不自由と快楽の狭間で

Anthony-Blue

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210.叱咤

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 彼女達の言葉を聞いて、より一層小さくなったペニスを見て、童貞だった時のことを思い出していた。思い出すほど過去の話ではないはずなのに、ずっと昔のことのように思ってしまう。どうやって童貞を捨てようかとあがいていた頃、体の線がはっきりわかる女性の後ろ姿を見ただけで、ペニスが反応していた頃。目の前に一糸纏わず乳房や秘部を露わにしている女性を見て、平然としていられる自分を想像出来ただろうか。そもそも、童貞を捨てることが目的だったはずのボクが、その目的を果たした後、一体何をしているのだろう。

「なにを真顔になって、考えてるのですか」

「そうだよ。こんなにかわいい女の子が、魅力的な姿で、目の前に居るのに」

「わたしたちに興味がないのですか」

 三者三様の言葉を投げかけてきた彼女達に、どう答えたらいいか迷った。

「ボクは、大人になったのかなって思って」

 プッと吹き出すように笑った裸の彼女達は、ボクに体を見せつけるように身を乗り出した。

「それは、わたしたちに見飽きて、興奮しなくなったってことですか」

 咲恵が、残念そうな顔をする。

「まっ、男としての野性味がなくなったのは確かかな」

 萌が、意地悪そうな顔をする。

「わたしは、がっついてた頃のあなたを知りたかったです」

 律子が、悔しそうな顔をする。

「ボクだって、押し倒してやろうっていう欲望はあるんだよ」

 ボクは、悔し紛れに頭に浮かんだ言葉を口にした。

「ほぉ、その瑞樹の中にたぎっている欲望というモノを見せてよ」

 萌はそう言うと、ボクの前に躍り出て自分の乳房を口の中に押し込んだ。

「ううっ」

 逃げようとしたボクの頭に腕を回して、萌の深い胸の谷間に顔を押しつけた。

「くっ、苦しい」

「目を開けて、ちゃんと見てよ。味覚、触覚、視覚に訴えてるんだから」

 今日初めて、萌らしい行動を目の当たりにして、ボクのカラダに火が入る。

「ほらぁ、もう堅くなりかけてるよ。これでこそ瑞樹だよね」

 萌えは目ざとく見つけて、ボクのペニスを握りしめた。

「ああー、萌ちゃんだけずるいですよ」

 咲恵が、両手を握りしめて悔しがる。

「ごめん、ごめん。そっちへ連れて行くから」

 ボクは、萌に引きずられて、三人の彼女達の主戦場に投げ込まれる。

「瑞樹さんは、反応の早さが一番の取り柄ですからね」

 笑顔で言うには失礼だと思いながら、咲恵のやわらかな手に包まれて、ますます硬く大きく鳴り始めているペニスを感じていた。

「わたし、瑞樹さんのペニスを口の中で大きくしてみたいの。いいかしら」

 動かないカラダを投げ出すように、ボクに覆い被さってきた律子は、咲恵の手にあったペニスを口に含み奪い取った。

「あっ、だめだよ。あんまりきれいじゃないのに」

 ボクは、ペニスにすがりつくように咥えている律子の肩に手をかけた。

「さっきまで、わたしの中に入ってたモノが汚いですって。失礼でしょ。わたしの愛液なんですから、わたしが舐めたって何の問題もありません」

 ボクに向かって、一気に異議をまくし立てた律子は、再びペニスにしゃぶりついた。

「もう、なにをごちゃごちゃ言っているの。いいから、口を貸しなさい」

 そう言うと、ボクの口を自分の口で塞いだ。

「あー、なんで二人ともいいところばかり持って行ってるんですか。ずるいですよぉ。絶対あとで、交代してくださいね」

 咲恵は、悔し紛れにボクの乳首に吸いついて舌で弄び始めた。
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