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2章 聖なる刻印
4.王国騎士団 1
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レヴィアの様子に気がついたのか、ルシフが言った。
「もう一回言っておくが、努力は無駄にはならない。 それが俺の持論だ。」
そんな慰めも、今の彼女には意味がない様で、ずっと黙り込んでいる。ルシフはとりあえず、話を切り替えようと別の話題を切り出した。
「そういえば、よく知らないんだけど王国騎士団の聖者ってどんな奴がいるんだ?」
そのあまりにも下手な話の切り出し方には、流石のレヴィアも呆れる他なかった。
「それって・・・。
まあいいわ、私のことは・・・いいわよね・・・。あと団長のことも貴方は知ってるはずよね?」
「ああ。知っている。」
「じゃあ、後の2人ね。 1人は殆ど戦の場には出ないから、知っている人も少ないかも知れない。
魂の聖者メフィスト様、ただ彼は謎が多い人で、聖者としての力がどんなものなのかは団長以外知らないわ。」
騎士団に居ることは知らなかったが、ルシフはメフィストの名に聞き覚えがない訳ではなかった。
「まさか、誘惑するものメフィスト卿のことか?」
メフィスト卿といえば、最強の悪魔として名を馳せていた誘惑する悪魔のことだ。200年前に世界を震撼させたらしい悪魔で、教科書にも載っている。
その事は騎士を目指すものなら誰でも習うはずだ。もちろんそれはレヴィアも例外ではないが、彼女は何のことか分かっていない。
「魅力するもの?」
だが、彼女が知らないのも無理はない。
彼女は本物の天才だから、教科書なんてものを読む必要もないし、覚える必要もないのだから。
彼女は最強の聖者だったために王都立防衛学校に入学することもなく、騎士団に入ることが決まっていた。
だからこそ、彼女が刻印を持つものの歴史もしらず、獣の刻印持ちを差別する様なこともない。
その代わりに選択する権利は奪われ、聖者として街を護る事を義務付けられている。
「やっぱり知らないのか・・・。 」
「魅力する悪魔は知ってる。 でも、それとメフィスト様は関係ないでしょ? 名前が同じだけで・・・。」
「そうか・・・。 やっぱり歴史に疎いんだなお前は・・・。」
「歴史について勉強なんて、最低限しか教えてもらってないんだもん。」
自信なさげにそうボヤく彼女からは、その悲しさが伝わるようだ。
「仕方ない、簡単にだが説明してやる。」
ルシフのその言葉は、一瞬にして彼女の元気を取り戻した。
「魅力する悪魔は、別名魂を喰らう者と呼ばれ、他の悪魔の寿命を奪って自分の寿命にしている。つまりは、悪魔を殺す悪魔なんだよ。」
「悪魔を殺す? それって聖者の仕事じゃないの?」
「そうだ、今でいう聖者がやっていることと変わりない。
だが、今から200前には聖者という考え方がなかったから、メフィスト卿は悪魔を殺す悪魔として生かされていたらしい。」
「じゃあ、メフィスト様は悪魔なの?」
「それは知らない。 ただ、魂の聖者という2つ名だから無関係とは言えないな。」
「確かに・・・。 でも、さっきも言ったとおり、メフィスト様の能力は知らないわ。」
メフィストに対する謎は深まるばかりであった。
「もう一回言っておくが、努力は無駄にはならない。 それが俺の持論だ。」
そんな慰めも、今の彼女には意味がない様で、ずっと黙り込んでいる。ルシフはとりあえず、話を切り替えようと別の話題を切り出した。
「そういえば、よく知らないんだけど王国騎士団の聖者ってどんな奴がいるんだ?」
そのあまりにも下手な話の切り出し方には、流石のレヴィアも呆れる他なかった。
「それって・・・。
まあいいわ、私のことは・・・いいわよね・・・。あと団長のことも貴方は知ってるはずよね?」
「ああ。知っている。」
「じゃあ、後の2人ね。 1人は殆ど戦の場には出ないから、知っている人も少ないかも知れない。
魂の聖者メフィスト様、ただ彼は謎が多い人で、聖者としての力がどんなものなのかは団長以外知らないわ。」
騎士団に居ることは知らなかったが、ルシフはメフィストの名に聞き覚えがない訳ではなかった。
「まさか、誘惑するものメフィスト卿のことか?」
メフィスト卿といえば、最強の悪魔として名を馳せていた誘惑する悪魔のことだ。200年前に世界を震撼させたらしい悪魔で、教科書にも載っている。
その事は騎士を目指すものなら誰でも習うはずだ。もちろんそれはレヴィアも例外ではないが、彼女は何のことか分かっていない。
「魅力するもの?」
だが、彼女が知らないのも無理はない。
彼女は本物の天才だから、教科書なんてものを読む必要もないし、覚える必要もないのだから。
彼女は最強の聖者だったために王都立防衛学校に入学することもなく、騎士団に入ることが決まっていた。
だからこそ、彼女が刻印を持つものの歴史もしらず、獣の刻印持ちを差別する様なこともない。
その代わりに選択する権利は奪われ、聖者として街を護る事を義務付けられている。
「やっぱり知らないのか・・・。 」
「魅力する悪魔は知ってる。 でも、それとメフィスト様は関係ないでしょ? 名前が同じだけで・・・。」
「そうか・・・。 やっぱり歴史に疎いんだなお前は・・・。」
「歴史について勉強なんて、最低限しか教えてもらってないんだもん。」
自信なさげにそうボヤく彼女からは、その悲しさが伝わるようだ。
「仕方ない、簡単にだが説明してやる。」
ルシフのその言葉は、一瞬にして彼女の元気を取り戻した。
「魅力する悪魔は、別名魂を喰らう者と呼ばれ、他の悪魔の寿命を奪って自分の寿命にしている。つまりは、悪魔を殺す悪魔なんだよ。」
「悪魔を殺す? それって聖者の仕事じゃないの?」
「そうだ、今でいう聖者がやっていることと変わりない。
だが、今から200前には聖者という考え方がなかったから、メフィスト卿は悪魔を殺す悪魔として生かされていたらしい。」
「じゃあ、メフィスト様は悪魔なの?」
「それは知らない。 ただ、魂の聖者という2つ名だから無関係とは言えないな。」
「確かに・・・。 でも、さっきも言ったとおり、メフィスト様の能力は知らないわ。」
メフィストに対する謎は深まるばかりであった。
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