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49話 100
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「――むぐ、うぐぅ、……んぐっ! 喰らえっ! むぐっぅ」
「いいぞ、ミークその調子だ! 料理強化フェーズ2、自動超調理、捌きスピード設定Max、料理レベル低、味の種類2……戦闘と併用。飾り切り:料理強化直結!」
料理強化がフェーズ2になったことによってさまざまな設定が可能になった。
それによって倒した相手、さらにはまだ生きている相手をそのまま調理に繋げられるようになったため、料理の出来るスピードは格段にアップ。
それだけでなく、今の自分のステータスで出来る範囲で『料理強化』による自動調理という名の戦闘までこなしてくれる。
また自分の意識とは別、さらには疲れを感じるということが一時的に俺の中からシャットアウトされているため、まるでこういったアニメでも見ているような感覚が襲う。
一応喋ることはできるから指示は出せるけど、もう何もしていないのと同じまであるな、これ。
「んっ! ぐっ……。はぁはぁ、もっともっとぉぉおおぉ!! こっちは塩味! こっちは甘めのたれです! ミーク姉さん口開けて! 陽一さんも!」
ホブゴブリンたちを次々に殺すミーク、殺しながら料理を完成させる俺、それを自分と俺たちの口に突っ込む朝比奈さん。
端から見れば戦闘中に一体何をやってるんだと突っ込まれかねないが、これが今の俺たちにできる最善策で最速のレベルアップ方法。
おかげで俺もミークもレベルは既に100を超えて後は朝比奈さんのレベルアップを待つばかりなのだが、それまで俺はともかくミークたちの胃が持つのか、そっちの方が問題になりつつある。
「うっ……。私もう限界かも……それに動いてるからちょっと気持ち悪く……」
「私も、ちょっとしんどくなって……お肉はおいしいんですけど……」
「このままだと、範囲攻撃獲得よりも先に満腹なんていう間抜けな理由で押し切られないとか……。これどこのギャグマンガ――」
『テイムモンスター、および人間、さらには主、全員の合計取得経験値が一定に達しました。パッシブスキルの共有が1つだけ可能です。選択してください』
「パッシブスキルの共有を選択……テイムってそんなことまでできるのか。一緒に戦えば戦うほどチーム全体が強くなるってのはいいことだけど、何を選べば――」
「「食い気!!!!!!」」
『3分の2がパッシブスキル【食い気】を選択したため、これを共有します』
『赤い衝動』がよかったけど……。
俺が思う以上に2人は限界を遙かに超えた状態だったのだろう。
勿体ないけど……仕方がないか。
『モンスター捕食量が統合。【食い気】が【大喰らい】に進化しました。これまで以上に食べられる量が増え、食欲が旺盛になります。またその早さがアップ。各モンスターが取得した累計経験値の一部を喰らうことも可能になりました』
「また経験値をもらえる手段が増えた……。これなら……。ラストスパートだ! 頑張れ2人とも!」
「頑張れ? ふふ、安心しなさい。大喰らいのスキルのせいで私は――」
「私たちですよ! ミーク姉さん!」
「そうね。私たちはお腹が減って減って仕方ないのよ!!」
この作戦を決行し始めた時よりもがっつく2人。
これ、今は頼もしいけど……自分とミークの食費がこれからどうなっていくのかちょっと怖いな。
モンスターの肉だけで満足いくうちはいいかもしれないけど、そうじゃないと……。
「いや、今はそんな心配してる場合じゃないか。朝比奈さん! レベル100まであとどのくらいですか?」
「あと……1レベルです! はい! これ食べてください! 陽一さん!」
「分かりました! でもあと1なら、これでおしまい……じゃないですか?」
『――朝比奈ひなたのレベルが100に達しました。経験値のテーブルが変更となります。条件を達成しました。火属性の装飾品が生成可能になりました。100レベルに到達したことで――』
俺が肉を飲み込むと、ようやく望んでいたアナウンスが流れ、朝比奈さんはそれを聞くよりも先に早速ミークの殺したホブゴブリンを手に取ってスキルを発動させたのだった。
「いいぞ、ミークその調子だ! 料理強化フェーズ2、自動超調理、捌きスピード設定Max、料理レベル低、味の種類2……戦闘と併用。飾り切り:料理強化直結!」
料理強化がフェーズ2になったことによってさまざまな設定が可能になった。
それによって倒した相手、さらにはまだ生きている相手をそのまま調理に繋げられるようになったため、料理の出来るスピードは格段にアップ。
それだけでなく、今の自分のステータスで出来る範囲で『料理強化』による自動調理という名の戦闘までこなしてくれる。
また自分の意識とは別、さらには疲れを感じるということが一時的に俺の中からシャットアウトされているため、まるでこういったアニメでも見ているような感覚が襲う。
一応喋ることはできるから指示は出せるけど、もう何もしていないのと同じまであるな、これ。
「んっ! ぐっ……。はぁはぁ、もっともっとぉぉおおぉ!! こっちは塩味! こっちは甘めのたれです! ミーク姉さん口開けて! 陽一さんも!」
ホブゴブリンたちを次々に殺すミーク、殺しながら料理を完成させる俺、それを自分と俺たちの口に突っ込む朝比奈さん。
端から見れば戦闘中に一体何をやってるんだと突っ込まれかねないが、これが今の俺たちにできる最善策で最速のレベルアップ方法。
おかげで俺もミークもレベルは既に100を超えて後は朝比奈さんのレベルアップを待つばかりなのだが、それまで俺はともかくミークたちの胃が持つのか、そっちの方が問題になりつつある。
「うっ……。私もう限界かも……それに動いてるからちょっと気持ち悪く……」
「私も、ちょっとしんどくなって……お肉はおいしいんですけど……」
「このままだと、範囲攻撃獲得よりも先に満腹なんていう間抜けな理由で押し切られないとか……。これどこのギャグマンガ――」
『テイムモンスター、および人間、さらには主、全員の合計取得経験値が一定に達しました。パッシブスキルの共有が1つだけ可能です。選択してください』
「パッシブスキルの共有を選択……テイムってそんなことまでできるのか。一緒に戦えば戦うほどチーム全体が強くなるってのはいいことだけど、何を選べば――」
「「食い気!!!!!!」」
『3分の2がパッシブスキル【食い気】を選択したため、これを共有します』
『赤い衝動』がよかったけど……。
俺が思う以上に2人は限界を遙かに超えた状態だったのだろう。
勿体ないけど……仕方がないか。
『モンスター捕食量が統合。【食い気】が【大喰らい】に進化しました。これまで以上に食べられる量が増え、食欲が旺盛になります。またその早さがアップ。各モンスターが取得した累計経験値の一部を喰らうことも可能になりました』
「また経験値をもらえる手段が増えた……。これなら……。ラストスパートだ! 頑張れ2人とも!」
「頑張れ? ふふ、安心しなさい。大喰らいのスキルのせいで私は――」
「私たちですよ! ミーク姉さん!」
「そうね。私たちはお腹が減って減って仕方ないのよ!!」
この作戦を決行し始めた時よりもがっつく2人。
これ、今は頼もしいけど……自分とミークの食費がこれからどうなっていくのかちょっと怖いな。
モンスターの肉だけで満足いくうちはいいかもしれないけど、そうじゃないと……。
「いや、今はそんな心配してる場合じゃないか。朝比奈さん! レベル100まであとどのくらいですか?」
「あと……1レベルです! はい! これ食べてください! 陽一さん!」
「分かりました! でもあと1なら、これでおしまい……じゃないですか?」
『――朝比奈ひなたのレベルが100に達しました。経験値のテーブルが変更となります。条件を達成しました。火属性の装飾品が生成可能になりました。100レベルに到達したことで――』
俺が肉を飲み込むと、ようやく望んでいたアナウンスが流れ、朝比奈さんはそれを聞くよりも先に早速ミークの殺したホブゴブリンを手に取ってスキルを発動させたのだった。
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