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22‥友だち
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俺、山田真人。
この世界に転移して魔王の息子として暮らしている。
今日、ここに来て初めての友だちができた。
カイリ君だ。
同じ歳で話しやすく良いやつで俺が飛竜に乗るのを恐がっていたら 一緒に乗って色々教えてくれた。
うっなんて親切なんだ。
正直、訓練なんてと思っていたが友だちが出来たので明日が楽しみになった。
明日こそ翔ぶぞ♪あの大空へー
高いとこが怖いけど。
えへへ。
ソウダ!
カイリ君と街の見学に行こう!
誘ったら一緒にきてくれるかな?
☆☆☆
次の日の朝。
昨日は久しぶりに運動したせいで死んだように寝た。
目を開くとグーリドがベットに座り俺の顔を覗き込んでいた。
いつからいるんですか?
驚いて目を見開くと軽く触れるようキスを何度もされ吐息がふれあう距離で囁かれた。
「会いたかった。マナト様」
「‥うん…」
ドクン。
グーリドに聞こえてしまうんじゃないかと思うほど大きな鼓動が自分の中から聞こえてきた。
ドクン ドクン ドクン
「 綺麗な‥顔」
そう呟くと俺はグーリドの頬を両手で挟み込むようになでていた。
紅い髪に紅い瞳に金の瞳孔。
顔立は西洋人のように彫りが深く褐色の肌をしている。こんなイケメン見たことがない。
クスッと笑ったグーリドが俺の手を掴むと手に頬ずりし俺の手をグーリドの手が包み込んだ。
「マナト様…こんな小さな手をされて」
「あっ」
手を触られているだけなのに気持ちいいなんて・・・
「あのう」
「グーリド朝からどうしたの?」
「魔王陛下からの伝言をお伝えに参りました。第二魔王ギール様がお帰りになりました」
「第二魔王・・・・・」
「マナト様にお会いになりたいそうなのでお迎えに参りました」
俺はガッバと起き上がった。
「今日の訓練はどうなさいますか。遅れると連絡をいれておきますか?」
「カイリ君に会いたいし…遅れると伝えておいてグーリド」
ベットに座り答えるとグーリドの顔が強張った。
「どうしたの?」
「カイリとは誰ですか?」
グーリドの声から感情が消え冷たい声だった。えっ怒ってる?俺なんか怒らせた??
「【風】部隊の新人だよ。昨日ズート一緒にいたんだ。友達になったんだよ!」
「友達ですか」
ニコリと笑ったグーリドの目は笑っていなかった。俺はこんなグーリドを初めて見た。
横に座ったグーリドに顎を掴まれ唇を舐められた。
俺はキスされながらグーリドにパジャマを脱がされていた。
まずい。
また。
気を失う。
俺の意識が飛びそうになった寸前でグーリド舌が離れた。
ヌッチャ
ハァハァハァ
俺は肩で息をしていた。
グーリドとのキスに馴れてしまった自分が恥ずかしかった。
グーリドに服を着せられ隣に移動するとリックさんが朝ごはんを並べていた。急いで食べて魔王(伊藤さん)の部屋に向かった。
グリードに「そんなに慌てなくて大丈夫です」と言われたが早く会って見たかったんだ。
第二魔王ギールさんに・・・・・
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#いつもありがとうございます
(//∇//)
更新がまちまちで申し訳ありませんm(__)m
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