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ため息が止まらない
突然のルール☆私に心を読めと……
しおりを挟む私は工場での組付け作業に従事している。
□□□
今日は午前中ラインが動かないので梱包作業を手伝っていた。梱包した製品をパレットに並べ積んでいたら【H主任】がいつの間にか現れパレットの前に立ち睨んでいた。
「ちょっと空箱ココに積まないでくれる!」
「へっ」
「ここじゃダメ!置くの止めて!いいこの線から右側空箱置場分かった!」
「ハッー」
突然現れていつものキンキン声で叫ぶように喋りだした。耳が痛い。もう少し静かに話せないのか?
まくし立てるように喋り去った。
「ふー」
私は毎日この作業をしている訳ではないので置場の変更があったのだろうと思い空箱の移動を始めた。置いてあった空箱を移動させていると作業のパートナーが完成品の移動を終え戻ってきた。空箱を私が移動させているのを見て声をかけてきた。
「どうしたの?」
「【H主任】がここ空箱置場じゃないって叫ばれた」
「私も始めて聞いたよ?」
『「またか」「またか」』
二人同時に呟いた。
いつものことと言えば言えばいつものことだが毎回突然言い出す。自分で勝手に決め周りに一言も言わない。言わないから知らない。そして突然怒りだすの繰り返し事前に言えばいいだけなのに・・・・・
それに言うことがコロコロ替わる。
「ふー」
「疲れるね」
「うん」
「疲れた」
取り敢えず仕事仕事。
「ふー」
「はぁ~」
ため息しか出ません。
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#お読み頂きありがとうございます
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