えぇー 俺が魔族しかも王族て???

腐りんご

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5‥陛下と同じ魔力 ☆☆【2】

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☆☆☆


「「「ドーン」」」


「「「ドーン」」」




「「「ドーン」」」


 突然地面が揺れ出した 。
 

「えっ地震」

 
 立ち上がった瞬間にグラッと揺れクレーターの中に後ろから倒れ込んでしまった。ヤバイと目をつぶったがいつまで経っても痛みがこない。
 そーと目を開けるとグーリドの顔が目の前に会った。赤い瞳に金の瞳孔にドッキとしカーと自分の顔に熱が集まるのがわかった。
 

「殿下、ご無事で?」

 
 俺はいつの間にかグーリドに抱き止められていた。
 縦抱っこされたままクレーターから離された。
 地響きがどんどん大きくなっていく俺は地震だと思い恐くてグーリドにしがみついた。


「ナ、ナニ地震」

「ヒッ〰️揺れてるよ」

「コワイ、コワイよ〰️地震」


  情けないが恐くて半泣きでグーリドの首に顔をうづめて震えていた。


「殿下、落ち着いてください」

「この地響きは地震ではありません」

 殿下が震えながらシガミツイて来るのが嬉しくてもう暫らくこうしていたかったが兵たちの目もある。それに背後から突き刺すような視線を感じるたぶん陛下だ。
 私は殿下を落ち着かせようと背中を撫でながら話しかけた。


「殿下、お聞き下さい」

「この地響きは陛下のお作りなったゴーレムのものです」

「【土】部隊がこの穴を埋めに来ただけです、どうか落ち着いてください」


 「「「ドーン」」」


と今までで一番大きな音がして地響きが止んだ。
 シーンと静かになり 俺はそーと顔を上げ振り返るとポカンとした。

 そこにはどう見てもロボットが3台並んで立っていた。
 ゴーレムといえば岩でできた人形と思っていたんだけど・・・・・
 しかも迷彩柄・・・・・



「真人君、どうですか?戦車をイメージしたロボット(本当はゴーレム)は?」


「す、すごいですね」
 
 ロボット(本当はゴーレム)の後ろに岩石がヒト型になったゴーレムもならんで立っていた。


「でしょう、これ作るの大変でしたよ」

 
 どうやって作るんだよ。
 魔王(伊藤さん)ナニしてるんだよ。


「グーリドいい加減に真人君下ろしなさい」


 俺は「ハッ」として慌ててグリードから離れ顔をそらした。泣顔をみられたくなかったしシガミツイていたなんて恥ずかしくてたまらなかったからだ。



 
そして、あっという間にクレーターは埋められていった。

   






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