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本編
第八章:神域の裏側、穢れなき秘め事
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玉砂利を踏む音が、静寂な境内にザッ、ザッ、と厳かに響く。
夕暮れ時。茜色に染まる空と、歴史を感じさせる社殿の黒いシルエット。
ここ、天宮(あまみや)神社は、令和の世にあって時代に取り残されたような、古き良き……いや、古臭く厳格な規律に縛られた場所だ。
私、古都(こと)は、竹箒を手に溜息をつきたいのをぐっと堪えていた。
白衣(はくえ)に緋袴(ひばかま)。この伝統的な巫女装束に身を包んでいる間は、私語も、だらしない姿勢も、そして「不純な考え」も厳禁とされているからだ。
世間の神社じゃ、巫女のバイトなんて普通の女子高生や女子大生がやってるのが当たり前。髪を染めてようが、彼氏がいようが、裏でタバコを吸っていようが、仕事さえちゃんとしてればOKなんてところも多い。
でも、うちは違う。
『巫女たるもの、清廉潔白にして処女(おとめ)であるべし』
宮司様は本気でそうのたまう。今どき「処女限定」の求人なんて出したらコンプライアンス的に即アウトだろうけど、ここはあくまで「神職の補助」という建前と、破格の好待遇(時給)でその条件を暗黙の了解として成立させていた。
もちろん、現代医学で処女膜の有無を検査されるなんて野蛮なことはない。全ては自己申告だ。
だから、バイトの先輩たちの中には、平然と嘘をついて彼氏とパコりまくってる人もいるかもしれない。
けれど……私は、正真正銘の処女だった。
彼氏いない歴=年齢。真面目すぎてガードが堅いと言われ続け、二十歳になってもこのざまだ。
だからこそ、この神社の採用面接も罪悪感なくパスできたわけだけど。
「……ねえ、古都ちゃん。ちょっと休憩しない?」
背後から、鈴を転がすような涼やかな声がかかった。
振り返ると、同僚の美月(みつき)ちゃんが立っていた。
黒髪のストレートロングに、切れ長の瞳。肌は陶器のように白く、まさに「大和撫子」を絵に描いたような美人だ。
彼女も私と同じ大学に通う同級生だが、その美貌とミステリアスな雰囲気で、参拝客の男性ファンも多い。
「美月ちゃん。でも、まだ掃除が……」
「宮司様なら、さっき氏子さんとの会合に出かけたわよ。しばらく戻らないって」
美月ちゃんは悪戯っぽくウインクすると、私の手から竹箒を取り上げ、誰もいない社務所の奥座敷へと私を引いた。
***
線香と、古い畳の匂いがする薄暗い和室。
私たちは正座を崩し、足を投げ出して座り込んだ。
緊張の糸が切れると、どっと疲れが押し寄せてくる。
「あーあ、肩凝ったぁ。……ねえ古都ちゃん、正直辛くない? ここ」
「え? まあ、厳しいとは思うけど……お給料いいし」
「それだけ? ……身体の方、うずうずしたりしないの?」
ドキッ♥
美月ちゃんの唐突な問いかけに、心臓が跳ねた。
うずうず。それは、私自身も無自覚に封印していた感覚だった。
恋愛禁止。不純異性交遊禁止。
神様に仕える身として、性欲なんて汚らわしいものは持ってはいけないと思い込んでいた。でも、私も健康な女子大生だ。生理前になれば身体は火照るし、夜中に得体の知れないムズムズに襲われることもある。
「そ、それは……人間だもん、多少は……」
「だよねぇ。私だってそう。……ねえ、知ってる? 神道の考え方」
美月ちゃんが、私の膝に手を置いて、じっと瞳を覗き込んでくる。
その瞳は、神聖な巫女のそれではなく、獲物を狙う蛇のように妖しく光っていた。
「『穢れ』っていうのはね、血が流れることなの。処女膜が破れて、血が出る。それが不浄とされるの」
「う、うん……?」
「逆に言えばね。……膜さえ破らなきゃ、血さえ出なきゃ、神様は怒らないってこと」
彼女の白い指が、私の太ももを袴の上からなぞる。
ザラッとした布越しでも、その体温が伝わってくる。
「男の人とするから、膜が破れるの。太くて硬い棒を無理やり入れるから」
「み、美月ちゃん、何言ってるの……っ」
「でもね、女の子同士なら? ……柔らかい指と、舌なら。傷つけずに、気持ちよくなれると思わない?」
トンデモ理論だ。
詭弁だ。
でも、今の私には、それが天啓のように甘美な誘惑に聞こえてしまった。
持て余した性欲。抑圧された日々。
神様、ごめんなさい。でも、私たち、悪いことはしませんから。
ただ、お互いを慰め合うだけですから。
「……ゆっくり、優しくすれば……大丈夫、かな?」
「うん。私が保証する。穢れは一滴も零さない。……神様にも内緒の、お清めをしてあげる」
美月ちゃんが妖艶に微笑み、私の帯に手をかけた。
***
シュルシュル……と衣擦れの音が静寂に響く。
緋袴が解かれ、白い着物がはだける。
露わになった私の身体は、夕日を浴びて淡い桃色に染まっていた。
美月ちゃんもまた、自らの装束を乱し、豊かな胸元を露わにしている。
「古都ちゃんの肌、すっごく綺麗……。真っ白で、お餅みたい」
「美月ちゃんこそ……すごい、おっきい……」
互いの肌が触れ合う。
ひんやりとした感触と、その奥にある熱。
男の人のゴツゴツした手とは違う、吸い付くような柔らかさ。
「んっ……ぁ……♥」
美月ちゃんが私の首筋に唇を寄せ、甘噛みする。
チュッ、チロ……♥
愛撫はどこまでも優しく、慎重だった。
まるで、壊れやすいガラス細工を扱うかのように。
「声、出しちゃダメよ。神様にバレちゃうから」
「んぅっ、はいっ……こえ、我慢しますぅ……っ♥」
美月ちゃんの手が、私の秘部へと伸びる。
下着をずらし、そこにある未開の蕾に触れる。
「あ、すごい。もう濡れてる。……古都ちゃん、やっぱり溜まってたんだ?」
「だって、こんなこと……初めてで……っ♥」
「大丈夫。傷つけないよ。……表面だけ、優しくいじめてあげる」
クリッ……♥
美月ちゃんの指先が、クリトリスをピンポイントで捉える。
ビクンッ!!♥
腰が跳ねた。
挿入されていないのに、外側からの刺激だけで、頭が真っ白になるような快感が走る。
「ひゃうっ!?♥ あ、それ、すごいっ、響くぅっ……!」
「ここ、気持ちいい? もっと早くする?」
「うんっ、もっとっ、いじめてっ……♥」
コリコリ、クチュクチュ……♥
卑猥な水音が、神聖な空気を汚していく。
いや、これは汚れじゃない。禊(みそぎ)だ。
快楽という名の聖水で、私たちは清められているのだ。
「古都ちゃん、こっち向いて。キスしよ?」
美月ちゃんが覆いかぶさり、唇を塞いでくる。
レロ……ンチュッ……♥
舌と舌が絡み合う。女同士のキスは、甘くて、柔らかくて、どこまでも深い。
唾液が混ざり合い、息ができなくなるほど濃厚な口づけ。
「んむっ……ぷはっ……♥ 美月ちゃん、好き……っ」
「私も。古都ちゃん、可愛い……♥」
美月ちゃんは私の足を大きく開かせると、その間に顔を埋めた。
「あっ、そこはっ、ダメっ、汚いっ……!」
「汚くないよ。神社の湧き水より綺麗」
ペロリ……♥
温かい舌が、秘裂を一撫でした。
その感触に、私は声にならない悲鳴を上げる。
「ひぃぃぃっ!♥ したっ、舌、やばいっ、溶けちゃうぅっ!♥」
「溶けていいよ。全部飲んであげるから」
ジュルッ、ジュボッ……レロレロレロ……ッ♥
美月ちゃんの舌技は、処女の私には刺激が強すぎた。
執拗にクリトリスを吸い上げられ、時折、舌先で入り口をくすぐられる。
中には入れない。膜は破らない。
その寸止め感が、逆にもどかしくて、焦れったくて、快感を増幅させる。
「ああっ、中っ、中欲しいっ! 指、入れてぇっ!♥」
「ダメ。古都ちゃんは処女なんだから。……指は、入り口で我慢して」
美月ちゃんは指を一本だけ、膣口の周りをなぞるように動かし、浅く、本当に浅く出し入れした。
チュプッ、ヌチュッ……♥
「あぎぃっ!♥ 焦れったいっ、でも、気持ちいいっ、おかしくなるぅっ!♥」
「いいよ、イッちゃって。神様の前で、だらしなくイく顔、見せて?」
美月ちゃんの言葉攻めと、絶妙な舌の動きが、私を絶頂の縁へと追いやる。
我慢できない。
神様、ごめんなさい。私、イキます。
「あっ、あっ、くるっ! 神様っ、ごめんなさいっ! いくっ、イクゥゥゥゥッ!!♥♥」
キュウウゥンッ……♥
身体が弓なりに反り、美月ちゃんの顔に秘部を押し付けながら、私は盛大に絶頂を迎えた。
愛液が溢れ出し、美月ちゃんの口元を汚す。
頭の中で鐘の音が鳴り響くような、神々しいまでのエクスタシーだった。
***
ハァ、ハァ……と荒い息を整えていると、美月ちゃんが顔を上げた。
口の周りを私の愛液で濡らし、恍惚とした表情で微笑んでいる。
その姿は、どんな女神像よりも美しく、そして淫靡だった。
「……おいしかったよ、古都ちゃん」
「ぅぅ……私、なんてこと……」
「大丈夫。血、出てないでしょ?」
美月ちゃんは自分の指を見せてくれた。そこには透明な愛液がついているだけで、赤色はどこにもない。
私たちはまだ、清らかな処女(おとめ)のままだ。
……物理的には。
「ほら、お互いスッキリしたでしょ? これでまた明日から、清廉潔白な巫女さんとして頑張れるね」
「う、うん……そう、だね……♥」
私たちは乱れた着物を整え、何事もなかったかのように掃除を再開した。
けれど、目が合うたびに、身体の奥が疼くのを感じる。
共犯者の目配せ。
「膜が破れて血が出ないように、ゆっくり、優しくすればセーフ」。
そんな屁理屈を盾に、私たちはこれからも、神様の留守を狙って秘め事を重ねていくのだろう。
だって、こんなに気持ちよくて、背徳的で、安全な遊び。
神様だってきっと、こっそり覗いて楽しんでいるに違いないのだから……♥
(第八章 完)
夕暮れ時。茜色に染まる空と、歴史を感じさせる社殿の黒いシルエット。
ここ、天宮(あまみや)神社は、令和の世にあって時代に取り残されたような、古き良き……いや、古臭く厳格な規律に縛られた場所だ。
私、古都(こと)は、竹箒を手に溜息をつきたいのをぐっと堪えていた。
白衣(はくえ)に緋袴(ひばかま)。この伝統的な巫女装束に身を包んでいる間は、私語も、だらしない姿勢も、そして「不純な考え」も厳禁とされているからだ。
世間の神社じゃ、巫女のバイトなんて普通の女子高生や女子大生がやってるのが当たり前。髪を染めてようが、彼氏がいようが、裏でタバコを吸っていようが、仕事さえちゃんとしてればOKなんてところも多い。
でも、うちは違う。
『巫女たるもの、清廉潔白にして処女(おとめ)であるべし』
宮司様は本気でそうのたまう。今どき「処女限定」の求人なんて出したらコンプライアンス的に即アウトだろうけど、ここはあくまで「神職の補助」という建前と、破格の好待遇(時給)でその条件を暗黙の了解として成立させていた。
もちろん、現代医学で処女膜の有無を検査されるなんて野蛮なことはない。全ては自己申告だ。
だから、バイトの先輩たちの中には、平然と嘘をついて彼氏とパコりまくってる人もいるかもしれない。
けれど……私は、正真正銘の処女だった。
彼氏いない歴=年齢。真面目すぎてガードが堅いと言われ続け、二十歳になってもこのざまだ。
だからこそ、この神社の採用面接も罪悪感なくパスできたわけだけど。
「……ねえ、古都ちゃん。ちょっと休憩しない?」
背後から、鈴を転がすような涼やかな声がかかった。
振り返ると、同僚の美月(みつき)ちゃんが立っていた。
黒髪のストレートロングに、切れ長の瞳。肌は陶器のように白く、まさに「大和撫子」を絵に描いたような美人だ。
彼女も私と同じ大学に通う同級生だが、その美貌とミステリアスな雰囲気で、参拝客の男性ファンも多い。
「美月ちゃん。でも、まだ掃除が……」
「宮司様なら、さっき氏子さんとの会合に出かけたわよ。しばらく戻らないって」
美月ちゃんは悪戯っぽくウインクすると、私の手から竹箒を取り上げ、誰もいない社務所の奥座敷へと私を引いた。
***
線香と、古い畳の匂いがする薄暗い和室。
私たちは正座を崩し、足を投げ出して座り込んだ。
緊張の糸が切れると、どっと疲れが押し寄せてくる。
「あーあ、肩凝ったぁ。……ねえ古都ちゃん、正直辛くない? ここ」
「え? まあ、厳しいとは思うけど……お給料いいし」
「それだけ? ……身体の方、うずうずしたりしないの?」
ドキッ♥
美月ちゃんの唐突な問いかけに、心臓が跳ねた。
うずうず。それは、私自身も無自覚に封印していた感覚だった。
恋愛禁止。不純異性交遊禁止。
神様に仕える身として、性欲なんて汚らわしいものは持ってはいけないと思い込んでいた。でも、私も健康な女子大生だ。生理前になれば身体は火照るし、夜中に得体の知れないムズムズに襲われることもある。
「そ、それは……人間だもん、多少は……」
「だよねぇ。私だってそう。……ねえ、知ってる? 神道の考え方」
美月ちゃんが、私の膝に手を置いて、じっと瞳を覗き込んでくる。
その瞳は、神聖な巫女のそれではなく、獲物を狙う蛇のように妖しく光っていた。
「『穢れ』っていうのはね、血が流れることなの。処女膜が破れて、血が出る。それが不浄とされるの」
「う、うん……?」
「逆に言えばね。……膜さえ破らなきゃ、血さえ出なきゃ、神様は怒らないってこと」
彼女の白い指が、私の太ももを袴の上からなぞる。
ザラッとした布越しでも、その体温が伝わってくる。
「男の人とするから、膜が破れるの。太くて硬い棒を無理やり入れるから」
「み、美月ちゃん、何言ってるの……っ」
「でもね、女の子同士なら? ……柔らかい指と、舌なら。傷つけずに、気持ちよくなれると思わない?」
トンデモ理論だ。
詭弁だ。
でも、今の私には、それが天啓のように甘美な誘惑に聞こえてしまった。
持て余した性欲。抑圧された日々。
神様、ごめんなさい。でも、私たち、悪いことはしませんから。
ただ、お互いを慰め合うだけですから。
「……ゆっくり、優しくすれば……大丈夫、かな?」
「うん。私が保証する。穢れは一滴も零さない。……神様にも内緒の、お清めをしてあげる」
美月ちゃんが妖艶に微笑み、私の帯に手をかけた。
***
シュルシュル……と衣擦れの音が静寂に響く。
緋袴が解かれ、白い着物がはだける。
露わになった私の身体は、夕日を浴びて淡い桃色に染まっていた。
美月ちゃんもまた、自らの装束を乱し、豊かな胸元を露わにしている。
「古都ちゃんの肌、すっごく綺麗……。真っ白で、お餅みたい」
「美月ちゃんこそ……すごい、おっきい……」
互いの肌が触れ合う。
ひんやりとした感触と、その奥にある熱。
男の人のゴツゴツした手とは違う、吸い付くような柔らかさ。
「んっ……ぁ……♥」
美月ちゃんが私の首筋に唇を寄せ、甘噛みする。
チュッ、チロ……♥
愛撫はどこまでも優しく、慎重だった。
まるで、壊れやすいガラス細工を扱うかのように。
「声、出しちゃダメよ。神様にバレちゃうから」
「んぅっ、はいっ……こえ、我慢しますぅ……っ♥」
美月ちゃんの手が、私の秘部へと伸びる。
下着をずらし、そこにある未開の蕾に触れる。
「あ、すごい。もう濡れてる。……古都ちゃん、やっぱり溜まってたんだ?」
「だって、こんなこと……初めてで……っ♥」
「大丈夫。傷つけないよ。……表面だけ、優しくいじめてあげる」
クリッ……♥
美月ちゃんの指先が、クリトリスをピンポイントで捉える。
ビクンッ!!♥
腰が跳ねた。
挿入されていないのに、外側からの刺激だけで、頭が真っ白になるような快感が走る。
「ひゃうっ!?♥ あ、それ、すごいっ、響くぅっ……!」
「ここ、気持ちいい? もっと早くする?」
「うんっ、もっとっ、いじめてっ……♥」
コリコリ、クチュクチュ……♥
卑猥な水音が、神聖な空気を汚していく。
いや、これは汚れじゃない。禊(みそぎ)だ。
快楽という名の聖水で、私たちは清められているのだ。
「古都ちゃん、こっち向いて。キスしよ?」
美月ちゃんが覆いかぶさり、唇を塞いでくる。
レロ……ンチュッ……♥
舌と舌が絡み合う。女同士のキスは、甘くて、柔らかくて、どこまでも深い。
唾液が混ざり合い、息ができなくなるほど濃厚な口づけ。
「んむっ……ぷはっ……♥ 美月ちゃん、好き……っ」
「私も。古都ちゃん、可愛い……♥」
美月ちゃんは私の足を大きく開かせると、その間に顔を埋めた。
「あっ、そこはっ、ダメっ、汚いっ……!」
「汚くないよ。神社の湧き水より綺麗」
ペロリ……♥
温かい舌が、秘裂を一撫でした。
その感触に、私は声にならない悲鳴を上げる。
「ひぃぃぃっ!♥ したっ、舌、やばいっ、溶けちゃうぅっ!♥」
「溶けていいよ。全部飲んであげるから」
ジュルッ、ジュボッ……レロレロレロ……ッ♥
美月ちゃんの舌技は、処女の私には刺激が強すぎた。
執拗にクリトリスを吸い上げられ、時折、舌先で入り口をくすぐられる。
中には入れない。膜は破らない。
その寸止め感が、逆にもどかしくて、焦れったくて、快感を増幅させる。
「ああっ、中っ、中欲しいっ! 指、入れてぇっ!♥」
「ダメ。古都ちゃんは処女なんだから。……指は、入り口で我慢して」
美月ちゃんは指を一本だけ、膣口の周りをなぞるように動かし、浅く、本当に浅く出し入れした。
チュプッ、ヌチュッ……♥
「あぎぃっ!♥ 焦れったいっ、でも、気持ちいいっ、おかしくなるぅっ!♥」
「いいよ、イッちゃって。神様の前で、だらしなくイく顔、見せて?」
美月ちゃんの言葉攻めと、絶妙な舌の動きが、私を絶頂の縁へと追いやる。
我慢できない。
神様、ごめんなさい。私、イキます。
「あっ、あっ、くるっ! 神様っ、ごめんなさいっ! いくっ、イクゥゥゥゥッ!!♥♥」
キュウウゥンッ……♥
身体が弓なりに反り、美月ちゃんの顔に秘部を押し付けながら、私は盛大に絶頂を迎えた。
愛液が溢れ出し、美月ちゃんの口元を汚す。
頭の中で鐘の音が鳴り響くような、神々しいまでのエクスタシーだった。
***
ハァ、ハァ……と荒い息を整えていると、美月ちゃんが顔を上げた。
口の周りを私の愛液で濡らし、恍惚とした表情で微笑んでいる。
その姿は、どんな女神像よりも美しく、そして淫靡だった。
「……おいしかったよ、古都ちゃん」
「ぅぅ……私、なんてこと……」
「大丈夫。血、出てないでしょ?」
美月ちゃんは自分の指を見せてくれた。そこには透明な愛液がついているだけで、赤色はどこにもない。
私たちはまだ、清らかな処女(おとめ)のままだ。
……物理的には。
「ほら、お互いスッキリしたでしょ? これでまた明日から、清廉潔白な巫女さんとして頑張れるね」
「う、うん……そう、だね……♥」
私たちは乱れた着物を整え、何事もなかったかのように掃除を再開した。
けれど、目が合うたびに、身体の奥が疼くのを感じる。
共犯者の目配せ。
「膜が破れて血が出ないように、ゆっくり、優しくすればセーフ」。
そんな屁理屈を盾に、私たちはこれからも、神様の留守を狙って秘め事を重ねていくのだろう。
だって、こんなに気持ちよくて、背徳的で、安全な遊び。
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