えぇー 俺が魔族しかも王族て???

腐りんご

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37‥魔国side ②

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魔王城内にて魔王side……




「ジロウちゃん。ごめんね、見付けられなかった」

「そんなー」

 ソファに座り込んだ。

 
 捜索用の蝶を跳ばし一晩中探したが発見出来なかったとギールから報告を受けショックを受けた。

 真人君…心配だ。まだこちらの世界に来て日が浅いと言うのに……
 
「ジロウちゃん?これだけ探しても見付けられないなんてマナト君たぶん結界の中だと思うよ?」

 ギールが私を抱き寄せた。

「結界…」

 マナト君は魔力のコントロールが完璧でないため常に魔力漏れの状態のハズ誰かが故意に隠して…いったい誰が…










 グーリドが獣人の国に捜索にいっているが他の国に向かった者達からもまだ連絡がない。



 どうしよう?

 遺跡はすぐに活動停止状態になったので内部を徹底的に調べ直したら隠し通路を発見したが予備の魔石が一時的に遺跡を稼働させたようだった。再稼働の危険はないと思うが暫くは立ち入り禁止にしてある。


 私は泣きそうだった。

 魔王として魔国を治め揺るぎない地位と力を手にしているのにたった一人の同郷の仲間を見つけてあげることも出来ないなんて‥涙がこぼれた。

「ジロウちゃん。泣かないで全てのことができる神様じゃないんだから出来ることを後悔しないように全部やろうね?」

 ギールが私の涙を舐め採っていく。金色の瞳が私を見つめている彼にどれだけ慰められてきたか。

「ええ。そうですね」
 
 ギールの胸に顔を埋めた。

 泣いてる場合じゃありません。

 気合いを入れ直して再捜索開始です!

 マナト君待っててください。

 かならず迎えに行きます。






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#短めです。
すいません🙇💦💦



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感想 9

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