ポンコツが陸上自衛隊最精鋭部隊で体験した話

シマウマ氏

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食事

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空挺降下後の食事の話

ワイはいつものごとく東富士演習場で降下し大野風穴に集結していた
このあと行う降着戦闘ってのがまたやっかいで演習場知っているやつならわかると思うが、石神方面はずっと登り坂なのだ 

ひぃひぃ言いながら降着戦闘が終わり続いて100km行軍にうつる
この時だいたい行進発揮まで1時間ほどあるのだが、ワイも含め水分補給や携行食を腹に押し込み行進でバテないようにコンディションを整える

不思議な音がした、ガスに点火する音、フライパンの音、ジュウジュウと何かを焼く音がしたのだ 
草むらをかき分け音の鳴るほうに向かう

嬉しそうに肉を焼くゴリラがいた
もう頭の中にハテナマークしか浮かばなかった、えぇ理論的には可能ですよ
理論的にはフライパンとガスと肉を持って降下して息の切れる降着戦闘をこなして肉を焼くことは

ただ馬鹿しかやらない
しかしまあ あの嬉しそうに焼いてる顔は忘れられないだろう

ちょい月日は流れ
ワイは富士地区で穴掘りをしていた
補助官がときおり穴の出来とか見に来ていたがワイはどうしてもやりたいことがあった

状況中に飯盒で米を炊きたい
この野望を叶えるためにいつもは部屋に置いてくる飯盒と無洗米、2リットルの水を背嚢にいれて行軍を耐えたのである

飯盒に無洗米をいれガスに点火する
むろん穴掘りを続けながらいまかいまかと飯盒をチラチラと見ていた

その時後ろからびっくりする声がする
検閲の補助官が状況中に飯盒で米を炊いているの馬鹿をみたときの声である

補助官はだいぶ歳のいったかたで
第一声が
「おお!おれらが若いときはそうだよ!食材もらって自分で自炊したり小隊でまとめて炊事してたんだよ!!懐かしいなあ!!」

思いがけない言葉だったが気になって色々話しをきいた、満足したのか補助官がいなくなり飯盒も蒸らしが終わった、蓋をあけるとお世辞にもふっくらとはいえないがそれなりに炊けていた

ワイだけが富士地区でおそらくだがその日唯一、状況中に飯盒炊飯をした馬鹿の称号を得たのだ

糸冬
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