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2.3 密室にて
6.プライド
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紆余曲折を経て、街への帰路を辿りながらもようやく話は本題に入る。
「先程も言ったが俺はサルガタナスなんか知らん、もちろんその名を聞いたことがないと言うわけではない」
ベリアルはこちらに視線も向けず、そんな意味深なことを言った。
「つまりどう言うことだ?」
「お前は俺の宿主から俺の事を聞いた事があるのだろ? あいつの持っていた情報の中にサルガタナスという悪魔についてもある」
「だったら知っているんじゃないか!」
「俺は何も知らない、宿主の脳から情報を取り出してるだけだ」
なぜかベリアルはキメ顔でそう言った。僕も僕の中の悪魔も呆れて何も言えない。
……というか、それは恥ずべき事だろう。どうしてそんなに自信満々なのか…………。
「どうした? 珍妙な顔をして……もしかして、今更にななって俺が怖くなったか?」
「いや、恥ずかしくないのかなと思って……」
「馬鹿だな、 俺は悪魔の中でも最上の部類だぞ。そんな俺が警察の中でも下っ端として働いているのも情報を少しでも得るためだ。情報を得るためには、どんな手段を用いた情報であったとしても恥ずべきことなどない!」
こいつ、言い切りやがった。それもさっきよりも自信満々に、さもそれが当然であるという風に物落ちもせず。
やはり、こいつがいくら人間社会に溶け込んでいるとはいえど、人間の感覚とは少しずれている気がする。
「人間の諺にはな、聞くはいっときの恥、聞かぬは一生の恥という言葉がある。お前達悪魔にとっては知らないが、僕たち人間は知らないことを相手に知られることが多少なりと恥につながる」
「フフ、馬鹿だな人間は、知らないことを知れたことはむしろ誇るべきことだろう? そこに恥などあるはずがない、むしろ恥じるべきは何の対価も貰わずに情報を伝える事だろう?」
彼は不敵に笑って言い切った。
「そりゃそうかもしれないが、僕はそんな下衆な考え方はいやだな。人は平等であるべきだ……なんて御高説を垂れるつもりはないが、自分達の暮らしを豊かにするためには情報の共有も必要だろ?」
別に、悪魔の理論を否定したいというわけではなかったが、それでも、ベリアルの一方的な考え方に嫌気がさしてしまったのか、僕は反論した。
しかし、僕の反撃をものともしないように、悪魔はニヤリと笑い、足を止めこちらを振り返ると目を細める。
「それが対価というものだ。お前の言う自分達というのは便利な言葉だな。仲間のためとか、家族のためとか、友達のためなんていうのは、とどのつまり誤魔化し、本当は全て自分の心や体を満足させるためのものだ。仲間や家族と情報を共有するのは、自分の生活を豊かにするため。友と情報を共有するのは、自己の満足のためだ。それを対価とせずに何を対価とする?」
「いや、そんな屁理屈言われてもな……」
僕の口から溢れた嫌味を物ともせず、悪魔は必死な様子で手を交えながら続ける。
「屁理屈なものか! もし俺がお前から対価を貰うとするなら、サルガタナスをお前が倒すことだろう……。それによって俺の安寧は守られるのだからだ。もし俺が本調子だったなら、お前に情報をくれてやることなど絶対にない! それだけは覚えておけ!」
…………本当にどうでもいい。むしろ、たったそれだけの事にここまで必死になるなんて気持ちが悪いな。
僕はそんな事を考えながら、そそくさと街への道を行く。だが、彼は立ち止まったまま必死に自分のルールを語っていた。
「おい、そこの力を失った悪魔! 置いていくぞ?」
悪魔には、僕の少しばかりの心遣いすら耳に届いていない。いやむしろ、届いていようが御構い無しといった風なのかもしれない。――いくらあの悪魔が親友の仇みたいなものとはいえ、置いていくわけにはいかないだろう。
だってあの体は堺のものだから。
「わかったか、人間!?」
ビシッと指をこちらに差す彼からは、最初に出会った時の様な頼もしい感じも、この前あった時の様な緊張感も一切感じられない。
むしろ、僕の中の悪魔と同じで、痛めつけてやりたい気持ちが湧き出てこないなどと言うと嘘になる。それほどまでにウザかった。
「お前にとっては初めてかもしれないが、この一週間ずっとあんなだ……。あれが人間社会に溶け込んだ悪魔の末路というのであれば、俺も今から覚悟しておかなければならないな……」
そんな悪魔の悲しい声だけが、僕の頭の中をこだましたのをきっと忘れることは出来ないだろう。
だが、悪魔らしからぬ殺人も、今回の様なおかしな挙動もまた人間から影響を受けた所為とも考えられるという事かもしれない。そう考えると、悪魔達が哀れな様に感じたのはきっとただの気の迷いだろう。
むしろ、こんな面白い話をどうするかの方が重要だった。
「きっと、いい漫才師になれることだろう」
「そんな風に楽観視できるものではないぞ! あんな風になってしまえば、自分のプライドもあったものではない。絶対に黒歴史だぞ?」
「いや、僕にはその、悪魔のプライドとかわかんないや」
……駄目だ。まだ笑うんじゃない。
僕は必死に笑いをこらえてはいたものの、目が泳いでいることはほぼ確実的だ。とにかく話をそらそう。
「それでサルガタナスとお前は全く無関係なのか?」
一人で真剣に情報がどれだけ重要かを力説しているしている悪魔に対し、話の方向を戻すべくそう尋ねた。
「それは違うだろうな。俺はきっとサルガタナナスとやらにあっている」
最初こそ意味がわからなかった僕だが、密室で得た情報を思い出すことで、ベリアルの言葉の意味がわかった。
「そうか、つまりはお前があの場所にいた理由ということか……」
「理解が早いじゃないか? 俺の見立てでは、そこにたどり着くまで10分といったところだが、俺の情報が古くなったというところか?」
「むしろ新しい過ぎたのかもな」
僕の言葉にベリアルは形容しがたい表情を浮かべている。
まあ、常識的に考えて記憶を失っているなどと気がつくはずないだろう……。つい口から溢れてしまった言葉だが、さっきのこいつではないが、タダで情報をやるつもりはない。
「よくわからんが、まあいい。とにかく、俺はサルガタナスによってあの場所に移動させられたと考えるのが最もつじつまが合う。そいつなら、俺に気づかせずに一瞬で移動させることができるだろうからな」
「だけど、目的はなんだ?」
考えれば考えるほど分からない。彼をここに飛ばした理由も、僕の居場所を知っていながら僕を殺さない理由、そして、ここにいない理由の全てが分からない。
そんな僕を差し置いて、目の前の悪魔はしたり顔をこちらに見せつけている。きっと何かわかったのだろう。
「おそらくだが、それはアモンが知っているのではないかな? まあ俺も理由には気がついてしまったわけだが、この情報はやらん。自分の悪魔に聞けばいい」
自分の悪魔に聞け――確かにそれが一番早いのだろう…………だが、それはあくまで、すんなりと答えてくれた場合だけだ。
そして、それは容易ではないということを先ほどの密室で、嫌という程思い知らされたばかりである。しかし、駄目元で聞いてみるのも悪くはない。
「教えてくれるのか?」
なんて聞いたところで、やはり悪魔はなにも答えない。というか、まるで僕が独り言を喋っているようで、なんともむず痒い感じがするばかりだ……。
「話も進まんし、ちょっとだけ話してやる」
悪魔がそう言葉にしたのは、僕の問いから数分の間を置いた後だった。
僕は突然の申し出に、というよりも、予想外の提案に驚いて仰け反ってしまう。
「本当か!?」
「本当だ……」
「先程も言ったが俺はサルガタナスなんか知らん、もちろんその名を聞いたことがないと言うわけではない」
ベリアルはこちらに視線も向けず、そんな意味深なことを言った。
「つまりどう言うことだ?」
「お前は俺の宿主から俺の事を聞いた事があるのだろ? あいつの持っていた情報の中にサルガタナスという悪魔についてもある」
「だったら知っているんじゃないか!」
「俺は何も知らない、宿主の脳から情報を取り出してるだけだ」
なぜかベリアルはキメ顔でそう言った。僕も僕の中の悪魔も呆れて何も言えない。
……というか、それは恥ずべき事だろう。どうしてそんなに自信満々なのか…………。
「どうした? 珍妙な顔をして……もしかして、今更にななって俺が怖くなったか?」
「いや、恥ずかしくないのかなと思って……」
「馬鹿だな、 俺は悪魔の中でも最上の部類だぞ。そんな俺が警察の中でも下っ端として働いているのも情報を少しでも得るためだ。情報を得るためには、どんな手段を用いた情報であったとしても恥ずべきことなどない!」
こいつ、言い切りやがった。それもさっきよりも自信満々に、さもそれが当然であるという風に物落ちもせず。
やはり、こいつがいくら人間社会に溶け込んでいるとはいえど、人間の感覚とは少しずれている気がする。
「人間の諺にはな、聞くはいっときの恥、聞かぬは一生の恥という言葉がある。お前達悪魔にとっては知らないが、僕たち人間は知らないことを相手に知られることが多少なりと恥につながる」
「フフ、馬鹿だな人間は、知らないことを知れたことはむしろ誇るべきことだろう? そこに恥などあるはずがない、むしろ恥じるべきは何の対価も貰わずに情報を伝える事だろう?」
彼は不敵に笑って言い切った。
「そりゃそうかもしれないが、僕はそんな下衆な考え方はいやだな。人は平等であるべきだ……なんて御高説を垂れるつもりはないが、自分達の暮らしを豊かにするためには情報の共有も必要だろ?」
別に、悪魔の理論を否定したいというわけではなかったが、それでも、ベリアルの一方的な考え方に嫌気がさしてしまったのか、僕は反論した。
しかし、僕の反撃をものともしないように、悪魔はニヤリと笑い、足を止めこちらを振り返ると目を細める。
「それが対価というものだ。お前の言う自分達というのは便利な言葉だな。仲間のためとか、家族のためとか、友達のためなんていうのは、とどのつまり誤魔化し、本当は全て自分の心や体を満足させるためのものだ。仲間や家族と情報を共有するのは、自分の生活を豊かにするため。友と情報を共有するのは、自己の満足のためだ。それを対価とせずに何を対価とする?」
「いや、そんな屁理屈言われてもな……」
僕の口から溢れた嫌味を物ともせず、悪魔は必死な様子で手を交えながら続ける。
「屁理屈なものか! もし俺がお前から対価を貰うとするなら、サルガタナスをお前が倒すことだろう……。それによって俺の安寧は守られるのだからだ。もし俺が本調子だったなら、お前に情報をくれてやることなど絶対にない! それだけは覚えておけ!」
…………本当にどうでもいい。むしろ、たったそれだけの事にここまで必死になるなんて気持ちが悪いな。
僕はそんな事を考えながら、そそくさと街への道を行く。だが、彼は立ち止まったまま必死に自分のルールを語っていた。
「おい、そこの力を失った悪魔! 置いていくぞ?」
悪魔には、僕の少しばかりの心遣いすら耳に届いていない。いやむしろ、届いていようが御構い無しといった風なのかもしれない。――いくらあの悪魔が親友の仇みたいなものとはいえ、置いていくわけにはいかないだろう。
だってあの体は堺のものだから。
「わかったか、人間!?」
ビシッと指をこちらに差す彼からは、最初に出会った時の様な頼もしい感じも、この前あった時の様な緊張感も一切感じられない。
むしろ、僕の中の悪魔と同じで、痛めつけてやりたい気持ちが湧き出てこないなどと言うと嘘になる。それほどまでにウザかった。
「お前にとっては初めてかもしれないが、この一週間ずっとあんなだ……。あれが人間社会に溶け込んだ悪魔の末路というのであれば、俺も今から覚悟しておかなければならないな……」
そんな悪魔の悲しい声だけが、僕の頭の中をこだましたのをきっと忘れることは出来ないだろう。
だが、悪魔らしからぬ殺人も、今回の様なおかしな挙動もまた人間から影響を受けた所為とも考えられるという事かもしれない。そう考えると、悪魔達が哀れな様に感じたのはきっとただの気の迷いだろう。
むしろ、こんな面白い話をどうするかの方が重要だった。
「きっと、いい漫才師になれることだろう」
「そんな風に楽観視できるものではないぞ! あんな風になってしまえば、自分のプライドもあったものではない。絶対に黒歴史だぞ?」
「いや、僕にはその、悪魔のプライドとかわかんないや」
……駄目だ。まだ笑うんじゃない。
僕は必死に笑いをこらえてはいたものの、目が泳いでいることはほぼ確実的だ。とにかく話をそらそう。
「それでサルガタナスとお前は全く無関係なのか?」
一人で真剣に情報がどれだけ重要かを力説しているしている悪魔に対し、話の方向を戻すべくそう尋ねた。
「それは違うだろうな。俺はきっとサルガタナナスとやらにあっている」
最初こそ意味がわからなかった僕だが、密室で得た情報を思い出すことで、ベリアルの言葉の意味がわかった。
「そうか、つまりはお前があの場所にいた理由ということか……」
「理解が早いじゃないか? 俺の見立てでは、そこにたどり着くまで10分といったところだが、俺の情報が古くなったというところか?」
「むしろ新しい過ぎたのかもな」
僕の言葉にベリアルは形容しがたい表情を浮かべている。
まあ、常識的に考えて記憶を失っているなどと気がつくはずないだろう……。つい口から溢れてしまった言葉だが、さっきのこいつではないが、タダで情報をやるつもりはない。
「よくわからんが、まあいい。とにかく、俺はサルガタナスによってあの場所に移動させられたと考えるのが最もつじつまが合う。そいつなら、俺に気づかせずに一瞬で移動させることができるだろうからな」
「だけど、目的はなんだ?」
考えれば考えるほど分からない。彼をここに飛ばした理由も、僕の居場所を知っていながら僕を殺さない理由、そして、ここにいない理由の全てが分からない。
そんな僕を差し置いて、目の前の悪魔はしたり顔をこちらに見せつけている。きっと何かわかったのだろう。
「おそらくだが、それはアモンが知っているのではないかな? まあ俺も理由には気がついてしまったわけだが、この情報はやらん。自分の悪魔に聞けばいい」
自分の悪魔に聞け――確かにそれが一番早いのだろう…………だが、それはあくまで、すんなりと答えてくれた場合だけだ。
そして、それは容易ではないということを先ほどの密室で、嫌という程思い知らされたばかりである。しかし、駄目元で聞いてみるのも悪くはない。
「教えてくれるのか?」
なんて聞いたところで、やはり悪魔はなにも答えない。というか、まるで僕が独り言を喋っているようで、なんともむず痒い感じがするばかりだ……。
「話も進まんし、ちょっとだけ話してやる」
悪魔がそう言葉にしたのは、僕の問いから数分の間を置いた後だった。
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