妻と愛犬と僕

Dr.Yuri

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愛犬の朝は早い

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 マルモの朝は早い。

 5時半頃から「くぅーん」と可愛らしい声で鳴き始めたかと思うと、すぐに「早よ来い」と言わんばかりに吠え始める。
 近所迷惑を恐れて、いつも「くぅーん」の時点で飛び起きる。横にいる妻は微動だにしない。
 子供が欲しいと言っているが、果たして子供が泣いたら起きてくれるのだろうか。
 「私は日中担当なんで、夜中はよろしく」なんて言って丸投げされる未来をまざまざと想像しながらマルモの元へ急ぐ。
 マルモは澄ました顔でお座りしながら待っている。かわいいやつめ。
 排泄物の処理をして、お尻を拭き、シーツを換え、水を換え、少し二度寝をする。
 マルモのぬくもりを腕で感じながらの30分間……何とも形容のしがたい至福の時である。 

 その後マルモに餌をあげ、出勤の準備をしながら少し遊んで7時過ぎに家を出る。
 マルモの世話の引継ぎをと寝室を覗くと、妻は起きてやはりインスタに勤しんでらっしゃる。
 
 いや、起きてるならちょっとは手伝ってよ……という言葉はグッと飲み込む。
 日中マルモの世話をしてくれるだけでもあり難いと思わねば。

 引継ぎを始めようとする僕を遮り、
 「お水は換えたの?」
 「う〇ちは大丈夫だった?」
 「ちゃんと遊んであげたの?」
 と、上から目線で矢継ぎ早に質問が飛ぶ。

 「いや、何で叱られてる感じになっているの?」
 何て聞こうものなら、数日は険悪なムードの中過ごす羽目になる。

 質問に一つ一つ笑顔で応え家を出る。
 今日も朝から感謝の気持ちを忘れないいい練習になった。

 明日も頑張ろう!
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