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第二章
ベロニカはうんざりしている☆
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馬鹿がまた何か始めたらしいわね。
「ではギャドさん!恋人とはどんな風にしていれば恋人と呼ばれるのでしょうか?」
「ん?そうだなぁ?人それぞれだと思うが。別に特別演技しなくてもいいぞ?ただ俺と付き合ってると言ってくれればいい」
皆さんこんにちは。
私はベロニカ。あのお馬鹿と同じく、カスバール国からこちらへ来た騎士で、ここでお世話になってるわ。もうご存知だとは思うけど。
「え?そうなんですか?じゃあその方はなんの為にここに?」
「さぁ?どんな相手か知りたいんじゃねぇか?きっとティファを見たら納得して帰るだろ?」
はぁ?
なんでこう頭が悪い人達ばかりなのかしら?
そんな訳ないでしょう?わざわざ恋敵に会いに来るぐらいなんだから絶対諦めないわよ。寧ろ火が付くわね。これだから脳筋男は・・・・・。
「駄目駄目!ちゃんと恋人らしくしてないと逆に怪しまれるぞ?ほら!二人共もっとくっ付いて!」
「え?いや、お?」
「はぇ?」
ムギューーー!
あの男メルロー絶対に面白がってるわね。
それにしても本当に大丈夫なのかしらね?
ティファあんな感じでいつも周りを振り回すのよね。
ド天然トラブルメーカーめ!
「ちょ!ちょっとお前やめろよ!すまんティファ。大丈夫か?」
「え?はい!大丈夫です!」
アレ絶対意識されて無いわね。
ギャドお気の毒に。まぁ貴方もこれを機にあの人の本当の恐ろしさを知るといいわ。油断していると悪意なき刃で滅多刺しにされるわよ?
「恋人って普段こんなにくっ付いているものですか?」
「イヤイヤ、人前でベタベタしねぇだろ?精々手を繋ぐくらいじゃね?」
「・・・・・・・・・え?手を繋ぐ?」
あら?どうしたのかしら?あの子にしては珍しく何か真剣に考え込んでいるわね?やっと猿から人に進化したのかしら?
「あはは?まっさかーー!手を繋いだら恋人だなんて極端過ぎますよ~?」
ブーーーーーーーーーーッ!
「わ!汚っ!キルトいきなり吹き出さないでよ!」
「わ、悪りぃ。つい動揺しちまって・・・」
極端なのは貴方よティファ。
その判断基準は、なんなの一体。
「ね?ベロニカもそう思うでしょう?」
「まぁそうね?恋人でなくても手は繋ぐことはあるけれど特例を除いては男女間ではあり得ないわね?」
あんた何その顔。
なんでそんな助けを求めるような顔で私を見るのよ?
気色悪い。
「男が女と手を繋ぐ理由なんてソレしかないでしょ?」
「ソレ?ソレって何?」
あ。駄目だコイツ。完全に考えること放棄した時の目してるわ。関わるのやめた。
「あう!ケチニカ行かないで~!!」
「だから!変な呼び名で呼ぶんじゃないわよ!くっつくな!」
「あのぉーこちらにギャド様いらっしゃるでしょうか?」
ほら!離れなさいよ!あんたが騒ぐからお客さんが来た事に気づかなかったでしょ!恥ずかしい!
「ゲ!」
「ん?お嬢さんギャドの知り合い?」
「あ。はい。私わたくし宰相の娘セラと申します」
え?宰相の娘?情報によると宰相の娘って17歳ではなかったかしら?実は妹がいたとか?
「わぁ!可愛い子ですね?お幾つですか?」
「テ、ティファ!待て!」
「・・・・・・・す」
あら?プルプル震えてるじゃない。ティファに迫られて怖がっちゃったのかしら?
全く、相変わらず年下の女の子から嫌われる人ね?
しょうがないから私が何とかしてあげましょうか。
「私。子供ではありません!こう見えて17歳ですから!」
・・・・・・はい?
何言ってるのかしらね、この子。
こんなに身体が小さくて顔も童顔で12歳ぐらいにしか・・・ん?いや待って。
よく見たらあの子胸元に立派な物が・・・・。
「ギャド様!この方の何が良いのですか!確かに私、顔も童顔ですし背もとても低いですけれど、この方よりは私の方が貴方に相応しい筈です!!」
何故かしら?
この人怒っている筈なのに、可愛いわ。
絶対的小動物臭がするわ。撫で撫でしたいわ。
「な、何でだよ。ティファの何が駄目なんだよ」
「だって、だって!」
あら。いつの間にかお昼休憩で人が多くなっているわね。
配膳の用意でもしようかしらね?
「ギャド様は巨乳好きでしょう!?」
・・・・・・・・・・・最低。
「んなぁ!?何だそれ!?一体誰がそんな事を!!」
「皆さんです!お父様も陛下もデズロ様も皆んな皆んなそうやって私を励ましてくれましたもの!この方には負けませんわ!!」
ティファ。ちょっとティファ。
何ジッと自分の胸元押さえてシュンとしてるのよ。
真面目に受け取るんじゃないわよ阿呆が。
そして私に助けを求めて来るんじゃない!!
「ケチニカは私と同じですよね?ね?」
仲間を作ろうとするなぁぁぁ!!そしてアンタよりはあるわ!
「ギャド。お前中々チャレンジャーだったんだな?俺、流石に女性にそんな事、言えねぇや」
「おい!誤解だ!そんな事口にするわけねぇだろ!阿呆か!」
「言わないだけで大好きなんだよね?分かってる」
「ハ、ハイト?お前まで何を・・・」
ちょっと私早く食事を済ませて次の仕事したいんだけど?離してくれないかしら?
「ケチニカーーー!!私小さいのかな?そうなのかな?」
「ちょ!そんな事ないぞティファ!っつーかなんでそんな話に!!」
ええーい!!うっさい阿呆ども!さっさと散れ!
そして人の胸元チラチラ見てんじゃないわよ!
順番に目潰しかますわよ!
「ではギャドさん!恋人とはどんな風にしていれば恋人と呼ばれるのでしょうか?」
「ん?そうだなぁ?人それぞれだと思うが。別に特別演技しなくてもいいぞ?ただ俺と付き合ってると言ってくれればいい」
皆さんこんにちは。
私はベロニカ。あのお馬鹿と同じく、カスバール国からこちらへ来た騎士で、ここでお世話になってるわ。もうご存知だとは思うけど。
「え?そうなんですか?じゃあその方はなんの為にここに?」
「さぁ?どんな相手か知りたいんじゃねぇか?きっとティファを見たら納得して帰るだろ?」
はぁ?
なんでこう頭が悪い人達ばかりなのかしら?
そんな訳ないでしょう?わざわざ恋敵に会いに来るぐらいなんだから絶対諦めないわよ。寧ろ火が付くわね。これだから脳筋男は・・・・・。
「駄目駄目!ちゃんと恋人らしくしてないと逆に怪しまれるぞ?ほら!二人共もっとくっ付いて!」
「え?いや、お?」
「はぇ?」
ムギューーー!
あの男メルロー絶対に面白がってるわね。
それにしても本当に大丈夫なのかしらね?
ティファあんな感じでいつも周りを振り回すのよね。
ド天然トラブルメーカーめ!
「ちょ!ちょっとお前やめろよ!すまんティファ。大丈夫か?」
「え?はい!大丈夫です!」
アレ絶対意識されて無いわね。
ギャドお気の毒に。まぁ貴方もこれを機にあの人の本当の恐ろしさを知るといいわ。油断していると悪意なき刃で滅多刺しにされるわよ?
「恋人って普段こんなにくっ付いているものですか?」
「イヤイヤ、人前でベタベタしねぇだろ?精々手を繋ぐくらいじゃね?」
「・・・・・・・・・え?手を繋ぐ?」
あら?どうしたのかしら?あの子にしては珍しく何か真剣に考え込んでいるわね?やっと猿から人に進化したのかしら?
「あはは?まっさかーー!手を繋いだら恋人だなんて極端過ぎますよ~?」
ブーーーーーーーーーーッ!
「わ!汚っ!キルトいきなり吹き出さないでよ!」
「わ、悪りぃ。つい動揺しちまって・・・」
極端なのは貴方よティファ。
その判断基準は、なんなの一体。
「ね?ベロニカもそう思うでしょう?」
「まぁそうね?恋人でなくても手は繋ぐことはあるけれど特例を除いては男女間ではあり得ないわね?」
あんた何その顔。
なんでそんな助けを求めるような顔で私を見るのよ?
気色悪い。
「男が女と手を繋ぐ理由なんてソレしかないでしょ?」
「ソレ?ソレって何?」
あ。駄目だコイツ。完全に考えること放棄した時の目してるわ。関わるのやめた。
「あう!ケチニカ行かないで~!!」
「だから!変な呼び名で呼ぶんじゃないわよ!くっつくな!」
「あのぉーこちらにギャド様いらっしゃるでしょうか?」
ほら!離れなさいよ!あんたが騒ぐからお客さんが来た事に気づかなかったでしょ!恥ずかしい!
「ゲ!」
「ん?お嬢さんギャドの知り合い?」
「あ。はい。私わたくし宰相の娘セラと申します」
え?宰相の娘?情報によると宰相の娘って17歳ではなかったかしら?実は妹がいたとか?
「わぁ!可愛い子ですね?お幾つですか?」
「テ、ティファ!待て!」
「・・・・・・・す」
あら?プルプル震えてるじゃない。ティファに迫られて怖がっちゃったのかしら?
全く、相変わらず年下の女の子から嫌われる人ね?
しょうがないから私が何とかしてあげましょうか。
「私。子供ではありません!こう見えて17歳ですから!」
・・・・・・はい?
何言ってるのかしらね、この子。
こんなに身体が小さくて顔も童顔で12歳ぐらいにしか・・・ん?いや待って。
よく見たらあの子胸元に立派な物が・・・・。
「ギャド様!この方の何が良いのですか!確かに私、顔も童顔ですし背もとても低いですけれど、この方よりは私の方が貴方に相応しい筈です!!」
何故かしら?
この人怒っている筈なのに、可愛いわ。
絶対的小動物臭がするわ。撫で撫でしたいわ。
「な、何でだよ。ティファの何が駄目なんだよ」
「だって、だって!」
あら。いつの間にかお昼休憩で人が多くなっているわね。
配膳の用意でもしようかしらね?
「ギャド様は巨乳好きでしょう!?」
・・・・・・・・・・・最低。
「んなぁ!?何だそれ!?一体誰がそんな事を!!」
「皆さんです!お父様も陛下もデズロ様も皆んな皆んなそうやって私を励ましてくれましたもの!この方には負けませんわ!!」
ティファ。ちょっとティファ。
何ジッと自分の胸元押さえてシュンとしてるのよ。
真面目に受け取るんじゃないわよ阿呆が。
そして私に助けを求めて来るんじゃない!!
「ケチニカは私と同じですよね?ね?」
仲間を作ろうとするなぁぁぁ!!そしてアンタよりはあるわ!
「ギャド。お前中々チャレンジャーだったんだな?俺、流石に女性にそんな事、言えねぇや」
「おい!誤解だ!そんな事口にするわけねぇだろ!阿呆か!」
「言わないだけで大好きなんだよね?分かってる」
「ハ、ハイト?お前まで何を・・・」
ちょっと私早く食事を済ませて次の仕事したいんだけど?離してくれないかしら?
「ケチニカーーー!!私小さいのかな?そうなのかな?」
「ちょ!そんな事ないぞティファ!っつーかなんでそんな話に!!」
ええーい!!うっさい阿呆ども!さっさと散れ!
そして人の胸元チラチラ見てんじゃないわよ!
順番に目潰しかますわよ!
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※「小説家になろう」にも掲載(異世界転生・恋愛12位)
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