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黒帯盗難事件
③ お父さんに相談
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自分の部屋。
勉強机にランドセルを置くと、私は大きなため息をついた。
ほとんど理由も言わずに、正義の誘いを断ってしまった。
明日も学校で会うと思うと、なんだか気まずい。
ふと、本棚に目をやると、古い推理小説が目に入った。
タイトルは『ファイティングガールの事件簿』。
幼い頃、親戚の家に遊びに行った時に貰ったのが始まりだったと思う。
オシャレな感じの大人の女性が主人公の探偵で、男性顔負けの度胸と腕っぷしで次々と屈強な男性達をなぎ倒しながら難事件を解決する話だ。
まだ習っていない漢字が多く、読み方を周りの大人達に教えてもらいながら読んだのを思い出す。
幼い頃は嫌々やっていた武術の修行に真剣に取り組むようになったのもこの頃。
この女性の探偵に憧れたからだ。
本棚からその本を手に取り、パラパラと本のページをめくる。
戦う要員としてではあるが、正直、正義が探偵団に誘ってくれたのは嬉しかった。
今まで実際に行動に起こしたことはなかったが、探偵の真似はやってみたい。
挑戦してみたい。
だけど、現実は小説とは違って、怪盗や殺人鬼がその辺をうろうろしているわけがない。
もしかしたら、遊び程度の活動で時間をつぶすだけかもしれない。
武術の修行をおろそかにしてまでやることなのかと考えると、どうしても踏ん切りがつかなかった。
やりたい事をやるか、やるべき事をやるか、たった二つの選択肢から一つを選ぶだけなのに、どちらも選ぶことができない。
「お父さんに相談しよう……かな」
私はふと、お父さんの顔が頭の中に浮かび、相談しようと考えた。
『悪漢覚悟!』という、何度も読んだ主人公のきめ台詞のシーンで、本を閉じて本棚に戻すと、私は部屋を出た。
一階の玄関から出て、自宅の横に立てられている武術道場の方をを見る。
今の時間、お父さんは道場にいるはずだ。
私のお父さん、佐那原重里(さなはら しげさと)は、空手と柔道の有段者で、佐那原道場の師範であり経営者だ。
指導の時には鬼のような厳しさを見せるが、家では私やお兄ちゃん達の今や将来のために相談に乗ったりしてくれる優しいお父さん。
今は、道場の入り口近くであぐらをかき座っている。
そして、道場に集まった小学生から中学生までの空手クラスの門下生相手に熱血的な指導を行っていた。
出来れば声をかけたいが、今は門下生の動きを一人一人チェックしている。
話しかけにくいなと思いながらその背中を見ていると、ふとお父さんが振り向き目が合った。
「朱里。遅かったじゃないか」
「ごめん、お父さん。友達の家に寄ってたの」
「……最近たるんでるんじゃないか? 更衣室に置くって約束したスポーツバッグも練習場に置きっぱなしだったぞ」
いけない。
この前、道着の中に着る練習着やタオルを入れたスポーツバッグは女子更衣室に置いておくようにすると約束したばかり。
忘れていた。
スポーツバッグを探そうと周囲を見回したが、それは練習場には無い。
女子更衣室に置いてきた、とお父さん。
「ご、ごめんなさい」
「まったく……」
少し不機嫌そうなお父さん。
ふーっ、とため息のように息をはく。
「……今からでもいいから、道着に着替えて練習に参加しなさい」
そう言うと、お父さんは門下生達に視線を移した。
ちょっと今は、相談を聞いてくれるような感じではない。
まあ、今日中に相談できればいいし、今は練習に参加してもいいか。
と、ここで、私はお父さんのいつもと違う点を見つけた。
いつも気合を入れてぎゅっと締めている黒帯が腰に無かったのだ。
黒帯はお父さんの空手と柔道の腕前を示す象徴のようなものであり、普段から道着の時は身につけているものだから、見慣れない光景に私は少しだけ驚いた。
「お父さん、帯はどうしたの?」
「ああ、今、どこかに行っててな」
一瞬だけ私の方を向いてそう返すと、お父さんはまた門下生達の方に視線を戻した。
どういうことだろう。
そう一瞬思ったが、あまり深くは考えず、私は女子更衣室へ向かった。
女子更衣室。
それに気付いたのは、私がスポーツバッグの中を覗き込んだ時だった。
いつも入れている練習着やタオルの上に、黒い布のようなものが入っていた。
「あれ? ……黒帯?」
黒帯だ。
名前の刺繡をチェックしてみると、道場に一本しかないお父さんの黒帯だ。
お父さんが先ほど『どこかに行っててな』と言っていた黒帯が、私のスポーツバッグの中に入っていたのだ。
何が何だかよく分からない。
だが、とりあえずお父さんの元に届けた方が良いと思い、私はすぐさま道着に着替える。
そして、黒帯を手にお父さんの元へ向かった。
「お父さーん。黒帯、ここにあったよー」
道場の奥にある女子更衣室から見て少し遠くに座っているお父さん。
そこへ向け、騒がしい道場内でも聞こえるよう、少し大きい声でそう言った。
その瞬間。
道場内がしんと静まり返り、門下生達全員とお父さんが私の方を向いた。
その様子に少し驚いていると、お父さんが私の元へと駆け寄ってきた。
「あ、朱里! その黒帯、父さんのか?」
お父さんは私から黒帯を受け取ると、刺繍された名前を確認。
自分の名前が書かれていると知ると、怒っているような悲しんでいるような、よく分からない表情をした。
「どこにあったんだ?」
「女子更衣室。私のスポーツバッグに入ってたよ」
しんとしていた門下生達が「本当か?」「師匠の娘だよな」とつぶやき始める。
その様子をお父さん越しに見ると、ほとんどの門下生が動揺したような様子で、何人か目線をそらす人もいた。
「ねえ、お父さん、どうしたの?」
よく状況が飲み込めない私。
そんな私を見ながら、お父さんは「朱里、その黒帯着けたのか?」と聞いてきた。
お父さんの質問に、私は首をかしげる。
「黒帯を着ける? お父さん、私、黒帯じゃないよ? それに、自分の帯だってあるし」
私は道着の上に締めた自分の帯を指さした。
黒ではない色の帯が、私の腰に締められている。
「それは分かっている」
お父さんは、真剣な表情でこちらを見ていた。
そして、私の言葉に応じながら、重要なことを伝えてきた。
「朱里、自分の締めて良い色よりも位の高い色の帯は締めてはいけない。分かるな?」
確か、お父さんがまだ黒帯を締めていない位の若い頃、先輩が着けていた黒帯を着けて満足してしまい、そこからしばらく練習に身が入らなかった時期があるのだという。
幼い頃から何度もそれを聞かされていた私は、こくりと頷いた。
「だが、お前は黒帯を締めた」
「……え?」
その瞬間、私は何が起きているのか理解できなくなった。
どういうことかと聞いてみると、門下生達やお父さんの道着や帯は昨日の夕方に洗って、道場の横にある干場に干されていた。
それを今日の練習前に取り込んでいると、お父さんの黒帯が無くなっていることに気付いたのだそう。
そして、それを聞いたお父さんは黒帯を締めたい人が盗んだのだろう、今持っている人が犯人なのだろうと推測した。
この推測は、今来ている門下生達にはすでに話しており、犯人には『一カ月間の謹慎処分』を課すと宣言していた。
つまり……。
「父さんは、道場の師範として、一定の規則を守らなければいけない立場にあるんだ。いいか、朱里……」
お父さんは若干苦しそうな表情を浮かべる。
そして、私にこう伝えた。
「今日から一か月間、お前を謹慎処分とする」
勉強机にランドセルを置くと、私は大きなため息をついた。
ほとんど理由も言わずに、正義の誘いを断ってしまった。
明日も学校で会うと思うと、なんだか気まずい。
ふと、本棚に目をやると、古い推理小説が目に入った。
タイトルは『ファイティングガールの事件簿』。
幼い頃、親戚の家に遊びに行った時に貰ったのが始まりだったと思う。
オシャレな感じの大人の女性が主人公の探偵で、男性顔負けの度胸と腕っぷしで次々と屈強な男性達をなぎ倒しながら難事件を解決する話だ。
まだ習っていない漢字が多く、読み方を周りの大人達に教えてもらいながら読んだのを思い出す。
幼い頃は嫌々やっていた武術の修行に真剣に取り組むようになったのもこの頃。
この女性の探偵に憧れたからだ。
本棚からその本を手に取り、パラパラと本のページをめくる。
戦う要員としてではあるが、正直、正義が探偵団に誘ってくれたのは嬉しかった。
今まで実際に行動に起こしたことはなかったが、探偵の真似はやってみたい。
挑戦してみたい。
だけど、現実は小説とは違って、怪盗や殺人鬼がその辺をうろうろしているわけがない。
もしかしたら、遊び程度の活動で時間をつぶすだけかもしれない。
武術の修行をおろそかにしてまでやることなのかと考えると、どうしても踏ん切りがつかなかった。
やりたい事をやるか、やるべき事をやるか、たった二つの選択肢から一つを選ぶだけなのに、どちらも選ぶことができない。
「お父さんに相談しよう……かな」
私はふと、お父さんの顔が頭の中に浮かび、相談しようと考えた。
『悪漢覚悟!』という、何度も読んだ主人公のきめ台詞のシーンで、本を閉じて本棚に戻すと、私は部屋を出た。
一階の玄関から出て、自宅の横に立てられている武術道場の方をを見る。
今の時間、お父さんは道場にいるはずだ。
私のお父さん、佐那原重里(さなはら しげさと)は、空手と柔道の有段者で、佐那原道場の師範であり経営者だ。
指導の時には鬼のような厳しさを見せるが、家では私やお兄ちゃん達の今や将来のために相談に乗ったりしてくれる優しいお父さん。
今は、道場の入り口近くであぐらをかき座っている。
そして、道場に集まった小学生から中学生までの空手クラスの門下生相手に熱血的な指導を行っていた。
出来れば声をかけたいが、今は門下生の動きを一人一人チェックしている。
話しかけにくいなと思いながらその背中を見ていると、ふとお父さんが振り向き目が合った。
「朱里。遅かったじゃないか」
「ごめん、お父さん。友達の家に寄ってたの」
「……最近たるんでるんじゃないか? 更衣室に置くって約束したスポーツバッグも練習場に置きっぱなしだったぞ」
いけない。
この前、道着の中に着る練習着やタオルを入れたスポーツバッグは女子更衣室に置いておくようにすると約束したばかり。
忘れていた。
スポーツバッグを探そうと周囲を見回したが、それは練習場には無い。
女子更衣室に置いてきた、とお父さん。
「ご、ごめんなさい」
「まったく……」
少し不機嫌そうなお父さん。
ふーっ、とため息のように息をはく。
「……今からでもいいから、道着に着替えて練習に参加しなさい」
そう言うと、お父さんは門下生達に視線を移した。
ちょっと今は、相談を聞いてくれるような感じではない。
まあ、今日中に相談できればいいし、今は練習に参加してもいいか。
と、ここで、私はお父さんのいつもと違う点を見つけた。
いつも気合を入れてぎゅっと締めている黒帯が腰に無かったのだ。
黒帯はお父さんの空手と柔道の腕前を示す象徴のようなものであり、普段から道着の時は身につけているものだから、見慣れない光景に私は少しだけ驚いた。
「お父さん、帯はどうしたの?」
「ああ、今、どこかに行っててな」
一瞬だけ私の方を向いてそう返すと、お父さんはまた門下生達の方に視線を戻した。
どういうことだろう。
そう一瞬思ったが、あまり深くは考えず、私は女子更衣室へ向かった。
女子更衣室。
それに気付いたのは、私がスポーツバッグの中を覗き込んだ時だった。
いつも入れている練習着やタオルの上に、黒い布のようなものが入っていた。
「あれ? ……黒帯?」
黒帯だ。
名前の刺繡をチェックしてみると、道場に一本しかないお父さんの黒帯だ。
お父さんが先ほど『どこかに行っててな』と言っていた黒帯が、私のスポーツバッグの中に入っていたのだ。
何が何だかよく分からない。
だが、とりあえずお父さんの元に届けた方が良いと思い、私はすぐさま道着に着替える。
そして、黒帯を手にお父さんの元へ向かった。
「お父さーん。黒帯、ここにあったよー」
道場の奥にある女子更衣室から見て少し遠くに座っているお父さん。
そこへ向け、騒がしい道場内でも聞こえるよう、少し大きい声でそう言った。
その瞬間。
道場内がしんと静まり返り、門下生達全員とお父さんが私の方を向いた。
その様子に少し驚いていると、お父さんが私の元へと駆け寄ってきた。
「あ、朱里! その黒帯、父さんのか?」
お父さんは私から黒帯を受け取ると、刺繍された名前を確認。
自分の名前が書かれていると知ると、怒っているような悲しんでいるような、よく分からない表情をした。
「どこにあったんだ?」
「女子更衣室。私のスポーツバッグに入ってたよ」
しんとしていた門下生達が「本当か?」「師匠の娘だよな」とつぶやき始める。
その様子をお父さん越しに見ると、ほとんどの門下生が動揺したような様子で、何人か目線をそらす人もいた。
「ねえ、お父さん、どうしたの?」
よく状況が飲み込めない私。
そんな私を見ながら、お父さんは「朱里、その黒帯着けたのか?」と聞いてきた。
お父さんの質問に、私は首をかしげる。
「黒帯を着ける? お父さん、私、黒帯じゃないよ? それに、自分の帯だってあるし」
私は道着の上に締めた自分の帯を指さした。
黒ではない色の帯が、私の腰に締められている。
「それは分かっている」
お父さんは、真剣な表情でこちらを見ていた。
そして、私の言葉に応じながら、重要なことを伝えてきた。
「朱里、自分の締めて良い色よりも位の高い色の帯は締めてはいけない。分かるな?」
確か、お父さんがまだ黒帯を締めていない位の若い頃、先輩が着けていた黒帯を着けて満足してしまい、そこからしばらく練習に身が入らなかった時期があるのだという。
幼い頃から何度もそれを聞かされていた私は、こくりと頷いた。
「だが、お前は黒帯を締めた」
「……え?」
その瞬間、私は何が起きているのか理解できなくなった。
どういうことかと聞いてみると、門下生達やお父さんの道着や帯は昨日の夕方に洗って、道場の横にある干場に干されていた。
それを今日の練習前に取り込んでいると、お父さんの黒帯が無くなっていることに気付いたのだそう。
そして、それを聞いたお父さんは黒帯を締めたい人が盗んだのだろう、今持っている人が犯人なのだろうと推測した。
この推測は、今来ている門下生達にはすでに話しており、犯人には『一カ月間の謹慎処分』を課すと宣言していた。
つまり……。
「父さんは、道場の師範として、一定の規則を守らなければいけない立場にあるんだ。いいか、朱里……」
お父さんは若干苦しそうな表情を浮かべる。
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