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第二章
イノリ近況報告をする
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皆さんこんにちは!
私は最近サンチコアの宿舎に野菜を運びつつティファに料理を習っているイノリです!何回か登場してたんだけど、覚えてる?
「あれ?お前今日も料理の勉強か?頑張るなぁ?そんなに焦ってるのか?」
「はぁ?あんたと一緒にしないでくれる?私ほどの器量良し、相手がいないわけないでしょ?ただそれよりも、やりたい事があるから私は結婚しないだけなの。あんたと違ってね?」
「どこの世界にも、物好きっているもんな?いや?マゾは意外と多いかもな?需要があって良かったな?」
コイツ。この幼馴染のキルトって、嫌味じゃなくて素でコレよ?どう思う?色々酷いと思わない?無神経を通り越して無邪気かコラ。まぁもう慣れたけど。
「ハ、ハ、ハイトさん?」
「ティファ?僕ずっと聞きたかったんだけどさ?もしかして実は気付いてるんじゃないの?」
あら?廊下の角でティファがハイトさんに詰め寄られてるわね?あの二人付き合ってないんですって?ビックリよね?恋人でもないのに、あの距離感おかしくない?
「わざとなの?わざと知らない振りしてる?」
「な、何の事だかサッパリ?それよりハイトさんち、近いです・・・ちょっと、離れ・・・」
あーあ。ティファ真っ赤になってるわよ?誰か止めてあげたら?え?無理?情け無いわねキルト。しょうがないなぁ。
「ティファ!こんな所にいた!約束の時間だけど?」
「ふぁ!!イノリさん!!はい!今すぐ食堂に向かいます!!」
いい返事。悪いわねハイトさん。そんな顔しないで?
空気が凍りつくでしょ?
「今日は、夜ご飯にオムレツが付きますよ?ハイトさん楽しみにしてて下さいね?」
「うん。じゃあ僕は頑張って仕事してくる」
全く。サッサとくっつけばいいのに。
寧ろ何でまだ付き合ってないのか疑問だわ。
「今日は大きな魚が手に入ったんです。卵も中にあるので、それを塩漬けにします。良かったら見ていって下さい!保存もきくので上手く出来たら少し持って帰っていいですよ?」
ティファに料理を教えてもらうようになってから、家の人達、皆喜んでご飯を食べるようになったのよ?料理を美味しいって言ってもらえるのってこんなに嬉しいものなのね?ちょっとティファの気持ちが分かってきたわ。
「そういえばベロニカは今日も宮廷に?」
「はい。応急処置で根本的な解決ではありませんが、心臓を止めないように魔法で術をかけてくれてます。その魔法は1日しか持たないので、毎日行かないといけないんです」
私もベロニカの事聞いて、ビックリしたもの。あの人全然病弱そうに見えなかったから。
「特効薬出来るといいんですけど。その前に、メリルに会えるかどうか」
「大丈夫よ。デズロ様自ら探しに行ってるんでしょ?信じて待ちましょ?その医療所にも差し入れ持って行くんでしょ?」
「はい!皆さんお疲れなので、せめてご飯で元気を出してもらいたいのです!!」
明らかにティファの仕事量が増えてるけど大丈夫なのかしら?本人は平然としてるけど、毎日かなりの量の料理、作ってるわよね?そのエネルギーは一体どこから?
「ただいまー!あ!ティファ。今日は調子良さそうだからベロニカ厨房に入れてあげて」
「えー?怪しいですね?本当に大丈夫なんですか?」
「大袈裟なのよ。片付けぐらい平気だって言ってるでしよ?」
「ベロニカさ?もう諦めろよ。フィクスとティファの目がマジだから。逆らうな」
キルトの言う通りよ。ベロニカすぐ無理するんだから。
まぁそれ以外は概ね平和みたいよ?この宿舎。
「ただいまー!腹減ったぁぁ!!ん?ハイトは?」
「さっき戻りましたよ?お昼ご飯はしっかり食べました!」
「はぁ?一体何時に戻って来たんだアイツ。最近ここに戻って来るの早くないか?」
それは、ティファと二人っきりになりたいからでしょ?
あ、そういえばアイラはこの人と最近どうなのかしら?
何年も初恋を拗らせてたみたいだけど、最近家同士の話し合いでヨシュアさんと婚約、したのよね?なんか暗かったけど大丈夫なの?
「そんな事にも気付かないからアイラに振り回されるのよ(ボソリ)」
「ん?ベロニカ何か言ったか?」
「・・・何も?気のせいじゃない?」
あらあら?もしかして平和なのは表面上だけなのかな?
でもまぁ、取り敢えず料理しましょうよ。
「今日は魚のお出汁で牛肉の薄切りと玉ねぎ、砂糖と黒調味料とお酒などを入れて煮込みました!これをご飯にかけて食べます!!大根の漬物も用意してあります!」
「何これ。初めて見たこんな料理。美味しそう~いい香り~!!」
ティファって創作料理が得意よね~?あ、でもそれはベロニカの影響が大きいって言ってたわね?
「さあ!皆さん並んで下さい!ご飯よそいますよー!!」
「お前、何さり気なく列に並んでるんだよ?」
「まぁまぁキルト?細かい事は気にするな?ね?イノリちゃん?」
流石メルロー!分かってる!でもそんな目で見ても私とキルトの間には何もないわよ?私の興味は他にあるから?残念でした。
「・・・・いい加減、平和に過ごしたい」
平和じゃない?ちょっとドタバタしてるみたいだけど?
マッジンって覇気がないわよねぇ?もう少しやる気出さないと出世しないわよ?
バーーーーーン!
「お邪魔しますわ!!ベロニカ?今日の体調は宜しくて?」
「・・・・・大袈裟」
ほら、関係ないご令嬢も列に並んでるから。
早くご飯よそってもらって食べましょ?
と、いうか前から気になってたんだけど、このティファの前に出来る行列は何なのかしらね?皆お行儀が良いの?
「はーい!二等出ましたー!!なんと!二等は特大プリンです!!」
「「「何ぃ!!」」」
あ、そういうシステムなのね?成る程。
道理で皆目が真剣だと思ったわ。平和だわここ。
私は最近サンチコアの宿舎に野菜を運びつつティファに料理を習っているイノリです!何回か登場してたんだけど、覚えてる?
「あれ?お前今日も料理の勉強か?頑張るなぁ?そんなに焦ってるのか?」
「はぁ?あんたと一緒にしないでくれる?私ほどの器量良し、相手がいないわけないでしょ?ただそれよりも、やりたい事があるから私は結婚しないだけなの。あんたと違ってね?」
「どこの世界にも、物好きっているもんな?いや?マゾは意外と多いかもな?需要があって良かったな?」
コイツ。この幼馴染のキルトって、嫌味じゃなくて素でコレよ?どう思う?色々酷いと思わない?無神経を通り越して無邪気かコラ。まぁもう慣れたけど。
「ハ、ハ、ハイトさん?」
「ティファ?僕ずっと聞きたかったんだけどさ?もしかして実は気付いてるんじゃないの?」
あら?廊下の角でティファがハイトさんに詰め寄られてるわね?あの二人付き合ってないんですって?ビックリよね?恋人でもないのに、あの距離感おかしくない?
「わざとなの?わざと知らない振りしてる?」
「な、何の事だかサッパリ?それよりハイトさんち、近いです・・・ちょっと、離れ・・・」
あーあ。ティファ真っ赤になってるわよ?誰か止めてあげたら?え?無理?情け無いわねキルト。しょうがないなぁ。
「ティファ!こんな所にいた!約束の時間だけど?」
「ふぁ!!イノリさん!!はい!今すぐ食堂に向かいます!!」
いい返事。悪いわねハイトさん。そんな顔しないで?
空気が凍りつくでしょ?
「今日は、夜ご飯にオムレツが付きますよ?ハイトさん楽しみにしてて下さいね?」
「うん。じゃあ僕は頑張って仕事してくる」
全く。サッサとくっつけばいいのに。
寧ろ何でまだ付き合ってないのか疑問だわ。
「今日は大きな魚が手に入ったんです。卵も中にあるので、それを塩漬けにします。良かったら見ていって下さい!保存もきくので上手く出来たら少し持って帰っていいですよ?」
ティファに料理を教えてもらうようになってから、家の人達、皆喜んでご飯を食べるようになったのよ?料理を美味しいって言ってもらえるのってこんなに嬉しいものなのね?ちょっとティファの気持ちが分かってきたわ。
「そういえばベロニカは今日も宮廷に?」
「はい。応急処置で根本的な解決ではありませんが、心臓を止めないように魔法で術をかけてくれてます。その魔法は1日しか持たないので、毎日行かないといけないんです」
私もベロニカの事聞いて、ビックリしたもの。あの人全然病弱そうに見えなかったから。
「特効薬出来るといいんですけど。その前に、メリルに会えるかどうか」
「大丈夫よ。デズロ様自ら探しに行ってるんでしょ?信じて待ちましょ?その医療所にも差し入れ持って行くんでしょ?」
「はい!皆さんお疲れなので、せめてご飯で元気を出してもらいたいのです!!」
明らかにティファの仕事量が増えてるけど大丈夫なのかしら?本人は平然としてるけど、毎日かなりの量の料理、作ってるわよね?そのエネルギーは一体どこから?
「ただいまー!あ!ティファ。今日は調子良さそうだからベロニカ厨房に入れてあげて」
「えー?怪しいですね?本当に大丈夫なんですか?」
「大袈裟なのよ。片付けぐらい平気だって言ってるでしよ?」
「ベロニカさ?もう諦めろよ。フィクスとティファの目がマジだから。逆らうな」
キルトの言う通りよ。ベロニカすぐ無理するんだから。
まぁそれ以外は概ね平和みたいよ?この宿舎。
「ただいまー!腹減ったぁぁ!!ん?ハイトは?」
「さっき戻りましたよ?お昼ご飯はしっかり食べました!」
「はぁ?一体何時に戻って来たんだアイツ。最近ここに戻って来るの早くないか?」
それは、ティファと二人っきりになりたいからでしょ?
あ、そういえばアイラはこの人と最近どうなのかしら?
何年も初恋を拗らせてたみたいだけど、最近家同士の話し合いでヨシュアさんと婚約、したのよね?なんか暗かったけど大丈夫なの?
「そんな事にも気付かないからアイラに振り回されるのよ(ボソリ)」
「ん?ベロニカ何か言ったか?」
「・・・何も?気のせいじゃない?」
あらあら?もしかして平和なのは表面上だけなのかな?
でもまぁ、取り敢えず料理しましょうよ。
「今日は魚のお出汁で牛肉の薄切りと玉ねぎ、砂糖と黒調味料とお酒などを入れて煮込みました!これをご飯にかけて食べます!!大根の漬物も用意してあります!」
「何これ。初めて見たこんな料理。美味しそう~いい香り~!!」
ティファって創作料理が得意よね~?あ、でもそれはベロニカの影響が大きいって言ってたわね?
「さあ!皆さん並んで下さい!ご飯よそいますよー!!」
「お前、何さり気なく列に並んでるんだよ?」
「まぁまぁキルト?細かい事は気にするな?ね?イノリちゃん?」
流石メルロー!分かってる!でもそんな目で見ても私とキルトの間には何もないわよ?私の興味は他にあるから?残念でした。
「・・・・いい加減、平和に過ごしたい」
平和じゃない?ちょっとドタバタしてるみたいだけど?
マッジンって覇気がないわよねぇ?もう少しやる気出さないと出世しないわよ?
バーーーーーン!
「お邪魔しますわ!!ベロニカ?今日の体調は宜しくて?」
「・・・・・大袈裟」
ほら、関係ないご令嬢も列に並んでるから。
早くご飯よそってもらって食べましょ?
と、いうか前から気になってたんだけど、このティファの前に出来る行列は何なのかしらね?皆お行儀が良いの?
「はーい!二等出ましたー!!なんと!二等は特大プリンです!!」
「「「何ぃ!!」」」
あ、そういうシステムなのね?成る程。
道理で皆目が真剣だと思ったわ。平和だわここ。
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※「小説家になろう」にも掲載(異世界転生・恋愛12位)
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