不自由と快楽の狭間で

Anthony-Blue

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203.再戦

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「女性のふたりに言ってもらえて、うれしくて安心しています」

 まだ絶頂感から抜け出すことが出来ずに、荒い息をしながら少しうれしそうに笑みを浮かべて律子が言った。

「わたしたちも、お互いを知れて良かったですよね」

「そうだね。あんなに感度がいいなんて、ちょっとびっくりだよ」

 完全にボクの存在は忘れられているけれど、三人が仲良くしている姿は微笑ましくて良かったと思っている。

「落ち着いてきたら、律子さんのカラダを洗って、お湯に浸かりましょうね」

「そうだ、瑞樹はふやけてるんじゃないのかな」

 萌がそう言うと、三人の視線がボクに集まった。

「瑞樹さん、いつまで入ってるつもりなんですか」

「瑞樹、あちこちふやけてシワシワになってるんじゃないの」

「忘れられてる、いや完全に忘れてたでしょ」

 嫌みのひとつでも返したいほど、ほったかされていたボクは咲恵と萌を睨んだ。

「こちらも、いろいろ取り込んでいてごめんなさいね」

「そう言いながら、瑞樹も目と耳で楽しんでたでしょう。おちんちんを、硬くしてたんじゃないの。浴槽のお湯を、汚してないでしょうね」

「してないよ、そんなこと。変態みたいに言わないでくれよ」

「変態じゃん」

「変態ですよね」

「そうなんですか」

 一言ボクが返すと、2倍にも3倍にもなって返ってくる。

「うるさいから、先に上げてベッドに転がしとこうよ」

 萌はそう言うと、ボクの車椅子を持って来て、浴槽から引き上げた。

「ああ、やっぱりふやけてるよ」

 と、ボクのペニスをつまんで萌が笑った。

「これから、がんばってもらわないといけないんですからね」

 ボク達のやりとりを見て、律子は肩を揺らして笑っている。

「これから、主役になるんだから大事に扱ってよ」

 ボクは、少しの反攻を言いながらバスルームから退場させられた。

 女の子三人になったバスルームでは、みんな泡だらけになって再び洗いっこが展開されていた。泡を流して、三人で浴槽に収まったそうで、にぎやかな声がぽつんとベッドに一人座っているボクの耳にも届いていた。

「待たせたわね」

「おまちどおさま」

「遅くなりました」

 三者三様の言葉を口にして、バスタオルを巻いた姿でベッドに戻ってきた。

「さあ、律子さん。何がしたい。今日は、お手伝いがふたり居るから、この間出来なかったこともやれると思うよ」

「そうそう、この前はお母さんが居て、やりたかったことも出来なかったんじゃないですか。初めてだったんだし緊張もしてでしょ。今日は、わたしたちだけだから、なんでも言ってもらえればお手伝いしますよ」

 萌と咲恵は、律子をベッドに移動させながら言った。

「ほんとうですか。うれしいな。遠慮無しにお願いしてしまいますよ」

「この際だから、どうぞどうぞ」

「なんでもいいですよ」

 律子は、頭に浮かんでくる想いを、迷いながらも口に出した。

「わたし、バックもやってみたいし、対面座位も恥ずかしそうだけど興味があって。騎乗位もちゃんとしてみたいんです」

 ふたりは、うんうんと頷きながら笑って、顔を見合わせた。

「もっと、マニアックな変態プレイを頼まれるのかと思った」

「それなら出来ると思いますよ。案外、ノーマルなんですね」

「ちょっと待って。その言い方だと、ボクがいつもアブノーマルな変態プレイを強要してるようの聞こえるんですけど」

 ボクは、勝手に話が進むことに待ったをかけた。

「まあまあ、変態でしょ」

「そう、間違いなく変態だと思ってますよ」

「なんだよぉ」

 ボクの否定的な意見はスルーされて、話の中心は再び三人の彼女に移った。

「じゃあ、まずは勃てなきゃね」

「そうですね。準備しないとね」
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