理店が集まってくる。
そんなところが福岡・博多の最大の魅力なのかもしれない。
★★★
・・・しかしなぁ、里美のヤツ、いつ出発するんだろうか・・・
メールは来ない。すぐって、いつの新幹線に乗ってくるんだよ。
俺は、心の中で里美に文句を言う。
彼女は、しっかりしているようで、抜けているところがあると思う。
せめて、乗ったよーと、連絡が欲しい。
仕方がないので、筑紫口前の改札口の前で待っている。
先に近くのハンバーガー店や牛丼店で、遅い夕飯を済まそうかとも思った。
しかし、彼女はメールですぐ行くと、連絡してきた。
それなら、待つしかないな。1時間はかからないだろう。
顔を合わせたら、何を言ってやろうか。
声かけられても、無視してやろうか。知らないふりでもしようか。
慌てるだろうか。泣くだろうか。怒るだろうか。
多分、今の俺の表情は、ニヤニヤして気持ち悪いかもしれない。
考えるだけでも楽しい。
いろいろ考えながら、その時間を、俺は待っている。
気を落ち着かせながら。
相も変わらず改札口からは、旅行先から帰って来るひとが途絶えない。
自動改札機がICカードを読み込む音が、定期的に鳴り続ける。
改札前の広場では、何かイベントがあったのだろうか。
テントや机、イスを片付けるひとたちが忙しく動いている。
そんな祭りの後の片隅。自動切符販売機の前に、3人の女性が集まっていた。
★★★
「指定席にしないんだ」
「うん。すぐだからね」
亜美ちゃんの言葉に私は答える。
本当は、指定席にしたい。したいけど、正直出費が厳しい。
名古屋から博多までの指定席2枚買って、途中下車は相当辛い。
そして、小倉から博多までの切符を買っている私。バカみたい。
お金については、バイトで貯めたものがあるので、余裕があったはずなのに。
残りが心もとない。
本来は、ケイくんに返してもらうつもりだった。
一緒に帰ることになれば、そのまま切符を使えただろうし、使わなくてもキャンセルできたはず。
私だって、それくらいはわかっていたから、こんな計画を立てた。
それがこんなことになるなんて・・・ホントに自分をイヤになる。
だったら普通列車に乗ればいいのでは、と、これも亜美ちゃんに言われたけど。
新幹線よりあきらかに時間がかかる。ケイくんをこれ以上待たせたくない。
2110円か。
機械の案内に従って、お札を入れていく。あーあ、私、何やってるんだろ。
自暴自棄に陥りそうなところを堪えて、切符を受け取る。
そっと財布に切符を入れて、2人の大切な友人たちに駆け寄る。
早苗ちゃんはニヤニヤしてる。亜美ちゃんも同じように笑顔。
私の方を見て、2人とも笑っている。私、何か変かな?
「お待たせ」
2人と合流する。
早苗ちゃんは腕を組んでいる。亜美ちゃんは私の後ろに回り込み、抱き着いてくる。
「えーっ?亜美ちゃん!何よー!」
わけがわからないんだけど。早苗ちゃんは相変わらずニヤニヤしてる。
「ねーリミちゃん。幸せそうな顔してー!羨ましいわ!」
「彼からのメールに、どても嬉しいことが書いてあったようですね」
2人とも口々に、私が幸せそうな顔をしていると言ってくる。
そうかな、そうなのかな、私自身はわからないんだけど。
「2人とも、何でそう思うのよ」
「だって、リミちゃんってさ、彼とメールをやり取りした後、ずっと、にこーってしてたから」
「駅に着くまでのしゃべり方が、どんどんはしゃぐ感じになりましたので」
2人の指摘を受けて、ようやく気付く。
そこまで、表情に出てたのかー、実際嬉しかったから、間違ってはないんだけどね。
「で、どんなメールのやり取りがあったの?あったの?」
「私も気になります」
亜美ちゃんが後ろから攻めてくる。普段は気にして来ない早苗ちゃんまでも・・・。
「えーっ!普通だよー。普通」
ウソだ。確かに嬉しいことが書いてあった。
「普通と言うなら、見せてもらってもいいよね!」
亜美ちゃんが食い下がる。しつこいなーもう。
「・・・プライバシー・・・」
「いやいや、リミちゃんにプライバシーなんてないから」
「・・・そんなこと言っても、見せないから」
「えーっ!リミちゃん、冷たい。クスン」
「泣きマネしても、ダーメ」
本当にしつこい。後ろに抱き着いている亜美を引きはがす。
「まあまあ、亜美。あきらめましょう、残念ですが」
「残念って・・・早苗ちゃんまでー。もう!」
早苗ちゃんが止めてくれて助かった。亜美ちゃんが本気で来ると断れないから。
「そろそろ行った方がいいでしょう、時間がありません」
早苗ちゃんが電光掲示板を指す。
21時18分発のさくら。あと8分くらいか。
「では、そろそろ行くね。そして今日はありがとう」
時刻を確認した私は、友人たちに別れとお礼を告げる。
「こちらこそ、久しぶりに里美に会えて嬉しかったので、良しとします」
早苗ちゃんは、笑顔でそう答えてくれる。
「ねー、今度、博多に遊びに行っていーい?」
「うん、今度一緒に遊ぼうねー!」
亜美ちゃんの問いかけに、私は元気にそう答える。
あれ?亜美ちゃんがガッツポーズをしているのは何でなんだろう・・・
そう疑問に思いながら、改札口に向かう。切符を通す。
私は、名探偵アニメをモチーフにした喫茶店を横に、エスカレーターを上っていく。
スマホを取り出し、ケイくんから届いたメール画面を見る。
From:恵吾
Sub:Re:ごめんね
むかついた。許さん。
俺の家に来てくれるなら許す。
いつ名古屋に帰るつもりなんだ?
俺としては、ずっといてくれてもかまわない。
それは無理だろうな、ごめん、無理言った。
今、小倉?
今日、こっちにくるのか?
うん、うん。
会ったら、怒られるかもしれないけど。
「ずっといてくれてもかまわない」だって。
この言葉が凄く嬉しい。何度見ても、顔が火照ってくる。
2人には、その様子を見られたのかもしれない。
やはり、誤魔化しは利かないか・・・
そう思いながら、ホームに到着する。12番ホーム。
自由席は1号車から3号車。表示を見て歩く。
そんな中、新幹線が滑り込んできた。それでも歩く。が、間に合いそうにない。
仕方ないので、4号車辺りのドアから乗り込む。そこから1号車方面に向けて歩く。
疲れは感じない。いくらでも歩けるのかもしれない、今のこの気持ちなら。
★★★
JR小倉駅を出発した、さくら573号、鹿児島中央行き。
3号車の窓側席を確保した茶髪のセミロングの女性・斉藤里美。
ずっと、スマホの画面を見て、ニコニコしている。
周りから見ると、不気味であるが、周りのひとは気にしない。
たった16分の新幹線の旅。
彼女は、スマホを見つめたまま、博多駅に到着しそうである。
どうか、九州新幹線は博多が終点ではないので、降り忘れがないように、切に祈りたい。
恵吾のことだから、乗り遅れても、会社の同僚の車でも借りて、迎えに行くだろうけれども。
★★★
JR博多駅
東口にあたる筑紫口、西口にあたる博多口。
その2つの出入口を結ぶように太い通路があり、通路の両脇に改札口が点在している。
さらに九州新幹線開業に合わせて駅ビルを改修して、今では百貨店や映画館なども入居している。
駅の地下には地下鉄があり、福岡市最大の商業地区・天神、福岡空港、福岡県西部各地にもつながっている。
お土産、名産を販売している店を充実している。
辛子明太子を始め、ひよこ饅頭、通りもん、めんべいなど。
駅ビル周辺には、食事処から居酒屋まで、食も充実している。
豚骨ラーメン、かしわ飯、もつ鍋、水たき、ごまサバなどなど。
中には、福岡市の名産ではないものもあるが、博多周辺には九州中の名産、料理店が集まってくる。
そんなところが福岡・博多の最大の魅力なのかもしれない。
★★★
・・・しかしなぁ、里美のヤツ、いつ出発するんだろうか・・・
メールは来ない。すぐって、いつの新幹線に乗ってくるんだよ。
俺は、心の中で里美に文句を言う。
彼女は、しっかりしているようで、抜けているところがあると思う。
せめて、乗ったよーと、連絡が欲しい。
仕方がないので、筑紫口前の改札口の前で待っている。
先に近くのハンバーガー店や牛丼店で、遅い夕飯を済まそうかとも思った。
しかし、彼女はメールですぐ行くと、連絡してきた。
それなら、待つしかないな。1時間はかからないだろう。
顔を合わせたら、何を言ってやろうか。
声かけられても、無視してやろうか。知らないふりでもしようか。
慌てるだろうか。泣くだろうか。怒るだろうか。
多分、今の俺の表情は、ニヤニヤして気持ち悪いかもしれない。
考えるだけでも楽しい。
いろいろ考えながら、その時間を、俺は待っている。
気を落ち着かせながら。
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