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黒帯盗難事件
⑧ 昼休みの侵入者
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「昼休みに道場か……。忘れてた」
次の日、情報を伝えたところで朱里は申し訳なさそうな表情をした。
朱里に詳しく話を聞くと、どうやらこれが初めてではないとのこと。
「あんな怪奇現象が何度も?」
俺が驚くと、朱里は「違う違う。そっちじゃない」と首を横に振った。
どうやら、昼休みの時間に道場に侵入する人がいたとのこと。
最初に昼休みの侵入者が出たのは一年前。
友里さん、田中さん、木山さん、当時の男子中学一年生トリオが、誰が一番度胸があるのか競おうという話になったのが事の発端だという。
最初は『中学校から抜け出してどこまでいけるか競う』という程度だった。
だが、それがエスカレートし中学校から目と鼻の先にある佐那原道場に侵入。
師匠である重里さんのモノマネをするにまで至ったのだそうだ。
ただ、それが重里さんにバレて三人はかなり強烈に雷を落とされ、それ以来やらなくなったのだという。
朱里のお母さんの話を聞く限りそれが復活したと考えるのが自然だ。
だが、仮にそうだとすると、問題が発生する。
「友兄(ともにい)と田中先輩の声がしたけど、二人は中学校にいたのね。あと、足音は一人分だけだった……と」
朱里は腕を組み、困った様子で上を向く。
そうだ。
この二つが、朱里のお母さんの証言を真に受けていいのか分からなくなる、問題な点だ。
足音の方はよく分からないが、声の方は近くにある中学校から聞こえた声を勘違いしたのかもしれない。
あと、仮に昼休みの侵入者がいるとすると、昨日犯人の可能性は低いという話になった田中さんが再び容疑者候補の一人になる。
また犯人の絞り込みから始めないといけない。
うーん、と二人でうなっていると俺たちの間にいた賢が声を上げた。
「ねえ、何で僕を挟むの? 話なら二人だけですればいいじゃないか!」
俺と朱里は昼休みの時間、賢を頼ろうと六年二組の教室を訪れたがいなく、もしかしたらと思って図書室に行ってみた。
すると、案の定、賢は長いテーブルの真ん中あたりの席で読書をしている所だった。
それを二人ではさみ、大分強引にではあるが情報共有に参加させたのだ。
「賢がいなきゃまともに推理できないだろ?」
「そうそう、私と正義だけじゃ無理だって」
そう言って推理に加えようとする俺と朱里に「だからって、僕を巻き込まないでくれ!」と賢は大声を上げる。
と、その時「大声出すなら外に行きなさい!」図書室の先生が俺達のところに飛んできて、俺達三人はまとめて追い出された。
図書室を追い出された後、六年一組の教室で俺達三人は一つの机に椅子を三つ並べて話の続きを始めた。
賢は少し不機嫌な感じで机に肘をつき拳で顔を支えている。
「……で、さっき話していたことを推理してほしいって?」
そうそう、と言いながら俺は分かったことをメモに書いて机に並べていく。
・一番目に到着。内藤さん。中一女子。
女子更衣室で着替えていた。
・二番目に到着。田中さん。中二男子。取り込み当番。
最初に黒帯が無い事に気が付いた。
・三番目に到着。友里さんと、木山さん。共に中二男子。
黒帯探しに協力した。
・それ以降は小学生達が到着。
誰がどういう順番で到着したかは不明。
・一年前。友里さん、田中さん、木山さん。
昼休み時間に学校を抜け出して、
道場で重里さんのモノマネをする度胸試しが流行る。
・朱里のお母さん、昼休みの時間に道場で友里さん、田中さんの怒鳴り声を聞く。
ただし、二人は昼休み中学校にいた。
・逃げる足音は一人分だけだった。
道場内を探したが逃げていないはずのもう一人はいなかった。
「朱里のお母さんの証言が変なのが厄介なんだよな」
「お母さん、おっとりしてるっていうか、ちょっと抜けてるところがあるからね……」
改めて俺と朱里がうんうんとうなり始めた。
が、賢だけは大して難しい話をしていない様子で切り出した。
「大丈夫。朱里のお母さんの証言は信用できるよ」
「本当か賢? いないはずの人の声が二人も聞こえたり、足音が一人分だけなのに、道場内に誰もいなかったりしたんだぞ? そんな怪奇現象みたいなことあり得るのか?」
「これを使えば、そんな怪奇現象も説明がつく」
賢は、ポケットからある物を二人の前に差し出した。
それは、スマートフォンだった。
そして、週末。
佐那原道場。
俺は、朱里に頼んで道場に人を集めてもらった。
集めてもらった人は、師匠、朱音さん、友里さんの三人。
それに俺と朱里を入れた五人が、今、佐那原道場に集まっている。
「朱里、どういうことだ? お前は今、謹慎中。今日は休みだから大目に見るが、本来は道場に入ってはいけないんだぞ。それに、家族で集まるならまだしも、なぜ吉本がここにいる?」
師匠は不機嫌そうな表情を浮かべる。
俺は、朱里の謹慎について話があります、と切り出した。
「結論から言わせていただきます。朱里は黒帯を盗んだ犯人ではありません」
「どういうことだ?」
師匠の眉がピクリと動いた。
あらあらー、と朱音さんは嬉しそうに小さく手を叩く。
「まずは一年前の話から。友里さん、田中さん、木山さんの三人で、お昼休みの時間に中学校を抜け出して道場に入って、師匠のモノマネをしていた事は覚えていますか?」
友里さんがビクッと反応する。
どうやら、この話をされると困る事があるようだ。
「覚えている。息子であり門下生の友里と、同じく門下生の田中、木山がそんな悪さをしていたんだ。忘れるわけがない」
「その昼休みの侵入者が、黒帯を盗んで締め、最終的に朱里のスポーツバッグに入れた犯人です」
俺がそう言った途端、師匠の目つきが鋭くなり、友里さんの方を向いた。
そして、のっしのっしと熊が二本足で歩いてくるかのような迫力で、師匠は向かっていく。
「友里か? お前が犯人なのか!?」
「友里は違うわよー。お昼休みの時間。友里は学校にいたのよー」
友里さんに今にも掴みかかろうとする師匠の前に、朱音さんが割って入った。
それを見て、師匠は歩みを止める。
「友里さんは犯人ではありません。ただ……」
「ただ、何だ? 吉本」
「黒帯を盗まれた事件の真相を知っています。あと、証拠も持っています」
友里さんが驚いた表情でこっちを見る。
「な、何言ってんだ吉本……」
と、友里さんは冷や汗をたらしながら、そうつぶやく。
だが、俺はそれでも話を止めるわけにはいかない。
「それについては、目撃者がいます。朱音さんです」
「あら、私ー?」
と、朱音さんは相変わらずおっとりとした返事をした。
「はい。朱音さん、朱里が謹慎になった日の昼休みの時間、干場にいたら道場で誰かの声と足音を聞いたそうですね?」
「そうよー。友里と田中君の声だったと思うんだけど、中学校に電話したら学級委員の仕事をしてたから抜け出してないって先生が言ってたのよー。あと、逃げる足音が聞こえたんだけど、それが一人だけだったのー。だけど、道場の中を全部見たけど誰もいなかったのー」
「な、なんだその怪奇現象。母さん、空耳かなんかじゃないのか? どうやったって、いないはずの俺と田中の声が聞こえるわけないし、足音が一人分ってのも変な話じゃないか」
若干おどおどした様子で友里さんがそう反論しだす。
だが、俺はその怪奇現象について説明を始めた。
「師匠、メッセージアプリでグループを作れることは知ってますか?」
「知っている。家族で連絡が必要な時に使えるよう、作っている」
「では、動画付きで通話ができることは知ってますか? あと、スピーカーホンも」
「使ったことはないが……。友里からそんな機能があると聞いたことならある」
一瞬、師匠が友里さんの方を向く。
相変わらず、友里さんは冷や汗をたらした状態だ。
「今回の事件。メッセージアプリを使っての、映像付きの通話をグループで、それもスピーカーホンが使われています」
「良く分からないな……。そういったアプリの機能をどう使えば、怪奇現象が生まれるんだ?」
「今から、それを再現してみます」
次の日、情報を伝えたところで朱里は申し訳なさそうな表情をした。
朱里に詳しく話を聞くと、どうやらこれが初めてではないとのこと。
「あんな怪奇現象が何度も?」
俺が驚くと、朱里は「違う違う。そっちじゃない」と首を横に振った。
どうやら、昼休みの時間に道場に侵入する人がいたとのこと。
最初に昼休みの侵入者が出たのは一年前。
友里さん、田中さん、木山さん、当時の男子中学一年生トリオが、誰が一番度胸があるのか競おうという話になったのが事の発端だという。
最初は『中学校から抜け出してどこまでいけるか競う』という程度だった。
だが、それがエスカレートし中学校から目と鼻の先にある佐那原道場に侵入。
師匠である重里さんのモノマネをするにまで至ったのだそうだ。
ただ、それが重里さんにバレて三人はかなり強烈に雷を落とされ、それ以来やらなくなったのだという。
朱里のお母さんの話を聞く限りそれが復活したと考えるのが自然だ。
だが、仮にそうだとすると、問題が発生する。
「友兄(ともにい)と田中先輩の声がしたけど、二人は中学校にいたのね。あと、足音は一人分だけだった……と」
朱里は腕を組み、困った様子で上を向く。
そうだ。
この二つが、朱里のお母さんの証言を真に受けていいのか分からなくなる、問題な点だ。
足音の方はよく分からないが、声の方は近くにある中学校から聞こえた声を勘違いしたのかもしれない。
あと、仮に昼休みの侵入者がいるとすると、昨日犯人の可能性は低いという話になった田中さんが再び容疑者候補の一人になる。
また犯人の絞り込みから始めないといけない。
うーん、と二人でうなっていると俺たちの間にいた賢が声を上げた。
「ねえ、何で僕を挟むの? 話なら二人だけですればいいじゃないか!」
俺と朱里は昼休みの時間、賢を頼ろうと六年二組の教室を訪れたがいなく、もしかしたらと思って図書室に行ってみた。
すると、案の定、賢は長いテーブルの真ん中あたりの席で読書をしている所だった。
それを二人ではさみ、大分強引にではあるが情報共有に参加させたのだ。
「賢がいなきゃまともに推理できないだろ?」
「そうそう、私と正義だけじゃ無理だって」
そう言って推理に加えようとする俺と朱里に「だからって、僕を巻き込まないでくれ!」と賢は大声を上げる。
と、その時「大声出すなら外に行きなさい!」図書室の先生が俺達のところに飛んできて、俺達三人はまとめて追い出された。
図書室を追い出された後、六年一組の教室で俺達三人は一つの机に椅子を三つ並べて話の続きを始めた。
賢は少し不機嫌な感じで机に肘をつき拳で顔を支えている。
「……で、さっき話していたことを推理してほしいって?」
そうそう、と言いながら俺は分かったことをメモに書いて机に並べていく。
・一番目に到着。内藤さん。中一女子。
女子更衣室で着替えていた。
・二番目に到着。田中さん。中二男子。取り込み当番。
最初に黒帯が無い事に気が付いた。
・三番目に到着。友里さんと、木山さん。共に中二男子。
黒帯探しに協力した。
・それ以降は小学生達が到着。
誰がどういう順番で到着したかは不明。
・一年前。友里さん、田中さん、木山さん。
昼休み時間に学校を抜け出して、
道場で重里さんのモノマネをする度胸試しが流行る。
・朱里のお母さん、昼休みの時間に道場で友里さん、田中さんの怒鳴り声を聞く。
ただし、二人は昼休み中学校にいた。
・逃げる足音は一人分だけだった。
道場内を探したが逃げていないはずのもう一人はいなかった。
「朱里のお母さんの証言が変なのが厄介なんだよな」
「お母さん、おっとりしてるっていうか、ちょっと抜けてるところがあるからね……」
改めて俺と朱里がうんうんとうなり始めた。
が、賢だけは大して難しい話をしていない様子で切り出した。
「大丈夫。朱里のお母さんの証言は信用できるよ」
「本当か賢? いないはずの人の声が二人も聞こえたり、足音が一人分だけなのに、道場内に誰もいなかったりしたんだぞ? そんな怪奇現象みたいなことあり得るのか?」
「これを使えば、そんな怪奇現象も説明がつく」
賢は、ポケットからある物を二人の前に差し出した。
それは、スマートフォンだった。
そして、週末。
佐那原道場。
俺は、朱里に頼んで道場に人を集めてもらった。
集めてもらった人は、師匠、朱音さん、友里さんの三人。
それに俺と朱里を入れた五人が、今、佐那原道場に集まっている。
「朱里、どういうことだ? お前は今、謹慎中。今日は休みだから大目に見るが、本来は道場に入ってはいけないんだぞ。それに、家族で集まるならまだしも、なぜ吉本がここにいる?」
師匠は不機嫌そうな表情を浮かべる。
俺は、朱里の謹慎について話があります、と切り出した。
「結論から言わせていただきます。朱里は黒帯を盗んだ犯人ではありません」
「どういうことだ?」
師匠の眉がピクリと動いた。
あらあらー、と朱音さんは嬉しそうに小さく手を叩く。
「まずは一年前の話から。友里さん、田中さん、木山さんの三人で、お昼休みの時間に中学校を抜け出して道場に入って、師匠のモノマネをしていた事は覚えていますか?」
友里さんがビクッと反応する。
どうやら、この話をされると困る事があるようだ。
「覚えている。息子であり門下生の友里と、同じく門下生の田中、木山がそんな悪さをしていたんだ。忘れるわけがない」
「その昼休みの侵入者が、黒帯を盗んで締め、最終的に朱里のスポーツバッグに入れた犯人です」
俺がそう言った途端、師匠の目つきが鋭くなり、友里さんの方を向いた。
そして、のっしのっしと熊が二本足で歩いてくるかのような迫力で、師匠は向かっていく。
「友里か? お前が犯人なのか!?」
「友里は違うわよー。お昼休みの時間。友里は学校にいたのよー」
友里さんに今にも掴みかかろうとする師匠の前に、朱音さんが割って入った。
それを見て、師匠は歩みを止める。
「友里さんは犯人ではありません。ただ……」
「ただ、何だ? 吉本」
「黒帯を盗まれた事件の真相を知っています。あと、証拠も持っています」
友里さんが驚いた表情でこっちを見る。
「な、何言ってんだ吉本……」
と、友里さんは冷や汗をたらしながら、そうつぶやく。
だが、俺はそれでも話を止めるわけにはいかない。
「それについては、目撃者がいます。朱音さんです」
「あら、私ー?」
と、朱音さんは相変わらずおっとりとした返事をした。
「はい。朱音さん、朱里が謹慎になった日の昼休みの時間、干場にいたら道場で誰かの声と足音を聞いたそうですね?」
「そうよー。友里と田中君の声だったと思うんだけど、中学校に電話したら学級委員の仕事をしてたから抜け出してないって先生が言ってたのよー。あと、逃げる足音が聞こえたんだけど、それが一人だけだったのー。だけど、道場の中を全部見たけど誰もいなかったのー」
「な、なんだその怪奇現象。母さん、空耳かなんかじゃないのか? どうやったって、いないはずの俺と田中の声が聞こえるわけないし、足音が一人分ってのも変な話じゃないか」
若干おどおどした様子で友里さんがそう反論しだす。
だが、俺はその怪奇現象について説明を始めた。
「師匠、メッセージアプリでグループを作れることは知ってますか?」
「知っている。家族で連絡が必要な時に使えるよう、作っている」
「では、動画付きで通話ができることは知ってますか? あと、スピーカーホンも」
「使ったことはないが……。友里からそんな機能があると聞いたことならある」
一瞬、師匠が友里さんの方を向く。
相変わらず、友里さんは冷や汗をたらした状態だ。
「今回の事件。メッセージアプリを使っての、映像付きの通話をグループで、それもスピーカーホンが使われています」
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