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175.嘘をつく
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狭いベッドの上に、二人のカラダが重なったまま、目覚まし時計の秒針が円を描いて流れていった。
「まだ、こんなに硬いのにごめんなさい。もう、帰らないといけないわ」
少しの静寂を破って、節子は絶頂を迎えていないペニスを手で確かめて、目を閉じていたボクに声をかけた。
「そうですね。律子さんが、心配してるでしょうから。何をしてたのって聞かれたら、どう答えるんですか」
「帰りにスーパーに寄ろうと、回り道をしたら渋滞に巻き込まれたって言うわ」
「お母さんは、嘘が上手そうだから律子さんも疑いませんよね」
「女はね、みんな平然と嘘をつく動物なのよ。自分のしあわせを守るためにね」
ベッドから起き上がり、下着を拾って身につけながら言った。
「怖いですね」
「生きてゆく術なのよ。それが」
前屈みになり、節子はブラジャーを着けて、脇から肉を持って来て乳房の形を整えている。
「それも、うそつきですよね」
先ほどボクの目の前で、だらしなく垂れ下がり揺れていた乳房は、綺麗な谷間も出来て形良く収まっていた。
「だまされる方が悪いのよ」
吐き捨てるように言って、スルスルとワンピースを身に纏った。
「口ででも抜いてあげればいいんだろうけど、また今度気持ちよくさせてあげるわ」
「大丈夫ですよ。そのうち収まるでしょうから」
「ごめんなさい。連絡入れるから。またね」
そう言うと、急ぎ足で部屋を出て行った。ドアの音がして、静かな空気が部屋を溢れて流れ出した。ベッドの上に、裸で置き去りにされたボクは吐き出すことを忘れたペニスに触れた。まだ節子の愛液は乾ききってはいない。手のひらで包むと、吸いつくようにくっついてくる。根元まで手を下げて、再び先端方向に手を動かす。クチャっと見超えるはずもない音が耳に響く。亀頭に手のひらが触れると、ペニスを伝って快感が頭まで届く。手の動作を繰り返し、ボクは目を閉じる。今日の出来事を思い出そうと、記憶をたぐっていると律子の処女を奪った場面が見える。正常位で腰を振っているボクが見下ろしているのは、咲恵の苦しそうな表情で歪んでいる顔だった。
「えっ」
思わず目を開けた視界には、いつもの見慣れた天井が広がっていた。
「なんで咲恵が」
このままでは終われない気がして、止めていた手を再び動かし始める。先ほどより、はっきりわかるほど硬度が落ちているペニスを立て直そうと扱いた。天井を見つめているはずの目は、瞬きをした瞬間に、萌が見下ろしている姿が瞳に映った気がした。
「何をやってるんだろう」
宙に視線を泳がせて、ボクはもう萎え始めているペニスから手を離した。ボクは、起き上がり節子の愛液と罪悪感をシャワーで洗い流した。
その晩、咲恵と萌に連絡を取り、今日の報告をした。
「無事に、律子さんの希望を叶えてあげられたんですね」
「どうだったの。処女の味は」
「萌ちゃん、言い方がいやらしい」
「咲恵ちゃんだって、気になるんでしょ」
「まあ、それはね。ところでどんな体位でやったんですか」
「咲恵ちゃんだって、興味津々じゃん」
咲恵と萌は、あれこれと質問を繰り返した。そこには、節子の存在は忘れられていた。
「まだ、こんなに硬いのにごめんなさい。もう、帰らないといけないわ」
少しの静寂を破って、節子は絶頂を迎えていないペニスを手で確かめて、目を閉じていたボクに声をかけた。
「そうですね。律子さんが、心配してるでしょうから。何をしてたのって聞かれたら、どう答えるんですか」
「帰りにスーパーに寄ろうと、回り道をしたら渋滞に巻き込まれたって言うわ」
「お母さんは、嘘が上手そうだから律子さんも疑いませんよね」
「女はね、みんな平然と嘘をつく動物なのよ。自分のしあわせを守るためにね」
ベッドから起き上がり、下着を拾って身につけながら言った。
「怖いですね」
「生きてゆく術なのよ。それが」
前屈みになり、節子はブラジャーを着けて、脇から肉を持って来て乳房の形を整えている。
「それも、うそつきですよね」
先ほどボクの目の前で、だらしなく垂れ下がり揺れていた乳房は、綺麗な谷間も出来て形良く収まっていた。
「だまされる方が悪いのよ」
吐き捨てるように言って、スルスルとワンピースを身に纏った。
「口ででも抜いてあげればいいんだろうけど、また今度気持ちよくさせてあげるわ」
「大丈夫ですよ。そのうち収まるでしょうから」
「ごめんなさい。連絡入れるから。またね」
そう言うと、急ぎ足で部屋を出て行った。ドアの音がして、静かな空気が部屋を溢れて流れ出した。ベッドの上に、裸で置き去りにされたボクは吐き出すことを忘れたペニスに触れた。まだ節子の愛液は乾ききってはいない。手のひらで包むと、吸いつくようにくっついてくる。根元まで手を下げて、再び先端方向に手を動かす。クチャっと見超えるはずもない音が耳に響く。亀頭に手のひらが触れると、ペニスを伝って快感が頭まで届く。手の動作を繰り返し、ボクは目を閉じる。今日の出来事を思い出そうと、記憶をたぐっていると律子の処女を奪った場面が見える。正常位で腰を振っているボクが見下ろしているのは、咲恵の苦しそうな表情で歪んでいる顔だった。
「えっ」
思わず目を開けた視界には、いつもの見慣れた天井が広がっていた。
「なんで咲恵が」
このままでは終われない気がして、止めていた手を再び動かし始める。先ほどより、はっきりわかるほど硬度が落ちているペニスを立て直そうと扱いた。天井を見つめているはずの目は、瞬きをした瞬間に、萌が見下ろしている姿が瞳に映った気がした。
「何をやってるんだろう」
宙に視線を泳がせて、ボクはもう萎え始めているペニスから手を離した。ボクは、起き上がり節子の愛液と罪悪感をシャワーで洗い流した。
その晩、咲恵と萌に連絡を取り、今日の報告をした。
「無事に、律子さんの希望を叶えてあげられたんですね」
「どうだったの。処女の味は」
「萌ちゃん、言い方がいやらしい」
「咲恵ちゃんだって、気になるんでしょ」
「まあ、それはね。ところでどんな体位でやったんですか」
「咲恵ちゃんだって、興味津々じゃん」
咲恵と萌は、あれこれと質問を繰り返した。そこには、節子の存在は忘れられていた。
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