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眠る少女も恋をする
8.思い出
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「ごめんね」
「いいって。お前を怖がらせてまで見たいもんでもないし」
自然体で紡がれる言葉に見栄や虚構はない。
当たり前のように考え、行動に移してしまえる。ホーリーはエミリオのそんなところが好きだった。
「ありがとう」
「どういたしまして」
移動中も二人の手が離れることはなく、先ほどよりも緩く繋がりあっている。
暖かな二人は極寒の地に住まう生き物を眺めた。もこもこと可愛らしい姿をしている彼らは、獰猛な生物を前にして凍り付いてしまいかけたホーリーを優しく迎えてくれる。
「可愛い!」
「ちょっと間抜けじゃね?」
「そこがまた良いんじゃない」
にこにことそんな話をしつつ、エミリオが時計を確認すると、エサやりの体験ができる時間が迫っていた。
「さっきいたペリンにエサやりに行こうぜ」
「うん!」
広いステージ上にて二人は職員からエサとなる魚を手渡され、指示通りにペリンと呼ばれる毛皮が厚く、ヒレの大きな動物へと放り投げる。
泳ぐこと、滑ることを得意とする彼らは、お世辞にもコントロールができているとは言い難い投げで放たれた魚すらくちばしで捕まえ、丸呑みして己の臓腑へと落とし込む。
自分が投げたエサを生き物が食べた。
初めての経験と光景に、ホーリーは一瞬呆けたような顔をしてから、興奮冷めやらぬ顔でエミリオへ感動をまくし立てる。理解や同意が得られるとは思っていなかったけれど、身近な人物に今すぐ伝えたいという気持ちが抑えられなかったのだ。
「――ごめん。ちょっと興奮しちゃった」
「おぉ、ちょっとビビったけどへーきだぜ」
流れ落ちる言葉を止めることができぬままステージを降り、次の場所へと向かう途中でホーリーやようやく息をつく。
その間、エミリオは一言も発することなく、疑問符を浮かべながらもしっかりと聞いてくれた。圧倒され、言葉が出なかった、といったほうが正しいのかもしれないけれど。
「あともうちょっとで回りきっちまうな」
「まだまだずっと見ていたいのに……」
楽しい時間にも終わりはやってくる。
デートという面でも非常に有意義な時間であったが、何よりも、文字や写真、動画越しではなく、実物の生き物を見ることができる数少ない機会でもあった。
普段とは全く違う、特別な時間は素晴らしく輝き、何時何時までもと願ってしまう。
「そんなに楽しかったのか?」
「楽しかったよ!
……エミリオ君は、楽しくなかった?」
「いや、楽しかったけどよ。
なんつーか。お前ってすっげぇ楽しい、嬉しい、って感じ出すだろ」
柔らかに弧を描く緑の瞳に、ホーリーは今まで出会ってきた人、彼らの表情を思い出す。
皆、笑い、怒り、泣くけれど、感情を大きく揺らしているようには見えなかった。楽しいもも悲しいも、一定のところを行き来しているような。
今まで多くの医者や学者といった大人達に囲まれて過ごしていたため、自分も成長すればそうなるのだと思っていた。しかし、中学に入り、知った友人や教師、文化祭のお客さん。誰もが同じであった。
気のせいかもしれない。
ホーリーは心中に零す。
人の記憶など曖昧なもので、今という瞬間に引きずられ、偽りの情報を見ているだけという可能性は多いに存在する。
「そういうところ、好きだぞ」
「……やだ。恥ずかしい」
「何でだよ。好きなもんは好きって言って何が悪いんだ」
「悪くないけど、ないけど」
自由な片手で頬を押さえ、ホーリーはエミリオから顔を背けた。
好きだと、面と向かって言えるのは彼の美徳だ。同じように、彼はホーリーの感情表現を美徳としてくれている。
「私も、好き、だよ」
そっと目を合わせ、想いを返す。
生まれてまだ十数年。世界の一割も知らないような子供だ。
他者の感情表現がどうであるか、自分はおかしいのか。その答えを出すための統計だって碌に取れていない。そんな中で勝手に不安になるのは良くないことだ。
見つめるべきは唯一つ。
目の前にある真実。エミリオという男が自分を愛してくれ、自分はそれと同じ気持ちを抱いているのだということ。
「あ、見ろよ」
いよいよ最後の部屋となったところで、エミリオがあるものを見つける。
「お土産屋さん?」
売店、と簡素に表示させているが、長机二つに申し訳程度の布を敷き、その上に細々としたものを並べているだけのものだ。何があるのだ、とホーリーとエミリオが近づけば、生き物の骨や羽、鱗といったものが並んでいた。
土産のために売っているのではなく、研究や飼育に興味を持った人へそれらの過程で出たものをお売りします、というものらしい。
せめて加工し、アクセサリーやストラップにでもなっていたならば、お土産目的で買う人も増えただろうに。これでは良くて自分用、悪ければゴミ扱いだ。
現に、ホーリーが並べられたものを眺めている間にも、数人がちらりと目をやっては素通りして行く。
「ホーリー」
名を呼ばれ、彼を見る。
「何か欲しいもん、あるか?」
惜しいな、とホーリーが商品をまじまじと眺めている姿に、彼は何か買いたいものがあるのかと勘違いしたらしい。
慌てて否定の言葉を紡ごうとし、止まる。
「……これ」
そっと触れたのは七色に輝く鱗のセットだ。
小袋に六枚程度入っており、それぞれが光を反射して違った色身を見せている。
「ふーん。
じゃあ、これください」
悩む素振りもなくエミリオは品を手に取り、職員へ代金を払う。
何故それを欲するのか、買ってどうするのか、等とは聞かない。
ホーリーが欲しいと願った。購入する理由など、それだけで十分だった。
「ほい」
「いいの?」
「当たり前だろ。
せっかくのデートだし。プレゼントくらいさせろって」
包装も何もされていない剥き出しの商品がエミリオの手からホーリーの手に移る。鱗は机の上にあった時とはまた違う色を放っており、ホーリーの指先を薄く色づけていた。
手の中に納まった鱗とエミリオを見比べた後、彼女は優しく鱗を握りこむ。
「あのね」
「ん?」
「これで、ストラップ作るから、そしたら、あの、お、お揃いにするんだけど、良かったら、つけて、くれる?」
可愛らしく加工されたものが売られていないのならば、自分で作ってしまえばいい。
あまりにも美しく輝く鱗を横目に見てしまったとき、ホーリーは考えた。
簡単な縫い物や編み物ならば経験もある。鱗に穴を開け、コーティングし、紐とビーズを通す。それだけならば素人にだってできるはずだ。
幸い、手先は器用な方であるという自負もある。
残る問題は、エミリオの返答だ。
性差のないものを作るつもりだが、女子であるホーリーが作る以上、ある程度の女っぽさは避けることができない。第一、お揃いの物をつけるなど、恥ずかしいと言われてしまえばそれで終わりでもある。
「いいのか?」
破裂しそうな心臓を身の内に抱えていたホーリーへ向けられたのは、驚きと喜びを混ぜた声だった。
「お前とお揃い?
しかも手作りで?
めっちゃ良いじゃん。楽しみにしてるぜ」
太陽のような笑みにホーリーは肩の力を抜く。
きっと、そう言ってくれると思っていた。彼が、自分の思う彼で良かった。
「頑張るからね!」
ガッツポーズをし、ホーリーは気合を入れる。
どうせ作るのであれば、エミリオの予想を上回るものを作り上げてみせたい。あっと驚かせてやるのだ、と小さな野望を秘め、幸せな時間は緩やかに終わりを迎えたのであった。
「いいって。お前を怖がらせてまで見たいもんでもないし」
自然体で紡がれる言葉に見栄や虚構はない。
当たり前のように考え、行動に移してしまえる。ホーリーはエミリオのそんなところが好きだった。
「ありがとう」
「どういたしまして」
移動中も二人の手が離れることはなく、先ほどよりも緩く繋がりあっている。
暖かな二人は極寒の地に住まう生き物を眺めた。もこもこと可愛らしい姿をしている彼らは、獰猛な生物を前にして凍り付いてしまいかけたホーリーを優しく迎えてくれる。
「可愛い!」
「ちょっと間抜けじゃね?」
「そこがまた良いんじゃない」
にこにことそんな話をしつつ、エミリオが時計を確認すると、エサやりの体験ができる時間が迫っていた。
「さっきいたペリンにエサやりに行こうぜ」
「うん!」
広いステージ上にて二人は職員からエサとなる魚を手渡され、指示通りにペリンと呼ばれる毛皮が厚く、ヒレの大きな動物へと放り投げる。
泳ぐこと、滑ることを得意とする彼らは、お世辞にもコントロールができているとは言い難い投げで放たれた魚すらくちばしで捕まえ、丸呑みして己の臓腑へと落とし込む。
自分が投げたエサを生き物が食べた。
初めての経験と光景に、ホーリーは一瞬呆けたような顔をしてから、興奮冷めやらぬ顔でエミリオへ感動をまくし立てる。理解や同意が得られるとは思っていなかったけれど、身近な人物に今すぐ伝えたいという気持ちが抑えられなかったのだ。
「――ごめん。ちょっと興奮しちゃった」
「おぉ、ちょっとビビったけどへーきだぜ」
流れ落ちる言葉を止めることができぬままステージを降り、次の場所へと向かう途中でホーリーやようやく息をつく。
その間、エミリオは一言も発することなく、疑問符を浮かべながらもしっかりと聞いてくれた。圧倒され、言葉が出なかった、といったほうが正しいのかもしれないけれど。
「あともうちょっとで回りきっちまうな」
「まだまだずっと見ていたいのに……」
楽しい時間にも終わりはやってくる。
デートという面でも非常に有意義な時間であったが、何よりも、文字や写真、動画越しではなく、実物の生き物を見ることができる数少ない機会でもあった。
普段とは全く違う、特別な時間は素晴らしく輝き、何時何時までもと願ってしまう。
「そんなに楽しかったのか?」
「楽しかったよ!
……エミリオ君は、楽しくなかった?」
「いや、楽しかったけどよ。
なんつーか。お前ってすっげぇ楽しい、嬉しい、って感じ出すだろ」
柔らかに弧を描く緑の瞳に、ホーリーは今まで出会ってきた人、彼らの表情を思い出す。
皆、笑い、怒り、泣くけれど、感情を大きく揺らしているようには見えなかった。楽しいもも悲しいも、一定のところを行き来しているような。
今まで多くの医者や学者といった大人達に囲まれて過ごしていたため、自分も成長すればそうなるのだと思っていた。しかし、中学に入り、知った友人や教師、文化祭のお客さん。誰もが同じであった。
気のせいかもしれない。
ホーリーは心中に零す。
人の記憶など曖昧なもので、今という瞬間に引きずられ、偽りの情報を見ているだけという可能性は多いに存在する。
「そういうところ、好きだぞ」
「……やだ。恥ずかしい」
「何でだよ。好きなもんは好きって言って何が悪いんだ」
「悪くないけど、ないけど」
自由な片手で頬を押さえ、ホーリーはエミリオから顔を背けた。
好きだと、面と向かって言えるのは彼の美徳だ。同じように、彼はホーリーの感情表現を美徳としてくれている。
「私も、好き、だよ」
そっと目を合わせ、想いを返す。
生まれてまだ十数年。世界の一割も知らないような子供だ。
他者の感情表現がどうであるか、自分はおかしいのか。その答えを出すための統計だって碌に取れていない。そんな中で勝手に不安になるのは良くないことだ。
見つめるべきは唯一つ。
目の前にある真実。エミリオという男が自分を愛してくれ、自分はそれと同じ気持ちを抱いているのだということ。
「あ、見ろよ」
いよいよ最後の部屋となったところで、エミリオがあるものを見つける。
「お土産屋さん?」
売店、と簡素に表示させているが、長机二つに申し訳程度の布を敷き、その上に細々としたものを並べているだけのものだ。何があるのだ、とホーリーとエミリオが近づけば、生き物の骨や羽、鱗といったものが並んでいた。
土産のために売っているのではなく、研究や飼育に興味を持った人へそれらの過程で出たものをお売りします、というものらしい。
せめて加工し、アクセサリーやストラップにでもなっていたならば、お土産目的で買う人も増えただろうに。これでは良くて自分用、悪ければゴミ扱いだ。
現に、ホーリーが並べられたものを眺めている間にも、数人がちらりと目をやっては素通りして行く。
「ホーリー」
名を呼ばれ、彼を見る。
「何か欲しいもん、あるか?」
惜しいな、とホーリーが商品をまじまじと眺めている姿に、彼は何か買いたいものがあるのかと勘違いしたらしい。
慌てて否定の言葉を紡ごうとし、止まる。
「……これ」
そっと触れたのは七色に輝く鱗のセットだ。
小袋に六枚程度入っており、それぞれが光を反射して違った色身を見せている。
「ふーん。
じゃあ、これください」
悩む素振りもなくエミリオは品を手に取り、職員へ代金を払う。
何故それを欲するのか、買ってどうするのか、等とは聞かない。
ホーリーが欲しいと願った。購入する理由など、それだけで十分だった。
「ほい」
「いいの?」
「当たり前だろ。
せっかくのデートだし。プレゼントくらいさせろって」
包装も何もされていない剥き出しの商品がエミリオの手からホーリーの手に移る。鱗は机の上にあった時とはまた違う色を放っており、ホーリーの指先を薄く色づけていた。
手の中に納まった鱗とエミリオを見比べた後、彼女は優しく鱗を握りこむ。
「あのね」
「ん?」
「これで、ストラップ作るから、そしたら、あの、お、お揃いにするんだけど、良かったら、つけて、くれる?」
可愛らしく加工されたものが売られていないのならば、自分で作ってしまえばいい。
あまりにも美しく輝く鱗を横目に見てしまったとき、ホーリーは考えた。
簡単な縫い物や編み物ならば経験もある。鱗に穴を開け、コーティングし、紐とビーズを通す。それだけならば素人にだってできるはずだ。
幸い、手先は器用な方であるという自負もある。
残る問題は、エミリオの返答だ。
性差のないものを作るつもりだが、女子であるホーリーが作る以上、ある程度の女っぽさは避けることができない。第一、お揃いの物をつけるなど、恥ずかしいと言われてしまえばそれで終わりでもある。
「いいのか?」
破裂しそうな心臓を身の内に抱えていたホーリーへ向けられたのは、驚きと喜びを混ぜた声だった。
「お前とお揃い?
しかも手作りで?
めっちゃ良いじゃん。楽しみにしてるぜ」
太陽のような笑みにホーリーは肩の力を抜く。
きっと、そう言ってくれると思っていた。彼が、自分の思う彼で良かった。
「頑張るからね!」
ガッツポーズをし、ホーリーは気合を入れる。
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