異世界転生したは良いものの霊的なものまで見えるようになってしまった件について!

空野橋衣露葉

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第1章

第1章・1話【トリップの失敗、転生の成功】

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ここはどこだ、
と、俺は叫びたかった。
「いや、本当にどこ。」
俺は誕生日の今日この頃、
トリップ方法でも試してみようと
気軽なノリで部屋でとある
転生トリップ方法を試していたはずだ。
そして行き先は俺の大好きな
ほのぼの妖コメディだったはず。
そしてその物語に草原は出てこない
断じて出てない。
俺は此処が何処なのか聞くため、
何故か草原にいる大量の人々に
話を聞いてみることにした。
「あの~すみません。」
話しかけてみると、
そのお爺さんはすぐに振り返った。
「・・・」
「あの?」
そして、しばらく固まってるかと思うと、
いきなりカッと目を見開いた。
 そして、「ワシが見えるのか⁉︎」
とか訳のわからない事言い始めた。
此奴はヤバイ爺さんだと思い、
俺はクルッと振り返って
ダッシュで一直線に逃げた。
(ん?ダッシュで一直線に?)
良く考えて欲しい。
人が沢山いるのだ。
“ダッシュで一直線に”逃げれるか?
答えは「否」である。
そして、俺はある事に気付く。
此処にいる人全員、
透けているのである。
「\°○%.#@△€*☆&→$□⁉︎」
出てくるのは所謂、
言葉になってない言葉。
俺はとにかくこの大量の
人間のような物から逃げていた。
そりゃそうだ。
あんなのがいたら誰だって逃げるわ。
そして、走り続けて数時間。
段々と日が傾いて来たのに気づいた。
うん、我ながら頑張って走ったと思う。
自慢では無いが俺はかなりのオタクだ。
アニメ&漫画オタク。
俺は体力は人並みかそれ以下。
よく此処まで走り続けたと思う。
空を見ると、立ち止まってる間に
真っ暗になっていた。
ついでに言うと此処は森。
昼間は木漏れ日が差し込む
なんとも美しい森であったが、
夜になるなり不気味な肝試しスポットだ。
取り敢えず今日は、さっき取った
ブドウの様な物とさっき見つけた
木の下の方にある
穴の様な所で寝ようと思い、
その中に入ってブドウを食べた。
こっちは大分寒いので、
体育座りをして寝た。
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