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12歳と薔薇色の…
夫婦の契り4
しおりを挟むぐりぐりぐり。
「やぁ、ぁ、あッ、ぁあ、あっ――」
ぐりぐりぐり。
ぴったりとお互いの秘部がくっついた瞬間、マリアンヌは一瞬意識が飛んでしまった。とんでもない快楽に許容量が限界突破してしまったらしい。と、暫く後に戻った意識で悟った。
そうして少し唖然と、急に積極的になった己の下で小動物のような仕草で煽っていたはずの天使を見た。
……のだが。
ぐりぐりぐり。
「やぁああ、ふっ、ぅんんんっ!」
――ひと息に貫いたままこちらを見上げていたのは、もはや天使ではなかった。
「ふふふ……」
恍惚とした笑みでこちらを見上げていたのは、薄氷からいつの間にか真っ赤に染まった瞳を妖しく魅せる小悪魔であった。そこからずっとマリアンヌを貪るようにぴったりくっついた腰のまま、出し入れするのではなく、蹂躙するようにナカを搔き回された。
びくびくと、イイところに当たるたびに反応するマリアンヌの反応を楽しむように延々とぐりぐりされているのである。気付けばマリアンヌ自身で合わせるように腰を動かし始めていた。
どのくらいの時間そうしていたのか、マリアンヌの性知識では出し入れが普通であったので、こうもずっとナカでぐりぐりされるだけというのは未知の体験であった。
それが果てしなく気持ちいいので、その行為が普通かどうかは細かく考えられなかったが。
「ひゃぁっ!?」
ズズズ……。
そうして微睡むようにお互いぐりぐりするだけの時間を過ごしていると、突如として得体の知らない感覚に襲われる。それは、例えば、ナカが掃除機にでも吸い取られてるような感覚であった。
ズズズ、とまるで麺でも啜るように膣内全体が吸われていたのだ。
「あががっがががががぁっ?」
とめどなく押し寄せる快楽の波に、連続で意識が白く弾け飛ぶ。……その後、もうマリアンヌが何か考える余裕を与えられることはなく、ぐりぐりしてはズズズ、ぐりぐりしてはズズズというコンボの繰り返しで行為の最中は殆ど意識が飛んでしまったのだった。
そしてそのまま倒れ込むように翌朝までノエルに身を任せた――。
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