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拉致監禁
34話 帰還前に
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治療後のルディルの質問攻めから逃げ出した後、王子達に呼ばれている事、そしてもうすぐここから出てペスタルティナ王国へと帰還すると言伝を貰い王子達がいるテントへと向かう。
「王子方、シュオナです。お呼びでしょうか?」
「シュオナか」
「はい、王子方」
「入るがいい」
許可を貰いテントの中に入室する。
「よく来た。コルグから今後の帰還の事について聞いた。
…はっきり言ってな、我らはまだコルグも他の兵も信じられんのだ。お前が言っていた家臣…いや、もう既に元か…。元公爵家のアヤツは私の忠実な家臣で信頼を寄せていたものだ。そしてラキル達にも直接紹介もしたほどのな…。
そんなアヤツに裏切られた事が夢だと思いたいほどだ」
「それ、同じ。信じてた」
フィン王子とヴェリスト王子、そして他の王子達も、信頼していた家臣や紹介されたその家臣を信じて裏切られたショックが大きいようだ。
「王子方、確かに信じていた者の裏切りとは辛いもの。だからと言って王子方が落ち込んでいれば兵士や国に忠義を捧げている家臣にも不安が映ります。
コルグ総隊長にしていたように、どんな時でも凛々しくいてください。勿論、僕の時は別に弱音を履いてもらって構いません。弱音を吐けずに爆発するよりはいいですから。
それに失礼ながら、王子方は既に僕の大切な友人のようなものであり一時的でしたが弟子でもありますから」
王子達はそれを聞きとても嬉しそうな安心したかのような優しい表情をする。
それを見たシュオナもつられて優しい表情をする。
その後王子達がコソコソと話し始めた。シュオナは聞くつもりがなかったが地獄耳で聞いてしまった。
「友人、ですか。まだそこまでしか発展していないというわけですか…」
残念そうに呟くルイ王子。
そこまでしか。とはどういうことです?王子と友人なんて一般人ではありえないからな?
「そうっすね。俺達はこんなにも夢中なのに」
マナ王子、変なことを言わないでください。国王に殺されます。
「オレ達がしてきた事が裏目に出たのかな?」
カグチ王子、何が裏目に??
「残念ながらそうかもしれませんね…。
私たちの初めての恋ですし、まだ諦めることは出来ませんね。アレほど美しく気高い人はいません。私だけ見て欲しいと思ってしまいます」
ルルーシュ王子!貴方は恋をしていたのですか!!エルフの国に早く帰り恋した方に癒されてください!
というか、他の王子達も恋をしていたのですね!おめでとうございます!!
これはコルグ総隊長に報告した方が良さそうですね!!
顔には出さず内心では、まともになった王子達が青春していることを嬉しく思っているシュオナ。
地獄耳のシュオナには王子達の会話はダダ漏れであった。
シュオナはルルーシュ王子が言っていた言葉の美しく気高い女性とは、自分とは程遠いものだと思っていた為、王子達がシュオナに恋していることを本人は遊びか冗談だとしか思っておらず気づいていなかった。
「王子方、シュオナです。お呼びでしょうか?」
「シュオナか」
「はい、王子方」
「入るがいい」
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…はっきり言ってな、我らはまだコルグも他の兵も信じられんのだ。お前が言っていた家臣…いや、もう既に元か…。元公爵家のアヤツは私の忠実な家臣で信頼を寄せていたものだ。そしてラキル達にも直接紹介もしたほどのな…。
そんなアヤツに裏切られた事が夢だと思いたいほどだ」
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コルグ総隊長にしていたように、どんな時でも凛々しくいてください。勿論、僕の時は別に弱音を履いてもらって構いません。弱音を吐けずに爆発するよりはいいですから。
それに失礼ながら、王子方は既に僕の大切な友人のようなものであり一時的でしたが弟子でもありますから」
王子達はそれを聞きとても嬉しそうな安心したかのような優しい表情をする。
それを見たシュオナもつられて優しい表情をする。
その後王子達がコソコソと話し始めた。シュオナは聞くつもりがなかったが地獄耳で聞いてしまった。
「友人、ですか。まだそこまでしか発展していないというわけですか…」
残念そうに呟くルイ王子。
そこまでしか。とはどういうことです?王子と友人なんて一般人ではありえないからな?
「そうっすね。俺達はこんなにも夢中なのに」
マナ王子、変なことを言わないでください。国王に殺されます。
「オレ達がしてきた事が裏目に出たのかな?」
カグチ王子、何が裏目に??
「残念ながらそうかもしれませんね…。
私たちの初めての恋ですし、まだ諦めることは出来ませんね。アレほど美しく気高い人はいません。私だけ見て欲しいと思ってしまいます」
ルルーシュ王子!貴方は恋をしていたのですか!!エルフの国に早く帰り恋した方に癒されてください!
というか、他の王子達も恋をしていたのですね!おめでとうございます!!
これはコルグ総隊長に報告した方が良さそうですね!!
顔には出さず内心では、まともになった王子達が青春していることを嬉しく思っているシュオナ。
地獄耳のシュオナには王子達の会話はダダ漏れであった。
シュオナはルルーシュ王子が言っていた言葉の美しく気高い女性とは、自分とは程遠いものだと思っていた為、王子達がシュオナに恋していることを本人は遊びか冗談だとしか思っておらず気づいていなかった。
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