不自由と快楽の狭間で

Anthony-Blue

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76.欲情

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 咲恵は、裸エプロンとは言わないまでも、淡いピンクの上下おそろいの下着に、ドレスエプロンを着けていた。前から見ると普通のエプロン姿だけれど、後ろから見れば結構刺激的な格好である。

「咲恵さん、その出で立ちはなんですか」

「男の人は、裸にエプロンが理想なんでしょ。瑞樹さんに怒られないように下着は着けてますよ」

「いや。ちゃんと服を着てくれないかな。そのかわいいメイドさんのエプロンでいいのですけど」

「えっ、瑞樹さんに喜んでもらえると思ったのに」

 そう言うと咲恵は、残念そうにエプロンを外した。

「じゃ、朝ご飯をいただきましょう」

 下着姿になった咲恵は、イスに座って手を合わせた。

「いただきます」

「いただきます。って服は着ないんですか」

「着ませんよ。なにか」

 もう、これ以上言ってもボクの言うことは聞きそうにないので、諦めて食事を食べ始めた。

 朝食を終えてそれからは、洗濯をするから萌の暮らしていた部屋を片付けさせてくれと咲恵が言い出した。仕方なく部屋に案内する。萌が出て行ってから、一度も開けていない部屋は埃っぽく、咲恵はまず窓を開け放ち中の空気を追い出した。雑然とした部屋には、ボクが買ってやった服や下着、雑誌などが散乱していた。急いで家を出ようとしたのだろうか。最初に出会った時に持っていた、荷物だけを持って出たように思う。

 部屋には、咲恵の言ったように萌の匂いがしたように思えた。

「この服や下着はどうしますか?まだ、新しそうですけど」

「捨てていいんじゃないかな。置いておいても仕方ないし」

「そうですか」

 咲恵は、服を資源ごみの袋に押し込み、雑誌とかをまとめて、掃除機を掛けた。押し入れに突っ込まれていた布団はシーツを外されてベランダに干された。部屋はがらんとして、元の姿に戻っただけなのにどことなく寂しげに見えた。

「すっきりしましたね」

「そうだね」

「これで、いつ私が来ても大丈夫ですね」

「出来もしないことを言わないでくれよ」

「ご、ごめんなさい」

 つい、強めの言い方をしてしまったと後悔した。

「ボクこそ、ごめん」

 隣に立っていた咲恵を引き寄せて、ボクの膝に乗せて抱きしめた。下着姿のままでいる咲恵に、ボクは心の中で沸き立つモノを感じる。

 口づけをして、ブラジャーだけの胸を強く揉みしだく。

「いっ、痛いです。瑞樹さん」

「咲恵さんが、悪いんだぞ」

 ボクは、ブラジャーを引きずりあげて、乳房を露わにする。胸に顔を埋めて乳房にむしゃぶりつく。

「だっ、ダメです。外から見えますって」

 もがく咲恵を抱きしめて、ボクはショーツの中に手を入れる。大きく足を広げさせ、その間にボクの膝を入れる。一気に指を二本ほど割れ目に押し込む。

「ああっ」

 咲恵の顔が歪む。

「瑞樹さん、どうしたんですか。こわいです」

 その言葉を無視して、ボクは激しく指を動かす。グチュグチュと湿った音が耳に届く。

「ここじゃダメですよ。恥ずかしいし、窓も開いてるんですよ」

「じゃ、どこならいいの」

 一呼吸、悩んで咲恵は答える。

「瑞樹さんのベッドなら」

「ボクのベッドなら、なに?」

 咲恵は自身の内部をかき回されて、カラダを震わせながら言った。

「このまま、瑞樹さんとエッチしてもいいです」
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