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26話 武器生成
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「どうせこの様子だとスキルの効果を大体分かってそうだし、別に構わないけど……。でもお金を使って強くなってじゃ、荒井さんに好かれることはできないと思いますよ」
「それはそうかもしれせんけど……。こうでもしないと、私の場合レベルが上げられなくて……」
「モンスターが倒せないユニークスキル持ちってことかしら?それでそれと引き換えに何か強力な効果を――」
「違います。ただ今までの習慣で相手を傷つけるというのが難しくて……お稽古として剣を振るうことはできたんですけど、実際に戦うとなるとどうしても躊躇とか自信のなさが出てしまうみたいで……」
「……。言い方悪いですけど、筋金入りのお嬢様ということですね」
「はい」
「ふーん。でもそんなお嬢様がなんであんなのに憧れるのよ?」
「自分にはない荒々しさで、あの物怖じしない態度……。衝撃でした。今まで私はただただお金で解決するしかないと思っていたことも、荒井さんは強さで払いのけて……。私もああなりたいって思ったんです」
いじめられていたところを救われた、とかそんな感じかな?
金持ち連中はあまり好きじゃないけど、当然敵意は見えないし、スキルのことさえ黙ってくれればこの人の分を作ってあげなくもないけど……。
「話は理解しましたが、見返りが現金なのは流石にこっちも罪悪感が……」
「な、なに言ってるの!? この娘はいいカモになるのに! って、あ……」
「いいんですいいんです! その言われ方には慣れてますから。でも私には他に与えられるものがありません。あるとすれば……ちょっと待っててくださいね」
そういうと女性はアイテムポケットからアルミラージの角を取り出し、両手でぎゅっと握りしめた。
するとそれは次第に形を変え……それをモチーフに作られたのがよく分かる見た目の槍がそこに現れた。
「素材から武器を生み出すスキルか」
「はい。荒井さんを慕って剣士と名乗ってはいますが、本当の職業は武器職人なんです」
「へぇ凄いじゃない。じゃあそっちのモンスターからも武器が作れたりするの?」
「2階層の主……。あれはレベルが足りなくてまだ……。私のユニークスキル『武器生成』はレベルに依存してるようなので……。あはは、これじゃ宝の持ち腐れですよね」
「……。今のままだったらそうかもしれませんけど……それ、俺のスキルと組み合わせたら中々強力な気が……ちなみにその武器の性能って」
「えっと、アルミラージの角だと相手の防御力の影響が受けにくくて、攻撃力で言うと+300って書いてますね。武器登録でスキルの付与もできるとか。あっ!もっと言うとこの状態だと普通に素材を売却するよりも高く値段が付くこともあって……確かこれだけで5000円だったような……」
「あなた、私たちの仲間になりなさい。そうだ!なんなら陽一にテイムしてもらうといいわよ!血をのみ交わすだけでスキルの共有もできるし、ガンガンレベルも上がって――」
「待て待て待て!確かにそのスキルは魅力的だけど、ほとんど面識のない、しかも人間をテイムなんて――」
「そんなことでいいならいくらでも!どうぞ私の血を飲んでください!」
「ちょっ!まっ!」
作ったばかりの武器で手を刺すと、女性は俺の口に自分の手を強引に突っ込もうとする。
疲労と料理強化が発動しているせいか、動きに制限がかけられた俺はこれを避けることができず、結局その血を飲んでしまった。
金の使い方といい、今回の行動といい……本当に躊躇してモンスターが倒せない程度の肝っ玉なのかな? この人。
「それはそうかもしれせんけど……。こうでもしないと、私の場合レベルが上げられなくて……」
「モンスターが倒せないユニークスキル持ちってことかしら?それでそれと引き換えに何か強力な効果を――」
「違います。ただ今までの習慣で相手を傷つけるというのが難しくて……お稽古として剣を振るうことはできたんですけど、実際に戦うとなるとどうしても躊躇とか自信のなさが出てしまうみたいで……」
「……。言い方悪いですけど、筋金入りのお嬢様ということですね」
「はい」
「ふーん。でもそんなお嬢様がなんであんなのに憧れるのよ?」
「自分にはない荒々しさで、あの物怖じしない態度……。衝撃でした。今まで私はただただお金で解決するしかないと思っていたことも、荒井さんは強さで払いのけて……。私もああなりたいって思ったんです」
いじめられていたところを救われた、とかそんな感じかな?
金持ち連中はあまり好きじゃないけど、当然敵意は見えないし、スキルのことさえ黙ってくれればこの人の分を作ってあげなくもないけど……。
「話は理解しましたが、見返りが現金なのは流石にこっちも罪悪感が……」
「な、なに言ってるの!? この娘はいいカモになるのに! って、あ……」
「いいんですいいんです! その言われ方には慣れてますから。でも私には他に与えられるものがありません。あるとすれば……ちょっと待っててくださいね」
そういうと女性はアイテムポケットからアルミラージの角を取り出し、両手でぎゅっと握りしめた。
するとそれは次第に形を変え……それをモチーフに作られたのがよく分かる見た目の槍がそこに現れた。
「素材から武器を生み出すスキルか」
「はい。荒井さんを慕って剣士と名乗ってはいますが、本当の職業は武器職人なんです」
「へぇ凄いじゃない。じゃあそっちのモンスターからも武器が作れたりするの?」
「2階層の主……。あれはレベルが足りなくてまだ……。私のユニークスキル『武器生成』はレベルに依存してるようなので……。あはは、これじゃ宝の持ち腐れですよね」
「……。今のままだったらそうかもしれませんけど……それ、俺のスキルと組み合わせたら中々強力な気が……ちなみにその武器の性能って」
「えっと、アルミラージの角だと相手の防御力の影響が受けにくくて、攻撃力で言うと+300って書いてますね。武器登録でスキルの付与もできるとか。あっ!もっと言うとこの状態だと普通に素材を売却するよりも高く値段が付くこともあって……確かこれだけで5000円だったような……」
「あなた、私たちの仲間になりなさい。そうだ!なんなら陽一にテイムしてもらうといいわよ!血をのみ交わすだけでスキルの共有もできるし、ガンガンレベルも上がって――」
「待て待て待て!確かにそのスキルは魅力的だけど、ほとんど面識のない、しかも人間をテイムなんて――」
「そんなことでいいならいくらでも!どうぞ私の血を飲んでください!」
「ちょっ!まっ!」
作ったばかりの武器で手を刺すと、女性は俺の口に自分の手を強引に突っ込もうとする。
疲労と料理強化が発動しているせいか、動きに制限がかけられた俺はこれを避けることができず、結局その血を飲んでしまった。
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