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最初の授業
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心地よい朝の日差しがステンドグラスをすり抜けて床に差し込む。
穏やかという言葉がぴったりの情景にそぐわず、ミリセントは一人石畳の廊下をバタバタと慌てて走っていた。
早朝に一度シャルルに起こされた気がするが、布団から抜け出せずなかった。再び目を覚ましたときにはすでに授業開始5分前だった。
髪もまともに整えられないまま、制服に着替え疾走する。
広大な学校内は複雑に入り組んでおり、何度も通っていたミリセントでなければ、さっそく迷子になり途方に暮れていただろう。
第2教室とかかれたプレートの下に、両開きの大きな扉が鎮座している。
少しだけ開かれた隙間に体をねじ込み、目立たないようこそこそと身をかがめて教室内へ入る。
幸い授業はまだ始まっていないようだった。
段差状に整列している椅子のほとんどに生徒の後ろ姿がある。
あたりを見渡すと、中列あたりに見慣れた翡翠の髪の少女がいた。彼女はこちらに気付きと、小さく手招きをする。
片手で小さく感謝を伝えると、シャルルが空けていた席に座り教材を机の上にぶちまけた。
「シャルルゥ~おこしてよぉお~~!」
呼吸を整えながら隣に座るシャルルに不満をぶつける。
「もう!何度も起こしたよ!」
起こされた記憶ははっきりあるので頬を膨らます彼女にぐうの音も出ない。
「それより早く制服なおしなよぉ、手伝ってあげるから。」
言われて自分の服を見るとかなり酷かった。
ボタンは掛け違えているしリボンはアンバランス、シャツも上手く仕舞えていない。
朝寝坊したのがすぐにわかる状態だった。
不真面目だったミリセントにとってはさほど普段と変わらない格好だったが、初日から制服を着崩すわけにもいかないので手直しすることにした。
アンバランスなリボンを結び直しているとシャルルがすっと櫛を手渡した。
綺麗に編み込まれた彼女の髪と対照的に、ミリセントの髪は寝癖も治りきっていなかった。
ありがとうと言い、くしを受け取る。ハネの強いミリセントの癖毛は頑なにくしを拒み、なかなか歯が通らない。
髪に黒いリボンを編み込み、身だしなみが整ったのと同時に空気が変わったのを感じた。
ふと教壇の方に目をやると一人の青年が立っている。
黒いローブを身に纏い、つばの広い帽子に隠れた銀髪は腰あたりまで伸びている。美しい青の双眸と中性的な顔立ちは人形のように整っていた。
その青年が誰なのか、黒いローブに付けられた星を象ったブローチが彼の身分を示していた。
ステラ__最高位の魔法使いを、この国ではそう呼ぶ。公の場で全ての魔法を使うことが許され、闇を晴らすために杖を振るう。
星を象ったブローチはステラである証で、ここでは教師としての証でもある。
周りの興奮は冷めやらず、「本物だ」「かっこいい」などと女子生徒の黄色い声が聞こえる。
(まあそうなるよね…。)
この光景、前も見たなと思いうんうんと頷く。
流石に3年間見続けたため特にそれといった感情は湧き上がらなかったが、以前はミリセントも声を上げる側だった。
青年はやわらかく笑い生徒の動揺が静まってきた頃に口を開いた。
「ええと、実践魔法学担当のユリウス・ロランって言います。今年から教師になったので皆さんと同じですね。よろしくお願いします。」
軽くお辞儀をすると教科書を開きガイダンスを始めた。
ユリウス・ロラン。その名前をこの国で知らないものはいないだろう。
弱冠20歳にしてステラとなり、魔法学校の教師に就いた異例の天才。飛び抜けた才能と膨大な魔力を持ちあわせ、最年少でステラの称号を手にしたことでその名を世に知らしめた。
稀な容姿とその才能から「銀星の魔法使い」の異名を持つ。
(人気の先生ではあったけど、「陽」って感じが苦手だったな…。)
多少失礼なことを考えながら授業に耳を傾けることにした。
しばらくテンプレートに沿ったガイダンスが行われ、ミリセントの眠気が限界を迎えた頃にロランはぱたりと教科書を閉じた。はっと眠気が飛び、姿勢を正してあたかもまじめに聞いていたかのように取り繕う。
しかし、彼が教科書を閉じたのはミリセントの居眠りとは関係無さそうだった。
「長々と話しててもつまらないと思うので、早速一つ魔法を教えようと思います!準備できたら校庭集合!」
杖忘れないでねとフランクな声掛けをし、杖を一振りすると突如ふわりと消えた。
わあっと再び場が盛り上がる。
それは隣にいたシャルルも例外ではないようだ。
「ねえねえミリセント、どんな魔法かなぁ!」
「さ、さぁ…。」
居眠りがバレていなかったことに安堵しつつ、キラキラと目を輝かせる彼女に曖昧な返事をする。実際ははっきり記憶に残っているが面倒なので濁すことにした。
人が減り閑散とし始めた講義室内で、ふと自分の影を見て思い出す。
(ステルラフィア、朝からずっと黙ってるな…)
昨日の出来事が夢でないなら、彼は今影の中にいるはず。朝からバタバタしていたこともあり完全に存在を忘れていたが。
あとで声かけてあげよう、と思いつつシャルルを追って教室を出た。
エストレル学園の校庭はやたらと広く、校庭というよりは草原といった方がピッタリだろう。
生徒たちの点呼が終わり、授業が再開した。
「最初に教える魔法は"使い魔"を呼び出す魔法です。重要な魔法だから完璧に覚えてね。」
ロランのセリフに生徒たちは先ほど同様湧き上がる。
ぴょんぴょんと隣で跳ねるシャルルに袖を掴まれ、ミリセントはぐらぐらと揺れた。
使い魔は魔法を持つ全ての者が生まれながらにしてもっている。その姿は多種多様であり、魔法を扱えるようになるまで主人を守護してくれる存在だ。
主人の持つ魔力の差異をうまく補佐してくれるのも使い魔の役目になる。
その点で言っても、使い魔を呼び出す魔法は魔法使いには必須のものだ。
使い魔と魔法使いは二人で一つであり、魔法学校を卒業し正式に魔法使いとして認められる際にも使い魔と一緒に登録されることになる。
他の魔法とは違い、この魔法は杖の振り方にきまりがない。"使い魔を呼び出したい"という気持ちを込めて杖を振れば自然と魔法が使えるようになる。
周りが杖を降り始めたのを見て、ミリセントも杖を取った。
穏やかという言葉がぴったりの情景にそぐわず、ミリセントは一人石畳の廊下をバタバタと慌てて走っていた。
早朝に一度シャルルに起こされた気がするが、布団から抜け出せずなかった。再び目を覚ましたときにはすでに授業開始5分前だった。
髪もまともに整えられないまま、制服に着替え疾走する。
広大な学校内は複雑に入り組んでおり、何度も通っていたミリセントでなければ、さっそく迷子になり途方に暮れていただろう。
第2教室とかかれたプレートの下に、両開きの大きな扉が鎮座している。
少しだけ開かれた隙間に体をねじ込み、目立たないようこそこそと身をかがめて教室内へ入る。
幸い授業はまだ始まっていないようだった。
段差状に整列している椅子のほとんどに生徒の後ろ姿がある。
あたりを見渡すと、中列あたりに見慣れた翡翠の髪の少女がいた。彼女はこちらに気付きと、小さく手招きをする。
片手で小さく感謝を伝えると、シャルルが空けていた席に座り教材を机の上にぶちまけた。
「シャルルゥ~おこしてよぉお~~!」
呼吸を整えながら隣に座るシャルルに不満をぶつける。
「もう!何度も起こしたよ!」
起こされた記憶ははっきりあるので頬を膨らます彼女にぐうの音も出ない。
「それより早く制服なおしなよぉ、手伝ってあげるから。」
言われて自分の服を見るとかなり酷かった。
ボタンは掛け違えているしリボンはアンバランス、シャツも上手く仕舞えていない。
朝寝坊したのがすぐにわかる状態だった。
不真面目だったミリセントにとってはさほど普段と変わらない格好だったが、初日から制服を着崩すわけにもいかないので手直しすることにした。
アンバランスなリボンを結び直しているとシャルルがすっと櫛を手渡した。
綺麗に編み込まれた彼女の髪と対照的に、ミリセントの髪は寝癖も治りきっていなかった。
ありがとうと言い、くしを受け取る。ハネの強いミリセントの癖毛は頑なにくしを拒み、なかなか歯が通らない。
髪に黒いリボンを編み込み、身だしなみが整ったのと同時に空気が変わったのを感じた。
ふと教壇の方に目をやると一人の青年が立っている。
黒いローブを身に纏い、つばの広い帽子に隠れた銀髪は腰あたりまで伸びている。美しい青の双眸と中性的な顔立ちは人形のように整っていた。
その青年が誰なのか、黒いローブに付けられた星を象ったブローチが彼の身分を示していた。
ステラ__最高位の魔法使いを、この国ではそう呼ぶ。公の場で全ての魔法を使うことが許され、闇を晴らすために杖を振るう。
星を象ったブローチはステラである証で、ここでは教師としての証でもある。
周りの興奮は冷めやらず、「本物だ」「かっこいい」などと女子生徒の黄色い声が聞こえる。
(まあそうなるよね…。)
この光景、前も見たなと思いうんうんと頷く。
流石に3年間見続けたため特にそれといった感情は湧き上がらなかったが、以前はミリセントも声を上げる側だった。
青年はやわらかく笑い生徒の動揺が静まってきた頃に口を開いた。
「ええと、実践魔法学担当のユリウス・ロランって言います。今年から教師になったので皆さんと同じですね。よろしくお願いします。」
軽くお辞儀をすると教科書を開きガイダンスを始めた。
ユリウス・ロラン。その名前をこの国で知らないものはいないだろう。
弱冠20歳にしてステラとなり、魔法学校の教師に就いた異例の天才。飛び抜けた才能と膨大な魔力を持ちあわせ、最年少でステラの称号を手にしたことでその名を世に知らしめた。
稀な容姿とその才能から「銀星の魔法使い」の異名を持つ。
(人気の先生ではあったけど、「陽」って感じが苦手だったな…。)
多少失礼なことを考えながら授業に耳を傾けることにした。
しばらくテンプレートに沿ったガイダンスが行われ、ミリセントの眠気が限界を迎えた頃にロランはぱたりと教科書を閉じた。はっと眠気が飛び、姿勢を正してあたかもまじめに聞いていたかのように取り繕う。
しかし、彼が教科書を閉じたのはミリセントの居眠りとは関係無さそうだった。
「長々と話しててもつまらないと思うので、早速一つ魔法を教えようと思います!準備できたら校庭集合!」
杖忘れないでねとフランクな声掛けをし、杖を一振りすると突如ふわりと消えた。
わあっと再び場が盛り上がる。
それは隣にいたシャルルも例外ではないようだ。
「ねえねえミリセント、どんな魔法かなぁ!」
「さ、さぁ…。」
居眠りがバレていなかったことに安堵しつつ、キラキラと目を輝かせる彼女に曖昧な返事をする。実際ははっきり記憶に残っているが面倒なので濁すことにした。
人が減り閑散とし始めた講義室内で、ふと自分の影を見て思い出す。
(ステルラフィア、朝からずっと黙ってるな…)
昨日の出来事が夢でないなら、彼は今影の中にいるはず。朝からバタバタしていたこともあり完全に存在を忘れていたが。
あとで声かけてあげよう、と思いつつシャルルを追って教室を出た。
エストレル学園の校庭はやたらと広く、校庭というよりは草原といった方がピッタリだろう。
生徒たちの点呼が終わり、授業が再開した。
「最初に教える魔法は"使い魔"を呼び出す魔法です。重要な魔法だから完璧に覚えてね。」
ロランのセリフに生徒たちは先ほど同様湧き上がる。
ぴょんぴょんと隣で跳ねるシャルルに袖を掴まれ、ミリセントはぐらぐらと揺れた。
使い魔は魔法を持つ全ての者が生まれながらにしてもっている。その姿は多種多様であり、魔法を扱えるようになるまで主人を守護してくれる存在だ。
主人の持つ魔力の差異をうまく補佐してくれるのも使い魔の役目になる。
その点で言っても、使い魔を呼び出す魔法は魔法使いには必須のものだ。
使い魔と魔法使いは二人で一つであり、魔法学校を卒業し正式に魔法使いとして認められる際にも使い魔と一緒に登録されることになる。
他の魔法とは違い、この魔法は杖の振り方にきまりがない。"使い魔を呼び出したい"という気持ちを込めて杖を振れば自然と魔法が使えるようになる。
周りが杖を降り始めたのを見て、ミリセントも杖を取った。
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