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第一章
メルローは騒動を大きくしたい
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「そういうの、良くないと思うんだ」
皆様こんにちは!
最近どうでしょう?何か面白い事などありましたでしょうか?俺ですか?今まさに目の前で面白そうな事が起こりそうであります。ブフフ!
「そもそも何で結婚?どこからそんな話が?」
それはある日の昼休憩。
いつもの様に宿舎に帰って来ると何故か椅子の上で正座させられているティファとハイトを鬼の形相で説教しているギャドとアイラ嬢発見!!面白いので皆んなで取り囲んでみました!何となくね!
「あのぉ。何故私、怒られているのでしょう?私はただ、ハイトさんに結婚を迫っただけなのですが?」
いや、もう本当に不思議そうに聞くよね?
寧ろ強気に攻めてきたよね?ほら、ギャドちょっと押され気味だよ?もっと頑張ろうよ脳筋!
「い、いや、だから何で?いつそんな話になったんだ?」
お?そうだそうだ!負けるなギャド!このままだと本当にハイトとティファ結婚しちゃうぞ?(笑笑)
「何故?ハイトさんが責任を取って私を貰ってくれるそうなのです」
「責任!?おいハイト!!お、おま!一体ティファに何を・・・・」
「あれ?そういう話の流れだっけ?ちょっと違うような・・・・」
アレ絶対ティファでっち上げてんな。だってさっきからハイト完全に目が点になってるもん。勢いで正座させられただけだろお前?ほら、ティファが物凄い形相で睨んでるぞ?取り敢えず話し合わせとけよハイト!(その方が面白くなりそうだし!)
「ティファ?結婚とは、あ、愛し合う者同士がするものですわよ!!その場の勢いで流されてするものではありませんわ!!考え直しなさい!!」
ちょっとーーーアイラ嬢そこで正論とか萎えるわーー。
せっかくだからいつもみたいに場をかき乱してくれないと!ん?どうしたフィクス?顔は笑ってるのに体がプルプル震えてるぞ?
「あ、愛?愛し合う?ティファとハイトが?」
あ、お前今来たの?
残念だったね?このちょっとした修羅場をリアルタイムで最初から見れないなんて惜しい事したな?でも大丈夫だ。きっとここからもっと面白くなるから!!(歓喜)
「勢いって、大事だと思うんです?その時の決断が危機を回避出来るか出来ないかを大きく左右するんですよ?その危機が今まさに!!私はハイトさんと結婚して、そのまま二人で駆け落ちします!!」
ざわり。
あ!自己紹介が遅れてしまいました!!俺はメルロー。
キルトとマッジンの同僚で今迄何度も声だけでは登場してたけど皆んな気付いたかな?気付くわけないか?
そんな訳で現場から中継です!
「何で駆け落ち?そりゃ確かにいきなりの事で止めはしたが、駆け落ちする必要があるのか?そこまで思い詰めなくても・・・・」
「そ、そうよティファ!!貴方達が本当に想いあっているなら、べ、別にいいのよ?結婚してここで暮らせばいいじゃない?」
え?いいの?認めちゃうの?その流れであの二人ゴールインしちゃうのかな?まぁそれならそれでいいんじゃない?俺は止めないよ?だってそれも面白そうじゃん?料理の鉄人と食の狂人とのコラボレーション。最強じゃね?
ダァーン!!!
うお!ビックリした!どうしたティファ!御乱心か?
「駄目です!この国から即刻逃げないと!!あの男と馬鹿な取り巻きどもが私を捕らえにやって来ます!!アイツに連れ戻されるぐらいなら私はいっそ殺されて、豚の餌にされた方がマシです!!!!!!!」
え?そこまで?
いや、ティファ。いくら何でもそんな酷いことしないよ?
俺らの王、そんな鬼畜人間じゃないよ?敵にだってある程度の敬意は払うよ?何で豚の餌?あ、料理の糧になりたいって奴?尊敬するわマジで!
スパーーーーーーン!!!!
「何遊んでるのギャド」
「イッテェ!あ?ササラ?何でお前ここに?」
うお?ササラ様?本当いつの間にギャドの背後に立ったのか気になるけどその前に一つ聞いていい?そのハリセン、どこで買ったんすか?是非欲しい。キルトとマッジンを突っ込む用に。
「こんな事だろうと思って早めに駆けつけて良かったよ。お前ティファが言い寄られてる部分だけ聞いて飛び出して行くんだから・・・全く」
ササラ様も大変っすね?
何でこんな脳筋と仲良しなんです?友人はちゃんと選んだ方がいいと思いますよ?(真剣)
「ティファ。貴方の処遇が決定しました。貴方は今日からデズロ・マスカーシャの子供になります」
「え?」
「「「「は!?」」」」
「私は貴女の義理の兄妹という事になりますね。つまり、貴女の身元引受人はギャドから私に変更になります」
・・・・・・いやいやいやぁ?ちょっと、流石に俺もこれは理解し難い。何故ティファが、うちの最強魔術師の子供に?え?あの人そこまでティファに入れ込んでるの?
「ですから。無理に誰かと結婚する必要も、この国から逃げる必要も無いのですよ?」
「・・・・・・・」
あれ?ティファ黙り込んじゃってどうしたんだ?
さっきから力一杯ハイトの服引っ張ってるから今にも破れそうだよ?わざとなの?やめてあげて?
「ティファ。勘違いしないで欲しいのですが、あくまで貴女をこの国の人間にする為の処置であって、それ以上でもそれ以下でもありません。前も言いましたよね?」
ん?どういう事だ?俺その話、知らないんですけど?誰か説明プリーズ!
「デズロ様は貴女の料理をご所望です。貴女は、この国で美味しい料理を一杯作ってくれれば、いいんですよ?」
「・・・・本当に?それだけでいいんですか?」
「はい。そして、私達は自分の国の人間を簡単に他国に渡したりなどしません。貴女は何度も私達と戦っていますよね?そして、私達には勝てなかった筈。最強騎士と言われている貴女でさえ。貴女は分かっているようでまだ何も分かってないのですよ?」
相変わらず分かりづらい説明ですね?ササラ様。ハイハイ分かってますよ?ティファが自分で気付くまで言っちゃ駄目なんですよね?了解です。
「貴女は今迄どおり暫くこちらで暮らしなさい。そうすればきっといつか、わかる時が来ます。せめてそれまでは、ここにいなさい」
あーーーー!!!なんかいい感じにまとまっちゃった?
嘘だろ!この後混乱フィクスも加わって魔のスクエアが完成する予定だったのにぃぃ!!
「メルロー。お前のその悪い癖、直した方が良いと思う」
俺が面白がってたことバレた?流石マッジン!伊達に付き合い長くないよな?
だが、断る!!!!
皆様こんにちは!
最近どうでしょう?何か面白い事などありましたでしょうか?俺ですか?今まさに目の前で面白そうな事が起こりそうであります。ブフフ!
「そもそも何で結婚?どこからそんな話が?」
それはある日の昼休憩。
いつもの様に宿舎に帰って来ると何故か椅子の上で正座させられているティファとハイトを鬼の形相で説教しているギャドとアイラ嬢発見!!面白いので皆んなで取り囲んでみました!何となくね!
「あのぉ。何故私、怒られているのでしょう?私はただ、ハイトさんに結婚を迫っただけなのですが?」
いや、もう本当に不思議そうに聞くよね?
寧ろ強気に攻めてきたよね?ほら、ギャドちょっと押され気味だよ?もっと頑張ろうよ脳筋!
「い、いや、だから何で?いつそんな話になったんだ?」
お?そうだそうだ!負けるなギャド!このままだと本当にハイトとティファ結婚しちゃうぞ?(笑笑)
「何故?ハイトさんが責任を取って私を貰ってくれるそうなのです」
「責任!?おいハイト!!お、おま!一体ティファに何を・・・・」
「あれ?そういう話の流れだっけ?ちょっと違うような・・・・」
アレ絶対ティファでっち上げてんな。だってさっきからハイト完全に目が点になってるもん。勢いで正座させられただけだろお前?ほら、ティファが物凄い形相で睨んでるぞ?取り敢えず話し合わせとけよハイト!(その方が面白くなりそうだし!)
「ティファ?結婚とは、あ、愛し合う者同士がするものですわよ!!その場の勢いで流されてするものではありませんわ!!考え直しなさい!!」
ちょっとーーーアイラ嬢そこで正論とか萎えるわーー。
せっかくだからいつもみたいに場をかき乱してくれないと!ん?どうしたフィクス?顔は笑ってるのに体がプルプル震えてるぞ?
「あ、愛?愛し合う?ティファとハイトが?」
あ、お前今来たの?
残念だったね?このちょっとした修羅場をリアルタイムで最初から見れないなんて惜しい事したな?でも大丈夫だ。きっとここからもっと面白くなるから!!(歓喜)
「勢いって、大事だと思うんです?その時の決断が危機を回避出来るか出来ないかを大きく左右するんですよ?その危機が今まさに!!私はハイトさんと結婚して、そのまま二人で駆け落ちします!!」
ざわり。
あ!自己紹介が遅れてしまいました!!俺はメルロー。
キルトとマッジンの同僚で今迄何度も声だけでは登場してたけど皆んな気付いたかな?気付くわけないか?
そんな訳で現場から中継です!
「何で駆け落ち?そりゃ確かにいきなりの事で止めはしたが、駆け落ちする必要があるのか?そこまで思い詰めなくても・・・・」
「そ、そうよティファ!!貴方達が本当に想いあっているなら、べ、別にいいのよ?結婚してここで暮らせばいいじゃない?」
え?いいの?認めちゃうの?その流れであの二人ゴールインしちゃうのかな?まぁそれならそれでいいんじゃない?俺は止めないよ?だってそれも面白そうじゃん?料理の鉄人と食の狂人とのコラボレーション。最強じゃね?
ダァーン!!!
うお!ビックリした!どうしたティファ!御乱心か?
「駄目です!この国から即刻逃げないと!!あの男と馬鹿な取り巻きどもが私を捕らえにやって来ます!!アイツに連れ戻されるぐらいなら私はいっそ殺されて、豚の餌にされた方がマシです!!!!!!!」
え?そこまで?
いや、ティファ。いくら何でもそんな酷いことしないよ?
俺らの王、そんな鬼畜人間じゃないよ?敵にだってある程度の敬意は払うよ?何で豚の餌?あ、料理の糧になりたいって奴?尊敬するわマジで!
スパーーーーーーン!!!!
「何遊んでるのギャド」
「イッテェ!あ?ササラ?何でお前ここに?」
うお?ササラ様?本当いつの間にギャドの背後に立ったのか気になるけどその前に一つ聞いていい?そのハリセン、どこで買ったんすか?是非欲しい。キルトとマッジンを突っ込む用に。
「こんな事だろうと思って早めに駆けつけて良かったよ。お前ティファが言い寄られてる部分だけ聞いて飛び出して行くんだから・・・全く」
ササラ様も大変っすね?
何でこんな脳筋と仲良しなんです?友人はちゃんと選んだ方がいいと思いますよ?(真剣)
「ティファ。貴方の処遇が決定しました。貴方は今日からデズロ・マスカーシャの子供になります」
「え?」
「「「「は!?」」」」
「私は貴女の義理の兄妹という事になりますね。つまり、貴女の身元引受人はギャドから私に変更になります」
・・・・・・いやいやいやぁ?ちょっと、流石に俺もこれは理解し難い。何故ティファが、うちの最強魔術師の子供に?え?あの人そこまでティファに入れ込んでるの?
「ですから。無理に誰かと結婚する必要も、この国から逃げる必要も無いのですよ?」
「・・・・・・・」
あれ?ティファ黙り込んじゃってどうしたんだ?
さっきから力一杯ハイトの服引っ張ってるから今にも破れそうだよ?わざとなの?やめてあげて?
「ティファ。勘違いしないで欲しいのですが、あくまで貴女をこの国の人間にする為の処置であって、それ以上でもそれ以下でもありません。前も言いましたよね?」
ん?どういう事だ?俺その話、知らないんですけど?誰か説明プリーズ!
「デズロ様は貴女の料理をご所望です。貴女は、この国で美味しい料理を一杯作ってくれれば、いいんですよ?」
「・・・・本当に?それだけでいいんですか?」
「はい。そして、私達は自分の国の人間を簡単に他国に渡したりなどしません。貴女は何度も私達と戦っていますよね?そして、私達には勝てなかった筈。最強騎士と言われている貴女でさえ。貴女は分かっているようでまだ何も分かってないのですよ?」
相変わらず分かりづらい説明ですね?ササラ様。ハイハイ分かってますよ?ティファが自分で気付くまで言っちゃ駄目なんですよね?了解です。
「貴女は今迄どおり暫くこちらで暮らしなさい。そうすればきっといつか、わかる時が来ます。せめてそれまでは、ここにいなさい」
あーーーー!!!なんかいい感じにまとまっちゃった?
嘘だろ!この後混乱フィクスも加わって魔のスクエアが完成する予定だったのにぃぃ!!
「メルロー。お前のその悪い癖、直した方が良いと思う」
俺が面白がってたことバレた?流石マッジン!伊達に付き合い長くないよな?
だが、断る!!!!
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※本作の章構成:
第一章:アカデミー&聖女覚醒編
第二章:勇者パーティ結成&魔王討伐軍北上編
第三章:帰郷&魔将・魔王決戦編
※「小説家になろう」にも掲載(異世界転生・恋愛12位)
※ アルファポリス完結ファンタジー8位。応援ありがとうございます。
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