異世界転生したは良いものの霊的なものまで見えるようになってしまった件について!

空野橋衣露葉

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第1章

第1章・2話【この世界初の出会い】

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目の前が明るくなった気がした。
「おき・・・さ・・・てくだ・・」
そして、声が聞こえる。
(母さん?母さんか。
あぁ、良かった。
昨日のは夢だったんだ。
きっとパソコンの前で寝てた
俺の事を叱りに来たんだろう。
明るくなったのは
電気をつけてくれたんだ)
そんな事を思いながら、
俺は目を開けた。
・・・しかし甘かった。
そんな訳ないだろとばかりに、
いつもとは違う木の天井が見える。
周りを見渡すと、ログハウスの様な
内装の部屋に居る事が分かる。
そして扉が開く、
高い嫌な音がこの部屋に響いた。
入って来たのは、
金髪の少女であった。
「あら、起きましたの?
呼びかけても起きなかったので
心配しましたわ。
お父様に連絡して来ますので、
しばらく動かないで下さいまし。」
風の様に去っていった後、
すぐに帰って来た。
そして、一緒に白髪の男性が来た。
お爺さんではない。
金色の目のイケメンである。
「初めまして。
僕はガルドル・ロナシャだよ」
わたくしは、エルナリア・ロナシャ
と言いますわ。」
俺は此処のことを聞いた。
此処はルシミエル王国という国の
アルネ山の麓の宿ならしい。
森にいた俺を見つけて、
保護してくれたらしいのだ。
その後、俺はお粥を貰った。
1日ぶりのまともな食事は美味かった。
そして、俺は改めて二人を見て気付く。
走ってる途中あった人達は、
ドレスやしっかりした服ではなかった。
なのに二人は
装飾の施された服を着て居る。
もしかしてと思い、
俺は二人に聞いた。
「あの・・・今更なんですが、
お二人は貴族なんでしょうか?」
「そうですわ。でも、
貴族だからって変に敬語を使ったりしなくても良いですからね?」
「この国は貧富の差や、
差別も特にない。
気軽に接してくれて良いよ。」
良いのか?と思いつつ、
普通の口調で喋る。
「お粥、ご馳走様でした。
俺は、ハルタ・アケハシと言います。
助けて下さってありがとうございます。
ガルドルさん、エルナリアさん。」
「良いんですよこのくらい。
それにしても、どうしてあんな所に?」
「それが、俺も分からないんです。
気がついたら草原の様な所にいて、
よく分からない人達が怖くて
必死に逃げていたら
いつの間にか森にいまして・・・」
二人は頭にハテナマークを浮かべて居る。
「ハルタ君の家は?」
「・・・覚えてません。」
覚えてないというより、
分からないの方が良いだろうが、
覚えてない方が何かと都合が良いので
取り敢えず覚えていない事にしておく。
暫くして急にエルナリアさんが
ピクッとしたかと思うと、口を開いた。
「じゃあ、ハルタさんには暫く
私達のお屋敷にいて貰っては
如何でしょうか?お父様。」
エルナリアさんが急に
ぶっ飛んだ事を言い出す。
貴族の家に住むとか申し訳ない。
「如何でしょうかって・・・」
そうだそのままダメと言ってくれと
人知れず思って居る。
「良いに決まってるじゃないか!」
「へ?」
思わず素っ頓狂な声が出た。
貴族の所で過ごすなんて恐れ多い。
それに、異世界転生系のアニメは
見てる量は少なかったが、
確か平民として冒険するのが
多かった気がするのだが。
いや貴族の元で伸び伸び暮らせるのなら
それはそれで有難いのだが。
しかし、俺が断る前に
瞬時に話が進んでいたらしく、
流れに乗ったままやんわりと断るつもりが
結局ロナシャ家に行く事になった。
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