女の子同士で気持ちよくなっちゃった私達…

SenY

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本編

第二十章:楽園の果実、あるいは太陽の下の解放区

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 視界いっぱいに広がるのは、宝石を溶かしたようなエメラルドグリーンの海と、抜け落ちるように青い空。
 南国の離島。地図アプリを開いても詳細が表示されないこの島は、私の恋人――西園寺(さいおんじ)麗華(れいか)の実家が所有する、数ある別荘地の一つだ。

 私、一般庶民の美咲(みさき)にとって、ここは天国以外の何物でもなかった。
 波の音だけが支配するプライベートビーチ。
 ここには、私たちの肌をジロジロ見てくる視姦オヤジもいないし、「ねーちゃん、どこから来たの?」なんて軽薄なチャラ男もいない。
 いるのは、私と、麗華と、専属メイドのサクラさん。この三人だけだ。

「……ふふ、どう? 美咲。気に入ってくれて?」
「最高だよ、麗華! こんな綺麗な海、生まれて初めて見た……!」

 パラソルの下、デッキチェアで優雅にトロピカルジュースを飲んでいる麗華は、今日も完璧なお嬢様だ。
 でも、今日の私はちょっとだけ強気だった。
 だって、ここには男の目が一切ない。その開放感が、私のタガを少しだけ外させていたのだ。

 私が選んだのは、布面積が極端に少ない、紐だけのマイクロビキニ。
 普段なら絶対に恥ずかしくて着られないような大胆なデザインだけど、「誰も見てないし!」という勢いで買ってしまった勝負水着だ。

「あら、美咲。その水着、とても素敵ですわ。……ほとんど裸みたいで、目の毒ですけれど♥」
「も、もう! 麗華のために着てきたんだからね!」

 私は照れ隠しに、海へと駆け出した。
 冷たい水しぶきが火照った肌に心地いい。
 腰まで浸かり、浮き輪なしでプカプカと波に揺られる。
 最高。何もかも忘れて、ただの自然の一部になれる感覚。

 ――ザパァーンッ!!

 その時、少し大きな波が押し寄せてきた。
 不意をつかれた私は、海中でバランスを崩し、もみくちゃにされる。
 なんとか顔を出して、呼吸を整えた時……私は違和感に気づいた。

「……あれ?」

 胸元が、スースーする。
 恐る恐る視線を下ろすと、そこにあるはずの極小のブラトップが、影も形もなくなっていた。
 白日の下に晒された、私の二つの膨らみ。

「う、嘘っ!? 流されたっ!?」

 私はパニックになって、慌てて両手で胸を隠した。
 紐が解けやすかったのか、波の力が強すぎたのか。とにかく、私は今、トップレス状態だ。
 誰もいないとはいえ、メイドのサクラさんもいるし、何より恥ずかしい!

「れ、麗華ーっ! サクラさーんっ! タオル! タオル貸してぇぇっ!」

 私は腰をかがめ、カニ歩きのような格好で砂浜へと戻った。
 水滴る髪と、手で隠しきれない胸の谷間。
 情けない姿で助けを求める私を見て、麗華はきょとんとし、それから口元に優雅な笑みを浮かべた。

「あらあら。大変なことになりましたわね」
「笑い事じゃないよぉ! 予備の水着、コテージに置いてきちゃったし……どうしよう……」

 涙目で訴える私。
 すると、麗華はデッキチェアから立ち上がり、私の目の前まで歩いてきた。
 そして、私の耳元で、悪魔のように甘く囁いたのだ。

「……ねえ、美咲。どうせ女の子しか居ないのですから、水着なんて無くても良いのではなくて?」
「えっ……?」

 麗華の手が、自分の高級ブランドの水着のホルターネックにかけられる。
 シュルッ……。
 軽い音と共に紐が解かれ、彼女の豊かな胸を覆っていた布が、砂浜に落ちた。

「れ、麗華っ!?」
「ふふ。これで二人、お揃いですわ♥」

 惜しげもなく晒された、白磁のように美しい乳房。
 太陽の光を浴びて、ピンク色の先端が艶めかしく輝いている。
 それだけじゃない。彼女は腰の紐にも手をかけ、スルスルとボトムまで脱ぎ捨ててしまったのだ。
 生まれたままの姿になった大企業の令嬢。
 その姿はあまりにも神々しくて、そしてエロティックすぎて、私は鼻血が出そうになった。

「れ、麗華……そんな、大胆な……っ」
「愛する美咲にだけ恥ずかしい思いをさせるわけにはいきませんもの。……それと、サクラ?」

 麗華が視線を向けると、パラソルの脇に控えていたメイドのサクラさんが、恭しく一礼した。

「心得ております。お嬢様たちだけに恥をかかせる訳には行きませんね」

 サクラさんは無表情のまま、テキパキとメイド服を脱ぎ始めた。
 エプロン、ワンピース、そして質実剛健な白い下着。全てを脱ぎ捨ててしまう。
 あっという間に、鍛えられたしなやかな裸体が現れる。

「えええええっ!? サクラさんまで!?」
「さあ、美咲様。その手をお離しください。……ここは私たちだけの、楽園なのですから」

 サクラさんに促され、私は恐る恐る胸から手を離した。
 そして、残っていたボトムも脱ぎ捨てる。
 全裸の女子三人。
 青い空。白い砂浜。
 最初は恥ずかしかったけれど、風が全身を撫でる感覚を知った瞬間、それはかつてない「快感」へと変わった。

 キャッキャと波打ち際で水をかけ合う。
 お互いの裸体を見せ合い、触れ合い、笑い合う。
 水着の跡なんてない、全部が自由な世界。
 太陽に愛された私たちは、即席のヌーディストビーチを満喫した。

 ***

 やがて、空が茜色に染まり始めた頃。
 遊び疲れて砂浜に座り込んでいた私たちの元へ、サクラさんが近づいてきた。

「……お嬢様、美咲様。そろそろ夕食の準備がございますので、私はお暇させていただきますね」
「あら、もうそんな時間?」
「はい。……若いお二人の『お楽しみ』を邪魔をする訳にはいきませんし……。夕食までには、戻ってらしてくださいね?」

 サクラさんは意味深にウインクをすると、脱ぎ捨てた服を抱えて、さっさとコテージの方へ去っていってしまった。
 残されたのは、全裸の私と、麗華だけ。
 波の音が、急に大きく聞こえる。
 夕日が海面をオレンジ色に染め、麗華の裸体を黄金色に輝かせていた。

「……ねえ、美咲」
「ん……なに?」
「誰も、いなくなりましたわね」

 麗華が私に跨るようにして、砂の上に押し倒してきた。
 背中に触れる砂の感触。ざらざらとして、でも温かい。
 上からは麗華の柔らかい肌が押し付けられる。

「こんな場所で……誰にも見られずに、二人きり……。興奮しませんこと?」
「す、する……っ。水着着てないから、直接、当たってる……っ♥」

 胸と胸が潰れ合い、お互いの秘部が密着する。
 布一枚の隔たりもない、完全な接触。

「美咲の身体、夕日に照らされて綺麗……。全部、舐めてあげますわ」

 麗華の唇が、私の首筋から胸元へと這う。
 チュッ、チュプ……レロ……♥
 波の音にかき消されないように、麗華はわざとらしく大きな音を立てて私を愛撫する。

「んぁっ!♥ 麗華、外だよっ、こんな場所でっ……!」
「いいじゃありませんか。お日様とお月様しか見ていませんわ。……ほら、足を開いて?」

 私は砂の上で大きく脚を開いた。
 天井のない、広い空の下。
 開放感が、羞恥心を凌駕していく。
 麗華の指が、私の濡れた秘部を割り開き、そこにある真珠を露わにする。

「あっ、あぁっ! 風が当たってっ、スースーするのにっ、熱いっ……!♥」
「美咲のここ、海みたいにビショビショですわ。……いただきます♥」

 麗華が顔を埋める。
 ジュルッ、ズズズッ……!!♥
 普段のベッドの上とは違う、野性味溢れる吸い付き。
 砂を噛むようなジャリッとした感触さえも、今はスパイスになる。

「ひぎぃっ!♥ すごいっ、開放感やばいっ! 声、いくら出してもいいんだっ!♥」
「そうですわっ! 叫びなさいっ、私の名前をっ! 誰にも遠慮はいりませんっ!♥」

 麗華の指が中に入ってくる。
 ヌプッ……グチュッ……♥
 自然の音と、情事の音が混ざり合うシンフォニー。
 私は空に向かって、思い切り声を張り上げた。

「ああっ、ああっ! 麗華っ! 好きっ! 外でするの、気持ちいいぃぃぃッ!!♥」
「私もですわっ! 美咲っ、イッて! この空の下で、潮を吹きなさいッ!!♥」

 麗華の激しい舌使いと指の動きに、私は限界を迎えた。

「いくっ、イクゥゥゥッ!! お空まで飛んじゃうぅぅぅッ!!♥♥」

 ビクンッ!! ビクビクッ!!♥
 私は海に向かって弓なりになり、盛大に絶頂した。
 飛沫が夕日に煌めき、砂に吸い込まれていく。
 世界と一体になったような、圧倒的なオーガズムだった。

 ***

 事後。
 私たちは波打ち際で身体を洗い流し、タオルを羽織って寄り添っていた。
 星が瞬き始めている。

「……はぁ。すごかったね、麗華」
「ええ。……癖になりそうですわ」

 麗華が妖艶に微笑み、私の肩に頭を預ける。
 私は少しだけ不安になった。

「どうしよう……こんなすごい体験しちゃって。もう、部屋の中じゃ満足できなくなっちゃったら」
「ふふ。その時は……」

 麗華が私の耳元で囁く。

「うちの別荘、山にもありますのよ? 次は森林浴なんて、いかがかしら?♥」

 お嬢様の提案に、私はゾクリとしつつも、期待に股間を濡らしてしまった。
 私たちの「開発」は、まだ始まったばかり。
 この夏は、今までで一番熱く、淫らな季節になりそうだ。

(第二十章 完)
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