剣雄伝記 大陸十年戦争

篠崎流

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竜騎士ジェイド編

個人的な決戦

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後日、約束通り、軽めの昼食をすませて置いてマリーを待った

いくらも待たずマリーは店に訪れた、右手に大きなロールにした純白のシーツ、左手に大きめで頑丈そうなケースの鞄を抱えて

おかみさんに自分の用事を伝えてその返答を貰う。一度左手のケースを置き、空いた手でポケットから金貨1枚を取り出しカウンターに置く

「お釣りはいいよ」と同時に言って制し、置いたケースを又持ちあげる
「大道具で何をするのかしらないけど、壊さないでおくれよ」おかみさんが一言言った
「怪しい実験とかじゃないから爆発したりはしないよ」ケラケラ笑って返した

マリーはそのまま裏口から外に出て離れのジェイドの言う半軒屋に向かう、お互い何か交わす事も無く、ジェイドはマリーについていく、扉の前まで着いて、両手が塞がっているマリーの変わりにジェイドが扉を開け中に入る

その後もマリーは普段の彼女ではないかのようなベテランメイドのような動きで。部屋の周囲に配置してある椅子や棚、飾ってある調度品等を動かしていき

中央の床に敷かれているカーペットを素早く丁寧にたたんで別の部屋に移動させる。変わりにマリーが持ってきた大きめというレベルでは無い純白のシーツを敷く

なんの準備かさっぱり分からないジェイドは何か手伝おうかとも思いながら、かえって邪魔にしかならないだろーなと思い黙って見ていた。それを察してか知らずかマリーは

「ジェイド2階と1階の窓、玄関の鍵チェックしてきて、進入されない様に、後、カーテンあったら全部かけて、こっち、20分くらいかかるから座ってていいよ」と仕事をくれた

「お、おう」と彼は2階に上がり丹念に窓と鍵をチェックして鍵とカーテンを掛けた

次にマリーは金属ケースを開き、筆とインクを出して、そのシーツに星型の記号を面積いっぱいに書き、自分で書いたと思われるメモ、手帳というレベルでない辞書レベルの本を開きシーツに古代言語と思わしき文字を埋めていく

それが完成すると今度はジェイドの刀に嵌っているものと同じ形で3倍くらいの長さの円柱型の透明な宝石を星の記号の先端部に重なるように6個丁寧に置いた、それが終わった、かのように出した道具や手帳をケースにしまい、ジェイドのほうに振り返る

「準備できたよ、行ける?」と
「ああ‥しかし窓カーテン閉め切りでこの準備、怪しげな召喚儀式みたいだな」と呟いた

マリーは彼の疑問に答える

「窓を閉めたのは突風とか小動物とか入ってあの円柱石を倒されたりずらされたりするとちょっと困るから。カーテンを閉めたのは「竜」ほどじゃないけど、今から使う「魔法」もとっても大事な秘密で、んで、召還儀式じゃなくて「あたしたちが行く」から」

ジェイドは魔術や技術の知識はあかるくないが。それが何か分かった。

そしてそれの使い手が世界に3人居るか居ないかの魔法であることも

「転移魔法か‥」
「さあ、真ん中に乗って「跳ぶ」わよ」彼の手を握って二人でその真ん中に乗った

なんらかの詠唱と思われる謎の呟きを聞きながら、瞬きをした


その目が開いた次に捉えた景色は外だった。
「え」と瞬間戸惑って見開いた眼に突風がぶつかり、「ウッ」と目を細めて顔を反らす、それが収まって慣れた所で周囲を確認する

草も無き岩場、空が近い、雲が真横に見える。今の突風が山風独特のヒュウという突風なのが理解できた

ジェイドの手を握ったままでいたマリーは驚いている彼を見上げて言う

「天界の門に届く山の頂上の少し下の広場」

そのまま逆手でぐるりと周囲を指差す

「ここだけ周りの壁や岩を抉り取ったように広間みたいになってるの、かなり広いし、戦うにはもってこいでしょ」と

マリーは繋いでいた手を離し、自ら付けていた様々な装飾品を外し出し、その一つ、青く輝く特別大きな石の付いたネックレスをジェイドに渡し、他の物はケースにしまいケースその物を広場の隅にある大きな岩の陰に隠し

「それ付けといて。治癒石だから」

言われて似合わねーな、と思いつつジェイドはネックレスをつける。マリーはそのまま距離を多めに取ってジェイドに対峙する

「じゃあ、はじめよっか?」と
「貴方が子供の時見た、赤い竜かどうかは分からないけど。あたしも、赤い竜よ」

ジェイドは俯き加減で視線は地面を見て小さく笑って、頭を掻いていた。すこし、フーと息を吐き口を開く

「なるほど‥色々と、意味わかんなかったマリーの行動や発言は、今この時に向けての準備だったて訳か、全部ようやく繋がったよ」

自問とも彼女に言うのと中間のような感じで言った
マリーはその全く驚いてないような態度と彼女が作った計画の答えを彼が理解したかのような発言を聞いて、残念なような感心したような気持ちになった

両手を腰に当てて、ちょっと白けたような顔でマリーはブーたれる感じで返した

「せっかく意を決して色々準備して。告白したのに‥。ジェイド全然驚かないんだもん、つまんなーい」

その言い草が妙に可笑しい彼は両手を軽く上げる

「いや‥驚いてるよ、うん、ただ、どう反応していいか俺にもよくわかんなかったんだ」
「それになぁ」と付け加える

「まさかそんなわけないだろう?と思いつつも、もしかしたら?というもあったんだよなぁ、俺の中で‥」
「へ~、それはどんな?。今後の参考にきかせてくれない?」と
「ああ、そうだなぁ、えーと、まあ、俺の勝手な推測とか推理とかで、変な事いうかもしれんが聞いてくれ」
「うんいいよ」

「1つに、俺は大陸中7年、正確には違うが、あの日の竜の噂を聞いて回った。全部回ったわけでないがとりあえずだ。そんなかで、西、中央、南、西北西辺り、どこの地域でも、国でも街でも「俺も見たよ」てやつが少なくとも、一人か二人は必ず居たんだ、それがメルトは人口も多いくせに、目撃情報も噂すらない、ちょっとどうかなと思った。まあ、夜飛んだとか天気悪かった時なら見ないのも不思議じゃないけど、他の場所の目撃情報は全部「よく晴れた昼間」だ」

「2つに、お前の才能だ。自慢じゃないが、俺は5才から剣を振ってる、しかも自画自賛したくなるほど多く。それなりに才能もあると勝手に思っているし、極めたってほどじゃないかもしれんが。誰かの言い草じゃないが「大陸屈指」には届いてるかもしれない。一方お前はさほど身を削って努力してる風でもない、なのに剣は俺といい勝負する、しかも我流で。知識も豊富、魔術も一生に一度お目にかかれないようなモノを習得している。」

「お前が人の枠に収まらない超天才なのかもしれないが、そんな何でもトンでもないレベルで全部極められたら、俺ってなんなんだろう?て、心が折れるぜ?なら、俺より、あるいは普通の人間が一生に使える以上の「時間」あればどうなんだ?と言う事だ。あるいは見た目よりすげー長く生きてるとかな」

「3つに、この剣の改造。竜を見たはともかく、たぶんタイマンで戦った奴なんか歴史上の人物とかだけだろう。狩られる、つったって軍を出しての討伐が殆どだし。」

「それと竜と言っても見た目じゃどんな力があるか、過去の記録を漁って情報を集めたとしても千差万別だ、どのくらい皮膚が硬くて、鱗が硬くて、どんな魔法を使って、どんなブレスを吐いて、とか。実際戦うか知ってる奴に聞くまで細かい事はわからない、ブレス一つとっても、火、氷、毒、麻痺、呪い、とか色々だ。にも関わらず、この剣の対ブレス魔法攻撃の対抗付与の石は一個しかない。相手がどんな竜でどんな魔法やブレスを吐くのか知ってなきゃ、出来ない、あてずっぽで付けて当たりました、じゃマヌケ過ぎるからな」

「4つ、あの日公園で全力勝負を挑んだのは俺の強さがあの時点では不確定だったからだ。何しろ戦う姿を一度も見せてないからな、そんで、俺の現在の強さにどのくらいの装備をプラス、供給すれば「あたしといい勝負」出来るか正確に知る必要があったからだ」

「他にあるかも知れんが、俺が邪推したのはこの辺だ」

と立て続けに言ったジェイドはちょっと疲れたなぁという感じで溜息をついた

「改めて聞かされると、ヒントは結構あったのね‥」
「ああ、だが、全部ただの憶測だ、ここに来るまでバラバラの疑いでしかなかった、だから、お前の口から告白された事でそれがつながる答えを貰ったのでもある」
「そっか」
「それにだ‥まだ、分からない事も沢山ある。後で教えてくれるよな?」
「うん、ジェイドに隠す事も必要も、もうないしね」

マリーは数歩下がって「竜の姿に戻る」。
どちらかといえば術によって「変身した」ような戻り方だったが

思ったより大きくは無い4メートル半くらいだろうか、赤いというには美しい輝くような深紅の鱗

裂けるというより、しっかり支えるような爪と足、竜にしては目立たない牙、だがその分自分の頭から体までより長いだろう、しなやかで、且つ、後から甲冑を着けた様な攻守に強力な力を放ちそうにな尾が伸び、背中には一際大きい竜の最大の特徴とも言える翼が佇む

体高は思ったよりでかくないかもしれないが、その竜の中ではかなり長い尾まで含めると全長は10メートルには届くかもしれない

「彼女」はそのルビーをはめ込んだような透明で赤い目を細めて「彼」をじっと見ていた
「竜」なのに不思議と威圧感や恐ろしさは感じない

むしろ「彼」は「美しい」とすら感じていた‥それはマリーとジェイドの心の繋がりの関係からそうみせていたのか、純粋に竜は生物として芸術の様すべからず皆、美しかったのか彼には分からなかった

ジェイドはようやく大刀を抜いて構えた。竜は笑ったように見えた、そして、動き出す・ジェイドも体をやや沈めて対応しようとした


戦闘は開幕1手、やや互いが遠い距離で有ったため、ドラゴンブレスをいきなり浴びせた

「彼女」のブレスは特殊だった、本来の火竜のブレスは放射するように撒くように放つのが普通だが

「彼女」のブレスは火炎を放射せず、圧縮した玉の様に濃縮され、更にそれを玉のまま、弾丸を放つように撃たれる。範囲は狭いが早く歴代の他の火竜の中でも一際強力な物だ

ジェイドは咄嗟に剣の力を信じ、盾の様に横面を向けて受ける

その強力過ぎるブレスの弾丸は剣の前に出来た空気の見えない盾によって、手前でぶつかり破裂し離散してあちこちに流れ弾の様に周囲落ちる

そのブレスが尋常で無い事を「彼」は悟った、対抗魔法の掛かった武器でも完全に防いだとは言い切れず、熱風がジリジリ伝わり、破裂して離散した種火が溶岩のように周囲の石や地面を黒こげにし溶かした

離れて戦っては不利、と悟ったジェイドは先に体が動いた一気に射程距離に飛び込み、大刀を振りぬく、それを竜は前足の爪で止めるのではなく、はじくように受けた、二手三手、それを繰り返すが

その間隙を狙って上から、牙の攻撃が来る、竜の牙、基本的に口なので2方から来る事はシミュレーション済みではある。故に受けるのではなく牙の先端に刀を返して、攻撃を弾きつつ、その勢いを使って後方に飛び退る

竜と戦う、事を目指したジェイドは相手の「武器」「攻撃」のパターンを何度もイメージトレーニングしていた、だからこそやりあえる技だった

しかし「彼女」も力を振るう、だけの凡庸な竜ではない、距離が離れたと見た瞬間、体ごと左旋回180度させ遅れて出てくるムチのようなしなりで、力を十分に貯めた尾を彼に見舞う。

飛び退った所への強力な尾の打撃、避けられる状況ではなかったので体と尾の間に剣を差し込みつつ自ら右に飛んでしっぽに乗るようにそれを受け流す。

だが、ダメージがあることには変わりは無い

大怪我は避けられるという程度の物だ。派手に飛ばされて着地した「彼」の元に追い討ちをかけるように火弾ブレスを撃ち込む

それも初撃目の様になんとか防ぐ、が「グッ!」と声が挙がりそうになるほど、熱さが伝わり肌が焼けるような錯覚を起こさせる

この様な、明らかに力と手持ちの武器に差がある不利な状況でもジェイドの心は少しも乱れなかった

ジェイドは他人にはそう思われがちだが、決して天才肌の剣士ではない。5才から、まだ平和であった時代から身を削る修練を課し、多くの者、名士と手を合わせて、良いと思った剣技、剣法は何でも取り入れ、自分の物に昇華させてきた。

それら全てを合わせた経験値、積み重ねの土台が彼の剣士としての強さを作り上げている、現にその意思と真摯な取り組み、積み重ねがその経歴にも現れている

数多くの達人、名士と手合わせし、あくまで一介の旅の剣士という立場を貫き、各地を回り、そして子供の頃見た竜を追いかけそれを果たし、今、伝説の竜と戦っている。

もし、それらの記録が残されていれば、それを見た余人は彼を「勇者」と呼ぶだろうか

彼は凡庸ではないが天才ではない。もし彼に他の偉人、英雄達より極めて優れた天賦の物があったとすればそれは、この竜との対戦で生涯最も発揮される事になる

「苦しい状況の中で戦っている時が最も彼は冷静である」
「活路を探り出す閃き、それを実行出来る積み重ねの技と肉体の土台」
「自分の形に拘らない柔軟な思考」

そう彼は冷静だった、体はジリジリ焼かれ、体は軋む中、このような状況でも考えていた

(近接には爪と牙 中間距離には尾の打撃 離れれば火弾、どのレンジでも強い、だがこちらは踏み込んで剣の届く近接に持ち込むしか手が無い‥。俺も魔法が使えればな‥いや、無いものねだりしてもしかたない‥ならどうする)

そこで彼はいくつか閃いた。


彼はあえてそのまま、距離を取ったまま、横に走る。

となれば向こうは火弾を放つ、放射ブレスと違い早いが範囲は狭い、せいぜい大きさも一メートル台の塊。避けようと思えば出来なくは無い。 かといってそれに合わせて火弾を連射するほど隙無く打つ事は向こうも出来ないし力も使うしタメ時間は大きい

(強力だが、意外に避けれる‥受ける、より負担は少ない)

ラチがあかないと思ったのか竜は彼と距離を詰めるように前進して体を半身に向ける、その瞬間ジェイドは前に出る

一瞬竜は(近づく様に「誘導」された!?)
と思い後退しつつ、尾の一撃を置くように放つ

ジェイドはその今までよりは弱い尾の一撃を待っていた即座に立ち止まり、比較的遅くて弱い置きに来た一撃に打ち返す様に刀を尾の先端近くに切りつけた。完全な当たりだ

「!?」と声にならない声を「彼女」が挙げてたじろぎ、尻尾をたたむ

ジェイドの距離から見ても彼が彼女に与えた切り傷は大きく見えた、血が尻尾を引く軌道に合わせて飛散する

(向こうの尾は強力な武器、だが、同時に体の一部、でもある。

そして今の一撃で分かったが「この竜は鋼のような皮膚」は持っていない、硬くない所に当てればナマクラ気味でも十分斬れる

ひるむ竜の隙を見逃さず剣の届く距離まで走り剣撃を放つ。竜は前足の強い爪でそれを受けようとするが、ここでもう一つの閃きを試す走り抜けながら上段の横斬り、それを相手が、爪を出したのを見てから、上から中段にスライドさせ剣の軌道を変える。

前足の手首下辺りを斬った。立て続けに返し刀で薙ぐが、次撃は前足肘付近の鱗の部分で鈍い音がして当たり弾かれた

とかく竜は距離を取りたくて逆の前足爪で突き飛ばすように打つが、ジェイドはその一撃に狙って突きを放つ。これも指と指の間に剣は突き刺さった

「グァ!!」と声を挙げて竜は痛がる

(そして、図体がでかいだけに予備動作が大きく攻撃が読みやすい‥!)

即座に構え直し、ジェイドは更に竜の懐深くに踏み込み。横薙ぎ切りで竜の腹に渾身の一撃を放つ

その決定的な一撃

だったハズの斬撃は竜の脇腹を幅20センチ、深さ5センチ程度の切り傷を付けるに留まった


竜はのけぞって、苦し紛れに体を反転させる。その動作は尻尾の攻撃とすぐ分かり即座に対応姿勢をとったが、尻尾では無く、後ろ足で砂をかけるような姿勢で蹴り飛ばしたのだ、これには「虚」をつかれた

対応姿勢はとっていたので、どうにかモロに食らうのは避けたが。尻尾に切り返す「つもり」だったので剣を盾に使うのが遅れ、しかも半分攻撃態勢だったため自分から飛ぶ、という動作も遅れた

ジェイドは軽く20メートルは吹き飛ばされる、転がる、が、まだ倒れるわけにはいない、という思いと追撃が来ると即座に考え、剣を左手一本で持ち、それを支えにして体を起こす、膝を着いた姿勢だが構えと呼べる体裁は整えた。

しかし彼の自由になるのはそこまでだった。
剣は上がらず、膝も地面を離れず、全く体は動かない、どうやら肉体に深刻なダメージを負ったらしい。

(こりゃぁ完全に終わったな)と察知した

相手と自分の距離が相当開いたので当然火弾が来るだろうと覚悟した、剣が上がらなければガードも出来ないし動けなければ一方的に撃たれるだけになる

が 追撃、は来なかった

顔も上がらないので目だけ竜に辛うじて向けて姿を追う、一体何があったのか、と

既にそこには竜の姿は無く、「彼女」は「マリー」の姿に戻り、こちらを見て佇んでいた、それが、この戦いを終わりにしようという意思表示でもあった。

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