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3.2 真なる魔法
苛立ち
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あれから何度か考えたけど、やっぱり友人のことをあんな風に言われて心穏やかで入れるはずもない。だが、彼女の言ったことが事実であるだけに彼女を責めたてることもできず、僕は結局一時間前の彼女との対面から何の進展もしていない。
「ねえ、ニヒル……結局、彼女が僕に会いたかった理由ってなんだったのかな?」
最後に堺に対する暴言だけはいて、どこかへ行ってしまったムトという女性がどんな目的で僕に近づいたのか、その核心に迫ることは何一つ聞くことができなかった。そのことに対して、ニヒルが何か聞いているのではないかなどと、僕は淡い期待を抱いていなかったというと嘘になる。
だからこそ彼女に質問しているわけだが、とにかく情報が少なすぎる。
ムトはどうして堺のことを知っていたのだろうか……それさえわかれば彼女の気持ちを少しぐらいわかるような気もする。たとえ先ほどまで他人であったとしても、たった数十分話しただけであったとしても、もう彼女と僕は無関係ではない。
ならば、僕はムトと名乗った女性のことをもっとよく知るべきだろう。怒るのはそれからでも遅くはないし、むしろそれからじゃなければ怒る気力すらわかない。
ソファーに寝転がっている僕は、社長であるニヒルにとってはあまり快くないのかもしれないが、僕にはあまり余裕というものが残っていない。彼女には悪いが、立ち上がる気力がないというべきだろう。
もちろん、ニート的な思想ではなく一時的なものだ。
そんな態度の悪い僕にニヒルが近づいてくる。彼女はその手におぼんを持っている。どうやら僕のためにお茶を汲んできてくれたようだ。
「私にはわかりかねます。ただあのお方はイグニスさんとご友人だというので、気分転換になるのでは……と思ってお二人を引き合わせただけですから」
お茶を汲みながらでも僕の言葉は聞こえていたようで、申し訳なさそうにニヒルは言った。
「まあ、気分転換にはなったよ……気を遣わせてごめんね」
「いえいえ、社員の精神面を補助するのだって社長の務め……冗談です。私個人がイグニスさんに元気になっていただきたかっただけですけど、これじゃ逆効果でしたね。ですが、あの方はイグニスさんが話してくれた堺さんという人物について何かを知っているようでしたね」
ニヒルの言うとおり、彼女が堺の知り合いであることは確かだろう。知りもしない人物に対して悪口を吐ける人間なんていない――そう信じたい。
だが、重要なことはそこではない。どうしてあのムトという人物が堺を知っていたかということが一番知らなければいけない情報なのに、ムトは一向に帰ってくる気配がない。彼女はどうして、自分の目的のことも伝えずに飛び出してしまったのだろうか……考えても考えてもわからない。
「とにかく、僕がここにいても邪魔になるだけだろうし、そろそろ帰るよ」
僕はニヒルが入れてくれたお茶を飲み干すと、急いで立ち上がった。もうすぐしたら、ここで働く社員たちが出勤してくるからだ。彼女たちの邪魔は出来ない。何より、僕がここに来たのは仕事のためだ。仕事がないのであれば立ち去るべきだろう。
足早に入口に向かう僕に対して、ニヒルが言った。
「ちょっと待ってください」
僕はその言葉に足を止めて、ニヒルのほうを振り返る。彼女がどのような目的で僕を引き留めたのかは知らないが、僕が足を止めない理由はなかった。
「どうしたの?」
彼女は僕に対する返答よりも先に、僕のもとへと駆け寄ってきた。
なんというか、僕はそれを見て少しだけ困惑した。彼女が僕のほうへ急ぎ足で来る理由が見当たらなかったからだ。止まっている僕に対して彼女はどうして急いでこちらに向かってくるのだろう。
しかし、考えても答えが出るわけでもない。そんなことはわかっていたが、先ほどのこともあったからこそ、僕は少しだけ期待していた。――あのムトがここへ来た理由がわかったのではないかという、そんなどうでもよくも、重要なことだからだ。
駆け寄ってきたニヒルは、あたりまえだが特に息を切らすでもなく障害になる机やいすをよけながらほんの数秒で僕のもとへとたどり着いた。
「一つだけお願いがあるんですが……」
「なに?」
僕の期待とは違ったが、敬愛すべき社長からのじきじきの願いを聞かないすべはない。もちろん僕はどのような願であったとしても聞くつもりだ。
だが、申し訳なさそうに口ごもる彼女を見るに、あまりいいことではないのだろう。僕がひそかに考えていたムト捜索も出来なくなるかもしれない。そのことだけは心残りであるが、今は自分のことは後回しでもいいと思っている。
「実は……さっきの方なんですが、どこに行ったかはわかっているんです。もともと、彼女はわが社の冒険者の一人ですから」
勝手な決意を新たにした僕に、彼女はどこか神妙な面持ちで言う。それは、彼女のことを黙っていたことに対する罪の意識なのだろうが、僕はニヒルがムトの場所を知っていることなど最初からわかっていた。
重要なのはニヒルが僕を元気づけようとしてくれたことで、彼女から堺のことを聞くことはどうでもよくはないが、二の次になってもいいと思っていた。
だからこそ、すべてを知っていて僕は自分からはニヒルには何も尋ねるつもりはない。
しかし、彼女が話すつもりだというのなら話は別だ。
利用できるものはなんでも利用する……なんていうほど僕は器用ではないし、そこまで外道でもないが、人の善意を否定するほど愚かでもないつもりだ。
「どこに行ったの?」
僕は少しだけ肩の荷が下りたことを感じながら、意味深な顔をしているニヒルに聞いてみた。彼女はなんだか申し訳なさそうな声を出した。
「そのことなんですが、実はイグニスさんにお願いしたいことがあって……」
「何?」
特に断る理由もなく僕はすぐにその内容を聞くことにした。
「――ということなんです。ですからそのことを彼女に伝えてもらえればうれしいんですが……」
どうやら、ニヒルは僕とムトを会わせるためだけに、ムトをここに呼んだわけではないらしく、お願いしたいクエスト、いわば仕事があったからついでに聞いてもらおうと呼んだというわけだ。その内容は驚くべきもので、僕に対して魔法を教えてほしいというものだった。
実のところ、ムトという人物はニヒルが経営する酒場の中でもっとも恐ろしい魔法使いであり、最強の名をほしいままにする冒険者であるらしい。
要約するとこんな感じらしいのだが、前提として間違っていることがある。それは僕がニヒルの魔法理論とやらを聞いてからひたすら魔法について勉強したり、実践してみたりしたが、まるで魔法が発動できなかったということだ。
そのことを何度も説明したが、ニヒルは微笑んで「大丈夫です」というばかりで話にならない。
僕だって出来ることなら魔法を使いたいし、努力だってこれからもしていくつもりだ。
しかし、人を巻き込んでまで無駄になるかも知れない努力なんてしたくはない。特にムトは僕を嫌っている節があるから余計に億劫だ。彼女にお願いをしたところできっと魔法など教えてくれるはずもないだろう。
「彼女が俺に教えてくれるとは思えない」
僕は視線を斜め下に下げながら、いつもよりも自信がなさそうな声でつぶやいた。こんな自分が情けないということはわかっているが、こればっかりは性格だ。どれだけ取り繕ってもそう簡単に変わるものでもないだろう。それはいつか泣いた夜から全く変わっていない。
そんな僕の気持ちを知ってか知らずか、ニヒルは先ほどよりも明確に微笑んでみせた。
「そこは問題ないと思います。彼女はイグニスさんのこときっと好きですから……」
彼女の自信満々な表情とは裏腹に、その声はだんだん小さくなり、後半はほとんど聞き取ることができなかった。だけど、彼女がそこまでいいきるのであれば勝算があるということなのだろう。先ほど怒りにも似た感情をあらわにして、あわてて出ていったムトに教えを請えるというのに勝算がないわけがない。
「それで、作戦は?」
僕はやるせない声を出した。自分から願を引き受けておきながら断れるわけもなく、なおかつそれが自分のためであるならば自分で明らかに不可能であることでも引き受けないわけにはいかない。
しかし、ニヒルは僕の心配などまるで気にしていない。
「作戦?」
それでも僕は期待していた。彼女が素っ頓狂な声でそう聞き返すまではだ。
彼女はおそらくこういいたいのだろう。『作戦なんて必要ないです』と。だが僕はそうは思はない。
「作戦もなしに敵と戦うのは無理でしょう?」
「ムトさんは敵じゃありませんよ。味方にお願いごとをするのに作戦は必要ありません。……それに、なんてったて、彼女は今日私に借りを作りました。だったら早めに返してもらわなければ」
「借り?」
「こんなに朝早く出社させられたのは彼女のおかげなんですから」
ニヒルのいう借りとは、おそらく彼女と僕を会わせたということだろう。それも早朝という一番恐ろしい時間にだ。僕の知り合いにだって朝早くに起こされると機嫌が悪くなるやつはいた。つまり、ニヒルは表面上に出さないだけでかなり機嫌が悪いのかもしれない。
「……」
「冗談です」
普段怒らない人が、冗談ではあっても怒ったふりをするのは心臓に悪い。それも怒るような理由がみあたらない場合にはなおさらだ。
「それで、一体どこに行けばいいの?」
僕はその空気に耐え切れず、話題をもとに戻した。彼女はそんな意味不明な冗談を言うような人物ではなかったと思うし、深く考えることが恐ろしいことのような気がして、気が気ではなかった。それが僕の考えすぎでなければいいのだが……。
「ねえ、ニヒル……結局、彼女が僕に会いたかった理由ってなんだったのかな?」
最後に堺に対する暴言だけはいて、どこかへ行ってしまったムトという女性がどんな目的で僕に近づいたのか、その核心に迫ることは何一つ聞くことができなかった。そのことに対して、ニヒルが何か聞いているのではないかなどと、僕は淡い期待を抱いていなかったというと嘘になる。
だからこそ彼女に質問しているわけだが、とにかく情報が少なすぎる。
ムトはどうして堺のことを知っていたのだろうか……それさえわかれば彼女の気持ちを少しぐらいわかるような気もする。たとえ先ほどまで他人であったとしても、たった数十分話しただけであったとしても、もう彼女と僕は無関係ではない。
ならば、僕はムトと名乗った女性のことをもっとよく知るべきだろう。怒るのはそれからでも遅くはないし、むしろそれからじゃなければ怒る気力すらわかない。
ソファーに寝転がっている僕は、社長であるニヒルにとってはあまり快くないのかもしれないが、僕にはあまり余裕というものが残っていない。彼女には悪いが、立ち上がる気力がないというべきだろう。
もちろん、ニート的な思想ではなく一時的なものだ。
そんな態度の悪い僕にニヒルが近づいてくる。彼女はその手におぼんを持っている。どうやら僕のためにお茶を汲んできてくれたようだ。
「私にはわかりかねます。ただあのお方はイグニスさんとご友人だというので、気分転換になるのでは……と思ってお二人を引き合わせただけですから」
お茶を汲みながらでも僕の言葉は聞こえていたようで、申し訳なさそうにニヒルは言った。
「まあ、気分転換にはなったよ……気を遣わせてごめんね」
「いえいえ、社員の精神面を補助するのだって社長の務め……冗談です。私個人がイグニスさんに元気になっていただきたかっただけですけど、これじゃ逆効果でしたね。ですが、あの方はイグニスさんが話してくれた堺さんという人物について何かを知っているようでしたね」
ニヒルの言うとおり、彼女が堺の知り合いであることは確かだろう。知りもしない人物に対して悪口を吐ける人間なんていない――そう信じたい。
だが、重要なことはそこではない。どうしてあのムトという人物が堺を知っていたかということが一番知らなければいけない情報なのに、ムトは一向に帰ってくる気配がない。彼女はどうして、自分の目的のことも伝えずに飛び出してしまったのだろうか……考えても考えてもわからない。
「とにかく、僕がここにいても邪魔になるだけだろうし、そろそろ帰るよ」
僕はニヒルが入れてくれたお茶を飲み干すと、急いで立ち上がった。もうすぐしたら、ここで働く社員たちが出勤してくるからだ。彼女たちの邪魔は出来ない。何より、僕がここに来たのは仕事のためだ。仕事がないのであれば立ち去るべきだろう。
足早に入口に向かう僕に対して、ニヒルが言った。
「ちょっと待ってください」
僕はその言葉に足を止めて、ニヒルのほうを振り返る。彼女がどのような目的で僕を引き留めたのかは知らないが、僕が足を止めない理由はなかった。
「どうしたの?」
彼女は僕に対する返答よりも先に、僕のもとへと駆け寄ってきた。
なんというか、僕はそれを見て少しだけ困惑した。彼女が僕のほうへ急ぎ足で来る理由が見当たらなかったからだ。止まっている僕に対して彼女はどうして急いでこちらに向かってくるのだろう。
しかし、考えても答えが出るわけでもない。そんなことはわかっていたが、先ほどのこともあったからこそ、僕は少しだけ期待していた。――あのムトがここへ来た理由がわかったのではないかという、そんなどうでもよくも、重要なことだからだ。
駆け寄ってきたニヒルは、あたりまえだが特に息を切らすでもなく障害になる机やいすをよけながらほんの数秒で僕のもとへとたどり着いた。
「一つだけお願いがあるんですが……」
「なに?」
僕の期待とは違ったが、敬愛すべき社長からのじきじきの願いを聞かないすべはない。もちろん僕はどのような願であったとしても聞くつもりだ。
だが、申し訳なさそうに口ごもる彼女を見るに、あまりいいことではないのだろう。僕がひそかに考えていたムト捜索も出来なくなるかもしれない。そのことだけは心残りであるが、今は自分のことは後回しでもいいと思っている。
「実は……さっきの方なんですが、どこに行ったかはわかっているんです。もともと、彼女はわが社の冒険者の一人ですから」
勝手な決意を新たにした僕に、彼女はどこか神妙な面持ちで言う。それは、彼女のことを黙っていたことに対する罪の意識なのだろうが、僕はニヒルがムトの場所を知っていることなど最初からわかっていた。
重要なのはニヒルが僕を元気づけようとしてくれたことで、彼女から堺のことを聞くことはどうでもよくはないが、二の次になってもいいと思っていた。
だからこそ、すべてを知っていて僕は自分からはニヒルには何も尋ねるつもりはない。
しかし、彼女が話すつもりだというのなら話は別だ。
利用できるものはなんでも利用する……なんていうほど僕は器用ではないし、そこまで外道でもないが、人の善意を否定するほど愚かでもないつもりだ。
「どこに行ったの?」
僕は少しだけ肩の荷が下りたことを感じながら、意味深な顔をしているニヒルに聞いてみた。彼女はなんだか申し訳なさそうな声を出した。
「そのことなんですが、実はイグニスさんにお願いしたいことがあって……」
「何?」
特に断る理由もなく僕はすぐにその内容を聞くことにした。
「――ということなんです。ですからそのことを彼女に伝えてもらえればうれしいんですが……」
どうやら、ニヒルは僕とムトを会わせるためだけに、ムトをここに呼んだわけではないらしく、お願いしたいクエスト、いわば仕事があったからついでに聞いてもらおうと呼んだというわけだ。その内容は驚くべきもので、僕に対して魔法を教えてほしいというものだった。
実のところ、ムトという人物はニヒルが経営する酒場の中でもっとも恐ろしい魔法使いであり、最強の名をほしいままにする冒険者であるらしい。
要約するとこんな感じらしいのだが、前提として間違っていることがある。それは僕がニヒルの魔法理論とやらを聞いてからひたすら魔法について勉強したり、実践してみたりしたが、まるで魔法が発動できなかったということだ。
そのことを何度も説明したが、ニヒルは微笑んで「大丈夫です」というばかりで話にならない。
僕だって出来ることなら魔法を使いたいし、努力だってこれからもしていくつもりだ。
しかし、人を巻き込んでまで無駄になるかも知れない努力なんてしたくはない。特にムトは僕を嫌っている節があるから余計に億劫だ。彼女にお願いをしたところできっと魔法など教えてくれるはずもないだろう。
「彼女が俺に教えてくれるとは思えない」
僕は視線を斜め下に下げながら、いつもよりも自信がなさそうな声でつぶやいた。こんな自分が情けないということはわかっているが、こればっかりは性格だ。どれだけ取り繕ってもそう簡単に変わるものでもないだろう。それはいつか泣いた夜から全く変わっていない。
そんな僕の気持ちを知ってか知らずか、ニヒルは先ほどよりも明確に微笑んでみせた。
「そこは問題ないと思います。彼女はイグニスさんのこときっと好きですから……」
彼女の自信満々な表情とは裏腹に、その声はだんだん小さくなり、後半はほとんど聞き取ることができなかった。だけど、彼女がそこまでいいきるのであれば勝算があるということなのだろう。先ほど怒りにも似た感情をあらわにして、あわてて出ていったムトに教えを請えるというのに勝算がないわけがない。
「それで、作戦は?」
僕はやるせない声を出した。自分から願を引き受けておきながら断れるわけもなく、なおかつそれが自分のためであるならば自分で明らかに不可能であることでも引き受けないわけにはいかない。
しかし、ニヒルは僕の心配などまるで気にしていない。
「作戦?」
それでも僕は期待していた。彼女が素っ頓狂な声でそう聞き返すまではだ。
彼女はおそらくこういいたいのだろう。『作戦なんて必要ないです』と。だが僕はそうは思はない。
「作戦もなしに敵と戦うのは無理でしょう?」
「ムトさんは敵じゃありませんよ。味方にお願いごとをするのに作戦は必要ありません。……それに、なんてったて、彼女は今日私に借りを作りました。だったら早めに返してもらわなければ」
「借り?」
「こんなに朝早く出社させられたのは彼女のおかげなんですから」
ニヒルのいう借りとは、おそらく彼女と僕を会わせたということだろう。それも早朝という一番恐ろしい時間にだ。僕の知り合いにだって朝早くに起こされると機嫌が悪くなるやつはいた。つまり、ニヒルは表面上に出さないだけでかなり機嫌が悪いのかもしれない。
「……」
「冗談です」
普段怒らない人が、冗談ではあっても怒ったふりをするのは心臓に悪い。それも怒るような理由がみあたらない場合にはなおさらだ。
「それで、一体どこに行けばいいの?」
僕はその空気に耐え切れず、話題をもとに戻した。彼女はそんな意味不明な冗談を言うような人物ではなかったと思うし、深く考えることが恐ろしいことのような気がして、気が気ではなかった。それが僕の考えすぎでなければいいのだが……。
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