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しおりを挟む震える身体に、服の上から胸を撫でられて強張った。
イヤだ!イヤだ!イヤだ!イヤだ!
「やめろっ!」
ノーマルのオレでもこいつが何をしようとしているかぐらいイヤでもわかる。
だから必死に抵抗するが腹の上の座られて腕も拘束されているオレには何もできず絶望しかない。
「ククク・・・大丈夫だ。怖がる必要はない」
気味の悪い笑みを浮かべながら勇人のシャツのボタンに手をかける。
「やめろっ!触んなっあああっ!」
身体をよじってもどうすることも出来なくて悔しくて涙が零れた。
今まで経験したことのない絶体絶命の危機―――
いかに自分自身が何の力のないただの子供だということを思い知らされた。
「くそ・・・」
男がボタンを次々に外していく。どうせなら引きちぎればいいのにと思うのは傍観者ぐらいなのかもしれない。
そのくらい丁寧にゆっくりと楽しみながら手を動かしていた。
「勇人、ここを出たらオレの家に行こうな・・・」
家と聞かされて浮かんだのは『監禁』という言葉―――
もしそうなれば一生こいつに囲われて生きながら死んでいる人生だ。
そんなのは絶対にイヤだ!
どうすればいい?
どうすればこの絶体絶命の危機を回避できる?
兄さん!晴広兄さんっ!助けて!!
桐生、お前SPなんだろ?
早く、来い!オレを助けに来いっ!
全てのボタンを外して男は歓喜する。
白く妖艶な肌に吸い込まれそうになる。
「はあ~・・やっぱり・・想像していた通りだ。男を誘うこの肌、たまらないな・・」
ギラギラした目で勇人を見つめながら、頬を上気させる。
「それにこの艶やかな唇・・美味しそうだ」
顔を近づけ、舌で勇人の唇を舐めた。
「―――っ!!」
「はあ~・・甘い。何て甘くて美味しいんだあ・・」
不意に唇を舐められて、吐き気がした。
こんな男に奪われるなんて屈辱以外でもなんでもない。
頬を押さえられ、唇を押し付けて来る。
「う・・む、んん」
貪るように食らいつかれ嫌悪感でいっぱいになる。
イヤだ!イヤだ!イヤだ!イヤだ!
くそおおおおおおおーーっ!
「やめろっ」
動かない腕を振るい、足をバタつかせて抵抗するが、皮肉にもその行動が男を煽るだけにしかなかった。
泣き顔の勇人に興奮して男は勢いを増す。
キスをしながら手は勇人の胸を撫で突起をつまんでは転がして刺激を与える。
「はっ・・んん・・」
チリチリとした刺激に感じたくないのに自然と声が漏れた。
その隙に口が開き舌が侵入する。
「ふぅっ!!むぅ・・うぅ」
舌が口内を犯す。ぬるっとしたその感触が気持ち悪く逃げようとするが執拗に追って来る。何もかも奪い取るような行動にムカついてとっさに舌を噛んで抵抗した。
男が驚いて勇人から離れる。
手の甲で口を拭いて、ついたのが血だと気づくと態度が一変した。
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