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222.残香
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メリメリと音がするように咲恵は、ボクのペニスをゆっくりと飲み込んでゆく。
「ううっ」
足を大きく広げた咲恵の白い肢体は、小さくうめき声を上げると、お腹が大きく動いて呼吸が不規則になる。ボクの顔を、真っ直ぐに見つめて、お互いの恥骨がぶつかり合うまでに腰を沈めた咲恵は動きを止めた。跨いでいる車椅子のフレームを両手で掴むと、咲恵は上半身を後ろに仰け反らせて足を踏ん張り腰を少しずつ浮かしていった。ボクのペニスの先端に、今までと違った感触が伝わる。
「ん」
ボクは、思わず声を上げた。
「わかるんですか。これって、萌ちゃんが教えてくれたんですけど。こういう風にすると、わたしの中でおちんちんの当たる場所が変わるんですって。わたしの特別な場所に当たって、瑞樹さんも忘れられないことになるだろうって。萌ちゃんが言ってました」
そういうと咲恵は、再び腰を進めてペニスを飲み込む。根元まで押し込むと、咲恵は動きを止めてボクの背中に手を回して耳元で深く息をした。
「電車の時間があるんじゃないの」
ボクは、今の瞬間が決して嫌いではなかったが、咲恵の帰りの時間も気になっていた。
「そんなにわたしを、帰らせたいのですか」
首をクロスさせて、ボクの耳に息を吹き込むように咲恵は不満そうに言う。
「そうじゃないけど、こんなことしてたら遅れちゃうかなと」
咲恵は、ボクの言葉を聞くとばっとカラダを離して真正面でボクの顔を見た。
「こんなことって、なんですか。わたしにとっては、とても大事なことだし、時間のなかった萌ちゃんに言いつかった大事なことなのに」
半分、涙目になってボクを睨みつけている。その勢いに圧倒されて、何も言葉に出来ないボクに、余計に腹を立てたように咲恵は言葉をぶつけてくる。
「これは、わたしと萌ちゃんにとっては、大事な儀式なんですよ。昨日、散々染みこんだ律子さんの匂いも感触も、このままにはしておけないと、今朝の瑞樹さんの夢精を感じ取ってわかったんですよ」
「いや、それは」
「うるさい。うるさいです」
咲恵が振り回している手が、ボクの頬にぶつかる。
「いいですか。今、わたしがしてるのは、いやらしい気持ちでやってるのではありません。わたしと萌ちゃんの香りと触感を瑞樹さんに染みこまそうとしているのです。たとえ、律子さんと何度となく体を重ねようとも、わたしたちの想いが薄まっていかないように、強く刻みつけるようにしているのですよ」
ボクはなんと答えたらいいのか、わからなくて戸惑っていた。
「ボクは、他の女性と交わっても、咲恵と萌のことを忘れることなんてないさ」
「瑞樹さんは、嘘ばかりつくのですね」
ボクの心を見透かしているように、咲恵は白い息を吐くように冷たく言い放った。
「まあ、いいんですよ。わたしたちの瑞樹さんを信じている心に、嘘はつきたくありませんから」
「随分な言い方だね」
「わたしと萌ちゃんに、随分な仕打ちをしているのは、誰だかわかってらっしゃって言ってますよね」
言い訳のしようもないことをしているのは、自分自身だとわかったいる。その中でも、節子とのことは誰にも知られてはならないことだともわかっていた。
「わかってるよ」
「そう思っているなら、しばらくおとなしくして、わたしたちのことを染みこませてください」
「ううっ」
足を大きく広げた咲恵の白い肢体は、小さくうめき声を上げると、お腹が大きく動いて呼吸が不規則になる。ボクの顔を、真っ直ぐに見つめて、お互いの恥骨がぶつかり合うまでに腰を沈めた咲恵は動きを止めた。跨いでいる車椅子のフレームを両手で掴むと、咲恵は上半身を後ろに仰け反らせて足を踏ん張り腰を少しずつ浮かしていった。ボクのペニスの先端に、今までと違った感触が伝わる。
「ん」
ボクは、思わず声を上げた。
「わかるんですか。これって、萌ちゃんが教えてくれたんですけど。こういう風にすると、わたしの中でおちんちんの当たる場所が変わるんですって。わたしの特別な場所に当たって、瑞樹さんも忘れられないことになるだろうって。萌ちゃんが言ってました」
そういうと咲恵は、再び腰を進めてペニスを飲み込む。根元まで押し込むと、咲恵は動きを止めてボクの背中に手を回して耳元で深く息をした。
「電車の時間があるんじゃないの」
ボクは、今の瞬間が決して嫌いではなかったが、咲恵の帰りの時間も気になっていた。
「そんなにわたしを、帰らせたいのですか」
首をクロスさせて、ボクの耳に息を吹き込むように咲恵は不満そうに言う。
「そうじゃないけど、こんなことしてたら遅れちゃうかなと」
咲恵は、ボクの言葉を聞くとばっとカラダを離して真正面でボクの顔を見た。
「こんなことって、なんですか。わたしにとっては、とても大事なことだし、時間のなかった萌ちゃんに言いつかった大事なことなのに」
半分、涙目になってボクを睨みつけている。その勢いに圧倒されて、何も言葉に出来ないボクに、余計に腹を立てたように咲恵は言葉をぶつけてくる。
「これは、わたしと萌ちゃんにとっては、大事な儀式なんですよ。昨日、散々染みこんだ律子さんの匂いも感触も、このままにはしておけないと、今朝の瑞樹さんの夢精を感じ取ってわかったんですよ」
「いや、それは」
「うるさい。うるさいです」
咲恵が振り回している手が、ボクの頬にぶつかる。
「いいですか。今、わたしがしてるのは、いやらしい気持ちでやってるのではありません。わたしと萌ちゃんの香りと触感を瑞樹さんに染みこまそうとしているのです。たとえ、律子さんと何度となく体を重ねようとも、わたしたちの想いが薄まっていかないように、強く刻みつけるようにしているのですよ」
ボクはなんと答えたらいいのか、わからなくて戸惑っていた。
「ボクは、他の女性と交わっても、咲恵と萌のことを忘れることなんてないさ」
「瑞樹さんは、嘘ばかりつくのですね」
ボクの心を見透かしているように、咲恵は白い息を吐くように冷たく言い放った。
「まあ、いいんですよ。わたしたちの瑞樹さんを信じている心に、嘘はつきたくありませんから」
「随分な言い方だね」
「わたしと萌ちゃんに、随分な仕打ちをしているのは、誰だかわかってらっしゃって言ってますよね」
言い訳のしようもないことをしているのは、自分自身だとわかったいる。その中でも、節子とのことは誰にも知られてはならないことだともわかっていた。
「わかってるよ」
「そう思っているなら、しばらくおとなしくして、わたしたちのことを染みこませてください」
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