129 / 171
ネロのはなし
女神との姦淫16
しおりを挟む「う、ぁ……ふ、あ……んぅ……」
女王がネロに跨ってから結構な時間が経過していた。あれからずっと女王はひたすらネロの上で腰を前後に振り続けていた。ネロはといえば、だんだんと全身が熱くなってきている感覚と、催しそうな感覚に忍耐を強いられていた。
――頭がぼんやりとする。
だが、いくら思考に靄が掛かろうとも、ネロとしては技術を伝授されている最中で盛大に漏らすわけにはいかなかった。稀に、男性器が大きくなった後で白い尿が出てしまうことがあったが、ネロはここで我慢せず出せばそれが出るような直感がしていた。
ある意味ネロ自ら拷問のような状態に陥っていた。
「ふぅ……」
たまに女王が腰休めをしてくれるのが唯一の救いであった。ネロは我慢で潤んでしまった目で女王を見上げた。目が合った女王はネロの様子をつぶさに観察したかと思うと、何気なく手首を振るような動作をして何かを出現させた。
非力な女王ではあるが、魔法の才に関してはネロが今まで見てきた中でも随一である。そんな女王が取り出した怪しげな瓶は、中の液体を見ているだけで意識が遠くなりかけるほどの妖力を感じられた。
――直感した。これは凄そう、と。
「本当は使いたくはないのだけれど……」
何が凄いのかは分からない。ただ、色んな毒や薬を知っているネロが凄そうと直感するシロモノ。女王は躊躇なく口に含んだが、それがただの飲料水であるはずがなかった。
ネロは瓶から女王の口に移る妖しげな液体をぼんやりと見ていた。ぼんやり見ていたらいつの間にか女王の顔がすぐ目の前まで迫っていて、気付いたら口の中に甘い甘いナニかが――まさか、毒!?
急に視界と思考がクリアになった途端、ネロはすぐさま毒を飲まされたのかと勘違いした。女王にどんな毒も効かないことは知っているが、ネロには効く。効きにくいとはいえ無効化はしない。
あんな一見しただけでヤバそうだと分かるモノを飲んでしまった。
――甘く感じる毒などなお最悪である。
毒は基本的に苦くてマズイ。含めば死ぬのだから危険信号としては正しい味覚と反応である。一応、無味無臭の毒が無いわけではないが、そういった毒は遅効性のものが多く、より解毒が容易いため用いられることは案外と少ない。
故に、甘く感じる毒というのはより危険である。危険信号が働かないのだから。
ネロは暗殺者としてそういう系統の毒について知識があったが、その知識が言うのだ、劇的な変化をもたらす甘い毒ほど危険なシロモノは無い、と――。
0
あなたにおすすめの小説
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる