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始まる同居生活
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もし、運良く番が見つかったとしても、既に結婚していると思ってた。
何故、結婚適齢期のうちに外に探しに行かなかったんだという後悔を飲み込んで、これでよかったんだと。種族も違う、文化も環境も全く異なる隔離されたこの村に嫁ぐより、普通に人間同士結婚した方が幸せなんだと。そう、自分に言い聞かせていた。
それなのに、ミステが独身。
……俺の為に、独身を貫いてくれた。
胸の奥が、きゅうっとなるのがわかった。
指輪と言うのは、長時間つけていれば、外しても指の変形でつけていたことがわかるものだ。だが、ミステの左手の薬指には、そんな跡はどこにも見られない。
一時的に指輪を外したわけじゃない。きっと、過去につけていたこともない。
ーーそうだ。それが人間の文化だと言うならば、俺もミステに指輪を贈らねばならないな。
この村は、人間が住む集落のように優れた細工師なんかいないが、外では高い値がつくらしい魔力がこもった宝石なら、その辺にごろごろ転がっている。俺が、それを研磨しよう。
土台は、どうしようか。親父殿に頼んで、宝石の販売を通して懇意にしているドワーフの集落から、銀細工の指輪を作ってもらうようにしようか。
それとも俺が、木細工で全て一から作ってみようか。
ミステの指には、どちらが似合うだろうか。
「おい、ローグ……ミステさんが独身で嬉しいのは分かるが、尻尾を振り過ぎだぞ。ミステさんにぶつかるじゃないか」
親父殿の言葉に、俺は無意識のうちに揺れていた尻尾を押さえ深呼吸した。
……落ちつけ。俺。気が早過ぎる。
少し気を抜くと、ついつい自分に甘い、都合の良い考えにばかりとらわれてしまう。
「……だ、だが、ミステが俺と番で、ど、独身だったとしても、本当に結婚を望んでくれているのかは、怪しいぞ。ミステは、きちんとうちの言語を理解しているかも怪しいからな」
「……あー。それはちょっと思っていたのよね。かなり訛りが強いし、文法も怪しいもの」
「この訛り方は……おそらく犬獣人族の、南方。ズーティット村の言葉か? 狼獣人の言語が一般的ではないから仕方ないとは言え、せめて北方の言語なら私も通訳できたんだがな」
親父殿の言葉に、黙って俺達の話を聞いていたミステが反応した。
「ズーティット! 私、知ってる! なかよし! あー、2年前? いた。メルヴィル、村長、親切。家、入る、許した、くれた」
「……ま、まさか、ズーティット村のメルヴィル村長と、恋仲だったのか!?」
「落ちつけ。愚息。ズーティット村の、メルヴィル村長は70過ぎで、娘家族や孫家族と共に大勢で住んでいる。どう考えても、恋仲になりようがない。おそらく、家に滞在させてくれたという意味だろう」
「そ、そうか……それにしても親父殿、どうしてそこまで事情に詳しいのに、南方の言葉には精通していないんだ」
「南方の言葉は、単語そのものは下手に私達の言語と似ている分、厄介なんだ。全く同じ意味だと思っていると、途中で会話が噛み合わなくなったりしてな。以前訪問した時に、道中砂煙がひどかったので風呂を貸してくれるように頼んだのだが、何故か出てきたのは熱いスープだったよ。夏場の暑い日で、ようやく日差しから逃れられた後のあれは、なかなかの拷問だった。以来、あそこでは通訳を通して会話しているようにしている」
「あー……風呂もスープも、熱い湯だと言う点は同じだからな」
……じゃあ、やっぱり、ミステが俺に結婚を申し込んでくれていると言うのも、勘違いなんだろう。
ミステが独身だという事実に再び浮上した気分が、急降下する。
ちらりとミステに視線をやると、俺の視線に気づいたミステがにっこりと笑った。
「狼獣人、同じ。親切。優しい。ローグ、私、村、連れる、くれた。来た。嬉しい。優しい。大好き。なかよし、したい」
……だから、お前が不用意にそう言う言葉を口にするから……っ!
ああ、糞。可愛い。愛おしい。
勘違いかもしれないと分かっていても、今すぐ首筋を甘噛みして、「サテ・シュアレ・ナ」と言ってしまいたい……!
「……まあ、ズーティット村なら頼めば、通訳がうちの村に来てくれるな。メルヴィルと連絡を取ってみよう」
一人葛藤する俺に、一筋の希望が現れた。
そうだ、通訳! 通訳さえいれば、俺は変な勘違いをせずに、ミステと向き合うことができる。
「親父殿。是非とも頼む!」
「だが、今日明日にとはいかないぞ。ズーティット村はここからかなり距離があるし、先方の都合もあるからな。早速今日連絡を取っては見るが、どれだけ短くとも10日はこのままなのを覚悟しておけ」
「と、10日?」
10日間。……俺の理性は果たして、耐えられるのだろうか。その間。
「それで、とりあえず、通訳が来るまでは、ローグの家でミステさんを世話するということでいいな」
「ちょ、ちょっと待て! 今の流れで、どうしてそうなるんだ! 普通に親父殿の家で良いだろう!」
「いくら可愛い可愛いお嫁さんでも、やっぱり、ヤグと私の愛の城にあげるのは、ちょっとね。ヤグに気軽に、『サテ・シュアレ・ナ』と言えなくなるじゃない」
「愛の城と言う年齢じゃないだろ! お袋! いい加減、自分の年齢を自覚して、慎みを持ってくれ。既に姉貴の方で、ひ孫だっているじゃないか」
「あら。愛に年齢は関係ないわよ。それに、ローグが番がいないのは私達が気軽に『サテ・シュアレ・ナ』を口にしてたせいだって反省して、今まで自重してたのよ? ローグのお嫁さんが見つかったなら、これで気にせず、ヤグといちゃいちゃできるわ~」
「だから、まだ嫁じゃない……というか、あれで自重? 冗談だろう……」
何故、弟や妹ができないのか不思議なくらい、相当なバカップルだったと認識しているのだが………。
「……独身の男女を一つ屋根の下で住まわせて、間違いが起こったらどうするんだ」
「あら。間違いがあったら責任を取れば良いだけじゃない」
「間違いが起こる時点で、番なのは確定しているしな。むしろ既成事実を作ってしまった方が、手っ取り早い気もするぞ。体から落として、離れられないようにしてしまえ」
「………息子に、何て言うことを薦めるんだ。この親は。ミステの人権はないのか」
「そもそも、お前の家に住みたい云々は、ミステさんが言い出したことだしな。……そうだろう? ミステさん。こいつの家に、住んで構わないだろう?」
……だから、それは言語がわからないミステには、ほとんど誘導尋問だろうが。
ため息を吐いて、ミステを見ると、ミステは困ったように眉間に皺を寄せておずおずと口を開いた。
「……私、ローグ、大好き。一緒、住む、嬉しい。………駄目? 私のこと、嫌い?」
………番だと思っている雌に、こんな風に言われて拒絶できる雄が果たしているだろうか。いや、いない。
……「駄目じゃない」と言うことしかできなかった俺は、恐らく悪くない。
◆◆◆◆◆◆◆◆
……うん? ローグは族長と、同居しているのではなかったのか?
族長の家を出て、一回りほど小さな別の家に連れられて来た私は、はてと首を傾げた。
てっきり、私が族長の家に滞在することに、同居しているローグが反対しているとばかり思っていたのだが。
ローグは、私に何かを言い残すと、私を置いて、そのまま家から出て行ってしまった。単語から察するに、テントや荷物やらを持って来てくれるらしい。ありがたいことだ。
「しかし、私は運がよかったな」
迷いの森の中での第一遭遇村人は、どうやら狼獣人の長の息子だったらしい。彼の仲介により、狼獣人の長はあっさりと、私が村で生活する許可をくれた。
長夫婦に泣かれた時は、何かとんでもない粗相をしてしまったのかと焦ったが、その後の態度から察するに、私の滞在は歓迎されているようだ。……泣くほど人間が珍しかったのだろうか。考察の余地があるな。
何故、結婚適齢期のうちに外に探しに行かなかったんだという後悔を飲み込んで、これでよかったんだと。種族も違う、文化も環境も全く異なる隔離されたこの村に嫁ぐより、普通に人間同士結婚した方が幸せなんだと。そう、自分に言い聞かせていた。
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……俺の為に、独身を貫いてくれた。
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指輪と言うのは、長時間つけていれば、外しても指の変形でつけていたことがわかるものだ。だが、ミステの左手の薬指には、そんな跡はどこにも見られない。
一時的に指輪を外したわけじゃない。きっと、過去につけていたこともない。
ーーそうだ。それが人間の文化だと言うならば、俺もミステに指輪を贈らねばならないな。
この村は、人間が住む集落のように優れた細工師なんかいないが、外では高い値がつくらしい魔力がこもった宝石なら、その辺にごろごろ転がっている。俺が、それを研磨しよう。
土台は、どうしようか。親父殿に頼んで、宝石の販売を通して懇意にしているドワーフの集落から、銀細工の指輪を作ってもらうようにしようか。
それとも俺が、木細工で全て一から作ってみようか。
ミステの指には、どちらが似合うだろうか。
「おい、ローグ……ミステさんが独身で嬉しいのは分かるが、尻尾を振り過ぎだぞ。ミステさんにぶつかるじゃないか」
親父殿の言葉に、俺は無意識のうちに揺れていた尻尾を押さえ深呼吸した。
……落ちつけ。俺。気が早過ぎる。
少し気を抜くと、ついつい自分に甘い、都合の良い考えにばかりとらわれてしまう。
「……だ、だが、ミステが俺と番で、ど、独身だったとしても、本当に結婚を望んでくれているのかは、怪しいぞ。ミステは、きちんとうちの言語を理解しているかも怪しいからな」
「……あー。それはちょっと思っていたのよね。かなり訛りが強いし、文法も怪しいもの」
「この訛り方は……おそらく犬獣人族の、南方。ズーティット村の言葉か? 狼獣人の言語が一般的ではないから仕方ないとは言え、せめて北方の言語なら私も通訳できたんだがな」
親父殿の言葉に、黙って俺達の話を聞いていたミステが反応した。
「ズーティット! 私、知ってる! なかよし! あー、2年前? いた。メルヴィル、村長、親切。家、入る、許した、くれた」
「……ま、まさか、ズーティット村のメルヴィル村長と、恋仲だったのか!?」
「落ちつけ。愚息。ズーティット村の、メルヴィル村長は70過ぎで、娘家族や孫家族と共に大勢で住んでいる。どう考えても、恋仲になりようがない。おそらく、家に滞在させてくれたという意味だろう」
「そ、そうか……それにしても親父殿、どうしてそこまで事情に詳しいのに、南方の言葉には精通していないんだ」
「南方の言葉は、単語そのものは下手に私達の言語と似ている分、厄介なんだ。全く同じ意味だと思っていると、途中で会話が噛み合わなくなったりしてな。以前訪問した時に、道中砂煙がひどかったので風呂を貸してくれるように頼んだのだが、何故か出てきたのは熱いスープだったよ。夏場の暑い日で、ようやく日差しから逃れられた後のあれは、なかなかの拷問だった。以来、あそこでは通訳を通して会話しているようにしている」
「あー……風呂もスープも、熱い湯だと言う点は同じだからな」
……じゃあ、やっぱり、ミステが俺に結婚を申し込んでくれていると言うのも、勘違いなんだろう。
ミステが独身だという事実に再び浮上した気分が、急降下する。
ちらりとミステに視線をやると、俺の視線に気づいたミステがにっこりと笑った。
「狼獣人、同じ。親切。優しい。ローグ、私、村、連れる、くれた。来た。嬉しい。優しい。大好き。なかよし、したい」
……だから、お前が不用意にそう言う言葉を口にするから……っ!
ああ、糞。可愛い。愛おしい。
勘違いかもしれないと分かっていても、今すぐ首筋を甘噛みして、「サテ・シュアレ・ナ」と言ってしまいたい……!
「……まあ、ズーティット村なら頼めば、通訳がうちの村に来てくれるな。メルヴィルと連絡を取ってみよう」
一人葛藤する俺に、一筋の希望が現れた。
そうだ、通訳! 通訳さえいれば、俺は変な勘違いをせずに、ミステと向き合うことができる。
「親父殿。是非とも頼む!」
「だが、今日明日にとはいかないぞ。ズーティット村はここからかなり距離があるし、先方の都合もあるからな。早速今日連絡を取っては見るが、どれだけ短くとも10日はこのままなのを覚悟しておけ」
「と、10日?」
10日間。……俺の理性は果たして、耐えられるのだろうか。その間。
「それで、とりあえず、通訳が来るまでは、ローグの家でミステさんを世話するということでいいな」
「ちょ、ちょっと待て! 今の流れで、どうしてそうなるんだ! 普通に親父殿の家で良いだろう!」
「いくら可愛い可愛いお嫁さんでも、やっぱり、ヤグと私の愛の城にあげるのは、ちょっとね。ヤグに気軽に、『サテ・シュアレ・ナ』と言えなくなるじゃない」
「愛の城と言う年齢じゃないだろ! お袋! いい加減、自分の年齢を自覚して、慎みを持ってくれ。既に姉貴の方で、ひ孫だっているじゃないか」
「あら。愛に年齢は関係ないわよ。それに、ローグが番がいないのは私達が気軽に『サテ・シュアレ・ナ』を口にしてたせいだって反省して、今まで自重してたのよ? ローグのお嫁さんが見つかったなら、これで気にせず、ヤグといちゃいちゃできるわ~」
「だから、まだ嫁じゃない……というか、あれで自重? 冗談だろう……」
何故、弟や妹ができないのか不思議なくらい、相当なバカップルだったと認識しているのだが………。
「……独身の男女を一つ屋根の下で住まわせて、間違いが起こったらどうするんだ」
「あら。間違いがあったら責任を取れば良いだけじゃない」
「間違いが起こる時点で、番なのは確定しているしな。むしろ既成事実を作ってしまった方が、手っ取り早い気もするぞ。体から落として、離れられないようにしてしまえ」
「………息子に、何て言うことを薦めるんだ。この親は。ミステの人権はないのか」
「そもそも、お前の家に住みたい云々は、ミステさんが言い出したことだしな。……そうだろう? ミステさん。こいつの家に、住んで構わないだろう?」
……だから、それは言語がわからないミステには、ほとんど誘導尋問だろうが。
ため息を吐いて、ミステを見ると、ミステは困ったように眉間に皺を寄せておずおずと口を開いた。
「……私、ローグ、大好き。一緒、住む、嬉しい。………駄目? 私のこと、嫌い?」
………番だと思っている雌に、こんな風に言われて拒絶できる雄が果たしているだろうか。いや、いない。
……「駄目じゃない」と言うことしかできなかった俺は、恐らく悪くない。
◆◆◆◆◆◆◆◆
……うん? ローグは族長と、同居しているのではなかったのか?
族長の家を出て、一回りほど小さな別の家に連れられて来た私は、はてと首を傾げた。
てっきり、私が族長の家に滞在することに、同居しているローグが反対しているとばかり思っていたのだが。
ローグは、私に何かを言い残すと、私を置いて、そのまま家から出て行ってしまった。単語から察するに、テントや荷物やらを持って来てくれるらしい。ありがたいことだ。
「しかし、私は運がよかったな」
迷いの森の中での第一遭遇村人は、どうやら狼獣人の長の息子だったらしい。彼の仲介により、狼獣人の長はあっさりと、私が村で生活する許可をくれた。
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