不自由と快楽の狭間で

Anthony-Blue

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 仕方なくボクは、泡だったスポンジを持って自分の体を洗い始めた。

「あそこだけは丁寧に洗って、後は適当でいいからね。後が詰まってるから」

 遠くから萌の声が響く。

「はいはい。わかりましたよ」

 独り言のように、バスルームに小さくボクの言葉が床に転がる。上半身を洗い、足を洗うと言われたとおりペニスまわりは念入りにスポンジでこすった。

「終わりました」

 彼女に聞こえるように、大声で叫ぶ。咲恵と萌が、律子を車椅子に乗せてやって来る。

「ちゃんと、洗えましたか」

 咲恵までが、今日はボクに強く当たってくる。完全多数派になった女性陣は、ボクを大人のおもちゃだと思っているのかもしれない。

「じゃあ、瑞樹はお湯に浸かっていてね」

 萌が、ボクを浴槽に滑り込ませた。咲恵と萌の二人で、律子を慎重に浴槽の横のスペースに座らせて、車椅子を脱衣場に出した。

「ちょうど、アンダーヘアを整える用のハサミを持ってたから、ちょっと切ってみよようね」

 座っている律子の膝を、咲恵は少し開いて言った。

「あっ、洗ってないけど大丈夫なの」

「はい、濡れてない方が切りやすいから」

「わたしが、体を支えておくよ」

 萌は肩に手をやり、咲恵は律子の茂みに小さなハサミを持った手を伸ばした。

「ちょっとごめんね。もう少し開くわね」

 咲恵は、律子の膝の間にカラダを入れて足の開きを固定した。

「わっ、結構恥ずかしいことになってるわ」

「永久脱毛をする時なんて、もっと恥ずかしい格好らしいよ」

「割れ目ちゃんの横も短くしとくね」

 ボクは実際は見えていないのだけれども、チョキチョキと陰毛が切られていく光景を想像して興奮した。

「これで、だいぶ短くなってると思うわ。剃ったわけじゃないし、面積的には変わってないからお母さんも怒らないと思うわよ」

 律子は、前屈みになって右手で自分の秘部を確かめた。

「ほんとだ。ワサワサだったのが、短くなって見通しが良くなったみたいですね」

「これで、瑞樹も舐めやすくなったかな」

 上からのぞき込んで、萌が言う。

「じゃあ、今日はしっかり舐めてもらえるのかしら」

「どうなんですか。瑞樹さん」

「はい、努力させていただきます」

 ボクは、振り返って彼女達の方は見ずに答えた。耳から入ってくる情報だけで、興奮気味になっているペニスを揶揄されないためでもあった。

「さあ、カラダを洗ってあげましょう」

「今日は、律子さんが主役だからわたしたち二人で洗ってあげるね」

 咲恵と萌は、各々の両手に大量の泡を纏わせて、律子の背中と胸を洗い始めた。

「あのぉ、お願いがあるんですけど」

 律子が、少し恥ずかしそうに二人に聞いた。

「なんですか。わたしたちに出来ることなら叶えてあげたいです」

「言ってみてよ。結構アブノーマルなことでも、聞いてあげられると思うから。瑞樹には変態プレーとかで鍛えられてるし」

「ボクは、そんなプレーをさせてもらったことないんですけど」

 バスルームに、笑い声がシャボン玉のように飛び交った。

「わたしも、お二人のカラダを洗ってみたいです。おっぱいとか・・・あちこち」

 萌は、律子の右手にボディーソープの染みこんだスポンジを握らせた。泡だらけになった律子の右手を、自分の乳房に乗せて円を描くように泡の奇跡を描かせた。

「これでいいかな」

「すごいです。張りがあって大きくて。女性でも、自分以外の女性のカラダって興味あるんです。いいなぁ。若いってこんな感じなんだわね」

「じゃあ、わたしのおっぱいはどうですか。萌ちゃんのよりは小さいですけど」

 咲恵は、萌の乳房を掴んでいた律子の手を自分の乳房に押し当てた。

「やわらかいですね。わたしと大きさは同じくらいだけれども、わたしが触って揉んでみたいって思えるおっぱいですね」

「揉んでもいいんですよ。やってみたいってことは経験してみることですから」

 それを聞いた律子は、手のひらの中にある乳房をゆっくりと揉みしだき始めた。

「あんっ」

 小さくあえぎ声を上げた咲恵は、律子の乳房に手を伸ばして指に力を入れた。

「やんっ」

「じゃあ、わたしもいいよね」

 萌は、咲恵が握っている反対側の律子の乳房を揉んだ。

「ああっ。うっううん。ふたりでって、それは反則ですわ」 
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