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2.3 密室にて
3.矛盾
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「だったら戻してくれ」
僕はどうしても、自分の身に起きたこの1週間の出来事を知らずにはいられない。普通に考えたのであれば、自分自身が望んで消し去った記憶を取り戻すことは正気の沙汰とは思えないかもしれないが、全てを投げ捨ててしまった僕に取って、こちらで得たものは悪影響を与えるものであったとしても、取り返したい。――それがこの短期間で僕が得た結論だ。
「悪いがそれは無理だ」
無情にも悪魔はそう言い放つ。
そんな冷徹な言葉を前に僕は呆然とする他に何らかの表現方法を見つけられず、ただただ、気の抜けた腕をぶら下げて方を落とした。
「……え? いや、出来るって言ったじゃないか!」
「俺が言いたかったのは、理論上出来るということだ。俺は最初から言っているがどちらか片方のお前に傾くことはない」
なるほど……確かにそうだ。出来るとは言ったがやるとは言ってないというわけだ。だがそうなると、この状況は詰みというわけになるが……
「……さすがに、そう言われて、はい、そうですかと諦められない。だからといって、無理やりやらせるっていっても実体の無いお前に対して何か脅しが聞くとも思えない」
「まあそうだろうな。だが、それ以外に方法は無いわけだろう? なら諦めるしか無いと思うけどな」
僕はニヤリと笑って悪魔の言葉を否定する。
「それは違う。お前は何か忘れていないか? 心が読めるのはお前だけじゃない」
悪魔は馬鹿笑いする。
「はっはっは、お前が俺の心を!? 無理に決まってるだろう、お前はどこまで間抜けなんだ? 優柔不断なだけでなく、間抜け、馬鹿正直で純粋だ。だからこそ流されるし、騙される。普通の人間はな悪魔の言うことは疑うんだよ……悪魔である俺の言葉を全部信じるなんて気が狂っているとしか思えない。つまり、俺がお前の心を読むなんてこと出来るわけないだろう?」
「……は? 出来ない? いやちょっと待て、お前は実際僕の心を読んでただろう?」
「お前の心なんて読む必要あるか? 読まなくても単純すぎて分かるだろう?」
悪魔が言ったその言葉は僕にとっては他言語なのかと錯覚するほどに意味がわからなかった。
もちろん言葉はわかっている。だが読まなくてもわかるとはどういうことだ? 僕が単細胞とでも言いたいのだらろうか? いやそんなはずない。
「僕は単細胞じゃない」
意固地になって僕はそうつぶやいた。これには悪魔も呆れてしまったのだろうか、ため息を吐いた。
「誰もそんな話してないだろうが……俺の言う単純とはそんな話じゃない。お前の裏表の少ない性格の話をしているんだ……」
なんだか、不思議とその言葉には不満がなかった。むしろ悪魔に言われた言葉の中で最上級の褒め言葉だろう。――だからこそ僕はその言葉を信用することは出来ない。
むしろ、悪魔の言うとおりで、悪魔の言葉を鵜呑みにしてきたのは明らかに気が狂っていた。むしろ、以前の僕ではありえなかったことだろう。
それが起こった原因としては、この悪魔が全てを失った僕にとっての唯一の持ち物だからかもしれない。僕が以前の世界から知っていて、唯一僕の手元にあるものだからだろう。その代役は他にはいない。
……と言ってもこいつが堺の代役みたいなもんだけどな。
「また失礼なことを考えているのだろう? 言っておくが俺はお前の道具ではないし、友人でもない。強いてこの関係に名前をつけなければならないとするのであれば、敵という言葉が一番似合うだろう。敵の敵は味方と言うやつだ……何が俺とおまえの共通の敵か、までは言えんがな」
また悪魔はおかしなことを言う……
「敵はサルガタナスだろ?」
そんな言葉を口にして、ようやく間違いに気がついた。
そうだ。僕はサルガタナスなんて見ていない。その存在はこの悪魔の口からもたらされた情報だけで、もしこいつが嘘をついていたとするなら、その情報こそが嘘かもしれない。
「いいや、サルガタナスは確かに敵だ。だが今はそんな小さいものの話しをしているのではなく、お前の知らない更に大きな物の話をしているんだが……まあ、少しは成長したということだろう…………」
今度は僕の間違いに呆れ返るのではなく、静かな笑みをこぼして続けた。
「さて、そろそろ退屈になってきた。続きは外に出て話すとしようか?」
矛盾、それは人の焦りから突如として生み出された結果とでも言うべきなのだろう。もちろん最初だって稼ぎを焦った商人が最強の矛と最強の盾を売り始めたのが始まりだ。だが、今回はそんな故事成語の物語の中よりも遥かに矛盾した言葉を聞いた。――それはもう驚きのあまり起ち上がりそこねて転んでしまう程に……
「出さないんじゃないのかよ!?」
ある角度から見れば、僕は突如として狭い部屋で一人で叫び始めた狂人だろう。だがそれは、僕から悪魔への言葉のキャッチボール。つっこみと言うやつだ。
「だから、俺は出せないといっただろう? さっきまでの状況ではお前をこの部屋から出すことは出来なかった。いや出したくなかった。だが状況は常に変わる。今はお前を出せるし出してもいい……と言ってもお前が出たくないというのであれば話は別だが……」
僕は出来るかぎり大きな声で即座に返事する。
「――出ます! 出させてください!」
「だったら最初から意見などするな」
なんとも理不尽だ……
こうして、僕たちは密室という殺人が起きてもおかしくないような状況から、ただただ二人で思い出話をするという意味不明なことだけして、特になんの進展もないまま脱出できてしまった。
まあ、自分で閉じこもって自分で出られなかっただけなんだけどね。
案外簡単に扉は開いた。もちろん簡単に開くことにこしたことはない。もしここから、なんとかの試練だから印を取ってこいとか、ここを開けるのには〇〇の鍵が必要じゃ……なんて悪魔が言い始めたら僕は怒り狂ってたかもしれないが、そんなことにはならなくてよかった。
「お前が怒り狂おうが俺にはなんの影響もないがな」
こいつ、やっぱり俺の心を読んでいるんじゃないか……?
まあいい、とにかく外に出られたわけだし……外に?
「おい、悪魔これはどういうことだ? まさか、何時間もかけてなんの進展もないままここまで来て、そしてこれか?」
僕の目の前には同しようもないほど壁で覆われていた。もちろん天井もあるし、ドアも付いている。つまりは、また外に出るために悪魔の許可が必要ということなのだろうか? ――いや流石に違うよね?
「まあまた許可が必要というわけ……」
「ぶっころ……」
「ではない。 で? なんか言ったか?」
「……」
早とちりも人間にだけ赦された特権だ……
「それだけ俺に対して疑いを抱いてくれているのなら問題ないだろう。そうでなければサルガタナスの相手は出来ない……」
「あ?」
悪魔がなにかつぶやいた気がしたが、よく聞き取れなかった。
何を言ったかが気にはなったが、僕はとにかく早くニヒルの元へ帰りたいような気もしていたから、ドアノブに手をかけドアを開いた。
その時の僕は、悪魔が何を言ったのだろうとか、どうして悪魔は僕を部屋からだす気になったのかだけを考えていた。
僕はあまりにも余裕がなく、眼前に広がるその歪な景色に気が付かなかった。いや気がついてはいたが、気持ちが追いつかなかったというべきだろう。
僕はどうしても、自分の身に起きたこの1週間の出来事を知らずにはいられない。普通に考えたのであれば、自分自身が望んで消し去った記憶を取り戻すことは正気の沙汰とは思えないかもしれないが、全てを投げ捨ててしまった僕に取って、こちらで得たものは悪影響を与えるものであったとしても、取り返したい。――それがこの短期間で僕が得た結論だ。
「悪いがそれは無理だ」
無情にも悪魔はそう言い放つ。
そんな冷徹な言葉を前に僕は呆然とする他に何らかの表現方法を見つけられず、ただただ、気の抜けた腕をぶら下げて方を落とした。
「……え? いや、出来るって言ったじゃないか!」
「俺が言いたかったのは、理論上出来るということだ。俺は最初から言っているがどちらか片方のお前に傾くことはない」
なるほど……確かにそうだ。出来るとは言ったがやるとは言ってないというわけだ。だがそうなると、この状況は詰みというわけになるが……
「……さすがに、そう言われて、はい、そうですかと諦められない。だからといって、無理やりやらせるっていっても実体の無いお前に対して何か脅しが聞くとも思えない」
「まあそうだろうな。だが、それ以外に方法は無いわけだろう? なら諦めるしか無いと思うけどな」
僕はニヤリと笑って悪魔の言葉を否定する。
「それは違う。お前は何か忘れていないか? 心が読めるのはお前だけじゃない」
悪魔は馬鹿笑いする。
「はっはっは、お前が俺の心を!? 無理に決まってるだろう、お前はどこまで間抜けなんだ? 優柔不断なだけでなく、間抜け、馬鹿正直で純粋だ。だからこそ流されるし、騙される。普通の人間はな悪魔の言うことは疑うんだよ……悪魔である俺の言葉を全部信じるなんて気が狂っているとしか思えない。つまり、俺がお前の心を読むなんてこと出来るわけないだろう?」
「……は? 出来ない? いやちょっと待て、お前は実際僕の心を読んでただろう?」
「お前の心なんて読む必要あるか? 読まなくても単純すぎて分かるだろう?」
悪魔が言ったその言葉は僕にとっては他言語なのかと錯覚するほどに意味がわからなかった。
もちろん言葉はわかっている。だが読まなくてもわかるとはどういうことだ? 僕が単細胞とでも言いたいのだらろうか? いやそんなはずない。
「僕は単細胞じゃない」
意固地になって僕はそうつぶやいた。これには悪魔も呆れてしまったのだろうか、ため息を吐いた。
「誰もそんな話してないだろうが……俺の言う単純とはそんな話じゃない。お前の裏表の少ない性格の話をしているんだ……」
なんだか、不思議とその言葉には不満がなかった。むしろ悪魔に言われた言葉の中で最上級の褒め言葉だろう。――だからこそ僕はその言葉を信用することは出来ない。
むしろ、悪魔の言うとおりで、悪魔の言葉を鵜呑みにしてきたのは明らかに気が狂っていた。むしろ、以前の僕ではありえなかったことだろう。
それが起こった原因としては、この悪魔が全てを失った僕にとっての唯一の持ち物だからかもしれない。僕が以前の世界から知っていて、唯一僕の手元にあるものだからだろう。その代役は他にはいない。
……と言ってもこいつが堺の代役みたいなもんだけどな。
「また失礼なことを考えているのだろう? 言っておくが俺はお前の道具ではないし、友人でもない。強いてこの関係に名前をつけなければならないとするのであれば、敵という言葉が一番似合うだろう。敵の敵は味方と言うやつだ……何が俺とおまえの共通の敵か、までは言えんがな」
また悪魔はおかしなことを言う……
「敵はサルガタナスだろ?」
そんな言葉を口にして、ようやく間違いに気がついた。
そうだ。僕はサルガタナスなんて見ていない。その存在はこの悪魔の口からもたらされた情報だけで、もしこいつが嘘をついていたとするなら、その情報こそが嘘かもしれない。
「いいや、サルガタナスは確かに敵だ。だが今はそんな小さいものの話しをしているのではなく、お前の知らない更に大きな物の話をしているんだが……まあ、少しは成長したということだろう…………」
今度は僕の間違いに呆れ返るのではなく、静かな笑みをこぼして続けた。
「さて、そろそろ退屈になってきた。続きは外に出て話すとしようか?」
矛盾、それは人の焦りから突如として生み出された結果とでも言うべきなのだろう。もちろん最初だって稼ぎを焦った商人が最強の矛と最強の盾を売り始めたのが始まりだ。だが、今回はそんな故事成語の物語の中よりも遥かに矛盾した言葉を聞いた。――それはもう驚きのあまり起ち上がりそこねて転んでしまう程に……
「出さないんじゃないのかよ!?」
ある角度から見れば、僕は突如として狭い部屋で一人で叫び始めた狂人だろう。だがそれは、僕から悪魔への言葉のキャッチボール。つっこみと言うやつだ。
「だから、俺は出せないといっただろう? さっきまでの状況ではお前をこの部屋から出すことは出来なかった。いや出したくなかった。だが状況は常に変わる。今はお前を出せるし出してもいい……と言ってもお前が出たくないというのであれば話は別だが……」
僕は出来るかぎり大きな声で即座に返事する。
「――出ます! 出させてください!」
「だったら最初から意見などするな」
なんとも理不尽だ……
こうして、僕たちは密室という殺人が起きてもおかしくないような状況から、ただただ二人で思い出話をするという意味不明なことだけして、特になんの進展もないまま脱出できてしまった。
まあ、自分で閉じこもって自分で出られなかっただけなんだけどね。
案外簡単に扉は開いた。もちろん簡単に開くことにこしたことはない。もしここから、なんとかの試練だから印を取ってこいとか、ここを開けるのには〇〇の鍵が必要じゃ……なんて悪魔が言い始めたら僕は怒り狂ってたかもしれないが、そんなことにはならなくてよかった。
「お前が怒り狂おうが俺にはなんの影響もないがな」
こいつ、やっぱり俺の心を読んでいるんじゃないか……?
まあいい、とにかく外に出られたわけだし……外に?
「おい、悪魔これはどういうことだ? まさか、何時間もかけてなんの進展もないままここまで来て、そしてこれか?」
僕の目の前には同しようもないほど壁で覆われていた。もちろん天井もあるし、ドアも付いている。つまりは、また外に出るために悪魔の許可が必要ということなのだろうか? ――いや流石に違うよね?
「まあまた許可が必要というわけ……」
「ぶっころ……」
「ではない。 で? なんか言ったか?」
「……」
早とちりも人間にだけ赦された特権だ……
「それだけ俺に対して疑いを抱いてくれているのなら問題ないだろう。そうでなければサルガタナスの相手は出来ない……」
「あ?」
悪魔がなにかつぶやいた気がしたが、よく聞き取れなかった。
何を言ったかが気にはなったが、僕はとにかく早くニヒルの元へ帰りたいような気もしていたから、ドアノブに手をかけドアを開いた。
その時の僕は、悪魔が何を言ったのだろうとか、どうして悪魔は僕を部屋からだす気になったのかだけを考えていた。
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