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0章 始まり
モノローグ
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いつの頃だったか、手の甲に謎の印を持って生まれるものが現れた。
彼らはみんな不思議な力を持って生まれる。
あるものは火を操り、またあるものは常人とは思えない怪力を持っていた。彼らは人とは違う能力を持っていたため、悪魔や魔女と罵られることが多かった。それ故に、彼らとその家族は迫害され、村から追い出されることもあった。
しかし、その力に目をつけたも者達がいる。その者達こそが、各国の王達だった。
王達は彼らの力を借り、戦争を行った。戦争を行う代わりに、功をあげた者にはそれなりの地位を与えた。
彼らが戦争に出ることによって、大量の兵と武器が必要なくなる算段で、その目論見は成功した。だが、彼らは世界中で活躍したため、戦争の長期化が進むこととなる。
それから、何年もの時が流れ、謎の印を持つものはそのほとんどが戦争屋として活躍していた。
そんな時、信者が最も多い宗教に新たな経典が見つかった。その経典は後に、『悪魔の黙示録』と名付けられることとなる。
経典の内容は今までの神の教えを冒涜するもので、経典として認めその内容を公開するかで論争となった。
論争は熾烈を極めた。その大きな理由として、神への冒涜である永劫回帰を認めるような内容だったことがある。なにより、永劫回帰する対象やその理由がまずかった。
経典に書かれた永劫回帰とは、神が人へ与える罰だったのだ。
神が人に罰を与える理由としては、アダムとイヴが犯した罪を思い浮かべるだろう。しかし、そうではない。人が犯した罪で最も大きなものは、神へと反逆する力のことだ。
その力こそが、彼らのもつ特殊な力、それも悪魔によりもたらされたものだった。
悪魔は常に人を誘惑し続ける。それは7つの大罪だけではなく、もう1つの罪、それは傲慢にも憤怒にもつながる圧倒的な力を得る貪欲さ。
力とは悪魔より授かる穢れそのものなのだ。
その力を得るために3つ誘惑にのり、悪魔を受け入れる。それこそが8つ目の罪、『黙示録の罪』だった。その罪を犯した者の手の甲には、獣の刻印が刻まれる。
刻印を刻まれた者達は、否応なく永劫回帰の罰が与えられた。
永劫回帰とは全く同じ生を繰り返すこと、それすなわち、同じ罪を永遠に繰り返すということだ。
神は彼らを許すことは永遠にないと言っているも同然だ。
そのことが、印の持ち主達に知れることは非常にまずかった。もし知られたならば、獣の刻印を持つ者達は教会に牙を剥くだろう。
なにより、神への冒涜とされてきた永劫回帰を認めることは、民による神への信仰が揺るぎかねない。それだけは絶対に避けなければならなかった。
だが、秘密を隠すことほど難しいことはない。
なにより、以前から教会に不信感を抱いていた刻印を持つ者がいた。彼は戦争を嫌い、静かに本を読んで暮らしていた青年だった。
名前を『ダンダリオン』といった。
ダンダリオンは常に本を読んでおり、小綺麗な格好で端正な顔立ちだが、全く感情を表さないことから皆に気味悪がられていた。
そんな彼は、人の心を少しだけ読むことが出来た。それにより、教会が黙示録を隠していることを知った。
彼は黙示録を明るみに出すつもりなど一切なかった。ただ、黙示録そのものに興味が出ただけだった。
ついには、彼は耐えきれなくなり『悪魔の黙示録』を盗み出してしまった。もちろんだが、彼が盗み出したことは誰も知らない。
ただ、盗まれたために世界中にその存在が明るみになってしまった。
それからは悲惨だった。
獣の印を持つものの一部は、自分が知らぬ間に大きな罪を犯しており、それが決して許されることがないと知ると、枷が外れたかのように暴れ出した。
暴動者の数は年々増え、教会だけでは抑えきれなくなった。
だが、獣の刻印を持つ者の中には教会に味方する者もいた。
その者達は力を持たぬ民達に天使と呼ばれ、親しまれた。反対に暴動者達は民達により悪魔と呼ばれるようになった。
彼らはみんな不思議な力を持って生まれる。
あるものは火を操り、またあるものは常人とは思えない怪力を持っていた。彼らは人とは違う能力を持っていたため、悪魔や魔女と罵られることが多かった。それ故に、彼らとその家族は迫害され、村から追い出されることもあった。
しかし、その力に目をつけたも者達がいる。その者達こそが、各国の王達だった。
王達は彼らの力を借り、戦争を行った。戦争を行う代わりに、功をあげた者にはそれなりの地位を与えた。
彼らが戦争に出ることによって、大量の兵と武器が必要なくなる算段で、その目論見は成功した。だが、彼らは世界中で活躍したため、戦争の長期化が進むこととなる。
それから、何年もの時が流れ、謎の印を持つものはそのほとんどが戦争屋として活躍していた。
そんな時、信者が最も多い宗教に新たな経典が見つかった。その経典は後に、『悪魔の黙示録』と名付けられることとなる。
経典の内容は今までの神の教えを冒涜するもので、経典として認めその内容を公開するかで論争となった。
論争は熾烈を極めた。その大きな理由として、神への冒涜である永劫回帰を認めるような内容だったことがある。なにより、永劫回帰する対象やその理由がまずかった。
経典に書かれた永劫回帰とは、神が人へ与える罰だったのだ。
神が人に罰を与える理由としては、アダムとイヴが犯した罪を思い浮かべるだろう。しかし、そうではない。人が犯した罪で最も大きなものは、神へと反逆する力のことだ。
その力こそが、彼らのもつ特殊な力、それも悪魔によりもたらされたものだった。
悪魔は常に人を誘惑し続ける。それは7つの大罪だけではなく、もう1つの罪、それは傲慢にも憤怒にもつながる圧倒的な力を得る貪欲さ。
力とは悪魔より授かる穢れそのものなのだ。
その力を得るために3つ誘惑にのり、悪魔を受け入れる。それこそが8つ目の罪、『黙示録の罪』だった。その罪を犯した者の手の甲には、獣の刻印が刻まれる。
刻印を刻まれた者達は、否応なく永劫回帰の罰が与えられた。
永劫回帰とは全く同じ生を繰り返すこと、それすなわち、同じ罪を永遠に繰り返すということだ。
神は彼らを許すことは永遠にないと言っているも同然だ。
そのことが、印の持ち主達に知れることは非常にまずかった。もし知られたならば、獣の刻印を持つ者達は教会に牙を剥くだろう。
なにより、神への冒涜とされてきた永劫回帰を認めることは、民による神への信仰が揺るぎかねない。それだけは絶対に避けなければならなかった。
だが、秘密を隠すことほど難しいことはない。
なにより、以前から教会に不信感を抱いていた刻印を持つ者がいた。彼は戦争を嫌い、静かに本を読んで暮らしていた青年だった。
名前を『ダンダリオン』といった。
ダンダリオンは常に本を読んでおり、小綺麗な格好で端正な顔立ちだが、全く感情を表さないことから皆に気味悪がられていた。
そんな彼は、人の心を少しだけ読むことが出来た。それにより、教会が黙示録を隠していることを知った。
彼は黙示録を明るみに出すつもりなど一切なかった。ただ、黙示録そのものに興味が出ただけだった。
ついには、彼は耐えきれなくなり『悪魔の黙示録』を盗み出してしまった。もちろんだが、彼が盗み出したことは誰も知らない。
ただ、盗まれたために世界中にその存在が明るみになってしまった。
それからは悲惨だった。
獣の印を持つものの一部は、自分が知らぬ間に大きな罪を犯しており、それが決して許されることがないと知ると、枷が外れたかのように暴れ出した。
暴動者の数は年々増え、教会だけでは抑えきれなくなった。
だが、獣の刻印を持つ者の中には教会に味方する者もいた。
その者達は力を持たぬ民達に天使と呼ばれ、親しまれた。反対に暴動者達は民達により悪魔と呼ばれるようになった。
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