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ハートの色おおぉ!
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……え。おごって下さるというのなら、喜んでまた行きますけど。
そもそも、私そんな嫌な思いはしてないし。ちょっと視線は痛かったけど、グレートで豪華な料理を食べれたことを考えたらプラスマイナスプラスですが。
「……セルドア様がお嫌でなければ」
「私がリッカとの食事を嫌がるわけないでしょう! ……何だ。そうでしたか。また一緒に出掛けて下さるんですか」
……おかしいな。はにかむセルドアが、何だか恋する乙女のように見えるよーな……。あと、気のせいでなければ、なんかハートの色が緑に変わっているような……。
「あの男のせいで、リッカが私と出掛けるのが嫌になってしまったらどうしようと思ってましたが、そうじゃないならよかったです」
……ハートの色が私の憶測通り、好感度を示すなら、セルドア、めちゃくちゃチョロくないか?
緑色がどれくらいの段階か判断はつきかねるけど、あんまり好かれ過ぎるのも嫌な予感がするから、多分ここらで少しくらい嫌われていた方が良い気がする。
「セルドア様。貴族はお嫌いですか?」
私の言葉に、セルドアの表情が曇った。
「……好きにはなれませんね。私は魔力ばかり強いだけで、元々は孤児ですから。散々馬鹿にされて侮られてきました」
……まあ、セルドアは魔術師長なんて、立派な地位についてるものな。
そもそも貴族や上流階級と縁がない、私とは立場は違うだろう。
「私はそもそも貴族のことを、好きでも嫌いでもないですし、好きになれなんて強制する気は全くありませんけどね」
嫌いなものを好きになるなんて、好きなものを嫌いになれっていうのと同じくらい無理な話だし、第三者から強制される筋合いもないと思う。
「ーーだけど、嫌いな人の言葉だからってだけで、意味も吟味せずに切り捨てたら、勿体ないと思いますよ」
そもそも、私そんな嫌な思いはしてないし。ちょっと視線は痛かったけど、グレートで豪華な料理を食べれたことを考えたらプラスマイナスプラスですが。
「……セルドア様がお嫌でなければ」
「私がリッカとの食事を嫌がるわけないでしょう! ……何だ。そうでしたか。また一緒に出掛けて下さるんですか」
……おかしいな。はにかむセルドアが、何だか恋する乙女のように見えるよーな……。あと、気のせいでなければ、なんかハートの色が緑に変わっているような……。
「あの男のせいで、リッカが私と出掛けるのが嫌になってしまったらどうしようと思ってましたが、そうじゃないならよかったです」
……ハートの色が私の憶測通り、好感度を示すなら、セルドア、めちゃくちゃチョロくないか?
緑色がどれくらいの段階か判断はつきかねるけど、あんまり好かれ過ぎるのも嫌な予感がするから、多分ここらで少しくらい嫌われていた方が良い気がする。
「セルドア様。貴族はお嫌いですか?」
私の言葉に、セルドアの表情が曇った。
「……好きにはなれませんね。私は魔力ばかり強いだけで、元々は孤児ですから。散々馬鹿にされて侮られてきました」
……まあ、セルドアは魔術師長なんて、立派な地位についてるものな。
そもそも貴族や上流階級と縁がない、私とは立場は違うだろう。
「私はそもそも貴族のことを、好きでも嫌いでもないですし、好きになれなんて強制する気は全くありませんけどね」
嫌いなものを好きになるなんて、好きなものを嫌いになれっていうのと同じくらい無理な話だし、第三者から強制される筋合いもないと思う。
「ーーだけど、嫌いな人の言葉だからってだけで、意味も吟味せずに切り捨てたら、勿体ないと思いますよ」
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