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13.マジですか? 聖女はどこだ・・・
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「ちょっとソコの貴女お話しがあります。」
と美人に引きずられるように部屋の外に連れ出された。
身長は私より20センチは大きい、白金の髪で瞳も白金で銀に近い色で少々キツイ目付きをしているがそれを差し引いてもかなりの美人だ。
「えーとキャミー??さん・・なっなんでしょうか?」
私は恐る恐る尋ねた。
「貴女、三十歳だとお聞きしましたが?」
と私をジロジロ見ながらしゃべり出した。
「なぜ?お顔を隠しておいでなのですか?」
「なぜ?三十歳にもなってから聖女候補に立候補されたのですか?」
「ご返答なさい」
矢継ぎ早に質問された。
「あのう・・・・」
どう返事をしたらいいのか言葉が出てこなかった。
「顔ぐらいお出しなさい(怒)」
すると、彼女の目がキーとつり上がったかと思うと私のベールを剥ぎ取った。
「まさか?」
「ウソ?そんな、ありえない・・・銀の瞳だなんて」
彼女は私のベールを掴んだまま後ろに下がると走り去った。
「はぁー」
ため息がもれてしまった。
◇◇◇
私は夕食会の会場に戻らず庭園を散策することにした。
瞳の色を隠していたベールを彼女に持っていかれたからもあるが精神的に色々疲れてしまった。
最近、気がついたが女神さまの加護のせいか夜になると元気で昼よりも外に出たいという欲求がわいてくるようになった。
前の世界では自分から出掛けたいとおもうことはほとんどなく飲み会なども会社のイベント意外、出掛けなかったのに。
空をみると月がまだ高い位置にある。
いきたい場所が在るわけではなかったが周りを見学したくなった。真夜中にみる神殿は昼間より美しく見とれてしまった。
庭園に奉られている像を下から見上げた本人にそっくりだ。
女神さまが真似したのか誰かが女神さまを見て作ったのか?
私は今、心が折れそうです。
逃げてもいいですか?
女神さま?
「だってーあんな美人たちと競い合うなんてムリです」
女神さまの像に愚痴っていたら・・・
「「「ボン」」」
「「「ガシャン〰️」」」
「「キーンー」」
「「バリンー」」
「「ギャー」 」 「「ワー」」
「「バリーバリー」」
突然、会場の方から大きな音が響いてきた。
「なっなぁに??」
私はあわてて駆け戻った。
建物の影から人が走り出してくる。
逃げてきた人たちは私に「戻るな」「逃げろ」と叫んでいた。
会場の窓が全部ワレ砕け散っていた。
「「「 バーン 」」」
窓の内側から光のか溜まりが壁を突き破り飛び出してきた。それは瞬く間に輝く白いドラゴンに姿を変えた。
「ゲイルさん」
「「「グーオー」」」
ゲイルさんの体には黒い蛇のようなものが巻き付き締め上げている。
ドラゴンに姿を変えたゲイルさんは黒い蛇をツメで引き裂き、咆哮を上げると口から青い炎を吐き焼き払っていくが黒い蛇の数は減る気配がない。
建物内には人が残っておりギリアさんやギルドさんら神官たちが一匹ずつ焼き払っているが黒い蛇の数がドンドン増えている。
何なにが起きてるの私はどうしたらいいの?
パニックを起こしそうになっているといつの間にか黒い蛇に囲まれていた。蛇たちは私に向かってジャンプしてきた。
「「「キャー」」」
スキルが発動します。
頭の中に声が響いてきた。
「なっに?」
胸が熱い。
からだの奥からナニかが噴き出すのを感じた。
私の中から光が矢のように飛び出し周りにいた蛇たちを消していった。
私が消したの?
ナニが起きたの?
私、蛇を消せるの?
「攻撃呪文が発動しました。
詠唱【光の矢】」
頭の奥で声が響いてきた。
私は黒い蛇に囲まれたゲイルさんに向かって走り出していた。
「ゲイルさんー」
ゲイルさんは走ってくる私を見て目を見張った。
「「 ツキコ 」」
「「「 逃げろ 」」」
「「「 来るな 」」」
「「「 離れろ 」」」
私に向きを変えた黒い蛇に向かって叫んでいた。
「「「 光の矢 」」」
眩しい光が私の中から沸き上がり光のシャワーとなって広がっていった。
光が収まると黒い蛇たちは消え去っていた。
「ゲイルさん」
私はドラゴンの首にぶら下がるように飛び付いていた。フワフワで気持ちいい♡♡♡
「ツキコ」
ドラゴン(ゲイルさん)は輝きながらあっという間に人型のゲイルさんに姿を変え私を抱き締めた。
「ツキコ・・ありがとう」
あ~ん
しあわせ~♡
◇
◇
◇
◇
◇
◇
#大変遅くて申しわけありません。
ガラスのハートなので優しく見守って下さい。
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